ゲヘナ最強の双子の姉 作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。
美食研究会と正実の子たちの戦闘に乱入する形で先生率いる補習授業部とハスミちゃんが参戦し、特に危ない場面もなく美食研究会のみんなを追い込んだ。私は先生の後ろという安全地帯で戦闘を見てたよ。*1
マジで先生のバリア頼りになるぅ!怖すぎて先生のシャツつまんでないと安心できねんもん。みんなの動きがすごいのなんのって。なんで銃とか爆弾とか普通に使えんの?音も光も爆煙も怖すぎるっピ!
「ゴールドマグロがぁーーー!!!!」
「囲まれてしまったようですね。……あら?あそこにいるのはミツキさんでは?」
「アカリさんそれは本当ですか?」
「はい☆ちょうどあの大人の方の後ろに……」
「あっホントだ!ミツキー!」
「なんでトリニティのやつらと一緒にいるのよ!」
……美食研究会の四人全員にバレたぞ。いや、行かなくてもいいよね?先生の後ろに隠れててもいいよね?知らぬ存ぜぬでいいよね?
"知り合いかい?"
「……はい、みんなお友達です」
"……すごい手を振ってるけど"
やめて!イズミちゃんやめて!なんでそんな手を振ってくるんだ!正実とか補習授業部のみんなも私の方見ちゃうじゃん!……ん?なんでみんな大人しく待ってるの?私が行かなきゃいけないみたいな雰囲気やめて?吐くよ?
"……ミツキ?"
「……うぅ、ちょっと待っててください」
行くしかないのかよぉ……戦闘跡があるとこ歩くのも普通に怖いんだが。うげぇ……ハスミちゃんとかみんなからの視線を感じるぅ。囲んでる正実の子は銃を下ろしてくださいお願いします。*2
「み、みんな久しぶり」
「ふふ、ミツキさんはどうしてここに?まさかミツキさんもゴールドマグロを?残念ですがゴールドマグロはそこで天ぷらになってしまいましたよ」
ハルナちゃんやめて?仲間みたいになるからやめて?ここにいるのみんなトリニティの人たちだからさ。変に疑われたら困るからさ。てか正実の副委員長もいるんだから絶対に疑われるようなことするのやめてね!?
「違うよ?みんなが暴れてるって報告があってあの人達と対応に来たんだよ」
「えー!じゃあミツキは敵ってこと?」
くっ、イズミちゃんがかわいい!!そんなつぶらな瞳で捨てられた子犬みたいな表情をしないでくれ!!意志が揺らぐ!!今すぐにでもなでなでしたい!!ぎゅってしたい!!
「うーん、そうだけど……私は戦いたくないし、でもみんなに大人しく捕まっててなんて言えないし……」
「ふむ……では特別に、今度美食研究会とミツキさんの私たちだけで美食巡りをしてくださるのであればいいですよ」
「え?そんなことでいいの?むしろお願いしたいくらいだけど……」
それって皆と食べ歩きみたいな感じでしょ?最高じゃん。マジでそんなのでいいの?ホントに?そんな優しい提案してくれる人だっけハルナちゃん!?ついに優しさが芽生えた!?
「あちらの方達と行動を共にしているということはミツキさんにも何か事情があるのでしょう?貸し一つですよ」
「うん、ありがとう!ちょっとみんなに伝えてくるね!」
やったよ皆!平和的解決ができそうだよ!とりあえず先生達に報告しよう!今から戻るけど撃つなよ!マジで!もし撃ったら泣くからな!
「ふふ、ミツキさんならこうなるであろうことくらい簡単に分かりますわ。囲まれてしまいましたしどうせ逃げても捕まるのなら利のある選択をしましょう」
「あらあら、美食巡りと貸しで2つ分の条件を付けられていることに気付いていないのでしょうか」
「ミツキとご飯!」
「ミツキ本人と約束しちゃえばあの風紀委員長は手を出せないもんね!」
うへへ!追加の戦闘もなしに解決しちゃったもんね!すごいぞ私!やっぱり戦闘なんかいらないんだよ!これからは皆話し合いで解決しようよ!そんな銃いらないって!
「みんな大人しく捕まってくれるって!」
"おぉ……!"
「さっきまであんなに暴れていたのに……ど、どうしてですか?」
ふふ、これがお友達ぱわー!!
「みんな友達だからね。話せば何とかなるよ」
「ふむ、友達とは話せば分かり合えるのだな」
「ふふふ、そうですね」
アズサちゃんとハナコちゃんは分かってるね。友達ってのはすばらしいんだ。私たちも友達だろ?だからハグしていい?*3
"ところでさ、あそこの猿ぐつわを付けられてロープでぐるぐる巻きにされてる子は知り合いかい?"
「え?……ふ、フウカちゃん!?」
なんでここにいるの!?しかも正実に捕まってるし!また巻き込まれたのか?かわいそうだね。でも捕まってる姿がしっくりくるんだよなぁ……。
「た、多分というか、絶対に美食研究会に巻き込まれちゃった子です。いつも美食研究会に連れ去られて一緒に捕まっちゃうというか……」
"えぇ……?つまり、あの子は悪くないのかな?"
「はい、絶対そうです。断言できます」
"そっか……ちょっと待ってて、少し話してくるよ"
先生はそう言ってフウカちゃんを捕らえているトリニティの子といくつか話をして、そのままフウカちゃんの猿ぐつわとロープを外してこちらに連れてきてくれた。なんだこいつ、優しすぎんだろ。交渉もできるとか完璧じゃん。パーフェクトヒューマンか?……それはマリーちゃんのための称号だぞ!!貴様にはやらん!!*4
「み、ミツキさぁん!」
「フウカちゃん!」
そんなことよりも今はフウカちゃんだ!涙目特攻してくるフウカちゃんを受け止めてみせる!……くぼぁあっ!?無理だぁっ!フィジカルの差がっ!*5
「ありがとうございますぅ!あのままだったら私また捕まることに!」
「え、えへへ、今日も大変だったね」
うごごごごご、感極まったフウカちゃんが私を抱き締めてくるぅ。フウカちゃんの方が背が高いせいでこう、上からぎゅーっとされると身動きできねんだわ。でもしあわせ。フウカちゃんかわいい。いい匂い。普段から不憫すぎるからもう少し幸せになって。
フウカちゃんはそのまま私の肩に顎を乗せてぐりぐりと頬を押し付けてくる。なんやこの子かわいすぎだろ。背中をぽんぽんと叩いてあげると少し落ち着いたようで抱き締めてくる腕の力が弱まった。
「うぅ、すみません、つい……」
「大丈夫だよ。フウカちゃんが安心できるならいくらでもぎゅってしていいからね」
「ミツキさん……!」
ぐへぇっ!!さっきよりも力が強い!!でも嬉しい!!
"ふふ、じゃあ私はこれからの話をハスミとしてくるよ"
ここで去るという選択ができる先生の大人の対応。流石だね。そして約束通りに美食研究会のみんなは大人しくしてくれてるみたいで、正実の子たちに囲まれている。それを複雑な表情で見ているハスミちゃんに先生が声をかけた。
「……」
"どうしたんだい?"
「……美食研究会の方々をゲヘナへ引き渡すのですがそれをシャーレにお願いしてもよろしいでしょうか。今我々トリニティがゲヘナ生を連れ歩くというのはどうにも……」
"ああ、分かった。この子たちはしっかりと送り届けるよ"
「……ありがとうございます」
"何か気になることがあるのかい?"
「……いえ、彼女たちは今はこうして大人しくしていますがいつまた暴れ出すか分かりません。それを先生だけに任せてしまってもいいのかと……」
"なんだ、そんなことかい?大丈夫だよ。私を信じて"
「……。そうですね、先生がそうおっしゃるのならそうすることにしましょう。ありがとうございます。そしてお気をつけて」
礼をしたハスミちゃんはぞろぞろと正実の子たちを引き連れて帰っていった。先生はそのまま私たちの方へやってくる。
"さて、ここからはシャーレとしての仕事だね。悪いけどみんなは合宿所に戻っててくれるかい?もうそこそこ遅い時間になってしまったし寝てていいからね"
「ええ、流石にそこまで私たちが干渉するわけにはいきませんね。お先に帰らせていただきます」
「はい、お疲れ様でした。ミツキさんもお疲れさまです」
「ま、また明日……」
「ああ、夜の散歩というのはとても楽しかった。ありがとう」
「みんなお疲れ様、おやすみ」
先生の言葉に従って補習授業部のみんなも帰っていった。私は別に帰んなくていいよね?一応今はシャーレ所属だし……。最終的に残ったのは美食研究会のみんなとフウカちゃん、そして先生と私。うん、ゲヘナ一色だね。ここトリニティなのにね。
まあとりあえず先生についていこう。先生の後ろをみんなで広がって歩く。私の隣にはフウカちゃんがいて、私を盾に美食研究会のみんなから離れている。そんな警戒しなくても……流石にもうみんな危ないことはしないでしょ。
「ミツキ!」
「う゛っ!?」
ほげぇっ!?脇腹がぁ!?イズミちゃん!?なんで頭から脇腹に突っ込んでくるんだっ!?
「ミツキさん!?大丈夫ですか!?」
「だ、大丈夫だよフウカちゃん……」
嘘。大丈夫じゃない。死にそう。
「久し振り!最近見なかったけどどこいってたの?ねえねえ!また美味しいもの食べに行こうよ!」
「ふふ、今度みんなでご飯食べに行こうね」
この大型犬がよぉ!勢いよく抱きつくなと何度言えば……!私のあばらが粉砕したらどうすんだっ!まったく!脇腹のあたりから目をキラキラさせて上目遣いしやがって!罰としていっぱいなでなでしてやるからな!よーしよしよしよし!
「わ~い!」
かわいぃーーー!!いっぱいなでてあげるからね!!……ん?フウカちゃん?私の服の裾をつまんでどうしたんだい?
「……その、今度食堂の方にも来てくださいね」
うぎゃぁっ!!フウカちゃんの方が背が高いのに上目遣いっていうこの、この……ね!!*6かわいすぎるフウカちゃんもなでちゃお!!イズミちゃんのふわふわな髪の毛とフウカちゃんのサラサラな髪の毛で両手が幸せ!!
「うん、トリニティから帰ったら食堂にご飯食べに行くね」
「……はい」
なんかやけにしおらしいフウカちゃんと元気いっぱいなイズミちゃんをなでなでしてるとハルナちゃんが先生に声をかけた。
「皆さんと別れてよろしかったのですか?もし私たちが逃げ出そうとしたら止められませんよ」
"それは心配してないよ。君たちはミツキの友達なんだろう?それもかなり仲が良いみたいだしね"
だろぉ!?めっちゃ仲良いんだからな!みんなとたまにご飯食べに行くし!先生は見る目あるなぁ!ハルナちゃんとアカリちゃんなんてもう3年目の付き合いなんだから私たちの間には強固な絆が
「あら、私たちは友人を切り捨てることになんの躊躇いもありませんよ〜」
アカリちゃん?
"そうかもしれないね。でも君たちは今もこうしてお喋りに興じてくれてるじゃないか。私が先頭で歩いているのだから逃げ出すチャンスはいくらでもあっただろう?それにミツキが君たちの言葉を信じたんだ。それだけで十分さ"
「……あら〜」
「ふむ、なかなか面白い御方ですわね。ええ、私たちはミツキさんと約束しましたから暴れることは無いですわ。安心していただいてよろしくてよ」
"本当かい?それは助かるね"
ハルナちゃんとアカリちゃんの言葉を全て流しつつ飄々としながら先生は歩みを進める。なんやこの人メチャメチャカッケェじゃん。メンタル強者すぎん?私なら無理だよ?泣いて喚いて助けを求めるよ?
「す、すごい人ですね」
だよね。私もそう思う。フウカちゃんも私と同じ考えってことはフウカちゃんと私は以心伝心ってことだね。どうする?結婚を前提にお付き合いする?*7毎日私のためだけにご飯作ってくださいお願いします。
「さて、久し振りですし少しお話でもしましょうか」
「見ないと思っていましたがまさかトリニティにいるなんて驚きですね〜」
おうおう、ハルナちゃんもアカリちゃんもゆっくりお話しよう。だがアカリちゃん!アカリちゃんは本当に私を切り捨てないよね!?ね!?友達だよね!?さっきの言葉についての訂正とかないの!?ねえ!!信じていいんだよね!?
ミツキがハルナやアカリ、イズミとフウカと共にいる横でジュンコは先生に話しかけていた。
「ふーん、あんまり悪い人じゃなさそうね!トリニティのやつらと一緒にいるのに!」
"私は先生だからね。生徒皆の味方だよ。困ったことがあったら何でも言っていいからね"
「何でも?……じゃあ美味しいもの食べたい!」
"……そ、それは難しいかなぁ。君たちを今から風紀委員会に引き渡すんだし"
「い、言ってみただけよ!そんな真に受けなくてもいいじゃない!……そういえばそうだった。今からでも逃げちゃおうかな……でもミツキとご飯の約束したし……」
"あ、あはは……これはミツキがいてくれなかったら危なかったかもしれないな"
先生って多分こんくらいかっちょいいよね?いや、もっとかっちょいいか?対応とか行動がパーフェクトなイメージあります。たまにちょけますが。
フウカからしたらミツキって心労絶えない給食部での活動を優しく労ってくれる貴重な存在なのです。最近はミツキレスの影響が出始めていたらしいけど今少し回復しました。やったね。
アンケート締め切りました。
1189人の方に投票していただけました。ありがとうございます。結果としましては23票差でほのぼのが先となりました。最後まで大きくは差が開きませんでしたね。すごい。
正直な話どっちかに大きく偏るのなら人気のない方は書かなくてもいいのでは?とか思っていましたがほのぼのもシリアスも同じくらい求められているということが今回理解できました。嬉しい限りです。どちらも完結できるように頑張ります。
改めて、アンケートへのご協力ありがとうございました。
こちらには投稿できないコハルに怒られてしまうようなお話をひっそりと先日投稿しています。何がとは言いませんが。気になる方は見にいってみてください。
現状原作においてほのぼのとシリアスのどちらもある程度構想ができており、どちらも書いてしまおうかと考えているのですがどちらが先がいいですか?後から書く方は先に書いた方と同じシーンはカットしつつ変化する部分を書ければなと考えています。私の構想上でほのぼのとシリアスの分岐点が近いのでこのタイミングでアンケートをさせていただきます。あくまで目安ですので私の気分で変わるかもしれません。ご了承ください。
-
ほのぼのが先
-
シリアスが先
-
そんなことよりおうどん食べたい(閲覧用)