ゲヘナ最強の双子の姉   作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。

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この小説、今日で一周年ってマ?小説を書き始めてピッタリ一年……よく続いたなこんなの。


仲良くスイーツを食べよう

アイリちゃんとカズサちゃんはもう私の手に負えねえ!*1仕方ない、ヨシミちゃんとナツちゃんでもいいから助けて。この二人をなんとかして。

 

「あの、ヨシミちゃん、ナツちゃん」

 

「何?」

 

「どーしたんだい?」

 

「ふ、二人はどうすればいいのかな?」

 

「はぁ……そうよね、ミツキはそういう人だったわ」

 

溜め息だと!?ヨシミちゃん!?君はそういう子じゃなかっただろ!心優しいロリ枠のヨシミちゃんは私のことを抱きしめてよしよししてあま~い愛を囁いてくれただろ!*2

 

「まあ、カズサは放っといてもアイリが戻れば勝手に戻って来るからいいとして、アイリは「アイリはなでなでしてあげればなんとかなるよ」

 

「ちょっ、ナtむぐっ!?」

 

「大丈夫、アイリは今なでられ待ちをしてるんだよ。じっとミーちゃんを見つめて待っているのがその証拠」

 

ホンマか……?なんか口を押さえられてるヨシミちゃんが抗議してるんですけど。それ合ってる?適当言ってない?私後から怒られない?

 

……ま、いっか!なでなでしていいってことだろ!?なんかあったら全部ナツちゃんのせいにできるし!なんも気にせずアイリちゃんをなでなでできる最高の機会を逃すわけないんだよなぁ!

 

「アイリちゃん」

 

「……ぁ、ど、どうしたんですか?」

 

「よしよし」

 

「っ!?……っ!?!?!?!?」

 

うおおおおおお!!サラサラな髪の毛!!かわいいかわいい驚いた表情!!やっぱアイリちゃん最高だろ!!お持ち帰りしたい!!いっぱい甘やかしたい!!ずっとなでなでしたい!!

 

「アイリちゃんかわいいね」

 

「ぅ……」

 

あ、顔逸らしちゃった。そっぽ向かれるのはちょっと寂しい。でも耳とか首まで赤いのが見えてコレはコレでいいなぁ。かわいい。これ触ってもええか?流石にアウト?首筋とかツーってやってみたい。

 

「……ミツキさん、そろそろ勘弁してあげて。このままだとアイリぶっ倒れそうだし」

 

「あ、カズサちゃん。うん、カズサちゃんがそう言うならやめとくね」

 

いつの間にかカズサちゃんが復活している!?……仕方ない、カズサちゃんの言う通りやめてあげよう。今度はカズサちゃんもなでなでしようか?というかさせて?猫耳ふにふにさせて?

 

「ナツもナツだし、あまり変なこと言わないで。今回は特別に許すけどさ」

 

「ふふん、むしろ感謝してほしいくらいだよ」

 

「……ふっ、そうかもね」

 

なんかカズサちゃんとナツちゃんが視線を送り合って頷き合っておる。なんやねん、何を分かり合ってるの?ヨシミちゃんの呆れた顔と視線すごいよ?気付いてないの?あと私の隣に俯きながら両頬に手を添えてるアイリちゃんがおるんですけど。そのかわいいポーズはなに?

 

『お、お待たせしましたー……ご注文の――』

 

私が見てることに気付いてないっぽいアイリちゃんの姿を写真に撮ろうかどうか迷ってたら顔がほんのり赤いままのバイトちゃんがおずおずとスイーツ運んで来た。おい、さっき私の視線無視しただろ。ここで働いてるってことは多分ミレニアム生だと思うし、今度見かけたら憶えてろよ!

 

そして机に置かれていくスイーツの数々……うひょー!美味そう!スイーツ全部美味そう!いいや、君は許してあげる!さっさと食べるぞぉ!スプーンで掬って、いざ実食!

 

「ほら、ミツキさん。口開けて」

 

っ!?ななななにィ!?カズサちゃんの『あーん』だと!?あのカズサちゃんが隣からスプーンを差し出してくれている!ハッ!?さっき言ってた交換っこか!なんて最高なんだ交換という文化!全国で布教しようそうしよう!私があーん大使館になってキヴォトス中の色んな子達とあーんしてあーんの良さを広めてやる!

 

「あー……む。うん!おいひい!」

 

「ふふ、感想は口の中の物食べ終わってからでいいよ」

 

カズサちゃんのあーんのおかげで多分100倍美味しい!幸せ!美味しすぎて感想言ったら笑われてしもうた。一応口は手で覆ったからね?汚い口の中はお見せしてないからね?そういう配慮も出来るのだ私は。美少女に汚えモンは見せられません!*3

 

「カズサちゃんも……はい、あーん」

 

さっきスプーンで掬ったやつを差し出す。すると、カズサちゃんは髪の毛を耳にかけながら顔を近付けて口を開けた。……なんか色っぽい。やっぱり美人さんやなぁ、眼福眼福。

 

「……ん、コレ美味しいね」

 

「ほんと?まだ食べてないから楽しみだなぁ」

 

「ミーちゃん、まさかそんな美味しそうなスイーツをカズサにだけ食べさせて後は独り占め……なんてヒドいことをするつもりじゃないよね?」

 

「……?ナツちゃんも食べる?」

 

「もちろん。ほら、私の口はフリーだよ。今がチャンス」

 

「何のチャンスなのよ」

 

口を開けてそこを指差しながらナツちゃんがアピールしている。エサを待つ雛かな?かわいいね。そんなナツちゃんには私のスイーツを進呈しよう!

 

「はい、あーん」

 

「あー……うむ、美味しい」

 

あー駄目です!駄目ですよ!満足気に頬緩めてるのかわいすぎます!……ん?これナツちゃんとカズサちゃんの間接キスなのでは!?もしかして私素晴らしいことをしたのでは!?

 

「美味しいスイーツを分けてくれたミーちゃんには私のスイーツを分け与えようではないか!悩みに悩んで厳選された一品!いでよ!ブルーベリーパイ!」

 

テンション高めなナツちゃんは自分の手元にあるブルーベリーパイにフォークを突き立てた。うん、もう少し大人しく分けてくれてもいいんだよ?なんかの役になりきってるの?

 

「いでよって、もうそこにあるわよ」

 

「チッチッチ、そんな冷めたことを言ってたら駄目だよ。男の子のロマンなのさ」

 

「あんたも私たちも男の子ですらないじゃない」

 

隣で完全に呆れた目を向けるヨシミちゃんを無視して、ナツちゃんはブルーベリーパイが乗ったフォークをこちらに差し出す。

 

「ほら、ミーちゃん、召し上がれ」

 

うひょぉい!ナツちゃんからもあーんしてもらえるなんて!やったぁ!いただきまーす!

 

「あー……む。んー!おいしいね!」

 

「ふふん。私の最高の一品はナットクの味なのさ」

 

「あんたが作ったわけじゃないでしょうが」

 

ずっとツッコんでて疲れない?なんかもう息をするようにボケとツッコみが行われていくよ。この平和なゆるーい感じの空気感いいよね。好き。

 

「ヨシミちゃんも食べる?」

 

「ん。ほら、お皿寄越しなさいよ」

 

「はーい」

 

ヨシミちゃんはチーズケーキの乗ったお皿を私の前まで押してくれた。そのお返しとして私もイチゴケーキの乗ったお皿をヨシミちゃんの方に押す。

 

……ヨシミちゃんはあーんさせてくれましぇんでした。泣きそう。この流れはしてくれるやつでしょうが!ちくしょう!いいもんね!私のケーキを美味しそうに頬張るヨシミちゃんの顔をじーっと観察しちゃうもんね!網膜に焼き付けちゃうもんね!

 

「……これもイイわね」

 

うへへへ、普段からちょっと当たりがキツめなヨシミちゃんがスイーツを食べる時は幸せそうにふにゃっと表情が緩むんですよ!最高かよ!あー、いっぱいスイーツ食べさせてあげたい!

 

「ヨシミちゃん、味見させてくれてありがとね」

 

「ん、ミツキもありがと」

 

か゛わ゛い゛い゛!

 

なんなのこの子は!スイーツ関係になると態度が軟化するのズルいって!抱き締めてなでなでしたい!くそっ!座ってるのが反対側じゃなければ!やっぱりあーんしたい!今からでもあーんすればいけるか!?いや、無理やりいって断られたら精神的ダメージで死ねる!くっ!万事休すか!

 

……ふむ。

 

一旦イチゴケーキを食べて落ち着こう。まだ一口も食べてないし。……おぉ、美味しいじゃないか!やっぱイチゴって美味しいわぁ。酸味と甘みが丁度いいんだよね。紅茶に合う!でもこういうカフェってスイーツと紅茶だけでも結構なお値段するからお財布に優しくないよね。絶対一人じゃ来ない。

 

でもみんながいるなら話は別だ!たった少しのお金を払うだけでみんなが美味しそうにスイーツを食べてる姿が間近で見られるんだぞ!見てるだけで胸がぽかぽかする気がします!しあわせやぁ。今もこうしてみんなが――

 

「……」

 

み、みんなが……

 

「……」

 

……アイリさん?美味しそうにスイーツを食べてください。みんな美味しそうに食べてるよ?ねぇ、一口食べる毎に笑顔になっちゃうアイリちゃんのかわいいご尊顔を見たいんですけど。スプーンの動き遅くないですか?というか私のイチゴケーキ見てない?どうしたの?そんなに食べたいの?

 

あれ?もしかしてだけど、私ってアイリちゃんにだけお裾分けしてない……?おおっと?仲間外れとか最低では?まさか、ものすごく気まずい感じにさせてる?アイリちゃんにいらぬ心配させてる?

 

……。

 

い、いや、まだそうと決まったわけじゃないし。違うかもしれないし。わ、私悪くないかもしれないし。

 

「アイリちゃん、どうしたの?」

 

「っ!?いっ、いえ、なんでもないですよ!?」

 

わぁ、すっごく慌ててる……それくらい心を揺さぶる何かがあったのか……あれ?私、やったか?

 

「アイリちゃんもイチゴケーキ食べる?」

 

「うぇっ!?あっ、いやっ……じゃなくてっ、た、食べます!」

 

うぉぁぁぁぁ!!食べたかったんだね!!ごめんね!!私が悪かった!!他のみんなにあげたのにアイリちゃんだけ除け者にしてごめん!!土下座しようか!?土下座いる!?

 

「み、ミツキさんも、私のパフェ食べますか……?そ、その、さっきお話したので……その……」

 

それもそうでしたねぇ!!さっき話したのに忘れてたなんて何してんだ!!で、でも!!ヨシミちゃんがあーんさせてくれないから!!そのショックでアイリちゃんにあげるの忘れてて!!*4

 

ごめんね!!ホントにごめんね!!なんかちょっとおどおどしてるのはそのせいか!!相手に約束忘れられてたら言い出しにくいよね!!しかもこっち先輩だし特に!!すみませんでしたぁ!!

 

こ、これはもう、腹切って詫びるしか……うぅ、ナマステ……。*5

 

「ミツキさん……あ、あーん」

 

なんだとっ!?お顔が真っ赤なアイリちゃんがスプーンをこちらに向けている!!なんだそのいじらしい表情は!!恥ずかしいけどみんなやってるし……ってこと!?

 

やるじゃないか……アイリちゃんはいとも簡単に私の精神を揺さぶってきやがる……。

 

もちろんあーんはいただきますけどね!!

 

「あー……ん、うん、チョコミントも美味しいね」

 

「ぅ、そ、そうですよね!」

 

あはは……って感じで笑ってるアイリちゃんの様子がおかしい。なんとなく挙動不審っていうか……お話に集中できてないし、もしかして意識は既にイチゴケーキに取られてる?そんなにイチゴケーキ食べたかったの?かわいいやつめ。

 

「はい、アイリちゃんも。あーん」

 

「ぁ……」

 

……スプーンジッと見つめて固まっちゃった。どうしたんだろう。これよりもっとクリーム多いとこがいい?

 

「食べないの?」

 

「い、いえ……たべ、ます」

 

すると、アイリちゃんはぐっと何かを堪えるような、何かを飲み込むような間を開けてからゆっくりとスプーンへ顔を近づけ、小さなお口を開けてぱくりと食いついた。

 

は〜ん!かわいい!ずっと顔赤いしおずおずと口開けるのとか最高にかわいい!なんだいこの圧倒的美少女!素直で恥ずかしがり屋さんの後輩とかかわいがらない奴はいねぇ!私はもうメロメロだ!我が家に来ないか!?部屋の心配はしなくていいよ!私の部屋で一緒に過ごそう!*6

 

「美味しかった?」

 

「は、はい!とても!」

 

よほど美味しかったのか、アイリちゃんはコクコクと頷いて美味しさを伝えてくれてる。いちいち行動がかわいいなぁもう。やっぱアイリちゃんって最高なんすよ。みんなもそう思ってるはず!だってみんな見てるもん!ニヤニヤしながら!

 

「……へ?み、みんな?どうしたの?」

 

「ん~?なにも~?ただ、すっごく美味しそうに食べてるな~って思ってねぇ」

 

「えっ、あっ……あぅ……」

 

いいぞ、もっとやれ。ナツちゃんならもっといけるハズだ!みんなにかわいがられて照れてるの最高かよ!そんなアイリちゃんを横目に食べるスイーツはうめぇなぁ!うはははは!

 

 

 

その後、美味しそうにスイーツを食べ進めていくミツキの隣で、自身の手に持ったスプーンを見つめてピクリとも動かないアイリの姿があったとかなかったとか。

*1
お前のせいだぞ

*2
多分薬やってる

*3
じゃあ帰れ

*4
特技は人のせいにすること

*5
気さくな挨拶

*6
ヒナ脳破壊RTA




見返す度にミツキ目線ってエクスクラメーションマーク多すぎだろって思ってます。句読点と同じぐらい使ってない?こいつの脳内テンションおかしいだろ。
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