ゲヘナ最強の双子の姉   作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。

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いけっ、とんぼがえり!


出番が少なくなって申し訳ないと思っている

今は電車に乗って移動中。平日の昼、なんならまだ昼前なのに人はそこそこいる。まあ授業はBDだし学校に律儀に毎日行く必要が無いから仕方ない。そう考えると学校に毎日行く私はとても偉いのでは!?つまり、私はエリート!?*1

 

「お、そこ席空きましたね。ミツキ先輩座ります?」

 

あぁん!?嫌に決まってんだろ!何言ってんだイチカちゃん!私はアルちゃんのだっこ以外認めないぞ!絶対に離れないからな!ぎゅって抱き着いてやる!

 

「んー!」

 

「あら、だっこがいいの?」

 

「ん」

 

「ふふ、しょうがないわね」

 

ふわぁ~……背中ぽむぽむしてくれるアルちゃんはやっぱりママ。ぽかぽかです。アルちゃんのだっこすっごいあったかい。なんならこのまま寝れるよ。バブみを感じるぅ。おぎゃぁ。*2

 

「うーん、ミツキ先輩が座らないなら先生が座りますか?」

 

"いや、いいよ。もうすぐ着くし、私一人座るのもね"

 

「あとどんくらいで着くんだ?」

 

"そうだね、あと……あ、もう次だね"

 

「もうそれくらいまで来てたんすか?思ったより早かったっすね」

 

"……"

 

結構早いなぁ。もうすぐ山海経着いちゃうじゃん。もしかして、アルちゃんのだっこのおしまいが近付いている!?そ、そんな馬鹿な……!?わ、私の桃源郷が……!!これは(私の)世界の損失だ!!

 

"……ずっと聞かずにいたけどさ、イチカはいつまでミツキの頬を触ってるんだい?"

 

「いやぁ、コレ手触りすっごい気持ちいいんですよね。すべすべでもちもちっすよ」

 

"まあミツキが嫌がってないならいいんだけどね"

 

私からしたらイチカちゃんのおててが気持ちいいんだぞ!すらりとした細長い指が私のほっぺをツンツンしたり優しくむにむに揉んできたりするんだぞ!しかもイチカちゃんの柔らかな笑みも付いてくる!こんなの愛だよね!もう私達家族だよね!*3

 

たまにむにーって伸ばすのは止めて欲しいけども。ほっぺ伸びちゃう。

 

「お、もう着くぜ」

 

"よし、降りようか"

 

結局、私達五人は電車を使って難なく山海経へ到着した。平和だね。アルちゃんとイチカちゃんのダブルママコンビに脳みそとろとろにされそう。というかされた。

 

二人に甘やかされて生きていきたい。家庭的な手料理を振る舞って欲しい。美味しくてパクパク食べてるのを優しく微笑みながら見守っていて欲しい。お腹いっぱいになったらお片付けするからいいこいいこして欲しい。お昼寝の時は二人に挟まれてお腹とか頭をぽむぽむして欲しい。毎日ぎゅーの時間を確保して欲しい。お風呂上がりでは優しい手付きで髪の毛乾かして欲しい。おはようからおやすみまで二人のどちらかが常に一緒にいて欲しい。もうアルちゃんとイチカちゃんがくっついて私を養ってくれないかな。

 

「案外何も無かったな。あっさり着いちまって……」

 

「帽子のおかげっすかねぇ」

 

"何も無いに越したことはないよ。たしか、駅に……"

 

先生がキョロキョロと辺りを見渡すとある一点を見つめて止まり、そのままその方向に歩き出した。

 

「先生?どうしたんすか?」

 

そして、イチカちゃんの質問に先生が反応するより早く、先生はそこにいる生徒に声をかけた。

 

"お待たせ、キサキ"

 

「ふむ、想定よりも遅かったが……なるほど、遅れた理由はその帽子かの」

 

"そうだね。一応顔を見られにくくするようにしたんだよ"

 

キサキちゃんだ!生キサキちゃんがいるぞ!きゃわいいね!なんかこっち見てるけどファンサかな!?わーい!キサキちゃーん!

 

「きさきちゃんおはよ!」

 

「おはよう、じゃの」

 

ブンブン手を振ったらお淑やかにヒラヒラ手を振ってくれました。くっ、品がある!品があって綺麗なのにとてもかわいい!なんだこの最強生物は!キサキちゃんみたいなお姉ちゃん欲しい!欲しくない?仕方ないのうって言いながら甘やかしてくれそう。というかして欲しい。

 

「妾は玄龍門の門主、竜華キサキじゃ」

 

「私は陸八魔アルよ」

 

「美甘ネルだ」

 

「仲正イチカっす」

 

「そらさきみつきだよ!」

 

「それは皆知っておる」

 

「……そっか」

 

……なんだ。なんでみんなそんなに見てくるんだ。今挨拶パートじゃないの?私何か間違った?挨拶したの間違い?でも一人だけ挨拶せずに無言なのは違くない!?喋んなってこと!?助けて先生!!

 

"……ところで、いつもの護衛はどうしたんだい?"

 

先生!?なんか今ほっこりした表情してた!のくせにフォロー無し!見捨てやがって!それでも人間か!お前の血はどうせ紫色とかなんだろ!*4

 

「お主らが来る手前要らぬとは伝えたが、いつものように離れたところから見ておるじゃろう」

 

"そっか"

 

「では、行こうかの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錬丹術研究会の部屋の前に来た私達はその場で立ち止まった。私は一歩も歩いてないけど。

 

「さて、大人数で詰め寄っても邪魔になってしまうのでな。ここから先は妾と先生とミツキの三人で行かせてもらうが構わぬか」

 

「ああ、いいぜ。あたし達の仕事は行き帰りの護衛なんでな」

 

「そうっすね。あまり迷惑はかけられないですし、待つことくらい大丈夫っす」

 

「ええ、ミツキ、一旦だっこはおしまいね」

 

「……うん」

 

嫌だよおおおぉぉぉぉぉ!!アルちゃんのだっこが無いなんてどうやって動けばいいんだ!!うぐぐぐぐっ!!でもアルちゃんとキサキちゃんを困らせるわけにはっ!!くそっ!!くそぉっ!!な、何があっても私は動かぬッ!!

 

「では行くぞミツキ」

 

あっ、えへへ、もちろんキサキちゃんに着いていきますぅ〜!キサキちゃんと一緒に行動できるならたとえ火の中水の中ぁ!*5

 

"じゃあ行ってくるね"

 

パタリと扉を閉じて、三人の姿は完全に見えなくなった。先生とキサキちゃんだけ。うーん、これはキサキちゃんに甘えてもいいということでは!?うほほほーい!!おてて握っちゃおー!!

 

「なんじゃ?」

 

「えへへ、ぎゅー!」

 

ふおおおおお!!キサキちゃんのおてて!!小さめだけど成長しててスラッとしてるふつくしい綺麗なおてて!!ロリの手じゃない!!このギャップがイイ!!あとキサキちゃんに見下ろされるの新鮮!!超美人!!

 

「……ふむ、先程から思ってはいたが、お主かなりの甘えん坊じゃのう。ほれ、手は繋いでおるからここに座っておれ」

 

もちろん!!キサキちゃんのおててと繋いでいられるならどんな椅子でも座りますとも!!あれだね、なんか病院とかにある背もたれの無いくるくる回る椅子だね。くるくる回ってもいい?

 

「で、門主はぼく様にイチャイチャを見せに来たのかな?」

 

っ!?い、いつの間にかサヤちゃんがおるぞ!!おっきいお耳がチャーミングだね!!それ触ってもいいかな!!肩とか腰とか足とか、色んなところが眩しい!!くっ、美少女め!!ネズ助が羨ましい!!……薬の実験?それはまあ置いといて。

 

「なに、この現象はサヤの薬によるものに非常に類似しておる。いや、サヤの薬以外考えられぬのでな。サヤの意見を聞かせてもらおうかと思っての」

 

「ふーん、まあいいのだ。とはいえ『ぼく様の薬っぽい』で考えるのはあまりに短絡的だし、何をするにもまずは血液検査をするのだ」

 

……ん?血液検査?

 

「ミツキ、腕を出すのだ」

 

ぎゃーーー!!ガッツリ注射器!!なんでもう手に持ってんの!?嫌だ!!注射なんてするもんか!!そんなの死も同然だろうが!!私の体はそれに耐えられるようにできていないんだぞ!!*6

 

「やっ!やだっ!」

 

「これ、暴れるでない」

 

キサキちゃんまでソッチ側か!?わ、私に味方は!?せ、先生!!今こそ先生がなんとかしてくれるはず!!生徒の味方なんだろ!?ねぇ!!

 

「せ、せんせぇ!たすけて!」

 

"うっ……み、ミツキ、嫌かもしれないけどこれは必要なことだからさ。我慢できるかい?"

 

できるわけないだろこの人外め!!また見捨てやがって!!血が紫色だからそんなことが言えるんだ!!人の心とか無いんか!?*7

 

「いたいのやだ!やだやだ!」

 

「まったく……」

 

ん?体が浮い……ウギョッ!?

 

な、なんだこのいい匂いとやわっこい感触は!?しかも体が締め付けられているような……っ!?き、キサキちゃんに正面からだっこされてる!?

 

!?!!????、!?!、?!!?、、!?!?!?!!!??、、!!!?、!??*8

 

「ほれ、今じゃ」

 

ブスッ

 

「ぃ゛っ!?〜〜〜〜〜っ!!!!」

 

いだだだだだだだだだだ!!!!シャ◯クス!!!!腕がぁ!!!!!!!

 

「暴れるでないと言ったであろう」

 

ああああああ!!無理無理無理無理!!痛いのは痛い!!でもキサキちゃんの抱き締める力が強くなって抜け出せないぃ!!腕無くなるぅ!!てか腕が動かせないんだけど!!サヤちゃんか!!味方がいない!!助けてぇ!!後ろで見てるお前ぇ!!助けろ!!

 

「せんせぇ!」

 

"っ……が、がんばれミツキ!あと少しだよ!"

 

殺すぞ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミツキ、もう注射は終わった。これ以上痛いこともせぬぞ」

 

「う〜……!」

 

サヤが注射器をミツキの腕から抜き、注射した所に保護パッドを貼ってしばらく。サヤは血液を機械にかけて検査してくると言ってすぐに離れていき、ミツキはキサキの肩に顔を埋めていた。そんなミツキにキサキは困ったような表情を浮かべながら言葉をかけることしかできない。

 

「こうするしかなかったのじゃ。お主のために仕方なく……」

 

「う゛〜……!」

 

「……悪かった。妾が悪かったから頭を押し付けるでない」

 

拗ねるようにぐりぐりと額を押し当ててくるミツキに対し、キサキはミツキの帽子を取ってその頭を優しくなでながら抱き締めた。すると、ミツキは頭を動かすのをやめた。

 

「なんじゃ?これがいいのか?」

 

「……ん」

 

「分かった分かった。満足するまでなでてやるからの」

 

ミツキの羽根がピコピコ動いてる……実は結構大丈夫なのかな?まあいいか。嫌がってたのに無理やりやらせたからね。検査のためとはいえかわいそうだったし。

 

「よーし、ある程度分かったのだ!」

 

"サヤ、本当かい?"

 

「もちろん!ぼく様の手にかかればこれくらい楽勝なのだ!やっぱり薬はぼく様の作ったやつだったけど、ぼく様の薬をシュンが服用した時やこの前の事件で複数人が服用した時よりミツキはかなり小さくなっているのだ」

 

「そうさな、確かに以前見たシュンの小さくなった姿よりも小さいのやもしれぬ」

 

「あれは身体年齢と体の構造を退行させるもので、その効果は画一的なものではないのだ。薬である以上個人によって効きやすさが違う。調べたところミツキはそういう耐性が全然無いし出てきた数値と見た目、振る舞い的に多分5、6歳くらいまで若返ってるのだ」

 

"初等部すら怪しいくらいじゃないか!"

 

「正直な話若返りの薬を打ち消すような薬を投与するのはリスキーなのだ。思ってた以上にミツキの体は薬などの外的要因をなんとかする抗体が無いのだ。小さくなっている今は特に。だから今の状態的に自然治癒だと元に戻るのも時間がかかりそうだけど、下手に薬を投与して副作用に怯えるより時間経過で元に戻るのを待った方が確実なのだ」

 

「お主がそう言うのならばそうであるのだろうな。ミツキ、しばらくその姿のままになるやもしれぬ」

 

「うん?わたしはだいじょうぶだよ」

 

「そう言ってもらえると助かる。すまぬな、先生。期待するような解決策を提示することはできなかったようじゃ」

 

"いや、小さくなった薬がサヤの物だって分かったし、時間経過でいいってことも分かったからね。助かったよ"

 

「聞きたいことも聞けたようじゃの。さて、時間を取らせてすまなかった」

 

「さっきも言ったけどぼく様にかかればこれくらい楽勝だったのだ!門主が気にする必要もないのだ!」

 

"ありがとねサヤ"

 

「……さやちゃんばいばい」

 

「ばいばいなのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、今は部屋の前で待っていてくれたみんなと一緒に帰っている。二人と別れた後のミツキは速攻でアルの元へ向かい、相変わらずアルに抱っこしてもらっていた。今もどこか不貞腐れているようで肩に顔を埋めてるけどそんなに嫌だったのかな注射。確かに痛いのは嫌いそうだし半泣き状態だったし……。

 

そんなミツキを横目に、私は先程サヤとキサキとした話をみんなに共有した。

 

「なるほど、つまり待つしかないってことっすね」

 

「まあ良かったじゃねェか。命に別状はないんだろ?」

 

"そうだね、しばらくすれば元に戻ると思うよ"

 

「じゃあ今日はもうこのまま帰るだけかしら」

 

"そうだね、あまりゆっくりしてミツキの姿がバレるのも面倒だし、早く帰ってしまおうか"

 

そう話しながら歩いていると、突然私達の意識の外から楽しそうな声が割り込んできた。

 

 

「おや?何やら珍しいメンバーではありませんか」

 

 

「「「"!!"」」」

 

し、シノン!?なんでここに!?それよりも、あの手に持っているマイクとスマホは……!!

 

「シャーレの先生に便利屋68の社長、C&Cのリーダー、正義実現委員会……そして謎の少女!!これは特ネタの香りがしますね!!それにしても、その髪色と髪質、どこか見たことあるような……」

 

ま、マズい!!なんとか誤魔化さないと!!

 

"ちょっと知り合いから子供を預かっているだけさ。悪いけど、これから用事があるから行かせてもらうね"

 

「ふーむ…………なるほど、それは失礼しました。大変面白そうな気配がするのですがねぇ」

 

ほっ……な、なんとかなったかな?ネルはその『ここでやっとくか?』って顔でこっち見るの止めてね。駄目だからね。アルとイチカはミツキを守るようにしてるし。警戒心がすごい。でも、疑わしきは罰せずだ。このままなんとか切り抜けよう。

 

「例えば、とある方が小さくなっている、とか」

 

"!!"

 

すると、シノンは口角を上げて……

 

「こんにちは、空崎ミツキさん」

 

「んぅ?あ、しのんちゃん!」

 

「やはり!!その顔!!その声!!そして名前に反応しました!!これは特大スクープですよ!!」

 

や、やられた!!

 

「オイ、やっぱここで潰すべきだろ。面倒なことになる未来しか見えねぇ」

 

「せめてあのスマホだけでも取り押さえる必要があるっすね」

 

銃を手に持ち臨戦態勢になる二人を前にシノンは動揺した様子もなく、ただ手に持ったスマホを見て笑みを深めていた。

 

「ふふふ、そうなるのはもう分かってますよ!!残念ながら今の状況は生放送中です!!」

 

生放送だって!?

 

「チッ!!」

 

ダァンッ!!

 

「あぁ!?私のスマホgダァンッダァンッ!!ぐえっ!?」

 

ネル!?

 

「さっさとシャーレに戻るぞ!!道中変なやつに絡まれるのも面倒だ!!早くしろ!!」

 

「え、ええ!ミツキ、しっかり掴まってなさいよ!」

 

「う、うん……?」

 

「どうしてこうなるんすかね……!何かある度に毎度毎度……!」

 

今回は平和に終わったと思ったんだけどなぁ……。

*1
エリート(笑)

*2
※17歳

*3
知らない間に身内が増えている風紀委員長「!?!?」

*4
先生ナメック星人説

*5
手首可動域360度

*6
スペランカーも真っ青な耐久性

*7
無いのはお前

*8
領域展開




「ぼく様の薬がどうしてミツキの所に行ったのだ?ミツキにそういった物を渡した覚えはないのだ」
「分からぬ。本人も知らぬようでな」
「多分これから苦労するのだ。特に先生が」
「……そうさな」

~それから間もなくミツキの姿漏洩事件発生~

「……あまりに早すぎるのだ」
「あの三人も大変じゃろうな、一緒にいるところをしっかり撮られておる」
「あーあ、ぼく様知らなーい」



山海経の生徒の出番が少ない?容疑者は「早く先に進めたかった」と供述しており……

ちなみに、ロリミツキの身長は110cmくらいです。クソザコ神秘のミツキさんは抗体もクソザコなのでした。貧弱貧弱ゥ!!
下にロリミツキのお絵描きを貼っておきますね。下書きですがなにか?絵の出来に関してはご愛敬。

【挿絵表示】
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