ゲヘナ最強の双子の姉   作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。

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原作後のお話は脳死でイチャイチャさせてればいいのでとても楽しい。……原作の方も似たようなものだろってのは禁句です。少なくともこれよりは考えてます。


サツキとミツキって響きが似てるよね

今日は万魔殿に来ている。理由は特にない。ただ遊びに来ただけさ。目的も何も無い訪問を歓迎してくれるみんなが優しすぎるぅ!!私万魔殿に入ろうかな……。

 

「サツキ、あの作戦はどうだ?」

 

「あの作戦ね……実はあまり進展がないわ」

 

マコトちゃんとサツキちゃんはなんの話をしてるんだろう。というか私がいるのに作戦の話とかしてていいの?どう考えても機密事項じゃん?

 

「あの、ミツキさん。私はいつまでこうしていれば?」

 

二人の会話が気になってマコトちゃんのデスクの方に目線を向けていたら、今度は私の真下から声が聞こえてきた。下を見るとそこには真っ赤なもふもふが!!イロハちゃんが私の膝を枕にしてソファに横になっている!!この絵面だけでご飯三杯はいける!!

 

「私が満足するまでかな」

 

「……そうですか」

 

もっふもふな髪の毛を堪能しながら優しく頭をなでるとイロハちゃんは瞳を閉じて私のお腹側に顔がくるように寝返りをうった。はいかわいい!!イロハちゃんに甘えられてるみたい!!もうこれは付き合ってると言っても過言ではないのでは!?*1

 

イロハちゃんのかわいさできゅーんとなる心臓を押さえながら正面を見ると、そこではお絵かきをするイブキちゃんとカメラを構えてイブキちゃんをいろんな角度から撮影するチアキちゃんがいた。

 

「〜♪」

 

「イブキちゃんすっごいかわいいですよ〜!少しだけこっちを向いてください!……きゃー!!いい笑顔ですねえ!!」

 

それあとでちょうだい?くそっ!私も写真撮りたい!イブキちゃんのかわいさを記録に残しておきたい!……あ、イロハちゃんのかわいさを残しておけばいいやん。うひょひょ!

 

イロハちゃんは目を瞑ってるし無音カメラなら大丈夫!私のお腹に顔をうずめてるからもし急に目を開けてもバレない!たぶん!片手で頭をなでながらもう片方の手で連写連写ァ!きゃー!!かわいい!!

 

「……」

 

ふっ、そんなに見つめなくてもいいぜチアキちゃん。後で写真の交換会を行おうと言うわけだろう?もちろん分かっているとも。アイコンタクトで私の意図がしっかりと伝わったのかチアキちゃんは満足げに微笑んだ後イブキちゃんの撮影に戻った。やっぱりかわいいは正義ってことだよなぁ!!*2

 

「そうだ、ミツキちゃんは何かないかしら」

 

「へ?」

 

なにが?というかサツキちゃんいつの間にこっちに来てたの?ソファの後ろから身を乗り出して話しかけてくるサツキちゃんもキレイですねぇ。でもその姿勢だと胸部装甲の主張がエグいので少し自重してくれませんか?

 

というかさっきまでマコトちゃんと話してたじゃん。マコトちゃんは……いない!?あれ!?あっ!!イブキちゃんとチアキちゃんのところに混じってる!!いつの間に!?

 

「私のNKウルトラ計画……それの第一歩として先生に実験体になってもらったのだけど、成果が芳しくないのよね。ミツキちゃんはなにかいい案があったりしないかしら」

 

「えーと……わ、分かんないや」

 

「そうよね……いえ、ごめんなさいね。変なことを聞いたわ」

 

そう言ってサツキちゃんは私の頭をよしよしとなでてくれた。なんなん?手つきがめっちゃ優しいんですけど。その穏やかな表情はなに?お母さんじゃん。ママじゃん。……甘えたくなっちゃうやろがい!!私がイロハちゃんをなでてサツキちゃんが私をなでる!!なでなでに挟まれてるよ!!*3

 

「ちょっと話は変わるんだけどさ、サツキちゃんは催眠術?ができるんだよね?」

 

「ええ、そうね。……くっ、先生にはあまり効果がないどころかやり返されてしまったわ。抜け目のない人よ」

 

「そ、そうなんだ」

 

絶対自分でなんかやらかしたんだろうな……サツキちゃん結構天然だから。

 

「その催眠術って人を強くすることもできるの?」

 

「もちろん。私の催眠術は一級品よ!人を思い通りに操ることだってできるんだから!」*4

 

「じゃあさ、私を強くすることってできる?」

 

「え……ど、どうして……?」

 

……なんで狼狽えてるの?

 

「だって私戦えないんだもん。戦うのは怖くてできないし、力も弱いし……そのせいでみんなに迷惑かけちゃってるから」

 

「だ、駄目よ!」

 

うぇっ!?駄目!?無理とかじゃなくて拒否なん!?てか痛いよ!?そんな強く肩を掴んでどうしたの!?その迫真の表情はなに!?

 

「ミツキちゃんが無理して戦う必要なんてないわ!痛いのよ?怖いのよ?」

 

「で、でも……」

 

だからってずっと守られてるのも良くないのでは?そう思っているとサツキちゃんはソファの後ろにいたのに私の前までやってきて、そのまま私の頭をぎゅっと力強く抱きしめた。

 

「ミツキちゃんは今のままでいいのよ」

 

「むぐっ……」

 

やわーい!!なにこれやわすぎる!!すんごいやわくていい匂いがする!!幸せ!!極楽かな?

 

……。

 

……でも息ができねぇ!

 

ちょっと待ってよ!このままじゃ豊満な胸の中で息絶える!少しでいいから力緩めて!サツキちゃんの背中をバシバシ叩いても*5全然離してくれない!なんで!?待って待って待って!!なんで力強めるんですか!?これはハグの催促じゃない!!ギブアップなのギブアップ!!死んじゃう!!

 

「むー!んー!」

 

「……お二人共何してるんですか?」

 

なんとかサツキちゃんの抱擁から逃れようとする私の動きが膝の上にいるイロハちゃんにも伝わったからか、イロハちゃんが心底不思議そうにそう聞いてくる。でも返事なんてできないしそっちを見ることもできない。

 

い、イロハちゃん……助けて……もう息が保たない……。

 

「ミツキさん?大丈夫ですか?」

 

「むぐ……ん……」

 

も、もう意識が……し、死ぬ……。

 

「……ミツキさん?」

 

「……」

 

「だ、大丈夫ですか!?サツキ先輩!ミツキさんを離してあげてください!腕がもうだらんとしてますし返事もないです!このままだと死んじゃいますよ!」

 

「えっ!?うそっ!?」

 

「ぁ……ぁぅ……」

 

思わずミツキの膝から離れて立ち上がりサツキを止めるイロハ。そんなイロハの説得でサツキが急いで頭を解放すると、そこには強く抱きしめられていたせいか髪は乱れ、赤くなった顔に焦点の合わない虚ろな瞳で涙を湛えたミツキがいた。

 

「っ……」

 

「ミツキちゃん大丈夫!?」

 

「……けほ……だ……だいじょーぶ……」

 

ぼーっとした状態でにへらと弱々しく笑うミツキ。明らかに正常な様子ではない。

 

「ご、ごめんなさいねミツキちゃん。……これはどうすればいいの?安静にしていれば大丈夫かしら?……イロハ?」

 

「……」

 

隣にいるイロハに聞いているつもりだったが一切返事が返ってこないことに疑問を持ったサツキがイロハの方を見ると、イロハはミツキを見つめて固まっていた。

 

「イロハ?聞いてる?」

 

「え?……な、なんですかサツキ先輩」

 

「ミツキちゃんはこのまま安静にしていれば大丈夫かしら。それとも救護とかを呼んだほうがいいのかしら」

 

「あ、いえ、息ができずに頭に血が上っただけだと思うので安静にしていれば問題ないと思いますよ」

 

「そう、それならよかったわ」

 

そう言って胸を撫で下ろしたサツキは、なんとか呼吸を整えているミツキの頬に張り付いた髪の毛を指で横に払い、乱れた髪の毛を優しく整えている。少しの間安静にしていると、ミツキの顔色は元に戻りまともに受け答えができるようになった。

 

「もう大丈夫かしら、ミツキちゃん」

 

「……うん。もう大丈夫だよ」

 

……割とガチで死ぬかと思った。私の死因がサツキちゃんのハグとか笑えないんだが。そんなことになったら絶対サツキちゃん罪悪感でボロボロになっちゃう。たしかに気持ちよかったよ?最初はね?後半はただの地獄だった。息ができないってめっちゃ怖いんだね。窒息死はしたくないな。

 

「はぁ……こんなのでミツキさんが倒れるとか洒落になりませんよ」

 

「うっ、わ、私も流石に悪いと思ってるわよ」

 

「私は大丈夫だしあんまり気にしなくていいよ?」

 

そんなに申し訳なさそうな顔されると謎の罪悪感が……。美人の申し訳なさそうな顔って全部許してあげたくなっちゃう。元気出して?

 

「……というかどうしてこんなことになったんですか」

 

うーん、ジト目なイロハちゃんもかわいいね。ジト目っていい文化だと思います。

 

「その、ミツキちゃんに催眠術で強くしてほしいって言われて……私はミツキちゃんはそのままでいいって伝えたくて……」

 

「はぁ?なんですかそれ……本当ですかミツキさん」

 

「う、うん。いつもみんなに迷惑かけてるし強くなれるに越したことはないかなって」

 

「……はぁー」

 

クソデカため息やめて?片手を額に当ててため息とか呆れ100%の反応なんでやめてください。傷つく。というか私が座ってるのに正面に二人立たれると威圧感がすごい。近いし。視界に二人しか映ってないんですけど。

 

「そもそも催眠術なんて眉唾物に頼ることが間違いなんですよ」

 

「なんですって!?」

 

「サツキ先輩はちょっと黙っててください」

 

「え……」*6

 

わぁ……サツキちゃんがなんかダメージ受けてる……かわいそう。

 

「仮に催眠術で強くなったところで長時間継続できるわけでもないでしょうし何かあるたびにサツキ先輩から成功するかも分からない催眠術をかけてもらうつもりですか?」

 

ぴえっ……なんか怒ってる?淡々としてるし目もちょっと怖いよ?

 

「いや、その、別にそこまで考えてなかったっていうか……ただ言ってみただけっていうか……そうなったらいいなーってくらいの軽い気持ちだったというか……

 

「そんな適当な考えでよく分からないものに手を出そうとするなんてありえないですよ」

 

……うん*7

 

なんでこんな詰められてるんだろう。私何かした?ただちょっと興味本位で聞いてみただけじゃん。そんな悪いことしたわけでもないのに、どうして……。

 

「そもそもミツキさんが強くなる必要なんてないじゃないですか。私たちだけじゃなくあの風紀委員長もいますし周りの人も守ってくれますよね?何が不満なんですか」

 

「不満じゃないけど……やっぱり迷惑かなって」

 

「ミツキさんは大人しく私たちに守られてればいいんですよ」

 

そう言ってイロハちゃんは私の座っているすぐ横に片膝をついて横から私の頭を優しく抱きしめた。

 

「そうよ。私たちは迷惑なんて思わないわ」

 

それを見たサツキちゃんも反対側で同じように私の頭を抱きしめる。

 

あぁ!駄目です!二人で私の頭を優しく抱きしめて囁かないでください!ズルいぞそんなの!私が逆らえるわけないだろ!なでなでするなぁ!頬を擦るなぁ!二人に駄目にされるぅ!骨抜きにされちゃうぅ!*8くっ、意識をしっかり保つんだ!私は負けない!

 

「……えへへへ」*9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっと、これはシャッターチャンスですかね?……次号に載せちゃいましょ〜っと」

 

*1
過言

*2
後でしっかりと交換会をした模様

*3
幸せのサンドイッチ

*4
できない

*5
ミツキ基準

*6
1キル

*7
2キル

*8
幸せのサンドイッチその2

*9
即オチ2コマ




次号の「週刊万魔殿」にはチアキが撮っていたイブキちゃんの写真だけでなくミツキが膝枕しながら撮ったイロハの写真や最後の写真も載っていたらしい。
……あり得ない勢いでバズったとかなんとか。いい意味でも悪い意味でも。





サツキからしたらミツキって平和の象徴みたいになってそう。穏やかで優しくて暴力とか荒さなんてものとは無縁の存在……サツキの理想の世界の住民みたいな。だからミツキが争いに巻き込まれるのは自分が痛い苦しい思いをするのと同じくらい嫌だし避けようとするんじゃないですかね。
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