菫色の鋭風は天を舞う   作:黄昏の跡地

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とりあえず書きたかったやつやります。AC6要素あるとはいえ基本武装のみの登場です


追記:ふっつーにACキャラ出します


第1話

 

「皆さぁーん、席に座って下さいねぇ〜」

 

……突然の始まり、私個人と致しましては突拍子も無さすぎて申し訳なさを感じてしまいますわ。さて自己紹介の方をさせて頂きますわ、私は【シエル・オルコット】……イギリス公爵家にして由緒正しきオルコット家の次女ですわ。まあなんてことは無いただのお嬢様ですわ

 

まあそんな事はさておき、ここは【IS学園】……全世界から多国籍に渡ってISこと《インフィニット・ストラトス》について学びを得る為に建てられた女子高で御座います。偏差値かなり高いですが

 

「私がこのクラスの副担任をさせてもらうことになりました、山田摩耶と言います!皆さん、よろしくお願いしますね!」

 

シィーン……

 

「あっ……あうぅ……」

 

教師が狼狽えてどうするのですの?まあそんなことは置いておきましょう、今はIS学園の成り立ちについてですわ……インフィニット・ストラトスとは10年程前とある日本人が開発した【宇宙での活動を目的としたマルチフォーム・スーツ】として発表されたが世論としては【兵器】としてしか見られず一蹴、その翌日に全世界の軍用サーバーをハッキングし約4000発近くのミサイルが日本に向けて放たれた。

 

しかしそこに現れたのは小さい人型の機械を纏った女性だった……その女性は全てのミサイルを悉く破壊し日本本土を守り抜き更には鹵獲を試みた軍を撃退し夕日と共にその姿を消した、その日の出来事を世間一般では《白騎士事件》と呼称される様になり以降ISが世界に浸透し行った

 

……そこまでは良かったがISにはとある欠点がある、それは【女性にしか扱えない】という欠陥を通り越した何かだった。その結果ある一定数の女性が横暴を働く様になり現在では【女尊男卑】【女性至上主義】なんてものが生まれてしまい冤罪にかけられた男性は数多くいる

 

じゃあIS学園が出来た理由とは?となりますが「日本がIS作ったんならそれを学び養育させる為の教育機関作れ、費用はそっち持ちね」って言うアラレもない事を抜かし出来上がったのがこの学校で御座います。

 

「織斑君?織斑一夏君!?」

 

「はっはい!」

 

「あの、ごめんなさい……今自己紹介をしていて「あ」から始めて今「お」なんですよ……自己紹介して貰えますか?」

 

そしてこの学校、今年は少し面白い状態になっている……それは【男子が1人いる】という事ですわ。何故ここに男が一人いるのかと言いますと先の話通り本来は【女性にしか扱えない】代物を男が動かしたとしましょう、普通に考えて研究機関に放り込まれてモルモットとしてぞんざいに扱われた後に最終的に解体(ばら)されてさよならバイバイされると言うのが普通……なのだが

 

「えっと……織斑一夏です、よろしくお願いします」

 

彼、織斑一夏君はISの国際競技大会【モンドグロッソ】初代優勝者【ブリュンヒルデ】の称号を持つ織斑千冬の弟なのである。その為研究機関に送られることもなくここへ入学する羽目になったとかなんとか……まあ私としては知ったことではありませんが

 

「(周りを見ると期待の眼差しが凄まじい程に多いですわね、敵対視に好奇心、恐怖その他諸々……まあどう思おうかは知ったことでは)」

 

「……以上です!」

 

ズルゥ!

 

あ……呆れましたわ、いえ緊張するのは分かりますわ。頭が真っ白になって何を話していいのかわからないというのもわかりますわよけどもっとほかに何かありましてよ!?

 

「あれ?(スパァーン!)いってぇ!?」

 

ギャグみたいに全員がコケた後けたたましい炸裂音を出しながら織斑君は叩かれた……背後には件の姉でもある【織斑千冬】が立っていた。普通注意するなら口頭で言えば済む話では?

 

「貴様はマトモに自己紹介も出来ないのか?」

 

「げっ!?関羽!(スパァーン!)ンギッ!?」

 

2発目受けましたわね……それはそうと何故三国志の英雄なのですの?

 

「誰が三国志の英雄だ」

 

「って!千冬姉!?なんでここに!(スパァーン!)ンガッ!?」

 

三発目飛んできましたわね、余計なことを言えば同じように出席簿で叩かれますわねこれ……細心の注意を払いながら過ごしましょうか?

 

「織斑先生と呼べ……さて諸君、入学おめでとう。私がこのクラスの担任をすることになった織斑千冬だ。私の目的は諸君らを若干15歳にして一人前のISパイロットとして育て上げることだ……返事は基本はいかYESのみだ、しかしわからないことがあれば聞きに来ることを推奨しよう。」

 

『きゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』

 

おあぁぁぁぁぁ!?みっ、耳がァ!?

 

「千冬様よ!本物の千冬様よ!」

 

「私!お姉様に憧れて北九州から来ました!」

 

「厳しく指導してください!でも時折優しく調教してください!」

 

耳が……耳がァ……これもしかしたら音響兵器になるのでは?

 

「はぁ……どうして何時もいつもこうなのだ?うちのクラスには頭を悩ませるやつしか居ないのか?問題児を私の所に集めさせる嫌がらせでも流行っているのか?」

 

 

……何処の暴君ですの?同じ暴君でもまだ子供に優しいオルフェーヴルの方がマシに思えますわよ?少なくとも私とエクシアはまともかと思いますわよ?

 

スパァーン!「フミャッ!?」

 

「余計なことを考えている暇があるなら話を聞けオルコット妹」

 

「は……はい、以後気をつけます」

 

かっ彼女は読心能力でもあるのでしょうか?考えてることがお見通しされたかのような感じがしましたわよ?

 

 

 

その後チャイムが鳴り自己紹介は中途半端に終わり授業に入っていくことになった……仕方ありませんわよね

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「入学早々災難でしたねシエルお嬢様」

 

「うわぁ〜ん、シアァ〜」

 

一限目が終わり私に話しかけてきたのはイギリスからずっと一緒にいる幼馴染でもあり私の専属メイドを務めている【エクシア・ブランケット】だ……彼女は私と姉の持っている専用機の開発元でもある【ティアーズ・インダストリー】の企業代表としてこの学園に来ており私とルームメイトでもある

 

「あはは、けどあの後は叩かれることもなかったから良かったんじゃない?」

 

「うにゅう……それはそうだけどさぁ……こんな事しても変わるわけないか」

 

「そうですね、折角ですしクラスの方と交流をしてみては?社交界と同じですよ」

 

「そうしまぁす」

 

そう言いながら私は席を立ち上がり話しかけやすそうな子を探す……するとダボダボの袖をパタパタとさせながら近付いてきた子がいた。何だかこの子シアと同じ気を感じますわね

 

「わぁ〜初めまして〜」

 

「初め……まして」

 

「シェアハッピー、お菓子どぉ〜ぞ。」

 

そう言うと彼女の袖から市販の菓子が出てきた、まあ意外と美味しいという話は聞いているので有難く頂くことにした……そう言えば名前が分かりませんわね

 

「私布仏本音〜、皆からのほほんさんって言われてる〜」

 

「あっご丁寧にどうも……シエル・オルコットですわ」

 

「おぉ〜じゃあえるるんだねぇ」

 

「え……えるるん?」

 

「ああそれ気にしないで、のほほんさんの何時もの癖だからさ。初めまして!四十院神楽って言います」

 

それぞれ名前を聞くと【四十院神楽】【鷹月静寐】【谷本癒子】と名乗った……どうやら彼女達はのほほんさんと面識があるらしく中学の友達だそうだ

 

「……布仏さん」

 

「なぁにぃ?えーちゃんや」

 

「あなたもしかして私と同じメイドですか?」

 

「おぉーよくわかったねぇ」

 

「私も一応エルちゃんの専属ですので同業者は雰囲気で分かるんです」

 

向こうは向こうで意気投合したらしく仲良く出来そうだった……お菓子が美味しいですわ

 

キーンコーンカーンコーン

 

「「「「あっ」」」」

 

チャイムが鳴ったため交流タイムは一旦終了、次の時間にお預けとなった……もうちょっとお話したかったけど仕方ありませんよね

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

二限目も終わり折角なので例の男の人に話しかけようと思ったら姉のセシリアお姉様に先を越された……まあまだ時間はありますからタイミングを見て

 

「あなた私のこと馬鹿にしてますの!?」

 

……前言撤回直ぐに止めに入ろううんあれは不味いですわ

 

「お姉様落ち着いて下さいませ、何を話していらっしゃったのかは知りませんが淑女が大声を上げるのははしたないですわよ?」

 

「止めないでくださいましシエル!この男エリートたる私達代表候補生を侮辱したのですわよ!?」

 

「侮辱って……事情を聞いても?」

 

聞いてみるとどうやら彼はIS関連の話や知識の類は素寒貧らしく代表候補生すらも知らなかったとの事、そりゃさっきの時間に叩かれるよ何をどう見間違えたら古い辞書と間違えるのかしら?こんなにも大きく【必読】と書かれていたというのに

 

で、その後自分がエリートであると自慢した姉を軽くあしらってしまいさっきに至るとの事……当の姉は謝罪もろくにせず席に戻っていた。

 

「知識が無くて仕方ないのに逆ギレしてどうなさるのよ姉様は……織斑さん、先程は姉が無礼な事を言ってしまい申し訳ございません。姉に代わり謝罪を申し上げます」

 

「ウェッ!?いやいいよ分からなかった俺が悪いんだから……もしかして君も?」

 

「はい、イギリス国家代表候補生を務めています。シエルと申します……姉セシリアとは双子の姉妹でたまにではありますが間違われることもあります」

 

「そっ……かぁ、えっと織斑一夏です」

 

「篠ノ之箒だ」

 

……え?このクラスブリュンヒルデの弟以外にもISの生みの親の妹さんもいらっしゃるの?そりゃ織斑先生も問題児ばかり来るって言いますわね

 

「そういやシエルさんって教官倒したことあるの?」

 

「……あまり大きな声では言えませんが私一応教官撃破しているんですのよ」

 

使用したのは専用機のBT試作2号機サイレント・ゼフィルスではなく訓練機のラファールを使った……まあアセンブル弄り回してBML-G1/P32DUO-03(6連装デュアルミサイル)にSONGBIRDS《2連装軽グレネードキャノン》、MA-J-200 RANSETSU-RF(バーストライフル)PB-033M ASHMEAD(パイルバンカー)の編成でやりましたがね。意外と安定して勝てました

 

「しかし何故そのような事を仰るのですの?」

 

「いや、さっきオルコットさんが首席合格で唯一教官を倒したと」

 

「あの姉……それはあくまでも誇張表現ですわ。実際私も2年の担任でもある柳原先生を倒しましたしそれに姉様は訓練機ではなく専用機での撃破ですもの、その口ぶりからすると織斑さんも?」

 

「いやまあそうなる……のかな?でもあれ倒したって判定でいいのかなぁ?」

 

 

 

 

問い質してみるとまさかの相手が山田先生でとちった先生が最高速でブースト吹かしてそれを避けたら壁に激突して意識消失したとの事だ……確かに困りますわねそれは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで一日は無事に終了、明日に備え休むことを選びましたわ……友達も初日にしては上出来な位出来ましたわ




……ISって果たしてこんなんでいいのかなぁ?

いいのかこんなんでも

次回はまあクラス代表決め……ですかね?
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