この素晴らしい世界に黄金を   作:仮面大佐

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プロローグ

「良い最終回だったな」

 

 俺はそう呟いて、家から出る。

 俺の名前は金剛(こんごう)金治(きんじ)

 大学生だ。

 仮面ライダー好きの。

 先ほど、仮面ライダーガッチャードの最終回を見た。

 本当に良い話だった。

 まさか、新たな地球を錬成するとは。

 そんな風に考えていると。

 

「アンタ、危ない!!」

「ん?」

 

 そんな声が聞こえてくる。

 俺が首を傾げていると、頭に何かがぶつかって、そのまま意識が途切れていく。

 消えゆく意識の中、周囲の悲鳴などが聞こえた気がした。

 しばらくして、意識が目覚めると。

 

金剛(こんごう)金治(きんじ)さん」

「うん?」

 

 そんな風に声をかけられて、目を覚ますと、目の前には背中から翼が生えた見た目の女性がいて、俗に言う天使という存在だった。

 

「……………えっと、今、俺が見ているのは夢か?」

「夢ではありません。金剛(こんごう)金治(きんじ)さん。あなたは亡くなったのです」

 

 俺がそう聞くと、その天使はそう答えながら、端的にそう言う。

 悪い夢でも見ているのか?

 

「ええっと……………亡くなったと言いましたが、どういうことですか?」

「あなたは、外出しようとした矢先、頭に植木鉢が落ちてきて、それにより亡くなりました」

 

 俺がそう聞くと、天使はそう答える。

 どうやら、本当に亡くなったらしいな。

 頭にぶつかったのは、植木鉢だったのか。

 俺は不思議と冷静だった。

 人はいつか死ぬ。

 それが、俺の場合は今日だっただけの話か。

 

「……………まあ、亡くなったのは事実として受け入れます。それで、あなたは何の用ですか?」

「……………意外と冷静ですね。それで、若くして亡くなったあなたには、三つの選択肢が与えられます」

「選択肢?」

「はい」

 

 俺がそう聞くと、天使はそう言う。

 天使曰く、亡くなった場合は、人間として生まれ変わるか、天国でお爺ちゃん的な生活を過ごすかの選択肢があるらしい。

 身も蓋もないな。

 天使曰く、天国は特に何もなく、体が無いので何も出来なく、娯楽という娯楽は無いとのことだ。

 論外だな。

 とはいえ、生まれ変わるのも些か抵抗がある。

 そんな風に考えていると、ある事を聞く。

 

「それで、三つの選択肢と言っていましたけど、三つ目は何ですか?」

「三つ目は……………異世界に向かう事です」

 

 俺が気になってそう聞くと、天使はそう答える。

 異世界……………か。

 その天使曰く、異世界に魔王が居て、その魔王軍の侵攻のせいで、その世界がピンチとの事だ。

 その世界で死んでしまった人は、魔王軍に殺されたから、またあんな死に方はしたくないって言って、その世界での転生を拒否するらしい。

 そこで、他の世界で死んじゃった人たちを、そこに送り込む事になったらしい。

 なんて、大胆な移民政策だな。

 というか、転生を拒否するって、どんだけ世知辛い世界なんだろうか。

 

「……………なるほど。向こうの言語とかは大丈夫なんですか?」

「それは……………私たちのサポートによって、一瞬で習得できます。ただし、副作用として、運が悪いと、頭がパーになる可能性がありますので」

 

 俺がそう聞くと、天使はそう答える。

 どうやら、リスクがあるみたいだな。

 話を聞く限り、その世界というのは、かなり世知辛いのだろう。

 だが、それを聞いても、俺の結論は変わらない。

 

「…………それじゃあ、その世界に転生します」

「ええっ!?頭がパーになったり、世知辛いですよ!?」

「それがどうした?世界なんて、理不尽が多い物だからな。今更だ。それに、リスクを恐れてるんじゃ、楽しめないだろう?」

 

 俺はそう言う。

 それを聞いた天使がそう聞くと、俺はそう答える。

 リスクを恐れていては、何も出来ないからな。

 それを聞いて、天使は姿勢を正す。

 

「分かりました。では、転生特典はこちらから選んで下さい」

「ああ」

 

 天使はそう言うと、カタログを渡してくる。

 俺はそれらを裏向きにして、吟味していく。

 

「あの…………表にしないと、何があるのか分かりませんよ?」

「いえ。こうした方が、緊張感があるからですよ」

 

 天使がそう言うと、俺はそう答える。

 ドキドキ感というのが良いからな。

 俺は直感的に、一枚の紙を選んだ。

 そこに書いてあったのは、仮面ライダーエルドの変身能力と賢者の石とグリオンの力のワンセットだった。

 それを見て、俺はニヤリと笑うと、天使にその紙を渡す。

 

「それじゃあ、これで」

「はい。受け賜りました」

 

 俺がそう言うと、天使はそう言って、カタログを受け取り、俺にある物を渡す。

 そこにあったのは、賢者の石にドレッドライバー、エルドラドライバー、変身に必要なカード、金色のルービックキューブとなっていた。

 

「嵩張るので、異空間収納を使える様にしました」

「ありがとうございます」

「それでは、あなたに祝福があらん事を!」

 

 俺が受け取ると、天使はそう言う。

 すると、どこかへと転送される様な感覚を感じる。

 視界が光に染まり、眼を塞ぐ。

 しばらくして、眼を開けると。

 

「ほう……………!」

 

 俺の眼前には、異世界が広がっていた。




今回はここまでです。
このすばとガッチャードを書きました。
オリ主は、ドレッド、ドラド、エルドに変身します。
ただし、最初からではなく、ドレッドから始まります。
カズマがガッチャード、めぐみんがマジェード、ダクネスがヴァルバラド、オリキャラがウインドになる予定です。
感想、リクエストは受け付けています。
ちなみに、ヒロインは未定です。

金治にヒロインはいるか

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