ゲヘナ最強の双子の姉   作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。

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ゲーム開発部?ゲーム制作?残念、「そうだ、アビドスへ行こう」の続きです。
投稿したの1月だってよ。誰が覚えてんねん。


アビドスに着いた後

かわいいかわいいホシノちゃんときゃわいいきゃわいいヒナとおててにぎにぎぎゅっぎゅしながら歩いてたらいつの間にかアビドス高校に着いてた。おかしい、まだ着くはずが……私の時間だけ加速してる!?まだ足りないよォ!!物足りないよォ!!

 

結局一度も二人のいちゃらぶを見れませんでした。泣きそう。というか二人のおててが無かったら泣いてた。フグッフグッって感じのむせび泣きするところだった。

 

「いやー、ちょーっとゆっくりしすぎちゃったかなぁ。きっとみんな待ちくたびれちゃってるよー」

 

そうして、ホシノちゃんは扉に手をかけた。

 

「……えっ?ホシノ?まさかこのまま――

 

ヒナの言葉を最後まで聞かないでホシノちゃんが対策委員会の教室の扉を開けると、教室の中から視線がこちらに集まるのを感じる。開いた扉の奥には対策委員会のみんなが全員集まっていた。

 

「おまたせ〜」

 

「あ、ホシノ先輩おかえりなさい。ミツキさんとヒナさんもおはようございます」

 

「ん、やっと来た」

 

「いつもより遅くない?……って、なんで手を繋いでるわけ?」

 

「あらー、仲良しさんですね☆」

 

みんなかわいいねぇ!!何だこの空間いい匂いする!!特に私の隣で恥ずかしがって視線を逸らしてるヒナから!!うーん!!グッドスメル!!今すぐ抱き着いて顔を後頭部に押し付けて深呼吸したい!!絶対キマるんだよなあこんなの!!

 

「みんなおはよう!」*1

 

「……どうしてこんなことに……そもそもホシノが……」

 

あぁ^〜心がぴょんぴょんするんじゃぁ^〜!!なんかブツブツ文句言ってるけど手を離そうとしないんだぞ!!こ、これがゲヘナ最強のチカラ!?ゲヘナどころかキヴォトス最強も夢じゃないね。私の中では世界最強だけどね。もうチャンプだよ。小さい体にでっかいベルト担がせたい。

 

「ホシノ先輩と風紀委員長ばっかりズルい。私にも構うべき」

 

「そうだそうだー!どうせ二人とも道中ずっと手を握ってたんでしょ!」

 

うんうんうんんんんんん!!!!構うよ!!いっぱい構うよ!!この二人もなかなかの強さを持っておるな!!どうぞ私をサンドバッグにしてその強さをぶつけてください!!ウェルカム!!いつでもウェルカム!!

 

「あちゃ〜、バレちゃしょうがない。シロコちゃんとセリカちゃんにミツキちゃんをお渡ししてあげようではないか〜。ね、ヒナちゃん」

 

「え?あ、ええ」

 

そうしてホシノちゃんとヒナのおててが私の手から離れると、すかさずシロコちゃんとセリカちゃんがやって来て私の腕を引っ張っていく。

 

「こっちに椅子用意してあるから」

 

「ミツキは真ん中」

 

引っ張られた先には3つの椅子が横並びで並んでいた。シロコちゃんに言われた通りに真ん中に座ると、すかさずその両隣に二人も座る。

 

うわっ!今ふわっと!隣に二人が座る瞬間ふわっといい匂いした!!二人の匂いした!!というか近いよ!!椅子同士の距離が!!なんだこのサービス!?両手に花続投!?ホシノちゃんとヒナの次はシロコちゃんとセリカちゃんだと!?な、なんだこのローテーション!!くっ、防御率0点台だろこんなの!!*2

 

すると、シロコちゃんが私の方に頭を差し出してきた。

 

「ん」

 

ギョエェェェ!!なんじゃこの美少女!?甘え方がレベチ!!んぎゃわいい!!いっぱいよしよししてあげるからねぇ!!そのもっふもふなお耳もふにふにしてやるもんね!!我が世の春が来た!!*3

 

「あっ!シロコ先輩ズルい!」

 

おおっと……?私の腕が……シロコちゃんをなで回そうとした私の腕をぎゅって止めるこのかわいこちゃんはなにかな?私の腕にかわいこちゃんが触れてるよ。ちょっとサービスしすぎじゃない?サービス精神旺盛だね。チップいる?

 

「ん、私の方が強い。だから譲るべき」

 

んあああ!!シロコちゃんもガシッと掴んできたぞ!!やめてね!!私の腕を二人で掴むのやめてね!!くっ、抑えろ!!口角が上昇し続けるバグが!!*4

 

……ん?なんか、あの、すこーし掴むの強くなってきてるかな?かな?

 

「ふ、二人とも……?」

 

「普通後輩に譲るものでしょ!?」

 

あの、あのさ、ちょっと掴むの強くない?セリカちゃん?あ、あれだよね、ちょっとだけ力加減失敗してるだけだよね。私の事考えてないわけじゃないよね。無視してるわけじゃないよね。

 

「この世界は弱肉強食。私はセリカより強い。それが全て」

 

シロっ、シロコちゃん!?やめてね!手に力を込めるのはやめてね!セリカちゃんより強いって豪語するパワーを発揮するのは今じゃないかなって思うんですけどっ!私はそのセリカちゃんより遥かに弱いってことを忘れてもらったら困るなっ!

 

「……」

 

「……」

 

なんで無言のまま見つめ合ってるんですか!!

 

いだっ、いだだだだだ!!腕がギリギリいってる!!腕から聞こえちゃいけない音聞こえてる!!待って!!私を取り合う*5のはやめて!!もげる!!手の感覚もう無くなってきてるもん!!私の手は取り外しできません!!ロケットパンチとかできないの!!ねえ!!

 

「まっ、まあまあ!ね!二人とも落ち着いて!どっちもなでてあげるから!ね!ね!」

 

だから離して!!お願いします離してください!!まだ腕を失いとうない!!

 

「……ん」

 

「……ふん」

 

た、助かった!二人とも手を離してくれたよ!……おお、さっきまで死にかけていた手の感覚が急速に戻ってきた。よかった。これでいっぱいなでなでしてあげれるねぇ!!両手でダブルなでなでじゃい!!

 

ワシャワシャワシャワシャワシャワシャ

 

「……」

 

「ふあぁぁ……」

 

両隣に座っている二人の頭をなで回す。すると、シロコちゃんは目を細めて大人しくなり、セリカちゃんは蕩けるようなふにゃふにゃとした声を上げていた。

 

か わ い い ! !

 

おっきいワンちゃんとネコちゃんだ!!ここに動物カフェを設立しよう!!従業員は対策委員会のみんなでお触りできる動物はシロコちゃんとセリカちゃん!!ちなみにお客さんは私だけ!!二人を気の済むまでなでなでもふもふできちまうんだ!!うひょぁ!!そんな世界が欲しい!!ドラゴ◯ボールを集めてこい!!

 

先生、シャーレの力を使ってケモミミちゃん達を集めてお触りオーケーのカフェを経営してみない?無償でスタッフとして働くよ。先生も癒されたいんとちゃう?ね、いい案でしょ。いい案って言え!!*6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達の目の前では嬉しそうな姉さんと、そんな姉さんに撫で回されて気持ちよさそうなシロコとセリカの姿があった。セリカに至っては耳をへたりと倒して撫でやすくしている始末……。

 

「ふふ、セリカちゃんがあそこまで素直に甘えてる様子は滅多に見られないんですよ?」

 

「そう?最近はいつもああだけど」

 

「ヒナさんはミツキさんがいるときのセリカちゃんしか見てませんからね」

 

ノノミとアヤネはそう言いながらも微笑ましいものを見るような優しい目つきで姉さん達の方を見つめている。ホシノは椅子に座ったままだらんと机に覆い被さってパタパタと足を動かしていたが、その目は二人同様優しげだ。

 

「ミツキさんのなでなでってなぜかとっても気持ちいいんですよね〜」

 

「分かります。優しさといいますか、包容力といいますか、無条件で安心できるような気がしちゃうんですよね」

 

「私たちのことを心の底から大切に思ってないとアレはできないよねぇ。ミツキちゃんの毒牙にかかっちゃった子がいっぱいいそうだよ」

 

「毒牙って……」

 

ああやって色んな子と仲良くしている姿を何度も見ているだけに何とも言えない。少なくとも否定はできなかった。姉さんの友人関係ってどうなっているのかしら……まあ、それも今更ね。

 

「……私が最初に見た時のセリカはどちらかと言うと刺々しい感じだった気がするのだけれど」

 

「最初に見たときですか?」

 

「あー、あれかな、そっちの行政官ちゃんの独断で風紀委員がアビドスに突っ込んできたときの……」

 

「ええ」

 

「あの時は親切にしてあげて仲良くできそうだった便利屋のみなさんが実は敵だったーってなって、しかもセリカちゃんのバイト先で便利屋のみなさんに親切にしてあげた柴関ラーメンを便利屋のみなさんに爆破されてしまった直後だったのでピリピリしてたんです~。私達もそうですけど、セリカちゃんすっごく怒ってたんですよ?その上での風紀委員の介入だったので相当苛立っていたんじゃないでしょうか」

 

「……」

 

なんか、ゲヘナ側からものすごい迷惑をかけている気がするのだけれど。特に便利屋。

 

「大丈夫だよヒナちゃん。ヒナちゃんは何も悪いことしてないし、あの時謝ってくれたでしょ」

 

机でだらけたまま顔だけこちらに向けてひらひらと手を振っている。そんなホシノの言葉をそのまま受け入れることはどうにも難しかった。取り敢えず、今度便利屋を見つけたら絶対に逃さない。

 

「でも……」

 

「いいっていいって。おじさん達がもう気にしてないのにヒナちゃんが気にする必要なんてないよ」

 

「そうですよ。どっかの話を聞かない暴れん坊を止めるのも手伝ってくださいましたし」

 

「うぐっ……」

 

アヤネの歯に衣着せぬ物言いにホシノは手を下ろして机に突っ伏してしまった。結構気にしているらしい。

 

「……案外バッサリ言うのね」

 

「アヤネちゃんは怒らせたら一番怖いんですよ〜」

 

「おじさんはもう駄目だぁ……」

 

「そっ、そんなに怖がらせるようなことはしてません!」

 

「……ええ、そうね」

 

「なんですか今の間!?私は怖くないですよ!?」

 

「そうね」

 

「目を!目を逸らさないでください!本当に怖くないですから!」

 

この子、面白いわね。

 

「ふふ、ヒナさんもアヤネちゃんの魅力に気付いてしまいましたね☆」

 

「ええ、反応がいいわね」

 

「へっ……?か、からかってたんですか!?」

 

驚きと羞恥の混ざった表情がとてもかわいらしい。ああ、こんな純粋でいい子がゲヘナにも欲しい……。

 

「アヤネちゃんはかわいーねぇ」

 

「う……そ、それでっ、セリカちゃんの話でしたよね!」

 

話を逸らしたわね。

 

「せ、セリカちゃんは基本素直で純粋なので、ミツキさんみたいな人と相性は良さそうです」

 

「素直すぎて騙されやすいですけど、そこもかわいいところですよね〜。その分、純粋な好意を向けてくれるミツキさんには一際懐いているんだと思いますよ~」

 

「うちのかわいいセリカちゃんはやらないぞー?まずはおじさん達に話を通してもらわないとねー」

 

「そこ!全部聞こえてるからね!」

 

声の聞こえてきた方へ視線を向けると、こちらにビシッと指を向けるセリカがいた。でも、その頭は今も撫でられているため全く圧が感じられない。微笑ましい。

 

「何ニヤニヤしてるのよ!」

 

「うーん、怖い怖い。ミツキちゃん、セリカちゃんの機嫌が直るまで沢山なでてあげてね」

 

「うん、いいよー」

 

「ぐぬ、ぐぬぬぬ……」

 

なんだろう、悔しげに唸ってるけど……なんかね。動く気とか無さそうだし。

 

シロコは、うん。いつの間にか膝枕に移行してるわ。横になるための椅子も増やしてこれが当然と言わんばかりの自然体ね。というか、よく学校の普通の椅子で横になれるわね。硬そうだし、疲れない?

 

「……」

 

……?目が合っ――

 

「……ふっ」

 

は?

 

なに、今の。鼻で笑ったわよね。姉さんに膝枕してもらって頭も撫でてもらいながらこっちを見て鼻で笑ったわよね。もしかして私喧嘩売られてるのかしら。だとしたら買うわよ?

 

「ヒナちゃんステイステイ。こんな所で暴れないでね?」

 

……そうね。ホシノの言う通りだわ。こんなもの後輩のお茶目なイタズラのようなもの、気にするだけ無駄だわ。遊びに来たのに喧嘩なんて馬鹿らしい。折角ゲヘナという喧騒から離れたのだから落ち着いてゆったり過ごさないと勿体ないわ。*7

 

「シロコちゃんも駄目だよ?」

 

すると、シロコはもぞもぞと体を動かして体の向きを変え、こちらに背中を向けた。まるで我関せずというように。

 

「……ホシノ、アレはなに?」

 

「あー、その、ね?し、シロコちゃんもミツキちゃんに懐いてるから……」

 

「はぁ……まったく」

 

なんで膝枕してる側の姉さんが幸せそうな顔してるのよ。

 

……。

 

帰ったら私もしてもらおうかしら。

*1
今日イチの爽やかな挨拶

*2
勝利の方程式(ミツキ特攻)

*3
万年脳内春色人間

*4
口角二次関数女

*5
(物理)

*6
パワハラ気質の最弱候補

*7
だがこめかみに青筋を立てている




かわいいワンちゃんとネコちゃんですねぇ。え?狼?ワンちゃんじゃないの?チラッ
……いや、あれはワンちゃんでしょ。


対策委員会と仲良しさんなヒナミツキだったのでした。ヒナとかゲヘナにいるときより元気そう。知らんけど。
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