受験期でしたので……受験が終わりましたので書いたらこんな時期……今まで通りに行かないなと感じたサイドスワイプでした。
では本編どうぞ
現れたエンペラー星人は天を指差す。
『見るがいい……既に太陽は燃え尽きつつある………今こそ全ての光は閉ざされ……そしてこの星は暗黒に包まれ生きたえるのだ!』
エンペラー星人はマントを翻す。その余波で周りにあった炎が消える。
あたりは静寂に包まれる。いや、静寂と言っても平穏とは程遠い、『嵐の前の静けさ』と言うべきか?その静けさは地球人をより一層恐怖と絶望に陥れる物だった。
『ウルトラマンよ……光の者達よ…………愚かな選択をした全ての命もろとも漆黒の闇となり滅び去れェッ!余が降臨した以上、この星に未来は無いっ!』
エンペラー星人は手を掲げる。すると黒雲から雷鳴が響き渡りエンペラー星人の悪者っぷりを体現するようだった。
sideキズナ
エンペラー星人はフェニックスネストの前、つまりは俺たちの前に降り立ちその姿を晒す。
『エンペラーっ!参る!覚悟っ‼︎』
すかさずザムシャーが上段の構えでエンペラーに斬りかかる。
だが、
『ヌゥンっ‼︎』
目に見えないバリアのような物でザムシャーは跳ね飛ばされてしまう。
『グゥっ⁈グァァ‼︎』
「何っ?ザムシャー⁈行けっ!ゴジラっ‼︎」
『GYOOOっ‼︎』
ゴジラは俺の指示に従い咆哮を上げてエンペラー星人に突進してくる
『フン!醜い飼い慣らされたトカゲが!』
だがエンペラー星人は手を横殴りに振る事でゴジラもザムシャーと同じように見えないバリアで吹き飛ばされてしまう
『GYAAOっ!』
「ゴジラっ⁈」
各々がエンペラー星人に攻撃をするがそれをカウンターと言わんばかりに跳ね返されてしまう。
「キャァァっ‼︎」
「カコちゃんっ⁈」
ミライが女の子を介抱する。
「クッソ〜」
『ヌゥンっ‼︎』
『ウォォォァァァっ⁈』
『GYAAAOっ⁈』
ゴジラとザムシャーがエンペラー星人の見えない攻撃によって吹き飛ばされて行く。
「クッ!……こうなったら……俺がやるしかないのか?だけども……ゴジラっ⁈」
ウルトラマンに変身することを迷う俺は『まだやれる。というかやらせろ』とギアを通じてゴジラの感情を読み取った。
『ハッ‼︎』
すかさずエンペラー星人は攻撃を仕掛けてくる。ゴジラもザムシャーも避けるので精一杯だ。
ゴジラ達が避けた先にはGUYSの兵器、シルバーシャークGがあり木っ端微塵に破壊される。
それを見たミライは俺たちの前に立つ。
「僕が……行きます……」
無理だ……俺はミライの体を見る限りそう感じた。
無理にミライは変身しようとするがメビウムブレスは出現はするもののすぐに光となって四散してしまった。
「どう……して……」
やはり、変身できる体力は残っていなかったのだろう。メビウムブレスを出すだけで体力を使ってしまい意識を失ってしまった。
倒れるミライを支える。
何を迷っているんだ?仲間が倒れていく中……俺は心の中で変身を恐れているのか?
あのキラーザウルスと闘った時感じた高揚感……アレは闘いを求めていた。ゴジラに呑まれるのか?それともレイオニクスとしての覚醒なのかはわからない。だが闘いを楽しむ俺に俺は恐怖していたんだ……
だからこそここぞという時に変身する決断が出来ない……
そう考えているとエンペラー星人が行動を起こす。
『余に楯突くものは許さぬ‼︎フンッヌァッ!』
マズイっ‼︎アレは俺でも目視できるエネルギー弾だ!それがまっすぐフェニックスネストに近づく。
「クッ!」
だがフェニックスネストの目の前にまた新たな光が出現する。
「ウルトラマン……ヒカリ……」
『トゥオっ‼︎グァァ‼︎』
「セリザワさんっ‼︎」
『グッ‼︎グハッ…………』
これがギャグなら本当に面白いのだがはっきり言ってこの状況笑えない……
ゴジラは俺と合体さしてくんないし……ウルトラマンはボロボロだし……
「チクショウっ‼︎チクショウっ‼︎何もできねぇのかっ⁈何か手はねぇのかっ⁈」
リュウが何も出来ないことにイラつく
『己、エンペラーっ‼︎』
ザムシャーが立ち上がる。
「リュウさんっ⁈」
リュウは走って何処かに言ってしまう
「エンペラー星人が⁈」
エンペラー星人はマントを翻し攻撃を繰り出そうとする。すると戦闘機が無断で出撃した。
「誰だ⁈」
「きっとリュウだ」
おそらくリュウが搭乗しているであろう戦闘機はエンペラー星人の攻撃を無謀とも言える操縦で避け突っ込む。
戦闘機から通信が入る。
『絶対に守るんだっ‼︎俺たちの思い出の場所をっ‼︎地球の明日をっ‼︎覚えているだろっ⁈この機体をっ‼︎』
「リュウ」
「リュウさん……」
「リュウ……」
『ハッ⁈デュアっ‼︎』
ヒカリはリュウの戦闘機を見ると立ち上がりブレードを出す。
「そうだっ‼︎俺たちも守るんだ‼︎だから……だらしねぇなっ‼︎寝てんじゃねぇよっ‼︎立てゴジラっ‼︎」
俺もゴジラに立てと叫ぶ。
まあ帰って来たのは『うるさい』だの『黙れ』という感情である。
まあ元気で何よりなんだが
『デュアァァァツ!』
『スペシウム弾頭弾っ‼︎ファイアっ‼︎』
『ヌゥン……ヤァァァっ‼︎』
ザムシャーも立ち上がり刀をエンペラー星人に突き刺す。
だが……
『ヌゥンっ‼︎』
片手で二人の剣は止められてしまう。
『ザムシャーっ‼︎』
『話は後だっ‼︎行くぞっ‼︎』
止められてもなお力を込める。
それでもエンペラー星人にはかなわなかった。その攻撃も跳ね返され二人は吹き飛ばされてしまう。
だが………時間は稼げた
「今だっ‼︎ゴジラァァァァァッ!」
甲高い音共に背中の背びれが青白く発光する。
『GYAAAOっ‼︎』
その青白い光は一直線にエンペラー星人に向かっていく。
『ヌゥンっ‼︎………………ンッ⁈グァァっ‼︎』
ゴジラの熱線はエンペラー星人のバリアを突き破りエンペラー星人本人にダメージを与えた。
そのままゴジラの熱線はエンペラー星人を吹き飛ばす。
『グォォォォっ‼︎………グっ‼︎』
エンペラー星人は始めて膝をついた。
「す、すごい……」
だがこれがエンペラー星人の怒りを買う
『トカゲの分際でっ⁈許さん‼︎許さんぞ‼︎』
『ヌゥォォォォッ!』
エンペラー星人を中心に念力が発せられる近くにいたザムシャーが諸にダメージを受ける。
ザムシャーだけでなく、ヒカリ、ゴジラ、そしてフェニックスネストにまでも被害が及び、フェニックスネストのブリーフィングルームは破壊され気を失う者、怪我をする者達で溢れかえる。無事だったものは怪我や気を失った者を介抱していた。
そして、エンペラー星人がここ、フェニックスネストにトドメを誘うとしたその時
『ウッ………ガハッ……』
フェニックスネストの前にはザムシャーが立ち塞がりエンペラー星人からの攻撃から身を呈して守っていた。
「ザム……シャー……」
『光の者でも無い貴様がなぜ?』
『ウッ……これが……守るという……ガハッ……事なのだな……メビウス……エンペラー星人よ……何故光の者でもない者がと言ったな?そこの怪獣使いを見てみるがいい』
俺?ザムシャーの言葉に首を傾げる
『トカゲの主か……』
『此奴は決して光の性質ではない。むしろエンペラー、貴様よりも深い闇だ。だが、こうして闇を持っても人を守っている。守るのに……光も………闇も………関係ない……怪獣使いよ。名を聞かせよ…』
「キズナ……久門絆だ‼︎」
『キズナか……良い名だ……キズナよ。たとえ性質が闇であっても己の信じた道をゆけ。それが武士道……………だ』
俺にそれを伝えザムシャーは………死んだ…
「ザムシャーっ‼︎」
「クッ!」
『よくもザムシャーをっ‼︎』
ヒカリはナイトシュートを放つがエンペラー星人に軽くいなされ逆に攻撃を受けてしまう。
『グッ………グァァ……』
アーブギアを破壊され素顔が露わになったヒカリは膝を着き倒れそうになるのを必死に堪える。そのボロボロになりながらも巨悪に立ち向かう姿はまさに勇者である。
『惑星……アーブよ…………………感謝するっ‼︎』
ヒカリはザムシャーの置いていった刀を拾い上げ今の全てをこの一撃、居合いにかけた……
『デュァァァァァッ!』
すれ違うエンペラー星人とウルトラマンヒカリ……
そして、
『リュウ……メビウス……そして異世界の怪獣使いのウルトラマン………地球の明日を頼んだぞ……』
ウルトラマンヒカリは消えていった。ナイトブレスを残し
『セリザワ隊長っ‼︎』
消えていくウルトラマンヒカリを見てリュウは叫ぶ
だが、ウルトラマンヒカリの行動も無駄ではなかったことが俺にはわかった。
エンペラー星人にもう一撃を与えたのだ。ゴジラに続く一撃を……
『クッ!余に…2度までも傷をっ‼︎許さんぞ‼︎』
『うおおぉぉぉぉぉぉっ‼︎』
怒るリュウはエンペラー星人に向かい攻撃を仕掛けようとするが怒っているのはリュウだけではなくエンペラー星人も同じ
『ヌンっ‼︎』
エンペラー星人の念力によりリュウの戦闘機は爆散した。
「リュウさぁぁぁぁんっ!」
「クッ!立てゴジラァァァァァッ!」
ウルトラマンが敗れた今、地球に残された希望は俺…、メビウス…そしてゴジラだ。
俺の思いに応えるようにゴジラは立ち上がり怒りの咆哮を挙げた。
ゴジラが無双してないじゃないか?怒り……
それは絆くんの問題でゴジラが悪いわけじゃないので悪しからず……まあガチれば勝てるけどなぁ〜ってところです。
でも次回でメビウス編終わらせますしウルトラマンに合体させちゃうか………と考えているサイドスワイプでした。
ではまた会いましょう