シャカに勃つけどシャカのコートの中は未確認なので俺はまだホモではない。   作:やっぱシャカってエロいって。

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おちんちん 確認するまで 女の子

 シャカのコートの中のこと考えてたらいつの間にかシャカにおっ勃つようになっちゃったんだけどシャカって実は女の子だったりしないかな。

 

 ……何を言ってるか分からないと思うので、一旦順を追って説明しよう。

 

 まず、俺は海軍の人間だ。

 中将という立場を得ていることもあり自分の実力には自信を持っているし、そうでなければエッグヘッドを守るための駐在などしていない。

 

 そして勿論ベガパンク達も俺が海兵だということは理解している。……というのも、実はベガパンクとは個人的な友人関係にあったのだ。

 マグロかってくらい止まらない行動力の化身な上、見ていて飽きない面白い爺さんなんてエンタメとしては最高だし、何より本人の人柄も良い。

 

 だが俺が多忙な身になって使い潰すが如くあちこち駆けずり回らされるようになってからというもの、疎遠になってしまって。

 

 仕事は好きだ。正義だの信念だのに大した興味はないが、鍛錬でつけた実力を海賊相手に実感するのは生が充実している感覚があるし、性にも合っている。つまり辞めたくない。

 けれど仕事の充実感と労働環境は全くの別問題なわけで、せめて二週間に二日くらいの休みは欲しい。

 

 そんなある日、俺と同じように本部勤務だった海兵の異動が決まった。

 異動先はグランドライン前半の海の夏島の支部。事実上の左遷である。

 

『お前何やらかしたんだよ。上に喧嘩でも売ったのか?』

『あ? あぁ、異動の話か。

 あれは俺が希望出したんだよ』

『はぁ!? なんでわざわざ自分から左遷されるようなことを……』

『……あそこさ、リゾート地なんだ』

『お、おう』

『休みにくつろぐ。くつろぐ場所守る。やる気出る。おれ、しあわせ、なる』

 

 完全に死んだ目でロボのように告げてきた海兵に気圧されて、おれは『そっか〜……』とだけ返したが、その後にふと考えたのである。

 

 確かに憩いの場は仕事をする上でも必要だし、大切だ。

 その上仕事内容がその憩いの場を守ることと来れば、仕事へのモチベーションは上がること間違いなしだろう。

 

 と、いうことは。

 

 

 ──爺さんの島の駐在になったら多忙から開放されて爺さんとも遊べて、オールハッピーなのでは……? 

 

 

 思いついたら早かった。

 まともな思考回路なんぞとうに労働の手で粉微塵にされていたので、必要な書類を即座に確認し即座に記入し上官の大将に相談、『監視も兼ねて』だの何だのそれっぽい口八丁を並べ立てて許可された。

 

 そこから約一ヶ月地獄のような引き継ぎ作業に追われることにはなったが……まぁ些事だ。

 

 部隊を持たないにも関わらずあれだけ大変なのだから、もし俺が部隊を持っていたら引き継ぎは更にとんでもないことになっていただろう。

 面倒くさがって自分の悪魔の実の能力を言い訳に部隊を持つことを拒否した過去の俺、ありがとう。え? お陰で身軽だからと方方に派遣されてたんだろって? 

 ……いやもう全くもって、仰る通りです……!!! 

 

 まぁ過ぎたことなのでよしとしよう。事前に連絡していなかったので「突然中将を一人駐在させると言われて物凄く焦った」と爺さんにはこっぴどく叱られたが、それだって過労のせいということにしたい。

 

 とにもかくにも、そんな地獄を乗り越えた俺は、今こうして悠々自適なエッグヘッドライフを送ることができているわけである。……のだが。

 

 幸せいっぱいかと思われた生活に、深刻な問題(エラー)が発生してしまったのである。

 

 

 というのも、その。

 

 ────シャカに、勃つ────

 

 

 いやホント、些細なきっかけだったのだ。

『コートの中ってどうなってんだろ』とか『生殖機能あんのかな』とか『見てる感じ食事摂ってねぇよな』とか、色々考えてたらその内『コートの中が分からないってことは男じゃないって可能性もあるよな』とか思ってしまって。

 そこで止まれば良かったろうに、『人間の体で無性? いやあの形状のコートなら胸が控えめなだけで女かも。もしかして敢えての無性メカニックボディとか……?』『……あれ? それってエロくね?』なんて考えてしまってはもう手遅れだった。

 

『機械の体ってことはアタッチメントで生殖機能とかおっぱいとか猫耳とかつけ放題ってことじゃね!?』

『いやそういうのなくてもいいや! あそこまで徹底的に隠されてると最早ちょっとめくっただけでエロい!』

『つるすべメカニック白素材……紺のコートとの対比……』

『アッ!! なんか今抜けそう! 俺いける気がする!!』

 

 Q.一人で盛り上がって一人で謎のチャレンジ精神を発揮した結果、どうなったか。

 

『……俺、何やってんだろ……』

 

 A.賢者タイム(れいせい)になって頭を抱える羽目になった。

 

 これが一時の気の迷いとかなら良かったのだが、全然気の迷いとかじゃなかったのがまたつらい。

 というか一度やってしまったせいで開きかけた扉を全開にしてしまったらしく、今では抜くときは大抵シャカのことを考えている。末期だ。

 

 

 で、でも? 

 シャカのコートの中とか見たことないし? 

 というかどうなってるのか聞いたこともないし?? 

 どっかの国では『おちんちん 確認するまで 女の子』という素晴らしい言葉もあるそうだし、まだ希望はある。俺はまだシュレーディンガーのホモだ。

 

 

 因みに当然だが、事実確認をする勇気はない。

 時には知らない方がいい事もある筈だ。

 

 

 

 ……シャカの声ひっっっくいけど、まぁそういう女の子もいないことはないだろ、多分。

 

 

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