ゲヘナ最強の双子の姉   作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。

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あけましておめでとうございます。






おめでたい日なのでゆっくりほのぼのとした空崎家の休日の様子を書きました。少し短いですが……。平和だよ。脳破壊なんてないよヒナ。好きにイチャイチャしててね。
シチュエーションが以前書いた原作前の話に似てます。私が好きなんです。


空崎家の休日

今日は珍しくゆっくりしていられる休日。やらないといけない仕事もどこかへ行く予定もない。だから朝早く起きなくていいし、なんなら二度寝することもできる。

 

一度目が覚めた後もベッドから出ずにふわふわな布団にくるまっていると、窓から差す朝日が部屋をあたたかくし始める。部屋の温度が上がるにつれてだんだん眠くなってきて、うとうととまどろみの中にいると遠い遠いどこかから姉さんの声が聞こえたような気がした。

 

「おはようヒナ」

 

「……ねえ、さん?」

 

「うん、お姉ちゃんだよ。でも無理して起きなくていいからね」

 

ぼんやりとした視界の端で姉さんがベッドの縁に腰掛けるのが見えた。そのままゆっくりと手が伸びてきて、私の頭には触れられている感触がある。なでられているのだと理解すると同時に思わず頬が緩む。

 

「ヒナはいつも頑張っててえらいね」

 

姉さんになでてもらうだけで、優しい声で褒めてもらうだけで、胸の奥からぽかぽかとした気持ちが込み上げてくる。この幸せな空間でほんの少しでも気を抜いたらすぐに寝てしまうことは寝ぼけた頭のどこかで理解していた。

 

このまま睡魔に身を任せて寝てしまったらどれだけ気持ちいいだろうか。でもこの時間をずっと堪能していたいとも思う。寝たい。寝たくない。揺れ動く心はどちらを選ぶのか悩みに悩んで決めきれないでいる。どちらを選んでも幸せな悩みなんて、なんて贅沢な悩みなのだろう。

 

私にはどちらも贅沢すぎるけど、それでも、今日くらいはもっと欲張りになってもいいような気がした。

 

「……ねえさん」

 

「どうしたの?」

 

「いっしょにねよう?」

 

「ふふふ、いいよ」

 

私がそう言うと姉さんは私の首元までかかっていた布団を少し持ち上げて、出来た隙間に私の方に向くよう横向きに体を入れた。私も仰向けだった体勢を姉さんの方に向くようにして、そのまま姉さんと向かい合う。

 

さっきよりも近くで見える姉さんの顔はとても優しい笑顔で、ふわふわとした頭じゃもう自分の欲望を我慢することなんてできなかった。

 

「ぎゅってして?」

 

「今日のヒナは甘えん坊さんだね。いいよ」

 

姉さんは手を私の頭と枕の間に差し込んで少しだけ頭を持ち上げ、枕をちょっと上にずらして姉さん自身も上にずれた。そのずらした枕に自分の頭を乗せてから私を抱き寄せ、その手で私の頭を優しくなでている。

 

この体勢だと姉さんの腕を枕に自然と姉さんの胸元に顔が収まって、姉さんの体温と姉さんの匂いでいっぱいになり胸のぽかぽかはずっとずっと増えていく。姉さんと少しでも多く密着するように私の方からも姉さんの背中に手を回して抱きしめた。足も姉さんの足と交互になるように絡めて、全身で姉さんを感じている。

 

「あたたかいね」

 

「……うん」

 

「寝ていいんだよ」

 

「…………うん」

 

幸せだ。この時間がずっと続いてほしい。そう思いながらもまぶたを開けていられなくて、幸福感で胸がいっぱいになりながら私はもう一度夢の世界に意識を飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくして目が覚める。姿勢は変わらず姉さんと抱き合ったままで、二度の睡眠から目覚めた私は意識がはっきりとしていた。

 

幸せだ。目が冴えた今でもそう思う。とくんとくんと心地よいリズムを刻む心音も、呼吸と共に上下する胸も、姉さんがここにいると実感させるには十分だった。もっと近くで、もっと姉さんを感じていたい。我慢なんてやっぱりできなくて、さっきよりも強く姉さんを抱きしめた。全身が密着して私の鼓動と姉さんの鼓動が交わる。少しテンポの異なるそれはまったく同じであるよりもどうしてか嬉しかった。

 

姉さんが起きているのか、それとも眠っているのか分からない。顔を離して見れば分かるけれど恥ずかしくて見ようとは思わなかった。……なんだかそう考えると今も恥ずかしくなってきた。顔を見られたくなくて私の肩までかかっていた布団を頭までかぶる。姉さんの頬あたりまでかかった布団によって姉さんは私の顔を見れないだろう。

 

……ただ、これは少し悪手だったのかもしれない。真っ暗とまではいかない暗闇は、姉さん以外の情報なんて一切なくて嫌でも姉さんのことを意識してしまう。それに布団の中にこもった空気は姉さんの匂いが充満しててどうやっても姉さんでいっぱいになってしまった。

 

「……」

 

恥ずかしいから布団をかぶったのになぜだか恥ずかしさは増していて、今すぐにでもここを飛び退きたいような感情に襲われる。でも姉さんから離れたくないという感情もあってぐちゃぐちゃとした感情の波は私にも制御できなくなっていた。今かぶったばかりの布団をどかしてしまおうかと思っていると、頭上から姉さんの声が聞こえた。

 

「ヒナ、もう一回寝るの?」

 

「っ!?……ね、姉さん、起きてたの?」

 

「うん、起きてたよ。ヒナがいつ起きたのかは分からないけど、今布団をかぶったから起きてるんだなって思って話しかけちゃった」

 

「……」

 

恥ずかしい。全部見られてたってこと……?強く抱きしめたのもバレていた。顔が赤くなるのが自分でも分かる。姉さんの顔が見れない。私の顔も見られたくない。私はかぶった布団をどかすことができなくなった。

 

「寝たいならまだ寝てていいよ。せっかくのお休みなんだからゆっくりしてていいんだよ」

 

優しくそう言いながら布団の中で姉さんはぎゅーっと私の頭を抱きしめる。視覚も、聴覚も、触覚も、嗅覚も、もう何もかもが姉さんしか感じられなくて姉さんの事しか考えられなくなっていた。そして胸の奥から込み上げるぽかぽかは溢れすぎちゃって、抑えきれなくなっちゃって、行き場をなくしたぽかぽかは口から全部出ていった。

 

「……好き。姉さん好き」

 

「私も好きだよヒナ」

 

「うん、好きだよ姉さん。大好き」

 

姉さんをもっともっと強く抱きしめて好きを連呼する。もう止められない。勝手に口が動くんだから、勝手に体が動くんだから、私の意思じゃ止められない。それでも今はとても幸せだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒナ、こっち向いてよ」

 

「む、無理……」

 

私がようやく自分を取り戻したときにはもう姉さんの顔を見ることはできなかった。あれからも好き好きと連呼して、そのたびに姉さんからも好きをもらって、どんな顔して目を合わせればいいんだろう。恥ずかしさのあまり今にも死んでしまいそうだ。

 

「甘えるヒナもかわいかったよ」

 

「や、やめて……言わないで……」

 

かぶっていた布団は姉さんによってどけられてしまったけど、姉さんの顔は見れないからずっと姉さんの胸に顔をうずめている。

 

「ヒナに好きって言ってもらえて私は嬉しかったよ。ヒナはどう?」

 

「私も、その、嬉しかった。姉さんにす、好きって言ってもらえて……」

 

「ふふ、そっか」

 

姉さんは嬉しそうにそう言って私の頭をなでている。さっきからずっとキャパオーバーだから、少しは休ませてほしい。でも私の腕は姉さんの体から離れようとはしてくれない。私も姉さんから離れたいとは思えなかった。

 

「ねえヒナ」

 

「……なに?」

 

「こうしてるだけで幸せだね」

 

「……うん、幸せ」

 

私と同じように姉さんも幸せを感じてくれているようで嬉しい。姉さんもそうなんだと思うとまた胸のぽかぽかが込み上げてくる。結局私たちは確かな幸せを噛み締めながらお昼になるまでずっと抱きしめ合って過ごしていた。

 




原作前よりも積極的になれてるねヒナちゃ。かわいいね。幸せになってね。







お知らせ

年末は私が暇人でしたのでポンポン投稿していましたが、流石に年始は忙しいのであまり投稿できません。そして私は大学生ですので一月は大変忙しいのでございます。レポートやらテストやら……。そのため一月は投稿頻度がかなり低下します。ご了承のほどよろしくお願いいたします。
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