ゲヘナ最強の双子の姉 作:ロリコンではない。好きな子がロリなんだ。
誰か私と同じ発想力と思考回路のヤツが私の代わりに小説書いてくれないかなァ〜。
あー、でも、そしたらソイツもゲームとお絵かきしだすな……ダメじゃん。
ふふふふふ、今日の当番はサクラコちゃんとマリーちゃんがいるぞぉ!かわいいかわいいシスターさんに混じってお仕事ができるって本当!?
折角ならヒナタちゃんもいて欲しかったなぁ。でも無い物ねだりをしても仕方ない。ヒナタちゃんには今度会いに行こう。
よし、シャーレに着いたぞ。シャーレの扉を開けると、そこには私の楽園が――
「こんにち、は……?」
挨拶しながら部屋の中を見渡すと、先生とサクラコちゃんがこっちを向いた。だけど、サクラコちゃんの隣にいるマリーちゃんは両手で顔の横のベールを掴んで顔を覆い隠し、体を丸めてデスクに突っ伏していた。
なんだろ、マリーちゃんがイヤイヤ期に入ってる……?
"こんにちは、ミツキ"
「こんにちはミツキさん。マリー、どうしたのですか?ミツキさんがいらっしゃいましたよ?これから一緒にお仕事をするのですから、挨拶はしましょう?」
「……」
な、ナニィ!?いつもはサクラコちゃんの言うことを素直に聞いて受け入れてるのに今日は全っ然動かないんだけど!何があったんだマリーちゃん!
……本当に何があったらそうなるのマリーちゃん。完全防御形態になってるよ?
「申し訳ありませんミツキさん。どうにもマリーは今朝から様子がおかしいようで……先程まではまだ会話できていたのですが……」
「ううん、気にしないで。それにさっきまでは大丈夫だったんでしょ?きっと時間が経てば元に戻るよ」
「そう、ですね。ひとまずは目の前のお仕事に取り掛かりましょうか」
「うん、そうだね」
サクラコちゃんは真面目だから規律とかはちゃんと守るしお仕事もちゃんと取り組む派だけど、マリーちゃんがこうなっちゃっても心配が先行して怒らないし待ってあげようって判断もできるし、もしかして聖人なのでは?
人として出来すぎてるよ。シスターフッドの長なのも納得だね。私もシスターフッドに入りたいです。初心者で何も分からない私に三年生の友人だからってサクラコちゃんが優しく寄り添って色々教えてほしいです。
今もマリーちゃんのことを心配そうに見ているサクラコちゃんを横目に先生の所へ向かうと、先生は机の横にあらかじめ分けられていた書類の束を私に手渡した。
"ミツキ、今日はこの分をやってもらってもいいかい?"
「はい、大丈夫です」
"そうだ、もしマリーの体調が悪いとか他の理由で仕事に取り組めないってなったら無理にやらせなくていいからね。二人がその分をやろうとしなくてもいいから"
「ありがとうございます先生」
なんだかんだ先生も気にかけてますねえ、優しいねえ。でも、普段の先生ならもっと心配したり駆け寄ったりしそうなんだけど……なんでマリーちゃんにはしないんだろう。もしかして原因分かってる?
"ん?どうしたんだい?"
「もしかして、先生ってマリーちゃんがどうしてああなってるのか知ってたりします?」
"いや、正確には分からないけど……多分そんなに悪いことじゃなさそうだからね。あまり私がどうこう言ってどうにかなるものでもなさそうだし、ミツキが気にかけてあげてくれるかい?"
「もちろんです」
ふむ、つまりある程度の目星はついているということです、か。
……なんでだっ!それがサクラコちゃんなら分かる!ヒナタちゃんなら分かる!シスターフッドの皆なら分かる!マリーちゃんと普段から接してるからな!でもなんで、なんで先生が私よりマリーちゃんを理解しているんだ!私の方がマリーちゃんと距離が近いのに!*1
先生は許さん。絶許。謝っても許さない。
もういいや、取り敢えずお仕事しよう。振り返ってサクラコちゃんとマリーちゃんの方へ向かうと、マリーちゃんは相変わらずイヤイヤ期継続中で、サクラコちゃんはマリーちゃんの背中を優しくなでていた。
「マリー、どうしたのですか?突然蹲って……やはり体調が優れないのですか?」
「す、すみません……そういうわけではなくて……」
「マリーちゃん大丈夫?」
「っ!!」
なんかすごいビクッて跳ねたんだけど。え、大丈夫?本当に大丈夫なのそれ。
「マリーちゃん?なにかあったの?」
「な、なんでもないです……」
あぁっ、なんかマリーちゃんがみるみるうちに小さくなっていく……どうしよう、かわいすぎて困る。身の危険を感じて丸まる小動物みたいな感じというか、こう、ちょっかいかけたくなっちゃう。
サクラコちゃんに視線を向けると、私と目が合ったサクラコちゃんはコクンと首を縦に振った。つまり、私がマリーちゃんを好きにして良いということだな!?*2
机に書類の束を置いて、今も突っ伏しているマリーちゃんの頭にそっと手を置く。すると、マリーちゃんのお耳がピクッと反応した。そのままスリスリと小さく撫でれば、お耳はピコピコと動く。
「う……」
かわいすぎない!?駄目でしょこんなの!!こんなかわいいマリーちゃんを野放しになんてできないよ!!私が責任を持って飼います!!私の家猫にします!!サクラコちゃんも穏やかな表情をしてるからいいってことだよね!!*3
今すぐ抱き締めてマリーちゃんの体温と匂いを感じながら頬ずりしたい!!マリーちゃんに膝枕してマリーちゃんのかわいさを至近距離で堪能しながら撫で回したい!!
んぐっ、んがあああああああ!!!!*4
「マリーちゃん、どうしたの?嫌なことでもあった?」
「……ぃ、いえ……」
「うーん、せめて理由だけでも教えてもらうことってできないかな?もしかしたら私達が力になれるかもしれないし」
「っ……む、むりですぅ……」
「そっかぁ……ゴメンね、私達がこうやって聞き出そうとするのもよくないよね。私達はお仕事してるけど、マリーちゃんは落ち着いたらでいいからね」
仕方ない……し、しかたっ、仕方ない……マリーちゃんのためにも、ここは離れるべきか……クッ!!嫌だ!!マリーちゃんをいっぱい愛でたいよぉ!!ちくしょう!!
大人しくマリーちゃんから離れてサクラコちゃんの隣でお仕事します。私は分別のある人間なので。サクラコちゃんのグッドスメルを嗅ぎながらお仕事します。
私は分別のある人間なので!!
「ふぅ、一度休憩しましょうか」
「ん、そうだね。結構時間経ったなぁ」
サクラコちゃんって結構感情が表情とか動きに出るんだよね。困った時は顎にペンを当ててムムムって顔するし、私が困った時にサクラコちゃんを頼るとパァッて嬉しそうな顔するし。かわいいね。
マリーちゃんはいつの間にか復活してて、いそいそとお仕事してた。でも、まだ完全復活じゃないらしく絶対にこっちに顔を向けてくれない。サクラコちゃんと私はマリーちゃんが安定するまでそっとしておくことにした。
「ん〜……!」
ぐーっと腕を上に伸ばすストレッチをすると、固まっていた上半身が伸びてスッキリ。すると、そんな私を隣で見ていたサクラコちゃんも伸びを始めた。
「ん、んん……!」
わぁ、サクラコちゃんの『伸び』だ!美人さんが伸びしてる姿ってなんでこんなに美しいんだろう。普段は無い隙があるっていうか、なんか、イイよね。
だが!!私の前で隙を見せたサクラコちゃんの
ほわぁ!!サクラコちゃんやわこくてあったかーい!!いい匂い!!
「えっ?み、ミツキさん?」
困惑してる表情も綺麗だねぇ!!すぐ真下から特等席で見上げられるの最っ高!!
「えへへ、捕まえた」
「っ!ふふ、捕まってしまいました」
一瞬驚いたような顔をしたサクラコちゃんはその後穏やかな笑みを浮かべ、私が抱き着いてる方の手で優しくポンポンと頭をなでてくれた。
サクラコちゃん大好き。
どうしよう、サクラコちゃんが好きすぎて離れたくないんだけど。こんな優しい表情したサクラコちゃんに頭ポンポンされるの幸せすぎて頭おかしくなるって。すっごくいい匂いするし。もしかしてサクラコちゃんは人を駄目にする女の子なのでは???*5
顔面とスタイルが良すぎるのに包容力も清楚さも兼ね備えてるちょっと天然な女の子とか強すぎるって!!私みたいな人間はサクラコちゃんの魅力にやられちゃうって!!横から抱き着いちゃうって!!つまり私は悪くない!!サクラコちゃんが悪いんだ!!
「サクラコちゃん好き〜」
「っ!?」
「っっっ!?!?!?」
ん?なんかマリーちゃんの方からガタッて音が聞こえてきたな。どうしたんだろう。あ、サクラコちゃんも驚いて頬がほんのり赤くなってる。かわいすぎじゃない?なんなの?
「サクラコちゃん照れてる〜」
「い、いきなり好意を伝えられたら照れてしまうのは仕方ないのでは……?それに、その、こんな体勢ですし……」
スッと視線を私から逸らし、頭をなでていない方の手の甲を口元に当てて顔を隠している。メチャかわいい。好き。最近は照れてるサクラコちゃんが見れなくて栄養不足だったからな!!間近で堪能してやるもんね!!うへへへへへ!!
「んんっ、ミツキさん、あんまりそうやってからかうのでしたら私も相応の対応をしますよ」
あら、サクラコちゃんを見てニヤニヤしてたのがバレちゃったかな?サクラコちゃんがかわいすぎるのが悪いのに。
「相応の対応って、何するの?」
「えっ、そ、そうですね……もう手を握ってあげませんし撫でてあげません……などでしょうか?」
え……?もうおててニギニギできないの……?頭なでてくれないの……?サクラコちゃんが……?手を握ろうとしたら避けられるってこと?なでてアピールしても無視されるってこと?あ、泣きそう。悲しい未来を想像したら心が痛いよ。
「そんなぁ……」*6
「――というのは冗談ですから!冗談ですよ!そんな酷いことしません!」
「……ほんと?」
「本当です!」
「えへへ、よかったぁ」
「……ほっ」
サクラコちゃんも酷い冗談言うなぁ、本当に泣くところだった。優しいサクラコちゃんでも流石にやりすぎたらよくないよね。うん。私は学んだ。一旦離れよう。別に気にしてないし。サクラコちゃんに怒られるかもとか思ってないし。
抱き着いてたサクラコちゃんから離れると、その途中でパチリとマリーちゃんと目が合った。
「ぁ……」
「あ、マリーちゃん。もう大丈夫なの?」
「そ、その……はい。ご、ご迷惑をおかけしてすみません……」
ようやく私にも顔が見えるようになったマリーちゃんだけど、それでも目は合わないしどこかおどおどしてる。まあ、あまり気にしない方がいいのかな。本人も言いたくなさそうだし。
むしろ、あんなイヤイヤ状態だったのにお仕事してたことを褒めるべきか。
「マリーちゃんも頑張ってお仕事してたね。お疲れ様」
「でも、お二人程進んでないですし……」
「そんなの気にしないよね、サクラコちゃん」
「ええ、それよりも無理にお仕事に取り組んでマリーに悪影響が出てしまう方が私は心配です。先生だってお仕事の進捗よりもマリーのことを考えてくださるでしょう」
「あ、ありがとうございます……」
サクラコちゃんは優しいなぁ。流石サクラコちゃんだ。私もマリーちゃんを慰めるもんね!頑張った子は褒める!ついでに私の欲求も満たす!一石二鳥だね!
席を立ってマリーちゃんの方へ向かう。マリーちゃんはこっちを見てくれないけど私が近付いてることに気付いてるのか、どんどんと顔が俯いていく。そんなに顔見たくないの?それとも見せたくないとか?
「マリーちゃん」
「は、はぃ……」
ええい、いい加減にかわいいお顔を見せなさい!マリーちゃん成分が足りないんじゃ!少しくらい強引でもいいでしょ!多分!
そう思って、マリーちゃんの頬に手を添えた。
「っ!!」
おおう、そんなビクッとしなくても……お顔見たいだけだからさ。ね?
そのままマリーちゃんのお顔をそっと持ち上げていくと、マリーちゃんの手が私の手に添えられる。その手には力が入ってなくて、少ししっとりしてた。
「うぁ……」
ようやく見えたマリーちゃんのお顔は真っ赤に染まり、こちらを見上げる瞳はかすかに震えながら潤んでいた。
なん、これぇ……何その顔……かわいすぎて困るっていうか困るどころじゃないっていうかもう人を殺せるレベルのナニカがあるっていうか、私を殺そうとしてない?
顔すっごく熱いし、熱でもあるのかな。やっぱり体調不良?色々聞いてあげた方がいいんじゃ……。
い、いや、待て!さっきまで何も教えてくれなかったんだ!下手に心配してしまうとマリーちゃんにプレッシャーを与えてしまうかもしれない!私はマリーちゃんを慰めると決めた!褒めると決めた!それを実行するのみ!
「マリーちゃん、ありがとね。本調子じゃないのに頑張ってて偉いね」
「ん……」
頬に手を添えながら親指でスリスリとなでる。すると、マリーちゃんの目はわずかに細められ、私の手に添えられていたマリーちゃんの手はお膝の上でぎゅっと握りしめられていた。
「ふふ、かわいいね」
「うぅ……」
ああっ!!お耳もピコピコさせるなんて私を誘ってるのか!!かわいいの過剰摂取!!なんだよもう!!サクラコちゃんもマリーちゃんもかわいいのベクトルが違うんだ!!2種類の攻撃に耐えられるわけないだろ!!
あーもう怒った!!私怒った!!かわいいを摂取しすぎて感情が怒りに振り切れてる!!なんかもう許せん!!罰として私に沢山かわいがられるんだな!!マリーちゃんは私のだ!!
「はい、ぎゅー」
「んんっ!?」
かわいいかわいいマリーちゃんは全力ぎゅーの刑だ!!私が満足するまでぎゅーってして胸元にある頭なで回してやるからな!!やめてって言ってもやめないし、お耳もふにふにしちゃうもんね!!
全部全部かわいすぎるマリーちゃんが悪い!!反省しなさい!!
「……っ」
な、なに!?!?マリーちゃんの方から私に抱き着いてきただと!?背中にマリーちゃんの腕が回されている!!
「ミツキさん……」
このっ!!このっ!!胸元で顔をスリスリするんじゃない!!かわいすぎるぅ!!私から仕掛けたはずなのにマリーちゃんのかわいさにやられる!!マリー、恐ろしい子ッ!!
ええい!!こうなったら勝負だ!!私は負けない!!マリーちゃんがかわいいことをすればするだけマリーちゃんを愛でてやるからな!!覚悟しろ!!
サクラコ様は二個下のいつも健気に頑張っている後輩が珍しく甘えている様子にホッコリ。
マリーは「あ、これ
先生は相変わらず()