悪魔の極撃
「な〜んで、決行の日に限って超大雨なんですかねぇ〜?」
これから破壊するタルタロスが見える建物の屋上に立ちながらそうぼやく
今の俺は黒いレインコートにピエロの仮面を付けている、万が一にも顔を見られると困るしな
「はぁ……『
ため息を吐きつつ、約束の通り掲示板をライブモードにする
「やっほ〜皆見えてる〜?……こっちは大雨だよ〜」
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880:名無しの転生者
見えてるでぇ〜
881:博識解説ニキ
イッチ、早く‼︎早く【アレ】を見せてくれ‼︎
882:名無しの転生者
博識ニキのオタクが溢れてらぁ
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「はいはい分かってるよ……あんましスレ消費すんなよ?万が一のためにある程度は残さないと……」
そう言い終えると、タルタロスの真上に転移して周りの空気を『魔力』に錬金する
『魔力』……これから使おうとしているものはコレを大量に消費するので多く錬金していく
……最低出力なら自前の『魔力』で何百発も打てるのだが本当の意味でのフルパワーを試すために予備として生成しておかないともしもが怖いからね
「んじゃ、始めるか」
そう言って、虚空から『乖離剣エア』を取り出す……そう今からやるのは、かの『英雄王』の宝具の再現にして、其れを超越せし一撃
「ふぅ……『原初を語る。天地は分かれ、無は開闢を言祝ぐ。世界を裂くは我が乖離剣。』」
詠唱を語り始めるとエアが周りの魔力も俺の魔力もとんでもないほど吸い込み始める
……てか吸いすぎじゃね?空気を変換した分のリソースを一瞬で吸い尽くした上俺のリソースも既に3割イカれてる……やっべぇ、このペースだと撃つ前に俺のリソースが尽きかねん
方法はあるけど……どーしよめっちゃ勿体ない気するけど、背に腹は変えられねぇし……
そう考え賢者の石(レプリカ)を三つほど取り出し、砕いて『魔力リソース』に変換する
うーんエアちゃん、バンバン、リソースを吸い取ってるねぇ、この調子だと足りそうだから安心ではあるけど
「『星々を廻す臼、天上の地獄とは創世前夜の祝着よ』」
詠唱をすすめると、エアの刀身の筒もそれぞれが回転を始め、雨を降らしていた曇天も廻り始め、空気が震える
スレを見る余裕がないけど多分今博識ニキら辺が興奮してるだろうなぁ、宝具に惚れた
「『死を持って世界に償うがいい』」
俺にとって最上級なら笑顔を浮かべながら(仮面で見えねぇけど)最後の詠唱を紡ぐ
……その瞬間、このまんま撃つと地球がヤバいことになるという予感が電流として俺に走った……威力を全力で絞れぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
「【
その言葉を言い終えると
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その報告はいきなりのことだった
「じゃあ次の学期からよろしくお願いするのさ」
「はい、よろしく――」
根津校長と話をしていた時、校長室の扉が思い切り開けられた
そこにいたのは滝のような汗を流す一人の警察官だった
「いきなりどうし――」
「申し訳ありません根津校長、そしてオールマイト‼︎つい先刻、タルタロスが襲撃され収容されていたヴィラン800名と職員1000名、そしてタルタロスが消滅いたしました‼︎」
「――なんだと‼︎」
タルタロスが中にいた人たちごと消失⁉︎
あり得ない、一体何が――
「そしてその襲撃犯と思われる人物がネット上に動画をアップし、タルタロスに収容されていたヴィランに怒りを持つ被害者家族が襲撃犯に感謝を示しているようです」
「……とりあえず映像を見せて欲しいのさ」
「――コレは……」
「オールマイト、この仮称『ピエロ』に対処出来るかい?」
「……無理、だと」
「……そうかい」
ピエロの仮面をつけた『何か』が赤黒い光をタルタロスに撃ちその光が消えた後にはタルタロスが無くなっていた
……それがその映像の全てだった、使っていた道具は何故かモヤがかかり全く見えないが恐らく個性によって変化した腕だろう空を飛べていたのも謎だがここまでの破壊が行えるなら容易なのだろう
「……」
「……」
静寂がこの空間を支配し、ただゆっくりと時間が流れていった
【天地乖離す開闢の星】(エヌマエリシュ)
Fateシリーズの『英雄王』ギルガメッシュの宝具
原典においては地の理とか天の理とかで威力が変わるし慢心王が慢心王故にフルパワーをほとんど拝めないがこの物語では原典のフルスペック以上の出力である
発動までかなり隙があるがコレはフルパワーで使おうとしたためであり最低出力(それでも尚ヤバい威力)ならば無詠唱でバンバン撃てる
ちなみに、もしフルパワーモードのエアで主人公がそのまんま撃っていた場合、地球が無くなっていました……オーバースペックぅぅぅ!!!!!!!!
前回の【約束された勝利の剣】の時と同じくオールマイトが「何コイツ、ヤバァ」してますが特に意味はありません……オールマイトめっちゃ強いからオールマイトにヤバい判定されたらコレ凄いんじゃね?とか一切思ってます
プロローグはもう少しで終わるので終わり次第、章で管理します
それでは、もしこの作品を気に入ってくださいましたら是非次回も読んでください!!