ゲヘナ最強の双子の姉 作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。
私はシャーレに来ていた。そう、お仕事をするためにね。だが、そんな私はデスクに行くこともできずに部屋に入って少しのところで立ち尽くしていた。
なぜかって?
「ミツキー」
「ミーツキ♪」
ここが天国だからさ。私いつの間に死んだのかな、天使が見える……マイペースな不思議ちゃんとパヒャッて声が聞こえてきそうな元気っ子が私の前に……夢かな。
夢なら堪能しとかないと損だよね。とりあえずなでなでしておこう。
「むふー」
「パヒャヒャッ、これこれ〜♪」
かわいすぎない!?この子たちはなに!?かわいすぎるんだけど!ズルじゃん!こんなのズル!人が放っていいかわいさの許容量を大幅に超えてるよ!
ま、まさかかわいさで私を殺そうとしている!?実は天使ではなく悪魔だったのか!?くっ、それっぽい尻尾も生えてるし本当にそうかも!
ア゜ッ!!尻尾ゆらゆらふりふりしてるの反則ッ!!嬉しそうにしちゃってかわいいなぁもう!!こんなかわいい悪魔なら騙されたり寿命持ってかれたりしてもいいかもしれない!!むしろ提供したい!!二人の養分になりたい!!
脳内で呑気な事*1を考えていると、さっきまで満足そうにしていた二人がいつの間にかジッと私を見ていた。その顔は満足そうな顔とは程遠い。なにか不満が……?
「なでなでが足りないー、もっとぷりーず」
「早く早く〜!手が止まってるよ〜!」
ウ゛ン゛ン゛ン゛ッ!!*2
な、なんだッ!?なんだこの胸が締め付けられるような感覚はッ!?まさか、心臓発作!?本当に寿命を持っていかれてる!?でも止められない!!二人をかわいがる以外何も考えられない!!
「二人ともかわいいね〜」
うへ、うへへへ、しあわせだぁ……!かわいい子達をなでても怒られないどころか催促されるなんて!私の理想郷がここに!調子こいてほっぺすりすりしてやるもんねー!!これもなでなでだから!!合法なやつだから!!
くらえ!!
「うにゅ……?」
「うに……」
オオオオォォォォ!!!!もちもちだぞぉぉぉ!!!!なんてすんばらしいほっぺなんだ!!!!二人揃ってむにゅってほっぺが潰れてるのかわいすぎる!!!!両手にもちもちほっぺ!!!!しあわせ!!!!
「んー、ミツキの手すきー」
あびゃっあびゃびゃびゃびゃっ!?!!??!?
もちもちほっぺを手にぐりぐり押し当ててくるのヤメロォ!!その甘えた声も脳がトロけるので禁止!!一体私をどうしたいんだ!!発狂でもさせたいのか!?*3
「ミツキの手ってあったかいよね〜落ち着く〜」
こっちはこっちで心地よさそうに目を細めてるの良くないと思います!!別ベクトルで私の脳にダイレクトアタックしてくるの駄目だと思います!!
ウガーっと二人のかわいさに悶えていると、意識の外からおずおずと弱々しい声が聞こえてきた。
「そ、その……と、当番の仕事、やらないとダメだと思うんですけど……」
おや?あんな所にもかわいこちゃんが……ふふ、待っててね。二人を存分にかわいがったら次は君だよ。*4
「じゃあアオバー、やっといてー」
「パヒャヒャッ、よろしく〜」
「や、やりませんけど!?」
「ぶー、ケチー」
あらら、そんなに私のこと好きなの?私嬉しい!心の中の私が喜びながらキャピキャピしてるよ!でも結局は当番のお仕事をやらなくてはならない……。悔しいが、それは避けられない事実。
うう、悲しいよぉ。
「二人とも、先にお仕事終わらせちゃおっか。ね?あとでいっぱいなでなでしてあげるから」*5
「ちぇー、しょうがないなぁ。ヒカリ、さっさと終わらせちゃおっか」
「えー、ヒカリはミツキといるー。おしごとつまんなーい」
うわぁぁ!!手首に尻尾がぁぁぁぁ!!なんだコレ!?なんなんだよコレ!?かわいいってレベルじゃねぇぞ!!*6手首にヒカリちゃんの超ベリーキューティクル尻尾がくるくるって纏わりついてるのヤバい!!
「じゃあ私もミツキといよ〜っと」
んあああああああ!!ノゾミちゃんもやるのはマズいデス!!私の両手が幸☆福!!ほっぺと尻尾のダブルパンチ!!きゃんわいいねぇ!!このっ!!ほっぺむにむにもちもちしてやる!!自分達のかわいさを自覚しなさい!!
「んへ……」
「ん〜」
好き!!もう、好き!!手も視覚も幸せとかどういうこった!!*7にへらってだらしなく頬を緩ませてるヒカリちゃんの尊さに消し炭にされそう!!でもノゾミちゃんの心地よさそうな声で強制蘇生されてる!!
死と生の無限ループ!!!!
"で、三人揃って一切仕事に手を付けてなかったと"
「はい……」
「わ、私、言いましたよね?何やってるんですか?」
だって二人がかわいくてぇ……身動きが取れなくてぇ……不可抗力っていうかぁ……当然の帰結といいますかぁ……。
「おしごとやりたくないー」
「ミツキのなでなでが気持ちいいのが悪いと思いま〜す」
"はぁ、今からちゃんとやってね?*8あと二人はミツキと離れて仕事すること"
な、なんだって!?私の天使ちゃんたちが!!この鬼!!悪魔!!変態!!*9そうやって人の喜びを奪って何が楽しいんだ!!
「ぶーぶー!おーぼーだー!」
「事務作業とかつまんないじゃ〜ん。せめてミツキちょーだいよー」
そうだそうだー!!職権乱用だー!!
"それだとまた何もやらなくなるでしょ?ダメだよ"
「ちぇー、しょうがないなぁ。ヒカリ、早く終わらせよ」
「むー……」
あぁ、二人がとぼとぼと離れていく。かわいそうな私の天使ちゃんたちを今すぐ後ろから抱きしめてなでなでしてあげたい。
しょんぼりしてる二人をしょんぼりしながら見守っていると、不意にツンツンと腕をつつかれた。
「あ、あの……」
「ん?どうしたのアオバちゃん」
なんかモジモジしててすんごいかわいいけどなでなでしてほしいのかな。それともぎゅーかな。アオバちゃんならウェルカムウェルカムよ?
「その、わ、私でよければですけど……お、お手伝いしますよ……?」
優しすぎない?え、ここにも天使ちゃんが?この子も私の天使ちゃん?先生、この天使ちゃんは沢山甘やかしていい天使ちゃんですか?先生?
先生の方に視線を向けると私と目が合った先生は少し目をパチパチさせて、それから私の意図を理解したのか微笑んでくれた。
"まあ、アオバはもう自分の仕事終わってるしいいんじゃない?でもミツキもちゃんと仕事してね?"
「はーい。アオバちゃん、ありがとね」
「い、いえ、別に……わ、私一人だけ暇になっちゃって困ってただけですし……」
お手伝いしてくれる上に謙遜までしちゃうなんて、なんていい子なんだ。これはもう天使ちゃんですね。天使ちゃん認定!しかも先生公認!つまり私の勝ち!!
ほい、ちいちゃいおててをしっかりゲット!
「へ……?」
「じゃあ行こっか」
アオバちゃん連行〜!
「あ、あのっ、て、手とか繋ぐ必要はないと思うんですけどっ」
無視無視。私には必要あるのです。アオバちゃんのぬくもりは私のオアシス。つまり、そういうことさ。椅子に座ったらアオバちゃんに向けて腕を広げましょう。
「え、あ、み、ミツキさん……?」
固まっているアオバちゃんにも分かるように太ももをポンポンと叩いてあげると、アオバちゃんはみるみるうちに頬が赤くなっていくのでした。ちゃんちゃん。
かわいすぎないか?
「アオバちゃん、手伝ってくれるんでしょ?」
「こ、これは手伝うとかじゃ、ないんですけど……」
「ほら、おいで」
「ぅ……」
もう一度優しく声をかけながら腕を広げるとアオバちゃんは言葉に詰まりながらもゆっくりと私に近付いて、ちょこんと腰を下ろした。
そこをすかさず捕らえるのだぁ!!!!*10
「ぎゅー」
「ひゃあっ!?」
アオバちゃんきゃわいい〜!!「ひゃあっ!?」だって!!いつもおどおどしててあんまり大きな声出さない子の甲高い声はどうしてこんなにかわいいのか。学会で有識者と議論したいね。*11
「ふふ、そんなにびっくりした?」
「しっ、しますよっ!しちゃいますよぅ!そ、そういうところがっ……」
「そういうところが?」
「な、なんでもないです……」
ああ、なんか縮こまっちゃった。とりあえずかわいいからもっとぎゅーってしとこ。アオバちゃんのぬくもり〜、アオバちゃんのいい匂い〜、幸せの過剰摂取〜。
「うぅ……」
「じゃあ私これからお仕事するからね」
「こ、このままですか!?」
「うん、そうだけど」
あたりまえじゃん。*12
「アオバちゃんとこうして一緒にいられるだけで私は嬉しいよ」
「っ……あ、あんまり、そういうこと言わないほうがいいと思うんですけど……その、か、勘違いしちゃう人も、い、いるかもしれないので……」
「アオバちゃんは私と一緒にいるの嫌?」
「い、嫌とか、そういう話じゃなくて……あの……」
「嫌なの?」
泣くよ?泣いちゃうよ?アオバちゃんに拒絶されたらショックで気絶しちゃうかもしれない。いや、首吊るかも。もう人生に未来が無いよね。絶望まで秒読みよ。
「わ、私は……私、も……う、嬉しい、です……」
「本当?アオバちゃんもそう思っててくれて嬉しいなぁ。お揃いだね」
わーいわーい!アオバちゃんも私とのスキンシップが嬉しいって!やっぱり私の未来は明るい!これはもう私の天使ちゃんだって周囲に言い触らしてもいいよね!?*13
「ぅー……この人はこれが普通……この人はこれが普通……」
「どうしたの?」
「な、なんでもないですっ!そんなことより早く仕事終わらせた方がいいと思うんですけど!」
「それもそうだね。お仕事しよっか」
そうして、ミツキはアオバちゃん成分ガンギマリ状態でお仕事を進めましたとさ。
それを羨ましそうに見てる姉妹が居たとか居ないとか。
最近は他の小説にうつつを抜かしていることが多いからか更新が遅いミツキねぇ。
こんなの許されないミツキねぇ。申し訳ないミツキねぇ。
でも他の小説も読んでくれたら嬉しいミツキねぇ。
あ、70連で水着キサキと水着シュンをお迎えできたので私も一緒に海へ行ってきますね。もちろん水着ナグサも一緒に、ね。彼女は天井させられましたが。
最近本当に運がいいなぁ。ナグサ以外。