ゲヘナ最強の双子の姉   作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。

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小さくなったミツキ編、いろいろ考えるの楽しい。原作……?知らない子ですね。


お買い物シーンがほとんど無いお買い物回

玄関を開ける。どこからか銃声が聞こえるけれど今は風紀委員長として動いている訳では無いし無視。隣にいる姉さんは体が小さくなったせいでまともに靴も履けず、私の靴を履かせたけれどそれでも大きいのかパカパカさせながら歩いている。

 

「姉さん、危ないから私から離れたら駄目よ」

 

今の姉さんは元よりも更に力がないし、履いている靴がそんなだから逃げることもできない。だから私が守らないと。*1

 

そう思って声をかけたら、姉さんは私の方を見上げながら手をきゅっと握ってきた。

 

「っ!?!?」

 

「うん!ひなといっしょにいる!」

 

や、やわらかっ!?ちっちゃい!ぷにぷにしてる!なんなのこの手は!?前の滑らかですべすべな手もよかったけど今のぷにぷにおててもすごい!ずっと握っていたい!*2

 

「ひな?なんでぎゅっぎゅってしてるの?」

 

「あ、いえ、つい……じゃなくて、その……」

 

マズい。姉さんの手の感触が気持ちよすぎて揉んでましたとか言えない。でも言い訳なんて思いつかないし……。

 

すると、私の手を握る姉さんの手にぎゅっと力が入ったのを感じた。

 

「えへへ、わたしもするー!」

 

……なんなの?姉さんってなんなのかしら。どうしてこんなにかわいいの?

 

双子として産まれたけれど、どちらが姉でどちらが妹なのか、それはどうやって決めているのかしら。場合によっては私が姉でもおかしくないわよね。私が姉さんのお姉ちゃんで姉さんに甘えられてる可能性だってあったはずよね。

 

「ひなのおてておっきいね」

 

「ん゛っ……姉さんの手が小さくなったのよ」

 

手のことをおててって言うのズルくないかしら。その舌っ足らずな口からおててってワードが出てくるのは卑怯よ。

 

「あのね、ひなとおててつなぐのすきだよ。ひなのおててね、あんしんするの」

 

……。

 

「………………そう。それは良かったわ」*3

 

落ち着きなさい。姉さんとはただ手を繋いでいるだけ。そこにおかしな事は一つもない。姉さんが纏っているジャージと体操服と靴が全て私のものであることも、繋いでいる手がぶかぶかのジャージの中に隠れて上からほとんど見えないことも、楽しそうに破顔している姉さんも、何もおかしくはない。ないったらない。だから何も考える必要はない。

 

心臓のあたりがきゅーんとしたのは姉さんのせい。姉さんが悪い。家に帰ったら沢山構い倒してあげようかしら。

 

 

 

 

そうして私の心臓と理性を犠牲に何事も無くアパレルショップへ着いた私達は、いざ中へ入ろうという時に背後から呼び止められてしまった。

 

「やっほーヒナっち!私服姿なんてめずらしーね!黒ワンピも似合ってるじゃん!あれ?その子はどーしたの?ゲヘナのジャージ着てるけど……」

 

「風紀委員長こんにちは。その子、なんかミツキ先輩に似てるね。親戚?」

 

振り返ると、そこには明るく挨拶をしているキララとエリカの姿があった。この二人なら、まあ大丈夫ね。下手な相手じゃなくて良かったかもしれない。

 

「こんにちはキララ、エリカ。この子は姉さんで合ってるわ」

 

「ふたりともこんにちはー!」

 

「えぇ!?ミツキちゃんどうしたの!?こんなちっちゃくなっちゃって!」

 

驚いたキララは目を見開いて指を大きく開いた手を口元に当てている。そんなキララの横ではエリカが屈んで姉さんと目線を合わせていた。

 

「ふふ、こんにちはミツキ先輩。ずいぶんかわいらしい姿になったね」

 

エリカはそう言いながら姉さんの頬に手を添えて優しくなでており、姉さんも嬉しそうに目を細めている。

 

ズルい。姉さんのぷっくりした頬はまだ私も触ってないのに。絶対気持ちいいじゃない。だってエリカの手にぴったり吸い付いてるし、もちもちなのが見てるだけで伝わってくるもの。あれ、口に咥えてもいいのかしら。*4

 

すると、驚きのあまり固まっていたキララが再起動し、突然姉さんに近付いたと思ったら姉さんの脇の下に手を入れてそのまま持ち上げた。

 

「わっ!?」

 

「かわいー!ミツキちゃんすっごくかわいーじゃん!なんでこうなってるの!?」

 

「うー、わかんないの」

 

「そっかー!分かんないのかー!かわいーねー!」

 

普段からテンションが高いのにそれ以上にテンションの高いキララは手を上に上げていき、姉さんを高く高く持ち上げていく。そして、満面の笑みで目をキラキラと輝かせながら見上げるように姉さんを見つめていた。

 

「えへへ、たかーい!」

 

高く抱っこされた姉さんの足がぷらぷらしてるのかわいい!楽しそうだし!でも、私と姉さんの繋いでいた手が引き離されたのだけれど。これは何?キララ?

 

「ヒナっち!このミツキちゃんとここに来たってことは服を買いに来たんだよね!」

 

「え、ええ」

 

「あたし達も一緒に服選んでいい!?ちゃんとかわいいの選ぶからさ!」

 

「むしろお願いしたいくらいだわ。私はそこまでファッションとか詳しくないもの」

 

「やったー!ありがとうヒナっち!」

 

「私達のセンスが問われるね。腕の見せ所ってところかな」

 

私の選ぶやつはシンプルで無難なものが多いし、それよりはこの二人の方がきっとかわいい服を選んでくれるはず。手伝ってくれるというのなら素直に手伝ってもらいましょう。

 

ここに居たのが二人で良かった。本当に良かった。これがアコとかだったら多分会話が成立しないし、服選びなんてやらせたらマトモな服にはならないだろうし……アコの服がもうアレだもの。

 

「よーし!じゃあかわいい服選びに行こーねミツキちゃん!」

 

「おー!」

 

姉さんを下ろしたキララが姉さんと手を繋いで声をかければ、姉さんは楽しそうに繋いでいない方の手を上げて返事をした。はいかわいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、コレはどう!?あとコレとコレも!」

 

「お、いいじゃん。その白ワンピは大きめの帽子とか似合いそうだね」

 

「そっちのパーカーもかわいいわね、ダボッと着れそうで。ショートパンツとかと合わせたら今のジャージの着方に近いような感じかしら」

 

「でしょでしょ!?あたし的にはこの襟付きのフリフリワンピも好きなんだよね!淡いベージュのチェック柄で襟が白だから落ち着いた雰囲気のミツキちゃんに合いそう!」

 

「ねえ、もういいよぉ……」

 

「よくないわ。折角来たんだし全部試すわよ。ほら、次はこれ着て」

 

「うー……はぁい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局、沢山買ってしまったわ」

 

「ミツキ先輩何でも合うからね」

 

途中から完全に姉さんの意思を無視して着せ替え人形にしていた気がするわ。でもかわいい服が沢山買えたし姉さんが試着した姿は全部写真に撮れたから満足。肌着や靴もいろいろ買ったから両手が紙袋で塞がってしまったけれど。

 

「つかれた……」

 

ただ、私達がはしゃいでる間ずっと試着室から出ることのなかった姉さんはよっぽど疲れたらしく、羽根がへにょりと垂れ下がって足取りも重い。少し悪いことをしたわね。

 

「ごめんねミツキちゃん、つい楽しくなっちゃって……もうヘトヘトかな?」

 

キララも同じように思ったのか申し訳無さそうに姉さんの頭をなでると、姉さんはゆっくりとキララを見上げて両腕を伸ばした。

 

「うん……だっこ」

 

だっこ!?!?!?

 

「ふふ、いいよー。小さい体じゃ歩くのも大変だもんね。よいしょ」

 

キララは姉さんの体を軽く持ち上げ、そのまま抱きかかえた。姉さんもキララに抱き着いてキララの首に腕を回している。

 

う、羨ましい……!荷物で手が塞がってなければ私がしたのに!

 

「お家まで運んであげるから寝てていいよ?いっぱいお着替えさせちゃったからね」

 

「ん……」

 

キララが背中をポンポンと優しく叩いていくと、姉さんの瞼は徐々に徐々に閉じていく。寝落ちするかどうかの瀬戸際でふにゃふにゃとした表情の姉さんは、体をキララに預けて時折こくっこくっと船を漕いでいた。

 

なにあれ、かわいすぎない?天使?

 

そのまましばらく耐えていた姉さんだったけど、もぞもぞとキララの肩に顔を埋め、顔の下半分が隠れた状態で瞼が完全に閉じてしまった。

 

「すぅ……すぅ……」

 

「……寝ちゃったかな?やっぱりミツキちゃんかわいー!」

 

「寝ちゃったね。風紀委員長、私達も家まで着いていっていい?流石に一人じゃ荷物とか大変だろうし」

 

「ええ、助かるわ」

 

家まで来てくれることもそうだけど、姉さんが寝たことを確認してから話し出す二人の気遣いも感謝しないといけないわね。二人のこういうところがやっぱり他とは違う。

 

「そうだ、ヒナっち交代する?ミツキちゃんのこと好きだもんね!」

 

「えっ!?なっ!?」

 

突然何を……!?いや、たしかに羨ましいとは思ったし交代してくれるのは嬉しいけれど……

 

「じゃあその荷物は私達が預かるね」

 

「ほら、もっとこっち寄って!」

 

「あ、ちょ……」

 

私が狼狽えている間にエリカは私の持っていた荷物を取り上げ、キララは私のすぐ隣に来ていた。

 

「じゃあ起こさないように慎重に持ち上げてね?ほら、背中とお尻に腕を回して……そうそう!しっかり抱えるまでは私が支えてあげるから!」

 

キララの支えがある中で姉さんを抱っこする。片方の腕の上に姉さんを座らせてもう片方の腕で背中を支えると、キララが姉さんの腕を私の首に回して落ちないようにしてくれた。

 

「暖かい……」

 

姉さんの体はすごくぽかぽかしてて心地良い。とくとくと伝わる鼓動も、呼吸する度に膨らむ胸も、顔のすぐ横から聞こえてくる安らかな寝息も、全部が全部愛おしい。幸せっていうのは今の状況を言語化するためにあったのね。

 

「ミツキちゃん子ども体温なのかすごいあったかいんだよねー!寝てるからって理由もあるのかな?」

 

「ホントに子どもになってるね。どういう原理なんだろうそれ」

 

「まあ細かいことはいいじゃん!きっと先生とかすごい頭のいい人とかがなんとかするよ!」

 

「私達にはどうしようもないしねー」

 

そうして、私達は他愛もない会話をしながらゆっくりと家に向かって歩いていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ荷物はここに置いとくね」

 

「ありがとう。二人とも助かったわ」

 

「あたし達が言い出したんだから気にしなくていーよ!それにかわいーミツキちゃんの服選ぶの楽しかったしね!」

 

「そうそう、私達がやりたくてやったんだから。じゃあまたね」

 

「またねー!」

 

「ええ、また」

 

パタリと玄関の扉が閉まる。扉の外からはコツコツと離れていく小さな足音が聞こえていたけれど、やがて何も聞こえなくなった。シンと静まり返った家の中には姉さんの寝息だけが響いている。

 

扉の鍵を締めて玄関にいくつかの紙袋を置いたまま放置し、なんとか姉さんの履いていた靴を脱がしてから姉さんの部屋へ向かう。

 

二人には今度改めてお礼をしないといけないわね。もうお昼も大分過ぎてしまったし、荷物も持ってもらったもの。お礼、何がいいかしら。こういった時に渡すものって何が適しているの?今度姉さんに聞いてみよう。

 

姉さんをベッドに寝かせ、首に回されている腕もそっと離していく。今も穏やかな表情ですやすやと寝ている姉さんの頭を軽くなでると、姉さんが嬉しそうに微笑んだような気がした。

 

「……ふふ」

 

かわいいわ。本当に。思わずニヤけてしまう顔を戻すこともできなさそうね。とりあえず玄関に放置した紙袋とその中身の整理をしないと。あと明日以降のために先生にも連絡しないといけないわね。

 

……でも、もう少し。もう少しだけ姉さんとこのまま一緒にいようかしら。

*1
守護らねばならぬ

*2
やっぱりミツキの妹なんやなって

*3
たっぷり数秒の間

*4
ヒナは こんらんしている




結局ミツキが起きるまでその場から動けないヒナちゃであったとさ。




キララとエリカはいつか普通の原作後の方にも出したい。というか早くエリカをプレイアブルキャラで出してくださいお願いします。情報が少なすぎる!

この二人は変わらず優しいギャルなのでヒナちゃからの好感度高め。ミツキからも好感度高め。(誰に対してもそう)それに二人は子供とか好きそう。めっちゃいい笑顔でかわいがってくれそう。そう思った。
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