LBCS…アシュラぁ!?   作:しがなくない

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第3話

~side アシュラ~

 

「…『LBCS』…『ミゼレム』…『適合者』…『装甲娘』…うん。知りませんね。」

 

「本当に?世界中で大騒ぎになってることなんだけど…」

 

「まぁ、気付いたら廃墟の中にいたんで。それより前の記憶がないんですよね…。」

 

「…そう、なの…。」

 

(うーん、なんだか同情の目で見られてるような気がする…)

 

「まぁ、そんなことより!レックスさんは寝ててください。しばらくはかき集めた分の資材があるんで、まずは体を休めてくださいね!それじゃ!」

 

「あっ、ちょっと!?」

 

そう言って俺は部屋を出た

 

~side Gレックス~

 

「…。」

 

(記憶が無い…私よりも幼い娘が?それに…あのLBCS、まるで…)

 

私は彼女のLBCSであるアシュラの姿を思い出した

 

(…アシュラ、か。確かにあの頭の色を見ると、納得ね…。)

 

「ふぅ…。」

 

私はその場に寝転んだ

 

(…ベッドじゃないから寝心地は最悪だけど…安心して寝る所があるだけましね。)

 

(…今はあの子の言うとおり、体を休めて…みんなのもとに帰らないと…)

 

「…すぅ…」

 

~side アシュラ~

 

「…ミゼレム、か…。まさかそんなことになってるなんて…。」

 

(てことは、Wの何年後の世界なんだろう?ウォーズの方はどうなってるのかな?)

 

「…うーん…考えても分からないなぁ。とりあえず、今は生き抜くことを考えるかな。探索探索~っと。」

 

私はビルの上から飛び降りて探索を始めた

 

~~~

 

「…案外物資があるな。回収回収…ん?」

 

「…やめて!近寄らないでください!」

 

「…んん?行ってみるか。」

 

私は声のする方に向かった

 

~~~

 

~side ???~

 

私は目の前のミゼレムに銃を構えながら、後退していた

 

「やめて…来ないで、ください…!」

 

いくら言っても、目の前のミゼレムは近づくのをやめてくれない

 

腕に装着されているカッターが回転し始めた

 

「ひぃっ…!」

 

それにびっくりして手に持っていた銃を落としてしまった

 

「あっ…。」

 

それを見てミゼレムはさらにカッターの回転を速めた

 

「や、やめて…やめて、ください…!」

 

ミゼレムが近づく

 

心が恐怖に支配される

 

何も考えられない

 

「あ…ああ…」

 

後ずさりしていると、背中に何かが当たった

 

「っ!か、壁…!?」

 

息が荒くなる

 

涙が出てきた

 

「はぁっ、はぁっはっはっはっはっ」

 

シュイイン…

 

音のする方を見ると、ミゼレムがすぐそこまで来ていた

 

目が離せない

 

「はっはっはっはっはっはっはっはっはっ!」

 

目の前の『死』が迫ってくる

 

腕のカッターがすごい勢いで回転してる

 

「あ…ああ…あああ…。」

 

頭が真っ白になる

 

バランスも保てなくなった

 

壁を背にしりもちをついてしまった

 

逃げられない

 

にげられない

 

ニゲラレナイ

 

「いや…いや…いやだ…。」

 

近づいてくる

 

3m…2m…1m…

 

ミゼレムがカッターを振りかぶる

 

「い…いやあああああああああ!!!」

 

ドォオン!

 

振りかざす直前、ミゼレムが音の方を向いた

 

「…意外と威力あるな、この銃。」

 

~~~

 

~side アシュラ~

 

俺が銃で壁を破壊すると、1体のミゼレムと一人の少女が壁を背に座り込んでいた

 

「…ギギギギィ!」

 

「ゴリラ型のミゼレム…!」

 

ミゼレムが腕のカッターを回転させながら襲い掛かってきた

 

それに対して腰の腕の銃でミゼレムを打ち抜いた

 

「…射程が短すぎるよ、その武器じゃ。」

 

ドォン、ドォン、ドォン

 

ミゼレムは粉々になった

 

「…さて、と。」

 

「…わたし…助かった、の…?」

 

「おーい、大丈夫ですか?とりあえずもう大丈夫ですよー。」

 

「あ…ああ…」

 

そう言って少女の体が光り、少女は気を失った

 

「ありゃ、気失っちゃったか。とりあえず拠点に持って帰るしかないかな…」

 

俺は気を失った少女を肩に抱え、その場を後にした

 

~~~

 

「レックスさん、新しい救助者を見つけてきました!」

 

「あなたは何をしているの!?」

 

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