転生したホムンクルスは先生《相棒》と共に   作:ジールライ

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5話「強欲」

さ〜て……久々に体を動かして気分がいい……相棒?今は俺の中で見守ってくれてる

 

("いや……身体能力がかなり高いね……僕の体とは思えないよ……")

 

「そうか?ホムンクルスはコレぐらい楽勝だ…それと……セリカ見つけたぞ」

 

("え?あっ!ホントだ!")

 

「さてと…見た感じ大丈夫そうだが……ん?アイツラ何をする気だ?」と俺は影にいるヘルメットを被ったガキたちを見つける

 

ヘルメットをつけたガキ共は、セリカを誘拐した

 

("!?助けないと!")

 

「あぁ……すぐに向かうぞ!」と俺は、全身を炭素で纏い追いかける

 

 

 

 

 

 

 

セリカside

 

 

 

「う、うーん……!?こ、ここは!?私、さらわれた!?あ、う……頭が…」と私は、痛む頭を撫でる

 

「ここ……トラックの荷台……?」とがたんがたんと揺れエンジン音から推測する

 

「ヘルメット団め……私を何処に連れて行くつもりなの……」

 

「暗い……けど、隙間から少し光が漏れてる…外……見えるかな…砂漠……線路!?」と私は隙間からみた光景に驚く

 

「線路がある場所って……ま、まさかここ、アビドス部外の砂漠!?……そ、そんな…ここからじゃ、何処にも連絡が取れない!もし脱出出来たとしても、対策委員会のみんなにどうやって知らせば……どうしよう、みんな心配してるだろうな……このまま何処かに埋められちゃうのかな…誰にも気づかれないように…」と私は、最悪な予想を立てていく

 

「連絡も途絶えて…私も他の子達みたいに、街を去ったと思われるんだろうな……」

 

あぁ……こんなことになるなら…もっと…

 

「裏切ったって思われるかな……」

 

みんなと笑ったり遊んだりすればよかった…

 

「誤解されたまま、みんなに会えないまま死ぬなんて……」

 

あの時の事を思い出す

 

『ホント嫌い!みんな死んじゃえー!』

 

ホントは大好きなのに……あんな事を言って後悔してる…

 

「そんなの……ヤダよ……う…うぐ……うっ…ううっ……」と泣きそうになった時

 

「ゴシャァ!」と何かの機械が潰れる音がした

 

「う、うわぁぁ!」と私は、中で頭を打つ

 

「いっつつつ!な、なにが?」と開いた扉から出て様子を見るそこにいたのは……

 

黒い鎧?を着とオートマター?がいた

 

「な、なんだコイツ!撃っても撃っても!効かねぇ!」

 

「ガハハハハハ!このグリード様にそんな豆鉄砲!効くかよ!そよ風すらならん!」とそのオートマター?はヘルメット団の銃を片っ端から破壊していく

 

「な、なんだコイツ!銃がアイツが触れた途端!ボロボロになりやがった!?」

 

「魔法か!?」と私もあの男がやってる事に夢でもみてるんじゃ?と思っている

 

頭を打ったせいで、気絶して夢でもみてるんじゃ?と思って頬をつけるが痛みはある

 

「夢じゃない……」と私はアイツが戦ってるところを守っていた

 

アイツは、銃を壊すだけでヘルメット団に攻撃はしていなかった

 

「何を考えてるの?」と思ってる内にアイツはこっちを見る

 

ヤバい!逃げないと!とその考えが浮かぶも何処に逃げるかなんて思いつかなかった…

 

一歩一歩と近づいてくるアイツは、とうとう私の目の前に立つ

 

「な、なに?」と警戒しながらソイツを見る

 

全身黒く、顔はまるで悪党が嘲笑ってるかのような嫌な顔だ…白い歯のようなものは出て、目は赤く睨みつけるような目をしてる

 

あぁ……今度こそ終わった…と目を瞑り覚悟を決めるそんな時だった

 

「大丈夫か?」と目の前からそんな声がした

 

「え?」と目を開けるとソイツは、私の頭を撫でながら心配そうに見ている?

 

「怪我はなさそうだな……」とソイツは、私を色んな角度から見てそう言う

 

「え、えぇ……私達は、体は頑丈だから…大丈夫……」

 

「そっか……それは良かった!んじゃ!帰り道まで送るから!行くぞ〜」とソイツは、おんぶしようとする

 

「!?そんな事しなくてもいい!自分一人で立てる!」と立ち上がると痛みが走る

 

「ぁぐっ!?」と痛がるとソイツは私を無理矢理背負い「ガキのくせに無茶するな…」と私は背負わされることになる

 

「たくっ……ここからアビドスまでどれくらい離れてやがる……しゃーね…ゆっくり行くか…」とぶつぶつとそいつは呟く

 

「ねぇ……あんた…」

 

「ん?なんだ?」

 

「なんで助けてくれたの?」

 

「それは………」とソイツは言葉を選んでるのかかなり間を開け「気分だな…」と答える

 

「気分って……まぁ、それでいいわ……それで?なんで直接ヘルメット団に攻撃しなかったの?」ともう一つの疑問を聴く

 

あの時、この人の実力なら気絶させることなんて簡単なはず…それなのに……「俺様は、『嘘をつかない』『女には暴力を振るわない』『自分の物は全力で守り抜く』ってのを慎重してる…」

 

「そうなんだ……」

 

「まっ!2つほど破いちまったがな!」

 

「ダメじゃん……その2つって?」

 

「大事な相棒に……嘘をついたこと……そして…忘れてたとはいえ、大事な仲間を自分の手で殺したことだ…」

 

「!……ごめんなさい…余計なことを聞いたわ…」

 

「気にすんな…昔のことだ…ちゃんと守ればいいだけさ…」

 

「そう……」と私は背負わされたまま沈黙の中砂漠を進む

 

「おっ……どうやら…おまえさんのお仲間が来たようだぜ?」とその言葉に私は「え?」と驚き見る

 

すると…ものすごい勢いで来てるみんなの姿があったが、先生は見当たらない……まぁ、当然かな…とそう思ってると「んじゃ、俺はここまでだな…さよならだ!」とソイツはその場を立ち去る

 

「セリカちゃん!」とホシノ先輩が駆けつけてきて私は「みんな…」と先輩を抱きしめた

 

その後先生が遅れてやって来た

 

 

他のホムンクルスの力を使えるか使えないようにするかといえば?

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