インフィニット・ストラトス〜全知全能の覇王〜 作:天魔 無骸
年齢:年齢:18歳(本作では本編開始時点で15歳扱い)
性別:女
一人称:ボク
二人称:キミ/苗字/名前/大牙くん
異名:覇王の嫁or飼い主
身長:157cm
体重:47kg
誕生日:9月16日
好きなもの:頼られること 動物モノの映画(内緒にしている)
苦手なもの:動きの速い虫 じめっとしたところ
容姿:白河ひより(D.C.4)
CV:阿澄佳奈
天導大牙の幼馴染にして恋人の一人であり、彼を完全制御することができる唯一無二の存在。
純粋な危険度が歩く核兵器である大牙への究極の抑止力にして最強のストッパー。
敬語とタメ口が入り混じった口調で話す。
性格は破天荒かつトラブルメイカー気質な残念美人であり、周囲からは黙っていれば美人なのにと言われているが、大牙からは「だがそれが良い!」と大絶賛されている。
一方で実家は旧来からの武家の名家で茶道、華道や武道等なんでもこなす他、ひより含め白河家の人間は皆歌が上手いらしく、彼女も相応に歌が上手い。
大牙曰く「天上に響く福音でさえ、お前の歌声の前には霞む」とのこと。
煉や蒼也などの大牙と関わりのある者たちの何人かからは彼女の領域を超えて嫁や妻、もっと酷く言えば飼い主扱いされている。
大牙の関係者たちでも大牙を制御し切れない時があるが、ひよりだけは唯一、いついかなる時でも大牙を完全に御することができる。
その理由はひよりが大牙にとって初恋の相手だからである。
要は【惚れた弱み】である。(天導家の人間は男女共通で惚れた相手にはとても弱く、その人に対しては従順になりやすい性質を持つ)
大牙曰く「俺の太陽(ひかり)であり俺の全て」、「俺が俺であるただ一つの理由」、「俺の世界に色をくれた存在」であり、天導大牙という人間の人格形成に最も影響を与えた2人の人物の内の一人(もう一人は大牙の曽祖父)であり天導大牙の精神太源(オリジン)。
戦闘能力
抜群の身体能力を持ち、上記の通り武道をこなす他、神器や大牙から与えられた様々な加護があるが、一番は彼女を守るボディーガード的存在がおり、それは『影』と呼ばれる大牙の分身体である。
側から見れば本物と分身体を外見で区別するのは不可能(大牙達は誰が本体なのかはすぐに分かる模様) で、分身体全員が大牙自身のコピー、正確には分裂増殖した大牙本人であり、一体一体が「天導大牙」としての自立した意志や自我を持っている。
また、本体や他の分身体達とリアルタイムで思考や意志を共有可能。
普段はひよりの影に潜む形で待機しており、その数は驚異の一万体以上。
全員が本体の大牙とスペックや能力を共有しており、本体の大牙が強くなれば分身体も全員強くなるし、分身体が強くなれば本体も強くなる。
その他にも見たもの、聞いたもの、感じたものの情報のやり取りを通じて他の分身体達や本体と記憶を共有する事もできる。
その為、もしひよりに危害を加えたり、敵に回すようなことをしようものなら、本体含めた総勢一万以上の大牙を同時に敵に回すことになり、その全員が一斉に殺しに来ると言うただの地獄絵図が発生する。
SHRが終わった後、一夏は大牙の元へ向かい、話しかけた。
一夏「よっ、織斑一夏だ。よろしく!」
大牙「天導大牙だ、よろしくね」
一夏「それにしても……」
そう言い、一夏がドアの方へ向くと。
「あの子達よ、ISを使える男性って」
「最初の子は入試の時にISを動かしちゃったんだってね」
「世界的な大ニュースだったわよね!」
他のクラスの女子が大牙と一夏を見て話していた。
一夏「やっぱり注目されるよな、俺たちって」
大牙「まぁ現状、世界でISを動かせる男達だからね。しょうがないさ」
一夏「大牙が来てくれて良かったよ。俺一人だけだったらと思ったらゾッとするぜ……」
大牙「まあ、そのうち慣れるよ」
と2人が話していると……
?「一夏」
と一夏の名を呼ぶ声が聞こえ、2人がその方へ向くと長い髪をリボンでまとめている少女がいた。
篠ノ之箒。一夏の幼馴染であり、ISの開発者である篠ノ之束の妹である。
一夏「よう、箒」
大牙「知り合いかい?」
一夏「幼馴染だよ、と言っても6年ぶりだけどな」
箒「話がある。天導、少しこいつを借りるぞ」
大牙「構わないよ。積もる話もあるだろうし、ゆっくり楽しんでおいで」
箒「助かる」
そう言い、箒は一夏を連れて教室を出た。
大牙「……ふぅ(全く……つかみをバッチリ行くためとはいえ、人当たりの良い好青年を演じるのは疲れる)」
と息を吐き、心の中でそう思っていた。
陽菜「人気者だね、お兄ちゃん」
と陽菜の声が聞こえ、大牙が視線を向けると陽菜、ひより、有里咲の3人がいた。
大牙「全くだ。状況が違うとはいえ、これじゃエルドラドにいるのとあんまり変わらん」
ひより「そう言う割には、まんざらでもないって感じだけど?」
大牙「さてね。でも、これでつかみはバッチリでしょ」
有里咲「あはは……」
そう言い、口元を隠して薄ら笑いを浮かべる大牙に対して苦笑いをする有里咲だった。
その後、チャイムが鳴ったため4人は話を打ち切り、授業の準備をした。
……
真耶「ではここまでで質問ある人」
現在授業中、しかし一夏は危機に陥っていた……
そう、授業の内容が全く分からないのだ。
一夏「(このアクティブなんちゃらとか攻撃うんたらとかどう言う意味なんだ?まさか全部覚えないといけないのか?)」
と一夏は心の中で思っていた。
真耶「織斑君何かありますか」
一夏の心を知ってか知らずか、真耶は一夏に聞いた……
真耶「質問があったら聞いてくださいね、何せ私は先生ですから」
真耶の言葉を聞いて意を決した一夏は手を挙げた。
一夏「先生……」
真耶「はい!織斑君!」
一夏「ほとんど全部分かりません……」
真耶「え……全部ですか!?」
大牙「(こいつ……マジか)」
一夏の言葉に真耶は驚き、大牙は目を見開いて一夏を見た。
真耶「今の段階で分からないっていう人はどの位いますか?」
真耶は周囲を見渡すが、大牙含め誰も手を挙げなかった。
千冬「織斑、入学前の参考書は読んだか?」
一夏「えー、あ!あの分厚いやつですか?」
千冬「そうだ、必読と書いてあっただろ?」
一夏「いや、間違えて捨てました──」
一夏の頭に黒い出席簿が勢いよく叩き込まれ、スパァァンという軽快な音を立てた。
大牙「(アホだ、ここにアホがいる……)」
と大牙は一夏へ対してそう思っていた。
千冬「あとで再発行してやるから一週間以内に覚えろ、良いな?」
一夏「いや、一週間であの厚さはちょっと……」
千冬「やれと言っている」
そういう一夏は千冬は鋭い目つきと眼光で見た目ながらそういった。
一夏「……はい、やります」
千冬の雰囲気に圧倒され、一夏はただ肯定の返事をするしかなかった。
真耶「あ、ちなみに天導君は大丈夫ですか?」
大牙「大丈夫です、問題ありませんよ」
千冬「織斑、少しは天導兄を見習え」
一夏「……ハイ」
……
そして休み時間……
授業が終わり、一夏は再び大牙の元へ来ていた。
一夏「えぇ!?大牙、あの本の内容を殆ど覚えたのか?!」
大牙「まぁね。それより、はいこれ」
そう言って、大牙は一冊のノートを取り出す。
一夏「これは?」
大牙「あの参考書の要点をまとめたもの。アレの内容を全て覚える必要はない。これを覚えたらISに関する授業は大体ついていけるよ」
そう言われて、早速一夏はノートを見始める。
一夏「おお……すげぇ!わかりやすいなこれ」
大牙「俺はあの参考書の内容と要点は全部覚えてるから必要ないし。それ、あげるよ」
一夏「本当か!助かるぜ大牙!」
と一夏が手を合わせ、大牙に頭を下げていた。
?「ちょっとよろしくて?」
すると、二人の後ろから一人の女子生徒が話しかけてきた。
一夏「んえ?」
大牙「……(ああ、そういやここでコイツが出てくるか)」
?「まあ!何ですの、そのお返事?!この私に話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのではないかしら?」
一夏「悪いな、俺たち君が誰だか知らないし」
一夏がそう言うと、少女はすごい剣幕で二人に迫る。
なお、大牙は……
大牙「(俺は知ってるけど、面白そうだし乗っかっとこw)」
と思っていた。
?「なっ…私を知らない?!セシリア・オルコットを?!イギリス代表候補生にして、入学試験主席のこの私を?!」
セシリアという少女は顔を赤くして叫ぶように述べる。
セシリア・オルコット。本人も言っているようにイギリスの代表候補生であり、名門貴族のご令嬢である。
一夏「あ、質問いいか?」
セシリア「ふん、下々の者の要求に答えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」
セシリアがそう言うと、一夏は真剣な表情でこう言った……
一夏「……“代表候補生”って何?」
一夏の言葉に周囲で聞き耳を立てていた女子たちは一斉に転び、セシリアはわなわなと体を震わせている。
大牙「……君、それマジで言ってる?」
と大牙はこの世のものとは思えない物を見るような目で一夏に聞いた。
セシリア「信じられませんわ……日本の男性というのは、皆これほど知識に乏しいものなのかしら?常識ですわよ常識」
すると大牙が代わりに答える。
大牙「彼と一緒にしないでもらいたいなぁ。いいかい?代表候補生というのは、IS国家代表の候補として選出される者達のことだよ」
一夏「……つまり?」
大牙「まあ、オリンピック代表候補選手みたいなものだと思えばいい」
一夏「ああ、なるほど!」
セシリア「そう!“エリート”なのですわ!本来なら、私のような選ばれた人間と同じクラスになるだけでも奇跡……幸運なのよ!その現実をもう少し理解していただける?」
とセシリアは一夏へ視線を向けて言った。
一夏「そっか、それはラッキーだ」
セシリア「……バカにしていますの?」
一夏「お前が幸運だって言ったんじゃないか?」
セシリア「大体、何も知らないくせによくこの学園に入れましたわね。男でISを操縦できると聞いていましたけど、期待外れですわね」
一夏「俺に何か期待されても困るんだが……」
セシリア「……まあでも、私は優秀ですから、あなたのような人間にも優しくして差し上げますわよ。わからないことがあれば、まぁ泣いて頼まれたら、教えて差し上げてもよくってよ?何せ私、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから!」
一夏「あれ?俺も倒したぞ?教官」
するとセシリアは今まで以上の剣幕で一夏に詰め寄る。
セシリア「は、はあ?!」
大牙「俺も倒したよ?」
セシリア「…ど、どうやって倒しましたの…?」
一夏「倒したっていうか、いきなり突っ込んできたのをかわしたら、そのまま壁につっこんで動かなくなった。大牙は?」
大牙「ん?普通に倒したけど」
と大牙が言ったとき、ひより、陽菜、有里咲の3人は心の中でこう思っていた。
3人「(いや、相手があまりにも弱すぎたから途中から完全に遊んでましたよね大牙くん/たよねお兄ちゃん/たっくん)」
セシリア「わ、私だけと聞きましたが……」
一夏「女子ではってオチじゃないのか?」
大牙「それ、女子だけってことじゃない?」
セシリアの言葉に一夏と大牙は同時に返した。
セシリア「あなた達、あなた達も教官を倒したっていうの!?」
一夏「あ、えっと……落ち着けよ。な?」
セシリア「こ、これが落ち着いていられ──」
セシリアが言い切る前にチャイムがなった。
セシリア「……話の続きはまた改めて。よろしいですわね!」
そう言い残し、セシリアは自分の席へ戻って行った。
……
授業に入ろうかというタイミングで、千冬が何かを思い出したように切り出す。
千冬「……そうだ、再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める。クラス代表者とは対抗戦だけでなく生徒会の会議や委員方への出席など…まあクラス長と考えてもらっていい。自薦他薦は問わない。誰かいないか?」
すると、クラスの女子達が手を挙げて希望を次々に口にする。
「はい、織斑くんを推薦します!」
「私もそれが良いと思います!」
「いやいや、天導君でしょ!」
「私も!私も!」
そんな風にクラス中が騒がしくなる。
一夏「あ、俺!?」
大牙(えぇ……ひより達との時間が減るからやだなぁ〜)
一夏は驚き、大牙はめんどくさそうに思っていた。
千冬「他にいないのか?いないなら織斑と天導兄の2人で投票するぞ」
一夏「ちょ、ちょっと待った。俺はそんなのやらな──」
セシリア「納得がいきませんわ!!」
一夏が言い切る前にセシリアがそう言い、席から立ち上がった。
セシリア「そのような選出は認められません!男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!このセシリア・オルコットに、そのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか?!大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、私にとっては耐え難い苦痛で……」
一夏「……イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一不味い料理で何年覇者だよ?」
セシリアの言葉に一夏も席を立って反論した。
セシリア「なっ?!美味しい料理は沢山ありますわ!貴方……私の祖国を侮辱にしますの?!」
一夏「先にバカにしてきたのはそっちだろ?!」
と二人の口論を見ていた大牙は……
大牙「(アホらし……寝よっと)」
と机に突っ伏し寝始めた。
セシリア「決闘ですわ!」
一夏「おお、良いぜ。しのごの言うよりわかりやすい」
セシリア「わざと負けたりしたら、私の駒使い……いえ、奴隷にしますわよ」
一夏「……ハンデはどうくらいつける?」
セシリア「は?あら早速お願いかしら」
一夏「いや、俺がどのくらいハンデつけたらいいのかなぁって」
一夏がそう言うと、クラスの女子が笑い始めた
「織斑くんそれ本気で言ってるの?」
「男が女より強かったなんてISができる前の話だよ」
「もし男と女が戦争したら3日持たないって言われてるよ」
一夏「(しまった、そうだった……)」
セシリア「むしろ私がハンデをつけなくていいのか迷うくらいですわ。フフッ、日本の男子はジョークセンスがあるのね」
「織斑くん、今からでも遅くないよハンデつけてもらったら?」
一夏「男が一度言ったことを覆せるか、なぁたい……が」
と一夏が大牙へ聞くと、
大牙「zzz……」
一夏「って寝てるし!?」
と寝てる大牙を見て驚いたが、その後セシリアの方は向き直り……
一夏「……無くていい」
「ええ、それは舐めすぎだよぉ」
それを見ていた千冬は、
千冬「話は纏まったな。それでは勝負は次の月曜、第3アリーナで行う。織斑とオルコット、そして天導兄はそれぞれ準備をしておくように」
と告げたのだった。
……
放課後。大牙、ひより、陽菜、有里咲の4人は寮の部屋に集まっていた。
大牙「……よし、これでOKっと」
大牙は寮の部屋に防音、防振などの魔法を施して一時的な魔法工房(型月の魔術工房の魔法版)にした。
大牙「ふぅ……あ〜つっかれた〜〜」
ひより「お疲れ様、大牙くん」
ベッドに座っていたひよりの膝に頭を乗せるようにふわりと倒れ込み、大牙を労うようにひよりは大牙の頭を撫でていた。
実は大牙、入学時に自分とひより、陽菜と有里咲が相部屋になるよう根回ししていたのだ。
陽菜「来週にクラス代表を決める勝負があるけど……お兄ちゃん、ヴェルテクスの方はどう?」
大牙「あとは最終調整をするだけ、お前らの専用機も同様にな」
有里咲「と言うことは月曜日には間に合うんだね」
大牙「おう、まあ武装などの外面は終わってあとはOSだけだから仮に間に合わなくても勝負の最中にやればいいしなw」
ひより「どこのスーパーコーディネーターですかキミは……」
と大牙の発言にひよりがツッコんでいた。
次回 5thPHASE:降臨・全知全能の黒き覇王