ある男と馬の話   作:七篠ライア

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勢いと思いつきの駄文です


第n回イトカワ恋愛会議

「愛交隼、27歳独身

趣味は機械いじりとウマ娘のトレーニング

コーヒーと紅茶はどちらも飲むし

割と甘いものが好きでトレーナー室の棚にはお菓子が常にしまわれている

ほとんど家に帰らずトレーナー室で寝泊まりしていて

寝起きが悪く問題を起こさないために仮眠室のセキュリティは自作のものになっており鍵をかけると中からしか開かない

 

……思ってたよりすくないねぇ、役に立ちそうなこと」

 

チームイトカワ部室

部屋の主であるトレーナーが出張中のこの部屋で

3人のウマ娘が会議らしきものをしていた

議題は”どうすればトレーナーを恋人にできるか”

今までの話し合いの中でチームの共有財産にするのも

誰も結ばれないよりはマシと決まったりしている

トレーナーは恋愛など興味もないようなのでどうせ誰か選べと言われても無理だというのは分かりきっている

 

「今まで好みの女のタイプとかも聞いたことがねェな」

「男色家というわけでもなさそうですが……」

「実家も家族構成も分からないねぇ!」

 

上から参加者の

エアシャカール

マンハッタンカフェ

アグネスタキオン

 

うーん、と3人は淹れたてのコーヒーと紅茶をすすり

うち2人はついでに糖分を取りながら考える

 

そこでふと、思い出したかのような感じで

 

「そういえばエレクトロノーツ君はどうなのかねぇ?」

 

と言い出した

 

「アイツがトレーナーのことどう思っているか、か?」

「そういえば聞いたことがないですね」

 

場合によっては協力して貰えるかもしれない

そんなふうに3人は考えていた、のだが

 

「お兄ちゃん、ぐらいですかね?」

 

まさか本人に聞かれているとは思っていなかった

 

「い、いつからいたんだい?」

「”愛交隼、27歳独身”位からですね」

「最初からじゃないか!」

 

なんならコーヒーと紅茶淹れたのは彼女である

ほぼ無音だった上真剣に考えていたので

3人とも気付かなかったようです

 

「ちなみにトレーナーさんの家族構成は両親と結構歳の離れた兄が1人います、住所は本人に聞いてください」

「あぁそうk……ってなんで知ってるんだい?」

「言ってませんでしたっけ?」

「聞いてねェな」

「手っ取り早く言うならさっき言ったトレーナーさんの兄が私の父親だからです」

 

気付いたのちょっと前なんですけれど

そうこぼして笑うエレクトロノーツ

 

「うち来る時は割とちゃんとした格好してたので、ちっちゃい頃遊んでくれた人だと最初気づかなくてですね」

「普段着がツナギ、髪もボサボサですからね……」

 

マンハッタンカフェは復活が早かった

 

「恋愛感情はありませんよ?」

「あっても結婚出来ねェよな」

 

日本の法律では叔父と結婚はできない

 

そんな感じで予想外の方向に行った第n回恋愛会議は

意中の男の親戚を味方につけて終わったのだった

 




イトカワトレーナーはメジロとは関係ありません
エレクトロノーツの父親はノーツ家に婿入りしました
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