菫色の鋭風は天を舞う   作:黄昏の跡地

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ほぼ空気なヴィシュヌとロラン、そして1期ヒロインラス加入の金銀組を扱い切れるのかわからないさくしゃでごわす

……とりあえず今回も雑に進めていきます


第12話

 

シャルロットさんがクラスに馴染み始めて早数日、その代わりと言わんばかりにボーデヴィッヒさんはクラスから浮きに浮いていた。軍や一定対象に対しての犬行動はハウンズの皆さんかイグアスさんだけで充分なんですよ

 

それはそうと遂に完成して届きましたよネビュラとムーンライトとニクスフラワー!聞いた話だとどうやら主任と束博士が日本支部に来て完成させたらしい……ああ、だからGW中に簪さんが見かけたって言ってたのか

 

「〜♪」

 

そんな私は黙々と量子変換(インストール)作業をしていた。授業?とっくに終わっておりますが?それはそうとこれのお披露目は多分学年別個人トーナメントになるだろうなっと内心思っていた

 

「出来たぁ」

 

《新着メッセージ、一件》

 

「うわ主任からだ……えなに?」

 

インストール作業も無事に終わり一息つこうとしたら珍しくあの人から連絡が飛んできた……絶対ろくなこと起きないだろうなと予想をしながらメッセージを開く

 

『よおニクス主任だ!いやぁ急な連絡すまん!実はな……ウインドフェイスのアップデートパッチが組み上がったんだ、ソフトウェアのアップデートするだけだからzipファイルでそっちに送ったからささっとインストールしちゃってね、じゃおじさんはエクリプスの開発に戻るから!おじさん頑張っちゃうぞお!』

 

……相変わらず嵐のような人だな主任、ふと見ると【Windfaith】と書かれたzipファイルが作業用PCに送られてきていた。とりあえずインストール作業開始しますかぁ

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「いや何それ何それぇ!?」

 

「……すご」

 

翌日の放課後インストールし終えた武装はとりあえずそのままにしながらアップデートパッチを適応させたウインドフェイスを振るう……すると斬撃が飛んで行くわ薙ぎ払いレーザー飛ばせるわ挙句極太ゲロビ撃てるわでオーバードウェポンとしての真価を発揮したかのような形で鈴さんに襲いかかる

 

「主任こういう時ホントいい仕事するよねぇっと!」

 

双頭形態にすると同時にレーザーブレードモードでフルチャージ、振り抜き半円月上のレーザー刃が鈴さんに直撃しSEを0にする……これワンチャンスターブレイカーお役御免では?

 

「(いやいやスターブレイカーにはスターブレイカーの役目があるし使わないなんてことはないわ)」

 

実際複数個の撃ち分けとか出来るのスターブレイカーだけだしあれ結構使い勝手いいからお気に入りなのよね

 

「し……師匠えげつねぇ」

 

「勝てる気がしませんよあんなの」

 

「長距離からの斬撃と高威力レーザー……しかも短時間であればマニュアルでのエイム操作が可能とは……アーキバスの主任恐るべし」

 

「高速かつ高機動……軽量二脚の強みを確りと活かしてる……多分弍式でフルバーストしても対処されるどころか反撃してくる」

 

「あ……あいつは一体どこを目指しているんだ?」

 

「ミシガン総長も言ってたけどあれ見たらG13のレイヴンさんも一目置くよそりゃ」

 

「わたくしの妹が人外じみて来てるの怖いですわ」

 

言いたい放題言われるのは別に構わないんだけどそこの姉少しは懲りなさいよ自分から射程圏内に入りに来るとか自殺志願者か?

 

「おう駄姉次のサンドバックは決定したわね」

 

「しまった!?」

 

まあなんてことは無い、何時ものコントだ。日常的にやるから寧ろ近接戦の訓練にもなると思ってるが時間が時間の為切り上げようなんて話も出た、まあしょうがないわね……なんて話をしていたら

 

「ねえ!あれ!」

 

「嘘っあれってドイツの第三世代試験機!?」

 

「もうロールアウトしてたんだ……」

 

実はと言うとこのアリーナ、他クラスの子達が普通にいる為あまり派手に出来ないのが実情、じゃあなんでウインドフェイスのゲロビ撃ったんだって?当たらないようにすぐ切ったり上に行ったタイミングで撃ってたからだよ

 

「ドイツ第三世代機《シュバルツェア・レーゲン》……万能型で特徴的なのはあのレールカノンかしらね」

 

「……おい、織斑一夏」

 

「なんだよ」

 

「貴様も専用機持ちらしいな……私と戦え」

 

うーん見事な挑発、しかも安っぽすぎて笑えてくる。さてうちの弟子はどう出るのかしらね

 

「嫌だよ、やる理由もねぇしあんたと戦う意味がない!」

 

「ほお……ならば、無理やりにでも戦う理由を作ってやる!」

 

あの馬鹿!IS纏ってない連中がいる中レールカノン撃つつもり!?てか普通に撃ってきた!

 

ザンッ!

 

左腕にレーザーブレード《ロックスミス》を展開し本来は横切り推奨だけど縦切りでレールカノンの砲弾を切り伏せる

 

「ッ!?……イギリスの第三世代機か……随分とやるな」

 

「はぁ……あなた馬鹿なの?ISを装着していない生徒が複数名いる中にそんな馬鹿でかいレールカノン撃てば大惨事になるなんてのは予想に着くはずよ?もしかしてそれすらも想像出来ないくらい脳が縮小させられてるのかしら?」

 

「なんだと貴様!」

 

「あらあら?沸点も低いわね、頭の中黒ビールで出来てるのかしら?軍はそうするように教育でもしてたのかしら?それともただただ癇癪持ちで織斑先生の信者かしら?力を持ったやつの末路なんてただ一つ……破滅だけよ!」

 

「貴様ァ!!!」

 

《そこの生徒!何をしている!学年とクラス!名前を言え!》

 

「……ちっ!興が削がれた、次は絶対潰してやる」

 

「あら、逃げるの?それもそっか戦績がレッドガンとうちのヴェスパーにボロ負けしてるものねそっちのEOS部隊は」

 

「……なんとでも言え」

 

……あーあ、始末書ものだこれ私

 

「ごめんね皆巻き込んじゃって」

 

「いやいいよ……本当なら俺がやらないといけないことを」

 

「学校の悪役(ヒール)は私1人で充分よ……とは大声で言えないけどね、とりあえず今は解散して織斑くんは後で聞かせてくれるかしら?事情の方を」

 

「わかりました」

 

 

とりあえずは解散、私はと言うと未然に防いだということで不問に附された……良かったぁ

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

あれ以来特にボーデヴィッヒさん側からのアクションもなくこれまた月日が流れていきあっという間に6月に入った……とてつもない位暑い

 

「(夏服引っ張り出してきてこれって……7月8月どうなるのよ)」

 

トーナメントまであと少し、とりあえず出来ることはやろうと思う

 

「(織斑くんと姉様のトレーニングメニューを組んで全員で回転出来るように模擬戦のセッティングもして生徒会の仕事、後はボーデヴィッヒさんの問題……やる事が山積みだ)」

 

生徒会の仕事は不定期だ、呼ばれない時は基本アリーナに向かうようにしているけど連絡さえあれば生徒会室に足を運ぶようにしている

 

そうそう、織斑くんとボーデヴィッヒさんの因縁?について聞いた所大会二連覇したタイミングで女性至上主義団体【アルテミス】が織斑くんを攫い救出へ向かった際ドイツのEOS部隊とIS部隊と共に救出・撃退することに成功、その時の恩を返す為織斑先生はボーデヴィッヒさんとの縁が繋がった……が慈愛の目を家族に向けていた為かそれが気に入らなくて敵対心が出来たと……勘弁してよ完全な私怨じゃない。しかも最終的な手柄はロックスミスで哨戒任務に出てたフロイトが持ってったんだよ?怨むならフロイトにしてよ

 

「シエルちゃん、今日の分は終わりだからアリーナ行ってきて大丈夫よ」

 

「ありがとう虚お姉ちゃん」

 

「〜〜〜〜ッ!!!!」

 

「ムニュゥ……お姉ちゃん?」

 

「私は幸せ者だわ……こんなにも愛らしい妹が増えたのだもの」

 

あれ以来お姉ちゃん身が強くなった虚先輩の事をお姉ちゃんと言うようになってからうっれしそうに抱きついてくることが増えた……普段真面目故にこういう所あるのがねぇ

 

「虚ちゃんシエルちゃん潰れるわよ」

 

「あぁ〜そんな殺生な……いえ、彼女の訓練時間を無くす訳にはいきませんからね。行ってきてください」

 

「はぁーい、失礼しましたぁ」

 

とりあえず会長の手によって引き剥がされて行くように言われたので遠慮なく行くようにした……なんか騒がしいわね

 

「ねえねえ聞いた?第4アリーナでドイツの子が中国とイギリスの子に喧嘩売ったって!」

 

「ええ〜嘘ぉ!見に行こ見に行こ」

 

 

 

……厄ネタはどうやら尽きないようだ

 

 

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アリーナへ到着すると鈴さんと姉様がレーゲンにボコボコにされていた、そこまでは良かったのだが機体のダメージがレッドゾーンにまで入っており生命維持がギリギリなのだ

 

「ッチ!」

 

舌打ちしながら私はアリーナのピットからゼファーを展開しスターブレイカーで狙撃をする……単射で回避されるのを前提にしながらだけどね

 

「っ!?なんだ貴様か、織斑一夏が釣れたと思ったが……まさか貴様とはな?」

 

「生徒会役員としては流石に見過ごせないわよ……それはそうと弱いものいじめしてイキってる雑魚兵士如きが何か吠えてるわね?あれかしら?最終の手柄がフロイトに盗られたのがそこそこ効いたのかしら?」

 

「なんだと貴様!」

 

「語彙力が無いのかしら?さっきから貴様貴様って……耳障りなのよ害獣風情が!」

 

口がキチゲ大爆発状態のスネイルと同じだって?気にしない気にしない。あっしれっと織斑くんとシャルロットちゃんに2人を回収されてーらワーロスワロス注意力散漫じゃないの?

 

「……折角だ貴様も潰してやろう!」

 

「上等よ、あんたとはサシでやり合いたかったからね……退屈させないでよ?」

 

《メインシステム、戦闘モードへ移行》

 

アンロックユニットになんかしれっとあったレーザードローン2基と片手にスターブレイカー、もう片方の手にレーザースライサー《スティールヘイズ》を装備してピットから直接アサルトブーストして接近する。ただ接近するだけじゃなくて拡散モードにしたスターブレイカーで牽制射撃する

 

「ふん!この程度で代表候補だと?笑わせる!」

 

「あら、ならこれなら如何?」

 

フルチャージしたレーザードローンから計12基の射出と腰部のエネルギーアンブレラを予備を含め12機展開し射撃を開始する

 

「せいぜい逃げ惑いなさい?」

 

「誰が逃げると?あのブルー・ティアーズのパイロットとほぼ同格な貴様如きが」

 

「次にあなたが言うのは「マルチタスクもフレキシブルも出来ない」よ」

 

「っ!?」

 

言葉や思考の先読み位はできて当然、レーザードローンはBT粒子未使用故に曲げれないけどエネルギーアンブレラは使用できるから曲がる曲がる

 

「残念私は姉とは違うわ……訓練時間そのものが違うからね?伊達に代表候補の名を預かってないのよ!」

 

イグニッションブーストと並列してアサルトブーストで接近しアサルトアーマーを起動、強制スタッガーさせながらレーザースライサーによる多連撃を叩き込み蹴り飛ばす

 

「ぐっうぅ!貴様……一体何者だ!」

 

「イギリス国家代表候補生にしてアーキバス先進開発局直属EOS・IS混成部隊《ヴェスパー》第9隊長のニクスよ……軍人かぶれなあんたなんかよりかは軍人らしいことはしてる腹積もりよ?」

 

「っ!?菫色の……鋭風だと!?」

 

「あらあら?今更気付いたの?まあそれもそうね、名前だけが独り歩きして実態は見たことないものね……さてと……そろそろ出てきては如何です?織斑先生?」

 

そういうとピットの方から織斑先生が打鉄の標準装備(プリセット)でもある近接ブレード《葵》を持って降りてきた……生身でISの武器担ぐとかフロイトかしら?

 

「貴様ら私闘は厳禁だぞ……何があった?」

 

「彼女が姉様と鈴さんをダメージ限界まで殴ってたものなんで止めに入りました、まあそのまま私がわざと挑発に乗って彼女と戦闘にもつれ込んだだけですので」

 

「はぁ……当日までアリーナでの私闘を禁ずる、ボーデヴィッヒも良いな」

 

「っ……はい」

 

「それはそうと1つ知らせだ、元々個別トーナメントの予定だったんだが4クラス×3では人数的にもかなりのものだからタッグマッチに変更となった。励めよ?」

 

そう言って織斑先生はピットへ戻って行った……ペアどうしましょ?

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「で?姉様、鈴さん、なんでああなったのか説明を願います」

 

「最初はセシリアとやろうとした」

 

「最終的には?」

 

「一夏さんとシエルを馬鹿にしてきました」

 

保健室に運ばれた二人は結構ピンピンしていた……いやまあISの絶対防御解除一歩手前まで行ったくせしてこれで済んでるあたりまだ有情なのかしらね?

 

「……ん?織斑くんはまだわかるけど私も?」

 

「ええそうよ!あの銀髪兎ったら何を言い出すのかと思えば「ああいいよいいよ粗方予想は着く」話を遮らないでくださいまし!いたた」

 

戦場に出れば他の軍とかから恨み言を言われるのなんて慣れっこだったからあれだしむしろレスバ負けする気ないし

 

「しっかしまあこっ酷くやられたねぇ……機体のダメージレベルはC、オーバーホールも兼ねて国から技術士が来て修理するまでの間はISの使用禁止と治療の専念と、寧ろ良かったんじゃない?自分たちがどれだけ低い位置にいるのか」

 

「あのまま行けば私たちが勝ってたわ」

 

「売り言葉に買い言葉、あそこまでボロボロにされた時点で負けよ二人の……だからこそ強くなる必要がある、より高く飛ぶ為にも研鑽は必要だけど無理なトレーニングは身体を壊すだけよ、はい」

 

私は剥き終わった林檎をカットし2人に渡す、それはそうとタッグマッチのペア本当にどうしましょ?普通に考えるならエクシアだけど

 

「おっ2人とも起きたのか」

 

「「一夏(さん)!?」」

 

「やっほー、随分と遅かったじゃん」

 

「ああまあうん、ちょっと野暮用があって……それはそうと師匠聞いた?」

 

「タッグマッチトーナメントのこと?実はまだペア考えてないのよ。あっ先に釘刺しとくけど姉様と鈴さんは出場不可だからその辺は宜しく」

 

 

「「ぐっ!ぐぬぬぬぬ……」」

 

……あ、そうじゃんその手があるじゃん

 

「織斑くんやい」

 

「何?師匠」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私と組んでよ……ペア」

 





次回……はとりあえずタッグマッチトーナメント当日まで行けたらなぁって感じかなぁ

ぶっちゃけた話転生者2名が行くほのぼのISがあっても良い気がしてきた……まあそこら辺はおいおい考えます

機体?多分type-レオスⅡとストフリになる
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