イラストが描けないので、フリーイラストなどを使用しています。
法廷記録・人物ファイル・能力リスト
【証拠一覧】
・弁護士バッジ
弁護士の象徴。これがないと誰も俺のことを弁護士と認めてくれない。
・元川玲の解剖記録
死亡推定時刻は、5月10日の午後21時ごろ。
死因は後頭部への一撃。
・矢張正香の携帯記録
元川玲とのやり取りが記録されている。
被害者が浮気をしていたことにより、ケンカになっていたようだ。
・研究室の写真
現場となった研究室の写真。
パンフレットから引用。
追加証拠
・浮気についての証言書
被害者は2股交際をしていたようだ。
浮気相手の名前は「くぅちゃん」というらしい。
【人物ファイル】
矢張正香(やはり まさか) 年齢:20歳
本事件の被告人。
俺のイトコであり、いつも不幸な目に合っている。
能力者である。
砕我一龍(さいが いちりゅう) 年齢:不明
砕我法律事務所の所長であり、なぜか名探偵を自称している。
また、能力の影響で少年のような見た目だが、実は俺が生まれる前から弁護士として活躍しているらしい。
【能力説明書】
氏名:矢張正香
能力:瞬間的移動能力
瞬間的に今いる場所から他の場所に瞬間的に移動する能力。いわゆる、一般的に言われる『瞬間移動』をさす。
・今のいる場所から、自分のイメージした場所へと移動することができる。
・瞬間移動には1時間程のクールタイムがある。
氏名:????
能力:????
以下、第3話 「証言パート」ボツ案(最初の証人の案です)
人物名:松土災炎(まつど さいえん)
マッドサイエンティストより
本文:
「それでは松土災炎氏を入廷させてください」
松土災炎(まつど さいえん)。
勇秀大学の教授であり、能力生物学の権威であるようだ。
巷ではノーベル賞を受賞するのではないかと言われている。
白衣を羽織った少し偏屈そうなお爺さんをイメージしていたんだけど……。
「……」
「証人、名前と職業をお願いします」
はち切れんばかりの筋肉、鋭い視線、なぜか付けているエプロン。
イメージとは真反対みたいな人が来ちまったぞ……。
さて、裁判長は証人に対して名前と職業を聞いているが、なぜか証人は黙っている。
「証人、どうかしましたか?」
「う……」
「……?」
「うおおおおおおおおおおおおッ!」
「ひ、ひいッ!」
う、うわぁ!な、なんだいきなり!
彼はいきなり証言台に拳を勢いよく叩きつけ、証言台はグワンとたわむ。
裁判長なんかその勢いに、心臓が飛び出そうなくらい驚いていているみたいだ。
机の下に隠れちまったぞ……。
「なんたる怠慢ッ!なんたる悲惨ッ!」
「へ……?」
「ワシの管理責任のある研究室でッ!未来ある若者の命が失われてしまったッ!」
ゴンッ!
彼はもう一度証言台に拳を叩きつける。
もう一度、証言台がグワンとたわんだ。
おいおい、壊さないでくれよ……。
「ワシはッ!ワシはぁぁッ!なんと不甲斐ない男なのだあああッ!」
「しょ、証人。落ち着いてください」
「かくなる上はワシが腹を切って詫びる所存ッ!」
裁判長がなんとか宥めようとしているが、彼は止まらない。
エプロンのポケットから細い刃物、おそらくメスを取り出して自分の腹に押し当てようとする。
それを見た係官たちが、急いで彼の切腹を止めようと駆けつけた。
だが、彼の筋力ゆえか、押さえつけるのに苦労しているみたいだ。
そんな中、先生が口を開く。
「災炎、そろそろ落ち着きたまえ。ここは神聖なる裁きの庭だよ」
「ム、その声は……一龍ッ!一龍じゃないかッ!」
先生の言葉を聞いた瞬間、証人は旧友と何年ぶりにあったかのような溌剌な笑顔を浮かべる。
な、なんか感情の起伏が激しい人だな。
「せ、先生。松土教授とお知り合いなんですか?」
「ああ、昔の知り合いさ……」
「ハッハッハッ、水臭いじゃないか友よ。一緒に事件を解決した仲じゃないか」
証人である松土教授は昔を懐かしむように目を細める。
先生はどこか困ったような、一方で少し喜んでいるような表情で松土教授をみていた。
後から聞いた話だが、能力の専門家である松土教授と一緒に、とある事件に関わったことがあるそうだ。
その縁で仲良くなったらしいが、彼は激情型の性格なので、手を焼いているらしい。
「しょ、証人、そろそろ本題に移ってもよろしいですかな」
裁判長はようやく机の下から出てきたようだ。だが、流石にまだ怖かったのか、少し声が震えている。
松土教授にたいして、証言を促した。
「おお、失礼。少々気が高ぶっていたようだ。もちろん、証言の準備は出来ておる」