ゲヘナ最強の双子の姉 作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。
今日はシャーレの当番だぞー。しかも私含めて三人!二人もかわい子ちゃんがいる空間に無料でお邪魔できちまうんだ!うへへへへ!
でも今回は『来れるなら来て』って朝急に呼ばれたんだよね。元々の当番は今日じゃなかったんだけど……どうしてだろう。それに最近シャーレに呼ばれること多いんだが。特別仕事できる訳じゃないし、有事の時に何かできる訳でもないのに。なぜ?いや、いろんな子に会えるから私は別にいいんだけどね。
あれかな、委員会とか部活をやってないし基本ヒマしてるしで都合が良いからかな。くそっ、いいように労働力として使われちまってる!でも日替わりで会える美少女の魅力には逆らえない!呼ばれたらウキウキで参加してるし。*1
「こんにちはー」
「あ……ミツキ先輩……こんにちは……」
「ミツキ先輩、お疲れ様です」
うむ。既に二人は先に来てお仕事してらっしゃる。かわいくて美しいユウカちゃんとノアちゃんの最強コンビがいらっしゃる。いらっしゃるんだが……なんかユウカちゃん死にかけてるんですけど。机に突っ伏して顔だけこっち見てる。なにそれかわいい。顔色はよくないけど。
あとパッと見じゃ分かりにくいけどノアちゃんも元気無い。笑顔に元気が見受けられない。いったい何があったんだ?
「ど、どうしたの?二人とも元気無いけど……あれ?先生はどこに?」
"やぁ、いらっしゃい……ミツキ……"
先生の声がするけど先生の姿が見えない。死にかけのふにゃっふにゃな声がどこかから聞こえる。聞き間違い?それとも生霊?……ホラーかな?
いったいどこに……ん?おおう、なんか先生の普段使ってるデスクの手前で床にうつ伏せになってる成人男性がおる。髪もボサボサだし。こわ、近付かんとこ。一番まともそうなノアちゃんに聞くか。
「の、ノアちゃん、何があったの?」
「最近はすこーしお仕事が多くてですね」
「すこし……?」
ニ名ほど死にかけてますけど?少しの基準が知りたい。もしかして私もやるの?先生とユウカちゃんとノアちゃんの三人でもこうなるレベルのお仕事やるの?無理だろ。能力が間に合ってない。お茶汲み係でもしようか?肩もみでもいいよ。
「ミツキ先輩にも重要なお仕事があるのでこちらに来ていただけますか?」
「い、いいけど……」
何すんの?怖いよ?重要なってわざわざ言わないでくれない?ハードルアゲアゲじゃないすか。私の能力知ってるよね?ノアちゃんは記憶力いいから絶対知ってるよね?そんな重要なものやらせないで?ストレスでハゲるよ。今からハゲるよ。*2
「私はなにをすればいいの?」
「もっと近くに来てください」
「もっと?」
それってどれくらいなん?具体的に教えてくんろ。取り敢えず椅子に座ってるノアちゃんに手が届くくらいの距離まで来たよ?書類とか渡してくれるのかな?
私が近くに行くとノアちゃんは椅子を引いてデスクから少し離れ、回転する椅子の向きをクルッと変えて正面から私を見た。うん、かわいい。温和そうな瞳と柔らかい笑みがいつも最高なんすよ!今日はなんか疲れた顔してるけども。
「はい、ここに立って下さい。それで、こうして……」
「?」
ノアちゃんが私のお腹や脇腹辺りに手を当てて体の向きを変えようとしている。されるがままに足を動かして体の向きを変えると、私がノアちゃんに背中を向けた時にその手が止まった。
「よいしょ」
ん?体が引っ張られ……
「……あれ?」
???????
「はぁー……ミツキ先輩は温かいですねー……」
弾力のある何かに座っている感触、お腹に回された腕、背中に当たっている柔らかな感触、後ろから聞こえるリラックスしているようなノアちゃんのふつくしい声……これ、私ノアちゃんに抱っこされとる??
ほわっ!?なんで!?どうして!?私なにかした!?こんなご褒美貰っちゃっていいんですか!?ノアちゃんあったかいしいい匂いするし優しいからバブみも感じるし!ノアちゃんの妹として生まれて甘えるだけの人生を送りたかった!*3
「ノアちゃん?どうしたの?」
「ふふっ、ちょっとした息抜きですよ。最近は本当に忙しかったので、人肌恋しくなることもあるのです」
「そ、そうなの?お疲れ様」
「はい、ありがとうございます」
こちらこそありがとうございます!!ノアちゃんのお膝の上なんて滅多に楽しめなっ……ん?滅多に……?なんかこの間もお膝の上に乗せて貰ったな。似たようなやり取りをした気がするし、その時も無邪気に喜んでた気がする。うーん……。
ま、今が幸せだからいっか!*4
「それで、私の重要なお仕事ってなんなの?」
「今してますよ?」
「え……?」
「こうして私の疲れを癒すのがミツキ先輩のとっても重要なお仕事です」
うごああああ!!かわいいよぉ!!ノアちゃんが甘えてくるのかわいいよぉ!!もうそんな最高なお仕事なら喜んで毎日しますよ!!残業すらしたい!!ノアちゃんをたっぷり癒して私もノアちゃんに癒されたい!!
「そ、そうなの?それならいくらでもいいよ?たくさん頑張るよ?」
「あら、その言葉覚えておきますね」
「えっと、えっと……癒すって具体的に何すればいいの?」
だが、私は焦らない。なんてったって私が癒されることは既に確定事項ッ!ノアちゃんと仲良くできるのなら既に勝ち!ならば、よりノアちゃんに喜んでもらえるよう尽力するべきだろ!
まあ、癒される基準は人それぞれだしちゃんとリサーチしないとなって話よ。美少女の笑顔で癒される人や美少女のハグで癒される人や美少女のなでなでで癒される人や美少女と目が合うだけで癒される人とかもいるんだからな。*5
「そうですね……では、ミツキ先輩をなでてもいいですか?」
「……え?私を?私がじゃなくて?」
「はい、私がミツキ先輩をなでます」
なんかなでなでしてもらえるらしい。ここは天国かな?そんなの聞くまでもなくオーケーに決まってるやろがい!!いつでもウェルカムよ!!
「いいよ」
「まあ、ありがとうございます。では失礼しますね」
「ん……」
ふわああああああ!!ノアちゃんの手が優しく頭をなでている!!本当に手つきが優しい!!ノアちゃんのおててすっごいきもちいい!!ノアちゃん大好き!!幸せ!!なんならそのまま耳元で優しく褒めてほしい!!ASMRお願いします!!
「やっぱりふわふわしてて触り心地がいいですね。いつまでも触っていたいです」
「えへへ、私もノアちゃんにいっぱいなでなでしてほしいなぁ」
「ふふ、いっぱいなでなでしてあげますよ」
やったーーーー!!こんなに幸せでいいのだろうか!!私の人生は今日この日のためにあったんだね!!生きててよかった!!
「うぅー……ミツキ先輩ー……」
「ユウカちゃん?」
うわ……立ち上がったユウカちゃん、ふらふらと重心がめちゃくちゃな歩き方してるけど大丈夫か?なんかゾンビみたい。元気ないし。
「ノア、一人でズルいわよ」
「あら、まだミツキ先輩の前は空いてますよ?ですよね、ミツキ先輩」
「うん。ユウカちゃんもおいで」
両手をバッと広げると、ユウカちゃんは吸い込まれるように頭から突っ込んできた。そして椅子の手前で膝立ちをしながら腕をノアちゃんと私の間に回して私を抱きしめながら私のお腹に頭を押し付けている。
「ミツキ先輩……」
んぎぎぎぎぎぎ!!お腹と膝の上にすっぽりユウカちゃんがいるのかわいい!!冷酷な算術使いの姿はどこにいった!?ここまで甘えてくるの滅多に見ないぞ!!というか初めてかもしれん!!かわいすぎるぅ!!
あとノアちゃんがさっきから私の頭というか首元?に顔を埋めてんだけど一言も喋らなくなっちゃった。寝てる?死んでないよね?*6
「ふ、二人とも本当に何があったの……?すごい疲れてるけど」
「ちょっと最近は事件が立て続けに起こってまして……事後処理の量が……先生は色んな所に呼び出されて飛び回ってたのであまり書類仕事が進まなくて……なんなら増えたり……」
「そ、そうなんだ……よしよし、ユウカちゃんはいっぱい頑張ったね。お疲れ様。元気出して」
うーん……先生一人だとやっぱ業務が追い付かないって。あの人は一人しかいないんだし呼び出しくらったら何も出来ねぇじゃん。精一杯ユウカちゃんをなでなでしてあげよう。私にできる労いはそれだけさ。*7
「あー……生き返るー……幸せ……もうここに住みたい……」
「私のお腹には住めないよ?」
「じゃあもうミツキ先輩と一緒に住みたい……」
「え……?」
これはプロポーズ!?プロポーズなのかな!?付き合う過程すっとばして同棲までいく!?いいよ!!私はユウカちゃんといつでも同棲できるよ!!むしろ私の方から押しかけるよ!!
「ふふ、これはユウカちゃん後で悶えるやつですね」
わぁっ!?無言だったノアちゃんが急に喋った!背後で寝てるのかと思った。あとそれはどういう意味だい?
「そ、そうなの?」
「今のユウカちゃんは頭の使いすぎと疲労でふにゃふにゃになってますけど、冷静になった後でいろいろ後悔したり一人で赤面して悶えたりなんてこともたまにあるんですよ」
「そうなんだ……」
なにそれ見たい。絶対かわいい。動画撮っておいてくれない?そんでモモトークで送って?それ見てニチャつくからさ。
「……大体は先生かミツキ先輩関連ですけど」
「むぅ……ミツキ先輩、手が止まってますよ」
うううううううう!!ユウカちゃんがお腹に頭ぐりぐりしてくる!!
もう!!もう!!なでなでの催促してくるユウカちゃんかわいすぎるだろ!!なんだよ!!ユウカちゃんってこんなかわいく甘えてくるのかよ!!普段とのギャップがっ!!私の心がっ!!死んじゃうっ!!
「ごめんね、ほら、よしよし」
「んふー……」
ヤバい。*8
満足気なのかわいい。どうしよう、本当にユウカちゃんがかわいすぎてお持ち帰りしたい。家でたくさん甘やかしてあげたい。
"二人ともすっごくお仕事頑張ってくれたんだよ"
「あ、先生……あれ?さっきより元気になってません……?」
さっき死体みたいにその辺転がってなかった?なんでもう平気みたいになってんの?生命力どないなっとんの?
"まあ、いつまでも生徒の前で床に寝転がってるわけにはいかないからね"
いや、さっきまで寝転がってたから今更だけどね?てかなんで寝転がってたの?眠いにしても床は駄目だろ。
"私にも労ってくれてもいいんだよ?"
「先生もお疲れ様です」
"あぁ、ありがとう。そう言ってもらえるだけで十分さ"
お疲れ様って言うだけで満足すんのか……こいつコスパいいな。
"ごめんね、急に呼び出しちゃって。別に仕事が残ってるとかじゃないんだ。二人が結構限界っぽかったからさ"
「気にしなくて大丈夫ですよ。私も少しは役に立ててるみたいで嬉しいですし」
あと二人と密着できて嬉しいです!!後ろと前から抱きしめられてるんだぜ!!羨ましいだろ!!二人はあげないからな!!私のだからな!!先生にはあげないぞ!!
違う!違うんだ!ユウカとノアに全力で甘えられる相手がいたらどうなんのかなって思っただけなんだ!書類仕事だらけで疲れ切った脳を癒す相手がいたらどうなんのかなって!
あとロリコン疑惑のあるユウカにはミツキの存在って結構刺さるんじゃないですかね?(適当)先輩だから合法(?)ですし。
仕事の詳細までは考えてません。「まあ、たまにはエグいくらい忙しい日もあるでしょ」という安易な考え。ちなみに、先生はいつも通りこの三人の様子をタブレットに残してます。やったね。