何かがおかしいハイスクールD×D   作:ぼけなす

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短いです。ではどうぞ。


第十四話 エピローグ的な自由な人生

 

 

 

 休日のある日、ライザーとグレモリーさんの婚約が破棄されたと伝えられた。どうやらグレモリーさんとフェニックスの父親同士、早すぎた婚約だと理解したそうだ。

 

 まあその後に悪魔達の勧誘が兵藤家に殺到したが、親父がガチギレ。お袋マジギレで家がぶっ飛びかけた。

 

 強引な勧誘者がいたがソイツらは表舞台から姿を消した。埋められたか、魚の餌にされたか、はたまたかき氷にされたか知らない。

 

「あれ? もしかしてあの氷ってもしや悪魔だったヤツら?」

「違います。あの氷は新鮮な私の氷です。安心してください」

「際どい発言だなぁ」

 

 私の氷って……それだと原材料が一期のナニカじゃまいか。ウマかったからどうでもいいけど。

 

「さてと、ちょっと行ってくる」

「どこにですか?」

「グレモリーさんとデート」

「よろしい。私と戦争(デート)です」

 

 デアラはしようとする一期をなだめる。この手のジョークは駄目だな。

 

 オレが向かったのはグレモリーさん所縁の病院だった。ミルたんが入院しているところだ。グレモリーさんは先に受け付け待ちをしていた。

 

「あら、来てくれたの」

「一応、ミルたんはオレのダチだからな」

「そう……。今回の件はごめんなさい。巻き込んでしまって」

「次回からこんなことがないようにしてもらいたいよ。親父も一期をくれって言ったあの馬鹿焼き鳥を自分でミンチにしたかったって言ってたから」

「……それだとドラゴンじゃなく人間を怖がるわね」

「オレより強い人だからミンチどころか拷問劇になるかも」

「お子さまには見せられない描写ね」

 

 そんな雑談しているとミルたんの病室にたどり着いた。個室で良い設備が整った病室だったので一週間経てば退院できそうだ。

 

「ミルたん、入る……わ、よ?」

 

 ベッドで身体を起こしていたのは筋肉モリモリな漢女じゃなく、小学生くらいの体型な小柄の女の子だった。

 

 クリクリとした目にあどけなさが残ってる小さな美少女にグレモリーさんは「誰?」と固まっていたが、オレは彼女に話しかける。

 

「あ。部長さんに、イッセーくん。来てくれたにょか?」

「まあな。てか、変身解けたのか?」

「うん、ダメージ受けすぎて自動修復のために魔力を回復に移しちゃったにょ」

「まああの炎を受ければ大きな火傷が残るしな。しゃーねえよ」

 

 普通に談笑するオレにグレモリーさんは袖を引っ張ってきた。

 

「ひ、兵藤くん? この人ってまさか……」

「ミルたんに決まってるだろ」

「嘘! こんなかわいらしい子があんな筋肉モリモリな化け物のはずがないわよ!」

 

 そんなこと言ってもなあー。あ、説明してなかったな。

 

「ミルたん――――もとい本城ミルカさんは異世界に迷い混んで、魔法漢女という力を得たんだ」

「魔法漢女って何!? まさかあの筋肉モリモリになることなの!?」

「いぐざくとりー。まあ、見た目はアレだが物理的最強クラスの力が使えるぞ。でも普段の姿に戻ると、非力な少女なんだよね」

「信じられないわよ! というか今の姿こそ変身した姿でしょ!」

 

 オレもそう思ったけど、実際その世界に行ってみてホントことがよーくわかった。魔法漢女になれるシステムを作った人はギャグが大好きに違いないと思った。

 

「まさか……マッスルグレネードという人も魔法漢女なの?」

「いやあの人は自称魔法少女の変態だ」

「あっちは本物の変態!?」

「あ。ちなみにミルカさん、今年で五百歳らしいから御祝いしないと」

「ロリババア!? 年齢が少女じゃなくて魔女クラスじゃない!」

「照れるにょ~♪」

「誉めてないわよ! もう……!」

 

 やはりグレモリーさんはツッコミ属性だと思った。

 

 しかしどうもグレモリーさんがミルカさん(幼女モード)を見る目が熱いような?

 

 ……ヤバい。キマシタワーがキタコレ。とりあえずグレモリーさんの両親にはかわいそうだが非生産的なカップリングが誕生することが予測できた。

 

 なお、この後グレモリーさんはうるさかったので病院から注意させられて赤面してた。プークスクス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校登校日、今日で衣の変えの季節となり、半袖である。我らの幼馴染みも衣の変えでややセクシーへとシフト。

 

 あのワイシャツが湿れば恐らく桃源郷なり。

 

「イッセー、いやらしい目で見るな」

「なんてこったい。オレの熱い視線に気づくとはさすが愛莉、我が妻だ」

「あなたに嫁いだ覚えはありません」

 

 相変わらずの冷たい対応だ。だが、これこそオレの日常だ。

 

 屋上で昼食をとっていたらアーシアと愛莉、桃亞に一期がやってきたのだ。ぼんやりしていたのが、キャピキャピと騒がしくなってきた。

 

「政略結婚なんて嫌ですよね!」

「そうそう。親が決めた相手なんて嫌だよね! あ、イッちゃんなら大歓迎だよ」

「私もです。というかいつでもバッチコイです」

「わ、わたしですよイッセーさん!」

 

 Oh、どうやらオレはモテモテのようだ。まさかこんな美少女達に好意をもたれるなんて幸せの極みだ。

 

 すると愛莉がギュ~とお腹を引っ張ってきた。顔はやや膨れ面のようだが、どうしたのだろうか?

 

「イッセーの馬鹿……」

「馬鹿じゃない変態だ! いだッ」

「ふん!」

 

 どうやら嫉妬されているようだ。うむうむ、攻略は順調順調。

 

「ところでイッセーさん、ミルたんさんは……」

「無事さ。そういえばみんなミルたんの経営してる喫茶店行ったことあるか? ないならミルたんが治ったら行こうぜ」

「イッちゃん! 美味しいケーキある?」

「あるさ。とびっきりのな」

 

 不敵に笑うと桃亞の目がケーキでいっぱいになる。こやつはホントに甘いものに弱いな。

 

 まあ一期も甘いものには弱いし、愛莉も弱い。カロリー計算は怖いのであまりケーキ屋には行かないらしいが、桃亞はどんなに食べても体重が増えないし、太らない。

 

 まさか胸に栄養が……と戦慄を隠せないと思った過去がなつかしい。

 

「ま、今日も世界は平和だな」

 

 そんなことを呟き、おかずを食べるのだった。なお、正道は入院しているらしいがみんなに気づかれることなく退院したそうな(笑)

 

 

 

 

 




一誠の根源:無色。何者にも染ってなく、誰にだってなれる可能性を秘めている

ソラの根源:守護。どんな犠牲を払ってでも守りたいものを守る狂気がある

次回はおそらく一週間後の予定です。
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