ゲヘナ最強の双子の姉   作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。

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ゲームになるってよ

自分の部屋のベッドでかわいいかわいい猫ちゃんの動画を見ながらゴロゴロしていると、突然画面上半分が通知で埋まった。イヤホンからは電話のコール音、画面にはモモイちゃんのアカウント。

 

あばっ!?おごごごごご!?も、ももも、モモイちゃんからのお電話!?一体どうしたんだ!?わざわざ電話してくるなんて珍しい!!私が三点倒立を10秒継続できるくらい珍しい!!*1

 

「もしもし?モモイちゃんどうしたの?」

 

『あっ、ミツキ!助けて!ユウカに殺されるー!』

 

「な、何があったの!?」

 

モモイちゃんが助けを求めている!?この私に!?ユウカちゃんに何したんだモモイちゃん。ドタバタ音が聞こえるのは逃げてるからかな?*2

 

『モ〜モ〜イ〜!!』

 

あぁ!このままだとモモイちゃんがしまっちゃおうねぇ〜されてしまう!ドスの効いたユウカちゃんの声は先生の体を震わせる効果があるんだ!

 

『あーーー!やめて!まだ死にたくない!』

 

『殺しはしないわよ!大人しく捕まりなさい!』

 

『嘘だ!きっとその太ももに挟まれて骨すら残らず……!!』

 

『は?』

 

あ、終わった……。*3

 

『殺人太ももの使い手のくせn、ちょっはやっ!?』

 

『モモイ?』

 

『うぎゅっ!?ぐえええええ!!』

 

ぐえええええ!!て、女の子とは思えない悲鳴ですね。モモイちゃんらしくてなにより。向こうで一体どんな仕打ちを受けていることやら。

 

『はぁ、はぁ……ミツキ先輩、少し時間を取らせていただいても?』

 

ユウカちゃんの吐息が色っぽいんですケド。汗ばんでるのが容易に想像できるね。絶対いい匂いする!なんなら電話越しに良い匂いがしてきた気がする!

 

「うん、いいよ。でも急にどうしたの?モモイちゃんは?」

 

『モモイはそこで伸びてます』

 

「あ、うん」

 

モモイちゃん、南無……。

 

『それで本題に入るんですけど、どうやらモモイ達がミツキ先輩を題材にしたゲームを作ろうとしていまして……』

 

「ゲーム?」

 

『やっぱり知らなかったみたいですね。ミドリやユズ、アリスちゃんまで協力してたらしく既にある程度できてるみたいなんです』

 

「でもゲームくらいならいいんじゃない?」

 

むしろ光栄では?あの4人が作るゲームに私が出るとか絶対買うよ?プレイ用と保管用と観賞用と自慢用に買うよ?

 

『他校の方を無許可でモチーフにしたゲームなんて、変に拗れでもしたら問題ですし……それに、ゲームの内容が、その……』

 

え?ゲーム内容に不安があるの?なに?もしかして惨殺でもされる?バリバリのグロホラー系にでも出させられてる?私ゲームで惨い殺され方させられるくらいみんなに嫌われてんの?そんなことになってたら泣くよ?

 

『様々なシチュエーションでミツキ先輩に似たキャラと仲良くなるシミュレーションゲームらしく……』

 

「へ……?」

 

なにそれ、誰が買うの?なんかのゲームのモブキャラとかで出るんじゃないの?なんでメインに据えちゃうの?どう考えても違うよね?どっかの通行人Aとかでいいよ?

 

『絶対売れるよ!!ミツキガチ勢が絶対買うから!!それにミドリとかユズがシナリオに口出してくるくらいのめり込んでるんだよ!!』

 

なんか少し遠くから声が聞こえてくる。しまっちゃおうねぇ〜されたのに元気だね。

 

「いつも作ってるレトロゲームじゃないけどそれはいいの?」

 

『そんなこと言ってられないんだよー!!……ネタ切れで頭を悩ませてた時に適当にミツキを題材に作ればいいじゃんって言ったら想像以上に二人の食いつきがすごくて……いつの間にか色々設定ができてたしもう戻れないっていうか……』

 

「えぇ……」

 

『取り敢えず、ちゃんと中身をミツキ先輩に見せて許可を貰わないと駄目だからね。最悪学園間の問題になるんだし、そうしないと打ち切りにするわよ』

 

『そんなぁー!それだと私が二人に殺されるよ!ミツキぃ!許可出してぇ!』

 

「う、うん、じゃあ明日見に行くね」

 

『約束だよ!?ちゃんと来てね!?みんなに説明しとくから!!』

 

必死すぎる。

 

「うん、約束」

 

……これ、ブッチしたらどうなるんだろう。やべ、やっちゃ駄目ってなるとしてみたくなる!!いや、やらんけどね?好感度ガタ落ちフェスティバル開催されちゃうからね?

 

『すみません、急かしたみたいで……』

 

「ううん、気にしなくて大丈夫だよ」

 

『そう言っていただけると助かります。では、明日はよろしくお願いします。うるさくしてしまいすみませんでした』

 

「うん、ユウカちゃんもお疲れ様」

 

『ふふ、ありがとうございます』

 

ユウカちゃんは電話越しでもかあいいねぇ。礼儀正しいし、いい匂いだし、言う事無しだよ。殺人太ももに挟まれて死にたい。*4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、明日ミツキが見に来ることになったよ!」

 

「……は?」

 

シーンと静まり返る部室。バタンと扉を開け放って入ってきたモモイの告げた事実に、ミドリは壊れかけのブリキのようにギギギと首だけを動かしてモモイを見た。ユズはロッカーの中でピシッと石のように固まり、アリスは今の異様な空気感に首を傾げている。

 

そして、みるみるうちに顔が赤くなったミドリがモモイに肉薄し、思いっきり襟首を掴んだ。

 

「うぎゅっ!?なんかデジャヴぅぅぅぅ!!」

 

「お姉ちゃん正気!?コレをミツキさん本人に見せるの!?」

 

「だって勝手に他校の人をモチーフにしたゲーム作ってるんだよ!?もしこのゲームでミツキに何か不利益があったら責任取るのは私達だけじゃないんだよー!さっきユウカに怒られたばっかなんだから!」

 

「……っ」

 

ぱっとミドリの手が離れ、モモイは軽く息を整える。

 

「しょうがないじゃん。ここまできて全部無かったことにするのも嫌でしょ?大丈夫大丈夫、ミツキならミドリの癖マシマシのイラストとシナリオも笑顔d「黙って?」……はい」

 

「でも珍しいですね!ミドリならそういう基本的なところは理解しているものだと思ってました!」

 

「アリス……はぁ、そうだよね。ゲームとして作る以上許可は必須だしどうせ完成したらミツキさんが見ることだってあるし。なんでこんな簡単なこと忘れてたんだろ」

 

「アリス知ってます!恋は盲目ってやつd「黙って?」……はい」

 

有無も言わさぬ圧によって二人を黙らせたミドリはそのままロッカーに向かった。

 

「ユズちゃん、聞いてたよね?」

 

「うぅぅぅぅ……ど、どうしよう……どんな顔して明日ミツキさんと会えば……?」

 

「ねえ、これはチャンスじゃない?」

 

「チャンス……?」

 

「そう。ミツキさんが折角来てくれるんだし、ちょっとやりたいことがあって――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちはー」

 

「ミツキ!約束通り来てくれたんだね!いらっしゃい!あとユウカも!」

 

うひょぉ!モモイちゃんは元気でかあいいねぇ!いっぱいなでなでしたげるよぉ!あっ、なんだいユズちゃん。今日はロッカーから出てるの?珍しいねぇ。えらいねぇ。えらいユズちゃんにはぎゅーってしてあげる!

 

「あとって何よあとって……私は付き添いだけじゃなくてちゃんと監査もするからね」

 

「えー、ケチ〜!ミツキの許可があればいいんじゃないの〜?」

 

わぁ!!ユズちゃんが私の腕の中にいるよ!!なんだこの幸福感!!しかも赤面しながらもじもじしてるの!!口とかもにょもにょしてるし!!最強か?このベリーキュートユズチャンが私のって分かるようにユズちゃんのほっぺたに名前書いておこう。……っ!?なんだこの柔らかさ!?お餅か!?大福か!?食べたい!!はむはむしたい!!

 

「ミツキ先輩!」

 

「わっ、アリスちゃん?」

 

「おお!ミツキ先輩の髪の毛ふわふわもふもふです!それにいい匂いです!」

 

背中にアリスちゃんがぁ!!んぎゃわいい!!ユズちゃんとアリスちゃんに挟まれるなんて私はもうここで死ぬのかもしれない!!それもまた良きかな。だってもうここが天国みたいなもんやん?

 

「ミツキ先輩は優しすぎるからなんでも許可しそうだし仕方ないじゃない。とはいえ、本当にヤバそうな問題が無い限り私は特に注意しないわよ」

 

「まーたしかにそれなら……で、ミツキとユズは何してるの?よく見たらアリスも」

 

「バッドステータス『行動不能』です!ミツキ先輩の髪の毛に捕らえられて動けません!」

 

「いや、離れればいいじゃん」

 

「嫌です!」

 

「それはもうバッドステータスっていうか気持ちの問題じゃない?」

 

背中にひしっと引っ付いてるアリスちゃんが愛おしいのなんのって。甘やかしたい。とても甘やかしたい。腕が2本じゃ足りねぇ!!くっ、天津飯さん!!四妖拳を教えてください!!*5

 

「二人は?」

 

「うん?ユズちゃんと仲良くしてただけだよ。ねーユズちゃん。あ、そうだ。二人もユズちゃんのほっぺ触る?ぷにぷにだよ?」

 

「あぅぅ……」

 

かわいすぎんだろ!!おでこもツンツンしちゃお!!あ、きゅっとおめめ瞑るの禁止です!!かわいすぎます!!このおでこにチュッてしたい!!ユズちゃんのおでこには人々を惹きつける何かがある!!なんだこのおでこ!!

 

「ふふふふ」

 

ほら見ろ!!ユウカちゃんも満面の笑み!!ニッコリ笑顔!!これはセミナー公認のふれあいである!!つまり私は正義!!正義の名の下に私はユズちゃんを愛でるのだ!!

 

「……ユウカが来た理由の大半ってこーゆーのなんじゃないの?」

 

「……何を言ってるのかしら」

 

「まあいいけど。ほらミツキ、いつまでもユズに構ってないでゲーム見てよ!」

 

「うん、いいよ」

 

というわけで、残念ながら腕を広げてユズちゃんリリース。海へお帰り。*6

 

「……」

 

ンンンンッ!!そっと離れつつ赤い顔のまま視線を逸らしてるのかわいすぎるぅ!!いつもより上着を上に上げて口元完全に隠しちゃってるし!!照れ顔の破壊力がおかしい!!私の情緒を破壊しやがってゆるさん!!罰として愛でさせろ!!

 

「ミツキさん、ほら、行きましょう」

 

ほわっつ!?ミドリちゃんの小さなおててが!!すべすべなおててが私の手と繋がっている!!そ、それに体も近いというか腕にミドリちゃんがくっついてる!!なんだこのパワー!?私のライフはもうゼロよ!!

 

「……ミツキさんの手、あたたかいですね」

 

んあああああ!!にぎにぎするんじゃない!!というかいつの間に恋人つなぎに!?さっきまで普通だったじゃん!!や、やられる!!別ベクトルで脳が破壊される!!

 

というか後ろから私に抱き着いてるアリスちゃんがそのままなんだが!?抱き着いたまま着いてくるのかわいすぎるだろ!!

 

「もー!早くー!こっちこっち!」

 

も、モモイちゃんがパソコンの前で呼んでいる!!でも待って!!ミドリちゃんがゆっくりしか動いてくれないんだ!!しかもアリスちゃんが引っ付いてるから急ぐことも無理!!

 

くっ、なんだこの時間!!全員で私の脳を攻撃してるのか!?時間をかけて私の脳をじっくり焼いているんだ!!そうに違いない!!脳みそウェルダンになっちゃう!!*7ミドリちゃんは斜め下からじっと見つめてくるのやめて!!恋に落ちちゃう!!め、目を合わせたらどうなっちまうんだ……!!

 

「……ふふっ」

 

ギャベッジ!!目と目を合わせたから私は恋に落ちます!!ミドリちゃんの微笑みをもってQ.E.D.!!私はミドリちゃんと式を挙げることにしました。*8

*1
独特なものさし

*2
実は後方の人物の足音

*3
モモイの人生が

*4
ヌッ

*5
腕の無駄遣い

*6
ユズ(魚)

*7
注文の多い料理店

*8
錯乱




ユウカの口角は天元突破してて口元ゆるゆる。疲れが吹き飛ぶね。
一話じゃ終わらなかったっぴ。続く。









先日、猫型探索者様からファンアートをいただきました!初ファンアートですよ!私の初めて!とってもうれぴい。本作のあらすじに載せてあるので気になる人は見に行ってみてください。
どなたか、この流れでファンアートを描いてくださってもいいのよ?チラッチラッ
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