ゲヘナ最強の双子の姉 作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。
補習授業部の全員が試験ボーダーラインを超え、全員がより前向きに勉強へ向き合っていた。それから何かが起こることもなく1日は終わりを迎える。そして次の日……
「いよいよ明日が試験です。この1週間私たちは努力してきました。今の私たちなら十分に合格を狙えるはずです!最後の1日、頑張りましょう!」
「「「「おー!」」」」
翌日が試験であるということを強く意識し、全員がいつも以上にやる気を出して勉強会をしていた。そんな中、先日同様一人の生徒が訪れる。入り口の方へ先生とミツキが向かうと、大きなカバンを持ってシスターフッドのベールをかぶった生徒が合宿所の前に立っていた。
「あ、あの……私、若葉ヒナタと申します……外交官さんのお迎えに来ました……」
きゃー!ヒナタちゃん!オドオドしてかわいいねぇ!色々とおっきい!片目が隠れてるのも最高!ちょっと抱き締めてくれない?包容力の塊だと思うんですけど。
「私が外交官の空崎ミツキだよ。よろしくね」
「は、はい……よろしくお願いします……」
隣に立つと存在感やばいっていうか……うん、ヒールがすげぇ悪さしてる。なんでそんな高いヒール履いてるの?身長差も相まって私の視界が胸部装甲でいっぱいなんですけど。ねえ、ただでさえ身長高いのにヒールまで履かなくてもいいじゃん。
というか太もも出過ぎだろ!なんだそのスリット!ほとんど見えてる!汗で胸元も湿ってるし!エッッッ!!!……ほんとに聖職者なんですか!?ちょっと!こんなの会っただけでコハルちゃんにエ駄死されちゃうよ!
"今日は途中まで私も一緒に行くよ。ちょっとナギサに呼ばれててね"
「そうなんですか?……よ、よろしくお願いします……」
先生も来るんけ?私とヒナタちゃんのいちゃいちゃタイムを邪魔するつもりだな……!?ちくしょう!私のヒナタちゃんだぞ!!*1
そうして、三人は合宿所を背に歩き出した。
うむ、左右にいる先生とヒナタちゃんが私の歩く速度に合わせて歩いてくれている。しかもヒナタちゃんはカバンを私と反対側に持ってくれてるし。優しい。なんか身長差のせいで私二人の子供みたい。
なんだろう、悪くないな。今ならヒナタちゃんに抱き着いてもいいのでは?……いや、ヒナタちゃんのパワーで抵抗されたら私吹き飛ぶな。やめとこ。*2
「ねえねえ、サクラコちゃんは元気?」
「は、はい……最近のサクラコ様は機嫌がいいような気がします」
"へえ、何か良いことでもあったのかな?"
「ですが、その……スマホを見て突然笑みを浮かべたり不気味な笑い声が漏れたりしているみたいで、周りからは一歩引かれているといいますか……少しサクラコ様が心配なんです」
"えぇ……"
な、なんだそれ。何してんだサクラコちゃん!そんな怪しさ満点なことしてたら親しみやすくなれないよ!みんな近寄れないよ!自分から周囲を遠ざけてどうすんだ!
「私が実際に見たわけではなく周りの子が話していたのを聞いただけなので、本当のことなのかどうかは分かりませんが……」
「じ、じゃあそれとなく後で聞いてみよっか?」
「……いいのですか?」
「うん、サクラコちゃんとはお友達だからね。きっと教えてくれるし、もしかしたらかわいい猫ちゃんの動画とか見てただけかもしれないもん」
猫ちゃんの動画見てたら勝手に笑顔になるしふへへへって不気味な笑い声が出ても仕方ない。だってかわいいんだもの。きっとそういうのを見てるんだ!サクラコちゃん挙動はめっちゃ怪しいけど*3いい子だし!
"なるほど、そういうのもあるかもね"
「ありがとうございます!……実は私、みなさんみたいにお話を聞いて力になるようなことが苦手で……サクラコ様に直接聞くのも少しハードルが高く……お役に立てなくて申し訳ありません」
おーん……なんでヒナタちゃんがそんな謝るんですか?めっちゃ申し訳なさそうな表情しとるけど、これサクラコちゃんが悪いからね?ヒナタちゃん一切悪くないからね?
「大丈夫だよ、ヒナタちゃんのおかげで私がそのことを知れたんだもん。十分力になってるよ。ね?」
うへへへへ!おててをぎゅって握っちゃうもんね!相手に寄り添いながらおててを楽しめるという最強の一手!おててやわらかーい!体がおっきいから手もおっきいね!超すべすべ!指も細くてながーい!
「……はい、ありがとうございます」
うひょー!美少女の微笑みってどうしてこんなに美しいんでしょう!この体格差だからいいんだ!斜め上から私にだけ微笑んでくれているというこの特別感!私だけに向けられてんだぞ!?贅沢すぎるやろがい!笑顔を独り占めしてるぅ!
"あ、私はあっちだからここでお別れだね"
「はい、また後で」
「せ、先生……今日もどうか、安らかな一日になりますように……!」
"あぁ、ありがとう。じゃあね"
手をヒラヒラと振って先生は私たちと別方向へ歩いていった。あの人一人で大丈夫なんかな。まあ、バリアもあるし滅多なことはないと思うけどさ。
「では、私たちはこっちですね……」
「うん」
ん?この感じ、ヒナタちゃん手をつないでても特に気にしないタイプ?……やったぜ!このままおててをたっぷり堪能してやんよ!
そうして私たちは聖堂の前に辿り着いた。カバンを持って私と手をつないでいるヒナタちゃんは扉を開けられないだろうから、私が一歩前に出て扉を開ける。すると以前と同じように大量に並べられた長椅子の最前列にサクラコちゃんは座っていた。
扉を開けた音で私たちが来たことに気付いたのかサクラコちゃんはすっと立ち上がり私たちの前まで歩いてくる。うん、やっぱり顔に影が入っとる。前回の私の見間違いじゃねえなこれ。……どうして?呪いの装備でも着けてる?おはらいしよ?シスターなんでしょ?*4
「お久しぶりですミツキさん。ヒナタさんもミツキさんのお迎えお疲れ様です」
「はい、サクラコ様もお疲れ様です」
「おはようサクラコちゃん」
「ええ、おはようございます。……ところで、その手はどうしたのですか?」
「手ですか?」
サクラコちゃんが心底不思議そうに私たちのつながれた手を指差した。ヒナタちゃんも不思議そうにその指が差している方向へ視線を動かし、ピシリと固まった。
「うわぁ!?す、すみません!全然違和感がなくて……!」
ヒナタちゃんはバッと手を離して赤面しながら大きな声を出している。なんやこの子……かわいすぎひん?くっ、優しいパワー系高身長片目隠れおどおどむちむち美少女とかいうハッピーセットずるすぎる!属性盛りすぎだろうが!そういうの大好き!もっとちょうだい!*5
「気にしなくて大丈夫だよ?ヒナタちゃんと仲良くなれたみたいで私は嬉しかったもん」
「う……」
「ふふ、ミツキさんは相変わらずですね」
サクラコちゃんもちょっと表情豊かになったね!微笑んでるのかわいいよぉ!……いつもそういう笑顔してればいいのにね。
「わ、私はこの辺りで……失礼します……」
「ええ、またお帰りの際にお願いします」
「は、はい」
ああ、ヒナタちゃん出ていっちゃった。サクラコちゃんの口ぶり的にまた帰りに会えるっぽいしその時に仲良くなろう。今はサクラコちゃんだ!約1週間ぶりのサクラコちゃん!
「では、こちらにどうぞ」
サクラコちゃんに連れられて二人で長椅子に座る。うん、やっぱり顔が良い。近くで見れば見るほど分かるよね。怪しいという超絶デバフさえなければめっちゃ人気者だったろうに……。
「ど、どうかしましたか?私の顔に何か付いてますか?」
「んーん、やっぱりサクラコちゃんはきれいだなって思って」
「なっ……」
うぇーい!サクラコちゃんの驚き+赤面とかいうクソかわいい表情いただきました!ありがとう!ありがとう!!見てるだけで笑顔になっちゃうね!肌が白いから赤いのが際立って照れてるのがすごい分かりやすい!かわいい!
「ん゛ん゛っ、それを言うのならミツキさんの方がかわいらしいと思いますが……」
照れ隠しに咳払いしてるのもかわいいね。まだサクラコちゃんの顔が赤いし。だが、最高にかわいいサクラコちゃんだが、そりゃあ駄目なんです。許しません。
「ミツキちゃん」
「え?」
「ミツキちゃんって呼んで?」
「っ……み、ミツキちゃん……」
っっっぱこれよこれ!サクラコちゃんにただ一人ちゃん呼びされてるという優越感!仲良くなれているという実感!サクラコちゃんは最高だな!どうする?籍入れる?あっ、でも私にはヒフミちゃんが……ぐぬぬぬ……うん、両方と結婚すればいっか!これで解決!*6
「さっきはヒナタちゃんがいたから別にいいけど、二人っきりのときはミツキちゃんって呼んでね?」
「は、はい、善処します……」
「ふふ、そんなに身構えなくてもいいよ?」
「い、いえ、やはりいくら練習しても慣れないもので……」
「練習?」
「はい、実は一人の時にミツキさ、ちゃんの名前を呼ぶ練習をしていたのですが……こうして対面するとどうにも緊張してしまって……」
……なんだこの人、真面目な顔してめっちゃかわいいこと言ってるんですけど。一人で名前呼ぶ練習とかかわいすぎじゃね?私の心をこれ以上きゅんきゅんさせてどうするんですか?もう夢中よ?サクラコちゃんにゾッコンよ?
「じゃあ一旦緊張をほぐそっか。ゆっくり深呼吸しよう?ほら、吸って……吐いて……」
「……すぅ……はぁ……」
へっへっへ!さりげなくサクラコちゃんとの距離を詰めて自然に背中を触ってるぞぉ!こうしてさりげなくボディタッチをしていってサクラコちゃんに慣れてもらおう!いつかハグも当然のようにしてくれたら嬉しいな!しかもサクラコちゃんの方から!*7
「……ありがとうございます。少し気持ちが楽になったような気がします」
「うん、それならよかった」
じゃあサクラコちゃんとたっぷりお話しよーっと!
シスターフッドに行きたい。(懇願)