ほんへ戻ります……冷静で真面目なシエルちゃんがオリキャラ絡みで色ボケるのって有り?
ま……まさか布仏の人で本音さんの双子のお兄さんだなんて……通りで引っかかったわけですわあの時
「言葉……くん?だよね?」
「うっうん、そう……だよ?」
「なんで2人揃って疑問文になってるの?」
「だっだだだだだだって!あの女の子っぽかった言葉くんがこんなにもイケメンになってるだなんて聞いてませんわよ!?」
「俺だってシエルちゃんがこんな美人になってるだなんて聞いてねぇんだけど!?」
あぁもう帰ってきて疲れてるはずなのになんでこんなにもドキドキしないといけませんの!?もしこれで彼が幼少の頃の話を覚えていたら私……有無を言わさず承諾してしまいますわよ
「おぉ〜えるるん顔真っ赤っか〜」
「茶化さないでください……本音さん」
「あらあら〜」
「言葉に春が来たか遂に」
「親父たち何茶化してんの!?こっちめっちゃ恥ずいんだけど!?」
もう折角ですし直接聞いてみましょうか?
「あの……言葉……くん」
「なっなに?シエル……さん」
「その……昔の口約束……「待って!」はっはい!」
「その……口約束については覚えてるんだけど……ここじゃカッコつかないって言うか」
「あっ……ごめ「だから」え?」
「……あ、明日さ……デ、デートに行かない?」
「……はい」
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翌日……午前11時
「(やあっちまいましたわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!)」
アーキバス先進開発局近くのホテルから出てレゾナンスと呼ばれるショッピングモールにて待ち合わせをすることになった私は昨日の色ボケ発言を全力で頭を抱えながら後悔をしていた
「(阿呆か!阿呆か!阿呆か!私は阿呆ですか!阿呆でしたわね!あの時一目惚れした男の子があんなかっこよくなっていて背伸びしたかのようにカッコつけようとムードを考えて今日デートをしたいなんて言い出して!それを!ノータイムで!ご両親の!前で!承諾しました!しかもお姉さんでもある虚先輩と妹さんでもある本音さんのお二人の前でですよ!?ご両親のニコニコ顔が今でも脳裏をよぎってしまいますわぁ……ああこれ絶対所長経由でお父様とお母様にも報告行ってますわよねぇ)」
口は災いの元とはよく言うがあの状況下ではどうしようも無いのでは?顔絶賛真っ赤っかで色ボケてしまっているこの状況をなんとしてでも抑えねば……抑えねば……
『シエルちゃん』
「(んがぁぁぁぁぁぁ!!!??余計に変なこと想像してどうしますのよぉ!?)」
「ごめんお待たせシエルちゃん」
「フェ!?」
声をかけられた方向を見ると言葉くんが居た……普段からは想像出来ないくらい男の子らしさが出ておりレザージャケットにダメージGパンとイケメンなかっこをしていた
「こ……言葉くん……お、おはよう」
「おはよう……大丈夫?顔真っ赤だけど」
「んぐぇ……申し訳ありませんわ……ひとり色ボケていて」
「いや……あのさ……実は俺も昨日変な事ばっか考えてて全然寝れなかったんだ……だから同じ」
同じ……2人揃って色ボケたことを考えて顔を真っ赤にして何をしようかとか将来こうなったらとか考えてたけど……今は
「……クスッ、ふ、ふふふふ」
「……プハッ、はははははは」
どうしようもなく……この時間が愛おしい
「はぁー笑いましたわ……漸く落ち着きました、ありがと言葉くん」
「いいよ、こっちも余計なこと考えてたのが馬鹿らしく思えちゃっただけだから……変に緊張しちゃってたのがアホらしく思えてきたよ」
「うふふ、それじゃあしっかりとエスコートお願いしますね?ミスター」
そう言いながら私は左手を差し出す
「勿論、しっかりと案内させていただきますよ?レディ」
私たちのデートが……今始まった
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「……なんですのあれ」
「あらあら」
「初々しいわねぇ、ねぇルミエール?」
「はは、そうだね」
「若い頃の母さんとデート行った時もあんなんだったなぁ昔は」
……物陰からとんでもない人数の人が覗き込んでるのは内緒である、そして何故オルコット家夫妻のエマ・オルコットとルミエール・オルコットがいるのだろうか?
「エクシアちゃん、ナイス報告よ!」
「お褒めに預かり光栄でございます奥様方」
布仏家全員とオルコット家全員が一同に介して2人のデートを見守ってるとかどうなってるの?ってなるのは野暮な話なので無視して下さい
「しかしまあ、本当によろしかったのですか?奥様」
「何が?チェルシー……私個人としてもあの子が選んだのならそれでいいとおもうんだけど?」
「そこは別に良いんですよ、シエルお嬢様の選ぶ道なのですから……ですがエクシアまでシエルお嬢様に付いていくのは」
「お姉ちゃん?私はシエルお嬢様の専属メイドです、そのお嬢様が嫁入りされるとなるなら私も着いていくのが当たり前ですよ……それにお相手くらい日本でも見つけれますし」
「何だか納得いきませんわねわたくしは」
「セッシーって思ってた以上にシスコン?」
「多分お姉ちゃんとタメ張れる位にはシスコン……」
ダメだこりゃ……
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最初に入った店は衣服店だ……今着ているノースリーブワンピース+美空色のカーディガンも結構お気に入りですが折角ですのでレパートリーを増やそうと思ったら
「思いの外買ってしまいました」
「あはは……俺もだよ」
2人揃って両手に袋を持っており大量に買ってしまったことが伺い知れる……とりあえずバススロットに放り込みますか
「こういう時便利だよねISって……扱い方がなんか四次元ポケットみたいな感じだけど」
「有効活用してるだけですよ言葉くん、次のお店はどちらに?」
「うーん……ちょっとお店に長居しすぎちゃったからもうお昼回っちゃってるのか、何処か食べに行こっか」
そう言いながら言葉くんは再び手を差し伸ばす……私はその手を迷わず取り歩いていく、これだけで幸せだと感じてしまう辺り本当に結婚しちゃったらどうなるんだろう私
「だぁから言ったろ?目玉焼きはソースだって」
「いやいや塩胡椒だろシンプルイズベスト」
「2人共なってないねぇ……醤油が1番なのに」
なんて他愛もない話をしている男子3人組が歩いているのが見かけた……約一名聞きなれた声でしたが
「ん?あれ言葉じゃん!買い物?」
「うぇ?おお弾じゃねぇかまあそんなとこ」
「……ん?あってめぇ!?抜け駆けしやがったな!?」
しれぇっと後ろに隠れてたのがバレたので大人しく前に出る……別にまだそんな関係じゃないんだけどなぁ
「あれ?シエル師匠?」
「ああ、やっぱり織斑くんでしたかさっきの声は」
「どしたの?デート」
「うえっ!?あ……うん」
織斑くんって実は他人の恋路には敏感だったりする?
「くそぉ先越されたぁ」
「別に競ってた訳じゃないだろ?」
「えっと……言葉くん、彼らは?」
「ん?ああそうだった、この赤髪は五反田弾で黒髪のやつが御手洗数馬ってんだ……2人は藍越学園で知り合った友人でたまに馬鹿やってる火消しに回されてる」
あれ?言葉くんもしかして私と同じことなさってる?親近感通り越して最早同一存在では?
「ひっでぇ!?」
「事実だろお前……初めまして織斑一夏です」
「ああご丁寧にどうも、布仏言葉です」
「布……仏……えっもしかしてのほほんさんのお兄さん!?」
「あはは、双子の兄です……何時も妹が世話になってます」
「ああいえこちらこそ……ちなみに聞きますが師匠とはどう言った関係で?」
「えっとねぇ……小さい頃ちょっと顔合わせたくらいで完全な面識は無かったんだ、迷子になってたところを見かけて一緒に親を探した位で……」
言葉くんとは別で世間話はまあ進む進む……聞けば彼らも織斑くんと面識があり中学での馬鹿やってたらしく鈴さんとも面識があるらしい。
「それでシエルさん、一夏のやつなんか迷惑かけてませんか?」
「お前は俺の親か」スパァーン!
「いってぇ!?お前心配してんだから良いだろうがよ!」
「ふふふ……最初の方はかなりボケボケでしたけど今はかなり前向きにISと向き合っていますよ、今は私がISの操縦を教えてましてスポンジみたいに吸収してくので教えがいのある生徒です」
「(ボソッ)色恋の方はどうですか?」
「(ボソッ)現時点ではうちの姉と篠ノ之箒さん、鈴さんから好意を向けられてますが実際の所彼がどう判断するかは知りませんので一概には言えません」
どうやら彼は焦っているようだ……けどまあその内いい出会いがありますよ何時かは知りませんが
「それはそうと織斑くんは何故こちらに?」
「家に顔出しに行くついでに弾の家に遊びに行ってるんだ、そしたら急に新作ゲーム買いに行くから付いてこいって言い出すから」
「ああなるほど……で?買われたゲームは?」
「確かタイトルは【アーマードコア6】……だったかな?」
「……私も買いますか」
『シエル(師匠/ちゃん)!?』
「?なんですの?」
「シエル師匠!?アーマードコアってフロム・ソフトウェアが出した新作だけどあのフロムだよ!?」
何を訳の分からない事をおっしゃるのかしらこの方々は……私がやりたいと言い出したのですからやりますよ
なおそのまま普通に別れることになった……まあ彼も普通の暮らしがありますもの、友人との付き合いは大切ですもの
<『御友人!』
……なんか聞こえてきたけど気の所為ですわね
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その後、一度ゲームショップに立ち寄りコントローラーやソフトを一括購入したりお昼ご飯を食べたりゲームセンターへ行ったりと非常に満足する時間となり……あっという間に夜になった
「はぁー……なんかあっという間だなぁ」
「そうね、楽しい時間ほどあっという間に過ぎていくものは無いわね」
「そういや話し方なんか変わった?」
「え?あっ……ふふ、なんかあなたの前だと素で居たくなるのかもね私」
「シエルちゃん、こっち来てよ」
そう言いながら手招きをする言葉くんの元へ向かうと街が一望出来た……展望台のようになっているこの場所は人気スポットらしく夜になってもライトアップされていてとても綺麗だった
「わぁ……凄い綺麗」
「……春は桜、夏は緑に、秋は紅葉、冬は雪景色……日本の四季は季節によってその姿を変える。けど君は変わらなかった……変わらず可愛くて美しいままだった」
「こ……言葉くん?」
荷物はいつの間にかなかった……どうやら布仏の使用人の人らが途中で持って帰ってくれたのだろう。空いた両手を優しく私の手をとる
「……俺さ、女っぽい見た目してるし趣味もどちらかと言えば女よりだからよく学校でからかわれたんだ。その都度ここに来て君の事ばかり考えてた……だからここできみに言いたいんだ」
心臓が高鳴る……ちゃんと聞かなきゃいけないのに心臓の音がバクバクと聞こえてしまって集中出来ない
「シエルちゃん……ううん、シエル。僕は……俺は……君の事がどうしようもないくらい好きだ!あの時初めて会った時から一目惚れした!俺と!」
お互いの顔が真っ赤になっている……ああ、また会えて良かった。そう思えて仕方がなかった
「結婚を前提に!付き合って下さい!」
何せ彼が勇気を出して告白してくれたのだから……女の子としてこんなにも嬉しいことは無い
「……えへへ♪やっと言ってくれたね言葉くん。私からも言わせて……私もさ、あの時迷子になってとても怖かったの……初めての土地で初めての場所だったし知らない人も沢山居た、けどその中で手を差し伸ばして一緒に居てくれたのは優しいあなただった。今でも感謝してるありがとね言葉くん……私はあなたをお慕い申し上げます。こんな不束者ですが、あなたのお嫁さんにしてくれる?」
お互い嬉しくなってなのか思いっきり抱き締めた
「「2人ともおめでとーう!」」
「「ふぇ?うわぁ!?」」
……と思ったら何処から現れたのだろう、うちのお母様でもあるエマ・オルコットと言葉くんのお母さんが私たちを抱き締めてきた……まさか見てたの?
「お嬢様!おめでとうございます!このエクシア、お嬢様の行く所に何処へでもついて行きます!」
「待って待って待って!頭の処理が追いつかないよ!」
もぉー!どうなってるのよぉ!
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「という訳で改めてお付き合いするの事になりました」
色々と話すため布仏家へと足を運んだ私たち……まさかお母様以外にもお父様とチェルシーまで居ただなんて信じれないわ、しかも情報の発信源がまさかのエクシアって
「うふふふ、言葉くん、うちの娘のことよろしくね?」
「はい!よろしくお願いします!」
「皆の者!酒を振る舞えぇ!」
『バンザァーイ!バンザァーイ!バンザァーイ!』
言葉くんとこのお父さん随分とはっちゃけてる……しかもその輪の中にお父様も混じってるし
「先ずお聞きしますがお母様達は何時からみてたの?」
「うん?最初から♪」
「ふにゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」
あの恥ずかしさに悶えてたところ見られてたと!?穴があったら入りたいわ!まあでも
「えへへぇ〜えるるん〜お姉ちゃん」
本音にお姉ちゃんと言われるのも悪くはないわね、許しましょう
……なんか途中御友人とか最後ニホンヘとか居なかった?気の所為?
次回はバッサリとんでGW明けにいきます