ゲヘナ最強の双子の姉 作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。
これはこの間出会ってからモモトークやらなんやらでそこそこのやりとりが経過した後のお話でございます。出会って二日目とかじゃないです。既に結構仲いいよ。続きのお話というわけではないので最新話として投稿します。
先生によって再度キサキちゃんと同じ日にシャーレの当番をすることになった。ハッピー!そんでまあやっぱりというか、キサキちゃんの書類作業の進みがとても早い。こちとらまだ半分くらいなんだが?なんで終わってんの?倍のスピードってなに?今回はちゃんとやってるのに。チートやんチート。
まあそれはいいよ。経験の差があるし。でもさ……
「ねえねえキサキちゃん」
「なんじゃ」
「集中できないんだけど……」
どうして私のすぐ真横に座ってるんです!?椅子持ってきてまで近付かなくてもよくない!?こんな状況で書類作業なんかしてられっか!全神経を総動員させてキサキちゃんを堪能するしかないだろ!
「ふむ、気合が足りぬのではないか?」
「気合なの!?今私に足りてないのは気合なの!?」
「別に妾はミツキの邪魔などしておらぬ。ほれ、このままでも業務はできるじゃろうて。はよう取りかかれ」
「えぇ……」
やるけど!やるけどさぁ!……ウゴゴゴゴ!書類に向かい合っててもキサキちゃんのキレイなお御足が眩しい!視界に入ってくる!すごいすべすべしてそう!ほおずり……してもいいですか?……あ!足組むのはエッですよ!止めてください!
「さっきよりも進みが遅いのではないかえ?」
キサキちゃんのせいだが!?門主様に手を出さないように己と戦っているんですよ!?それなのに遅いとかひどい!*1
「……今の所間違っておるぞ」
「え?ど、どこ?」
「はぁ……ここじゃ」
ため息をつきながらキサキちゃんは立ち上がり、座っている私の横で少し前かがみになって間違えている箇所を指差した。……あの、近いです。私の我慢が限界です。なんで脇がノーガードなんだよ!!ダメだ!見るな!見たら死ぬぞ!*2
「……ミツキ、聞いておるか?」
「えっ!?あ、あはは……」
「……はぁ」
またため息をつかれてしもうた。いや、仕方なくない?私悪くないよね?なんで脇をさらけ出した状態でこんな近くまでこれるの?私が座ってるのにキサキちゃんが立ってるせいで目線の高さ的によろしくない。急に私がその脇を触ったら怒るだろう?じゃあそんな見せつけないでくれよ。
「……先程から集中出来ていないようじゃな。まったく、ミツキに任せていると何時まで経っても業務が終わらぬ。大人しく待っておれ」
そう言ってキャスター付きの椅子に乗った私をそのまま横に押して退かしたキサキちゃんはさっきまで座っていた椅子を持ってきて書類の束をシュバババと捌いていく。はえーすっごい。手の動きがすごい早いんですねー。読むのも早いし……私の倍の速度で終わるのも納得ですわ。
……。
これ……私いらない子判定されたんか?
普通に悲しい。だってこれじゃあ私たちの業務の四分の三をキサキちゃんがやってるってことやぞ。私四分の一しか仕事してない。あれ、無能か?これからどんどん仕事なくなっていくやつでは?窓際族って、コト……?シャーレにもあるんだねこんな世知辛い部署が。もうこの仕事やめようかな。
それから少しの間悲しみに暮れていると、書類を捌き切ったらしいキサキちゃんがこちらに振り返った。
「ほれ、終わったぞ」
「う、うん……ごめんね?」
「なんじゃ、妾が代わりにやったことを気にしておったのか?」
「だって、私がやるやつだったのにやってもらっちゃったし……」
「……はぁ」
ついに本日3度目のため息が出ました。泣きそう。
「元はと言えばミツキが集中できておらぬからじゃろうて。それとも、妾の気遣いは余計なお節介じゃったか?」
……ぬん?気遣い?
「その、私があまりに仕事できないからとかじゃなくて?」
「……お主は妾をなんだと思っておるのじゃ」
あぁ!!ごめんなさい!!違うよね!!キサキちゃんはそんなこと思わないよね!!そんな顔しないで!!ちょっと悲しそうなジト目は違う!!私の求めているものと違う!!すみませんでしたぁ!!土下座でも何でもするから!!
「ご、ごめんね。気を遣ってくれてたのに……」
「いや、謝らずともよい。……思い返してみれば、たしかに妾の言い方が紛らわしかったやもしれぬ」
やめて!!善意でやってくれたキサキちゃんに悪いところなんてないから!!勝手に傷付いてた私が悪いから!!やめてくれぇ!!
「な、なにかしてほしいこととかある?その、気遣って作業してくれたお礼と、勘違いしちゃったお詫びも兼ねて!できることなら何でもするよ!」*3
「……ふむ。別にいらぬ、と言っても聞かぬじゃろう?」
「もちろん!」
「……そうさな、ではそのまま椅子に座っておれ。それだけでよい」
「椅子に?」
なんだろう。お前はそこから動くなよってこと?……事実上の置物扱いですか!?やっぱり私っていらない子なのでは?
「まったく、友人を気遣ったというに不本意な捉え方をされるとは……困ったものじゃな」
そう言いながらキサキちゃんは椅子から立ち上がり、私の方へ近づいてくる。そして私の膝の上にゆっくりと腰を下ろした。
「さて、今日はもう大人しく妾の椅子にでもなっておればよかろう」
ご褒美じゃないですかやったー!!なります!!椅子になります!!いや、もう今日だけとかじゃなくこれから毎日椅子にしてください!!したり顔でこっちに振り返るのかわいすぎんだろ!!お茶目な門主様大好き!!かわいい!!愛してる!!
あともうすぐで椅子の肘掛けに置かれた私の手が暴走しそうなんですけどどうすればいいですかね?*4なんとか椅子であろうと己を律してるけど限界ですよ?太ももで感じる体温と良い香りのせいでまともな思考ができぬぅ!!
我慢できずに腕をお腹に回してぎゅっと力を入れてもキサキちゃんは特に何も言ってこない。ぎゅってするのは門主様的にはセーフなのかな。ありがてぇ!!
「……」
こうも反応がないと何してもいいような気がしてくる。いや、気のせいだけどさ。門主様に変なことしたら私は文字通り消し飛ぶだろうし……でもこのまま我慢ってのも辛い。少しだけ、少しだけならいいよね?*5
額をキサキちゃんの肩に押し当てて、そのままぐりぐりと頭を動かす。はー……好き。キサキちゃん大好き。今まで我慢してた分ここで発散しとこ。今なら自由に甘えられるもんね!キサキちゃんから私の上に座ったんだもんね!
「なんじゃ。お主、人に甘えたかったのかえ?……疲れてもいそうじゃったしの」
……うん?
「ふむ……妾は別に構わぬぞ」
うん!?!?!?なんて!?!?!?
「き、キサキちゃん……?」
「ミツキは周りに気遣うばかりで自分のことにはあまり関心がないらしいのでな。今日ばかりは特別じゃ。妾が許してやろう」
キサキちゃーん!!!もう、本当に、大好きだ!!!!今日という日は存分に甘えちゃうぞ!!いいんだな!?本当にいいんだな!?私はやるぞ!!
"……何してるの二人とも"
「キサキちゃんに甘えてるの」
「……ミツキに襲われておる」
"えぇ……"
キサキちゃんを後ろから抱き締めてスリスリとマーキングするのもすんばらしい時間だったが、ある程度時間が経って姿勢を変えさせていただいた。今度はソファに移動してキサキちゃんに座ってもらい、その上に私が跨がって正面から抱き着いているのである。
幸せ。もう動きたくない。このままおはようからおやすみまでキサキちゃんと一緒にいたい。脳内が幸せホルモンでいっぱい。これはもう合法麻薬と言っても差し支えないでしょ。さっきから顔がずっと緩んでるわ。
「えへへ〜キサキちゃん好き〜」
もうずっとスリスリしてたい。キサキちゃんに抱き着いてスリスリするお仕事とかない?天職だと思うんですけど。ねえ、誰か早くこのお仕事雇って?フルタイムで毎日入れますから。残業だっていくらでもしますよ。
「……全く」
呆れつつもキサキちゃんは左手で私の背中をなでて、右手で頭をポンポンと優しく触っている。あっ、もうダメだわ。こんなん赤ちゃんになっちゃう。キサキちゃんに赤ちゃんにされちゃう。お世話されたい。もう今日は動かないからな!このHEAVENからは絶対に離れないぞ!覚悟しろ!
―先生の日記もしくはメモ―
今日はミツキが結構疲れていたらしい。あまり集中できずに作業が進まなかったところをキサキが手助けしてくれたようだ。ミツキは普段年下の子から甘えられている印象だが、実は本人も結構甘えたなようで後半はずっとキサキに引っ付いていた。羽根もパタパタと揺れてミツキからハートがポロポロと溢れているのが見えたような気もする。なんだかんだでキサキも満更でもない様子だった。
かわいかったし2人の様子は一応写真と途中から動画も撮ったけど……あまり人に見せない方がいいかもしれない。一部の生徒の情緒が危うくなる気がする。特に (ここから先は上からペンで乱雑にグリグリと書き潰されていて読めない
集中できていないミツキを休ませてあげるキサキちゃん優しいしかわいい。そのあとの椅子のくだりもお前は大人しく座って休んでていいぞっていう意図があったよ。こんなところにも気遣いが隠れてました。上に乗ったのは軽いイタズラ心だったんだけど割とガチめに甘えられて内心ビックリしてたよ。
私がキサキちゃんのお話を書こうとするとミツキが甘えるだけになるんだが。もっとキサキちゃんのかわいいところが見たいのに……。こう、キサキちゃんは友人になら少し甘そうだなとは思いますが他の子みたいに甘えそうだなとは思えなくて。軽くいたずらしてたらミツキに甘えられるっていうのが二人のやり取りのワンセットになってそう。
……もしかしてそうなることを理解してミツキにいたずらしているのか?