続・東方幻仙郷   作:205海志

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迷いの竹林に入ってしまった初代。
なんとかそこから抜け出すため、優曇華の力を借りて
竹林を後にして言ったのだが、
道中ある人に出くわした。
それが誰なのかって?
今日はそこから話していくぜ。


縁を結ぶ1つのリボン

竹林を歩いていたとき、

優曇華がそわそわし始めた。

なんでも背後に気配があるらしい。

「背後に気配?いったい誰だろう。」

初代がそう言った直後、2人の背後から突然

「やあ鈴仙ちゃん!お前デートでもしてるのか?」

と、半ば優曇華を驚かすような感じで

何者かの声が聞こえた。

振り返るとそこには、少女が1人いた。

 

深紅の瞳を持っており、身長は

海志とほぼ同じと言ったとこだろうか。

上には白のカッターシャツを着ていて、

下には各所に護符が貼られた

赤いもんぺのような指貫袴のようなズボン。

そのズボンはシャツをサスペンダーで吊っていた。

また、髪は白髪のような銀髪のような色で、

その髪は優曇華と同じく

足まで届くくらいのロングヘアーだった。

その髪の毛先には小さなリボンを複数つけていて、

そのリボンは白地に赤の入った配色のリボンだった。

 

初代は彼女のリボンを見て、少し驚いた。

というのも、さっき拾った

あのリボンの配色と似ていたからな。

初代は持っていたリボンをポケットから出して

彼女にこう言った。

「このリボンって…。お嬢ちゃんの?」

少女2人が驚いたのは言うまでもない話だろう。

「何で前髪がそれを!?」

優曇華が言った。初代はそのリボンを拾った

経緯を説明した。

少女はそれに納得すると、無言でそのリボンを取り、

彼女の頭にリボンをつけた。

 

「で、結局そのリボンってお嬢ちゃんのだったの?」

初代がそう問いかけると、少女は

「私のだよ。」

と、ぶっきらぼうに言った。それに続けて

何か言ったらしいが、いかんせん小声で

よく聞こえなかった。初代は思わず

「…え?なんて?」

と、半ば頭を空っぽにしたような感じで問いかけた。

すると少女は

「お嬢ちゃんじゃねえよ!!」

と、半ばキレて赤面しながらそう言った。続けて

「私は妹紅。藤原妹紅だ。」

と、赤面した表情でそう言った。

妹紅がそんな表情を浮かべていたのに対し、

初代は呑気に笑いながらこう言った。

「妹紅って言うんだ…。じゃあ“モコちゃん”って呼ぶね!」

くどいようだが、アイツは

なんでもかんでもちゃん付けする癖がある。

もちろん妹紅もこれには呆れていた。

「コイツ結構ウザい…。」

妹紅はそう呟いた。そして、

「オイ鈴仙ちゃん。お前コイツを案内してたのか?」

と、優曇華に対してそう問いかけた。

優曇華は

「そ、そうだけど…。」

と、彼女の顔色を窺いながら言った。

すると妹紅は無言で初代と優曇華の前に立ち、

ゆっくりと歩いて言った。

「勘違いすんなよ。たまたま道が同じになっただけだ。」

妹紅はそう答えた。それで、初代と優曇華は

彼女についていくことになった。




次回、新丸が竹林を抜け出したところから始まります。
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