こちら1話とは書いてありますが、先に0話を読むことをおすすめします。
夢を見た、長い夢、人の心に土足で上がるような夢、自分の心に人が土足で上がってくるような夢、自分であって自分ではない誰かの夢、勿論それは夢だった間違えなく夢だった、わかるのはそれだけ、他はわからないし憶えてもいない、忘れて正解だった気もするし、忘れちゃいけない気もした、その程度の夢。
そろそろ起きよう、こんな夢のことも忘れて。
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「んー」
朝は苦手だ、苦手と言っても起きるのが苦手なのではなく、朝が嫌いという意味の苦手だ、嫌いとまではいかないけど。
「おはよう、真冬」
「おはよう御座います」
「朝ごはん作ろうか?」
「いえ、大丈夫です。何か食べたいものはありますか?作れる範囲なら作りますが…」
「なら愛妻弁当でも作ってもらおうかな」
「聞いたこっちが悪かったです、すみません」
「つれないなー、名前すら呼んでくれないじゃないか」
「名前ですか?」
「そうだ名前だ、気軽に秋擬お兄ちゃんとでm…」
「神条さん朝は卵焼きで良いですか?」
「名字にさん付けか....トホホ....まぁ良い、朝はそれで頼むよ」
「わかりました」
そして、朝ご飯を食べた。
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「真冬、今日依頼があるんだけどついてくるかい?」
食器を片付け一息ついている時に突然秋擬さんが聞いてきたものだから驚いた。
「毎年来てもらってるんだしそろそろ探偵らしい仕事も手伝ってもらおうと思ってね」
そろそろということはずっと考えてはいたのだろう。
「ぜひついて行かせでください」
「わかった。準備しておいてくれ」
少し驚いているようだ、こちらとしては別に断る理由もないがぜひってのは大袈裟だったなと反省する。
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今、秋擬さんの車の車内にいる、そして反省している。依頼内容を聞いてから答えるべきだった、と反省している。
別にさほど面倒な依頼ではない、ただ...
「もう一度今回の依頼内容の確認だ」
「お願いします」
「今回の依頼は最近できた剣道場を体験し、感想をまとめるだ、探偵らしい仕事とは言ったが、探偵というより何でも屋みたいな依頼だね」
「条秋屋にでも改名したほうが良のでは?」
「これでも一様探偵だ」
そう、この依頼は探偵らしくない、でもそれはさほど問題じゃない。
問題は僕は絶望的に運動センスがないということ、更に秋擬さんは運動センスが良すぎるということだ。
こんな感じで運動系の教室や道場に関する依頼と基本相性が悪い。
そんなことを考えているとついてしまった。
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「お待ちしておりました、今回依頼を受けていただきありがとうございます」
「いえ、こちらこそ依頼していただきありがとうございます」
「そちらのお嬢さんも探偵ですか?」
僕は黙って秋擬さんの後ろに隠れていると聞かれた
「いえ、彼は私の助手です、いつもは甘えてくるんですが緊張してるみたいですみません」
「変な嘘つかないでください」
「冗談はさておき、早速依頼に移りましょう」
「はい、ではまずこちらを着てもらっていいですか?」
「着....物ですか?」
「うちの道衣でして他との差別化を図ろうと思いまして」
そこにはピンクの着物があった、着物と言っても女の人が着るような、豪華なものではなく、武士が着ているようなもの、着物といったがよく見る道衣と色以外変わらない、色はピンクでも大会には出れるのだろうか?剣道の知識はまったくないのでわからない。
とりあえず着ることにしたが、意外と着心地が良い道衣は着心地が良いものなのだろうか?
「では、着替えが終わったらこちらに来てください」
そう言われついて行った。
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「本日は、そちらの竹刀を使い、こちらの鉄の塊を斬ってください」
「竹刀で鉄を斬る?そんなことできるんですか?」
「普通の人にはできませんが、あなたたち霊力のある方なら霊力をその竹刀に流し鉄を斬ることができます」
「なぜ我々に霊力があることを?」
「私、見ればわかるんです霊力があるか、どうか」
「それは、すごい才能ですね」
早く話が終わらないだろうか、そうだ、暇だしやってみよう。
えっーとこの竹刀に霊力を流して、斬る。
カン スッ
部屋に響いた鉄と何かがぶつかる音、それと鉄が落ちる音が二人の会話を止めた。
意外と簡単だった
「すごい、まさかやり方も説明していないのに成功するとは思いませんでした、あなたのその才能があればもしかしたら...」
まぁ才能があったのだろう、これはさすがに誇らし
い。もしかしたらなんだろう?
「あなたの才能があれば、幻の大会、霊力のある剣士が集う大会、
どうやら僕には意外な才能があったらしい。
読んでくださりありがとうございます。
何でもない日常の1話でした一様、どうでしたか?0話の方が1話ぽかったですかね?そういうの含めてアドバイスとか待ってます、ぜひ評価やアドバイスをしてください、モチベーションにもつながります。
今回読んでくださりありがとうございます。