何かがおかしいハイスクールD×D   作:ぼけなす

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ソラ:苦労人なオリ主(前作の主人公)

桐生:苦労人な原作キャラ

こんな感じで苦労人は変態の近くにいます。桐生はヒロインじゃないけど。


第八話 なんでやねん

 

 

 やや蒸し暑さが近づき衣替えの季節となった。雨の日も多くなり、そろそろ梅雨も近い。

 

 そんな天気を今日も見つめる男――――オレこと兵藤一誠である。

 

 アーシアを居候として迎え入れたことに松田と元浜に文句を言われたが「はん、この変態のカリスマというものだ!」と言ってやると血涙流す思いで悔しがっていた。

 

 ふはははは! このオレを越えようなど笑止千万なり!

 

「いやあんたのカリスマを越える変態なんていないって」

「甘いぞ桐生。オレなどまだまだだ。真の変態は爆撃の中にあえて飛び込んで痛みの快感を得ようとするんだぞ」

「それはもはや変態じゃなくて人外じゃん!」

 

 そうツッコむのが我らの常識人眼鏡っ娘、桐生藍華である。特技は男の尊厳たる『アレ』を数値化することだ。

 

 なお、元浜もおっぱいの数値化することができるという特技がある。このクラスの眼鏡はスカウンター持ちなのかと思う今日この頃である。

 

「それでオレの股間の数値化したのだろ? 言ってみろ」

「それ普通に聞いちゃう!?」

「人前で言えないことを平然と言うのがこのISSEIだ!」

「痺れも憧れもしないわよ!」

 

 さすが桐生。オレが望むツッコミをしっかりしてくれる。原作では弄り側だったがここではオレが弄る側だ。

 

『相棒、メタい』

「気にするな。いつものことだ。まあいい。それよりも桐生、今日の朝。アーシアがオレの裸で布団の中に入っていたのだが」

「あ。アーシア実行したんだ。どうだった?」

「素晴らしい裸体だった。つい富竹フラッシュをしてしまった」

 

 しかしカメラは一期によって破壊された。おのれ、義妹。我が芸術的なコレクションを無駄にしおって。自分に富竹フラッシュされるのはよくて、なぜ他の女は許さないんだよ。

 

「くっ、だがオレは諦めない。愛莉と桃亞の裸体を富竹フラッシュできるまで!」

「いい加減に懲りたら? 嫌われるわよ」

「ふっ、この変態が嫌われるごときで止まるとでも? 甘い、甘すぎる」

「いやそんなこと言っといてなんで震えてるの? てか、動揺し過ぎじゃね」

 

 幼馴染みに嫌われるのはちょっとキツいオレである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで放課後。アーシアのところ、つまりオカ研のところに遊びにきたオレ、愛莉、桃亞、一期の四人はスライド式の扉を開けた。

 

「さあお前の罪を教えろ!」

「は、入って早々ネタを言うんだね」

「遊びに来ましたよアーシア」

 

 木場きゅんが顔を引き吊り、アーシアは花のような笑顔で喜んだ。ヤバい、浄化されそう……。

 

「そういえば兄様は純粋な心の持ち主には弱いのでしたね」

「混沌たるこのISSEIには眩しい心だ。はっ。これはまさかアーシアが純粋な心ということだと!? ならばこのオレが染めてあげなければ、主に変態に」

「させるか!」

 

 愛莉はじゅもん(子どもの写真)を唱えた。

 

「子どもの純粋な笑顔!」

「あばばばばばばば!!」

 

 一誠は浄化された! 悪は去ったのだ……(完)

 

『いや死んでないだろ相棒』

「無論だ。この一誠、大魔王と呼ばれたいお年頃。この程度で負けるか」

「どんなお年頃よ……はぁ」

 

 グレモリーさんが呆れた息を吐いた。何やら困ったように見えるがオレは気にしない。

 

 だって個人の問題に手を出すほどお人好しじゃねーもん。あ、アーシアのような美少女なら手を出すけど。

 

「部長が美少女じゃないって言いたいのかお前!」

「いや美少女ってたら美少女なんだけど、ほら。もうお姉さま属性二人いるじゃん。だから今度はロリを求めそう」

「子猫ちゃんが狙いか!」

「先輩、後でシバきます。あとそこの変態も」

 

 なんてこったい。まさかのとばっちりに逢うとはとことん不幸である。ツンツン頭の少年のような幻想殺しはないのに。

 

 ちなみに本気で子猫殿は殴りかかってきた。その度に正道をサクリファイスして助かったけど、みんなは微笑ましく見ていた。

 

 おーい、オレ達を微笑ましく見るなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜、オレは元浜に頼まれたものを作るのにがんばっていた。そしてそれは完成した。

 

「で、できた。ガンプラ――――ストライクガンダム!」

 

 元浜はエロだけでなくガンプラファンで、時たまこうしてオレに頼む。なんか知らないけど、完成度が高いとか。

 

「これでやっと寝られるー。オヤスミスー」

 

 布団にくるまり、目を閉じようとしたとき魔法陣が出てきた。オレは敵襲と思い、籠手を出して構える。

 

「んー? グレモリーさん?」

 

 相手は制服をきたオカ研の部長さんだった。その部長さんがオレに向かって言った。

 

「兵藤くん……抱いて」

「OK。落ち着こうかガール」

 

 なぜオレに抱けと命じる? てか、性欲魔神は表向きで実は純情で一途なんですよオレ。

 

「というわけでオヤスミス。オレは眠いので他を当たってくださいな」

「いいから早く!」

 

 グレモリーさんが布団にくるまるオレに近づく。すると、カチッと何かが発動し、グレモリーさんを亀甲縛りにした。

 

「ちょ、何よこれ!?」

「あー、対一期夜這い専用トラップ『キッコーまん』が作動したみたいですね。無闇やたら寝ようとしたオレに近づくからですよ」

「解除しなさい今すぐ!」

「だが断る。不法侵入な上に夜這いに来るとは不届き千犯。そこでじっと大人しくしてなさいな」

 

 今度こそ布団にくるまるとまた魔法陣が現れた。そこから現れたのはいつかのメイド服の銀髪美人さんグレフィアさんだ。

 

「このような危険地帯に来て何をなさろうとしていたのですかリアス」

「夜這いっぽいですよグレフィアさん。んで、アンタも不法侵入なんだけど、とにかくそこのじゃじゃ馬娘を連れて帰ってください。夜中に騒げばお袋がキレます」

「それは不味いですね……。リアス、早く帰りますよ。ここは魔王城より恐ろしいところですから」

「ま、待って。とにかく一誠に……」

 

 とグレモリーさんが言いかけた瞬間、我が義妹が半龍化した姿でオレに襲いかかってきた。

 

「兄様! 今度こそ私の愛を受け取ってくださいまし!」

「だが断る!」

 

 オレはチュッチュッしようとする一期を押さえながらグレモリーさんに言った。

 

「とにかく今日は帰ってください。じゃないとコイツがいつグレモリーさんに気づいて襲ってくるのかがわかりませんから」

「わ、わかったわ……」

 

 わかってくれて何よりだ。オレはグレモリーさん達が帰ったあと一期を無力化し、亀甲縛りにして放置した。

 

 普段は清楚だが時たま発情して変態化する義妹である。

 

 まあなんにせよ……これでまた厄介事に巻き込まれそうだ。

 

「あれ? なんでグレモリーさんは正道のところに行かなかったのだろ」

 

 その答えは後日、行ってみたがグレフィアにボコボコにされて役立たずだったそうな。

 

 




ちなみにこの一誠。フィギュアも製作できます。器用な男の子ってすごいよね。
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