何かがおかしいハイスクールD×D   作:ぼけなす

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ナルト要素があります。
うん……忍術きたらアレでしょって感じのノリで考えました。

ではどうぞ!


第十六話 始まる聖剣伝説?

 

 

(??サイド)

 

 暗闇の夜空。漆黒に支配された真夜中で、二組のローブを着た者がいた。闇に紛れ、生きるこの二人は一人の遺体を見て、眉をよせる。芳しくない状況なのだ。

 

「どうする……?」

「あの家に……いえ、彼にお願いしましょう」

 

 フードが風で流され、正体が現れる。茶髪でツインテールの少女は幼馴染みである家の方角を見て言った。

 

「イッセーくん、帰ってきたよ」

 

 紫藤イリナは月明かりに照らされて輝いた微笑を浮かべる。

 

 

 

 

(一誠サイド)

 

 

 

 

 夏服へとシフトした季節。ミンミンとセミが鳴いて夏だと感じられる今日この頃。

 

 今日も愛莉と桃亞の夏服のセクシーさに鼻を伸ばしてます。

 

「見るな馬鹿!」

「ぐばッ、右ストレート!」

 

 愛莉の拳がオレの顔に突き刺さり、身体がトラックに跳ねられたかのように回転してガイアとキスした。オーノー、最近の愛莉は強くなってないかー?

 

 なんかパンチ力がアップしてるような。

 

「だがしかし、このISSEIは諦めぬ。そう、お前の裸体を見るまではいやらしくネットリと視姦してやるぜ~ゲヘヘヘ」

「悪霊退散!」

「グギャァァァァァ! 見るなァァァァァ!」

 

 浄化アイテム(子どもの笑顔の写真)で浄化されてく! やめて、そんな純粋な笑顔で汚れたアチキを見ないで!

 

「相変わらずだねーイッちゃんは♪」

「くっ……ガードの固さがアップしてるな。そんなわけで桃亞。お前のおっぱい揉んでいい?」

「どんなわけだ!」

「なまこぉ!?」

 

 薙刀で殴られた! 親父にもぶたれたことないのに!

 

 そんなこんなで投稿したオレですが、松田と元浜が現れた。「イッセー!」と叫びながら。

 

「「くたばれェェェェェ!」」

「WRYYYYYYYY !」

「「むぎゃッ!?」」

 

 クロスボンバーする前に突っ張りで二人を押し飛ばした。腹部に当たったから結構痛そうだ。

 

「いきなり何しやがる」

「イッセー、オカ研のメンバーと合宿に行ったそうだな!」

「うらやましいぞ!」

 

 どうやらグレモリーさんに拉致されたことを省いた部分に嫉妬されたようだ。

 

「あんな美少女達が集まる部活動と一緒にキャッキャッウフフなことを体験しただろう!」

「うらやましいぞ!」

 

 キャッキャッウフフはなかったと思うんだが。てか、どちらかと言うとバキバキゴキゴキな展開ばっかだったな。

 

「オレはあんなアーシア以外の平凡共となんともなかったぞ」

「つまりアーシアちゃんとなんかあったのか!?」

 

 松田が勝手な妄想しているがオレはアーシアとまだなんともない。アプローチされているが、攻略するにはまだ早い。今は愛莉と桃亞を攻略することが目的だ。

 

 すると元浜が不気味に笑い出した。

 

「クックックッ、だからイッセー。お前の評判を悪くするためにある噂を流した」

「なんだと。なんの噂だ?」

「お前が男好きのBLさんに仕立てあげたのさ! それもお相手は木場だ!」

 

 あー、だから男子も引いてるわけね。女子は元からだったけど、一部が『腐腐腐腐腐腐……!』と何やら本を書き始めている。コミケに売られる本だろうな……。

 

 だからオレは不敵な笑みを浮かべて言った。

 

「ククク、甘いぞ元浜。このISSEIをその程度になびくとでも? 甘い。甘すぎて砂糖を吐きそうだ」

「な、なんだと!?」

「お前は評判を落とされてなんとも思わないのか!」

「思わない。オレは評判など気にしない男。悪評などでオレがダメージ負うなどありえぬ!」

 

 松田と元浜はありえないものを見たかのように目を開いていた。そしてとどめに言った。

 

「そして松田、元浜。オレはかわいいまたは美しいならば性別など気にしない。ゆえに、あえて言おう――――オレは二刀流にもなれると!」

「「な、なにィィィィィ!?」」

 

 バーンとジョジョ立ちして言うと松田と元浜は戦慄をしていた。目の前にいる変態は本当の意味で最強だと目でとらえていた。

 

「ぐっ……まさかここまでの変態だったとは!」

「カリスマだ……変態のカリスマがここにいるぞ!」

「俺達が敵う相手ではなかったのか……!」

 

 絶望する二人にオレは優越感を感じていた。クラスの男子はお尻を押さえて、女子は完全にドン引きだ。ふっ、やはりこのオレのすばらしさの前では誰もが腰を引けるようだな。

 

「いや、あんたのカミングアウトでみんな引いてるだけだから」

「正直者だから言った。後悔してない」

「犯罪者の自供みたいなセリフを言うな。てか、威張るな」

 

 その日、木場きゅんと遭遇したとき、彼もお尻を押さえていた。なんてこったい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで放課後。とりあえずオカ研に遊びにきたオレなわけですが、どうも愛莉や桃亞も遊びに来ていた。アーシアと会うためみたいだ。そして復活した正道だが、やはりオレに対して警戒心を見せていた。

 

 オレが何かしますたか?

 

「お前実は転生者だろ」

「てんせいしゃ? なんぞそれは。オレはナルトじゃないぞ。あ、オビトとか言うヤツには会ったけど」

「オビトってまさかあのオビト!? うちはオビトなのか!?」

「いや北海道オビトさんだ」

「どんな苗字だよ!」

 

 正道はツッコんでいるがマジでいたぞ。リンという人に婿入りして北海道になったとか。なお、そのオビトさん曰く、『うちは』とか言う民族がこの世界のどこかにいるらしいが……。

 

 はてさて、どんな者だろうかねー。

 

「ふわ~、かわいいですぅ~♪」

 

 アーシアが愛莉に何かを見せていた。どれどれ、何を見せて――――あ″ッ!

 

「それオレのアルバムー!?」

「えへへへ、やらせていただきましたぁ!」

 

 桃亞がVサインを見せていた。おのれ、桃亞。なぜこのようなことを!

 

「うーん、愛莉ちゃんがイッちゃんに仕返ししたいって言ってたから、肉体的はいつもしてるし、特に意味もないならね。そこでイッちゃんの弱点その二のアルバムをみんなに見せるという精神的苦痛を与えることにしたよ。これなら傷つかなくて大丈夫だね♪」

「えげつないなお前!」

 

 桃亞の天然がまさかこうも裏目に出ようとは――――ってグレモリーさんや木場に、姫島さぁんや子猫ちゃぁん! みんなも見ないでお願い!

 

「こ、こんな静かで無表情な子どもが一誠くん……?」

「生意気そうです……」

「今の兵藤くんではありえないかもしれないね……」

 

 ぐわァァァァァやめてェェェェェ!

 

 オレの黒歴史を見ないでぇ! あの頃のオレは痛すぎてもう見てられないのぉ!

 

 ぐっ、おのれ愛莉め。桃亞のせいとは言えなんという恐ろしいものを。後でヤツのカバンに『世にも奇妙な物語のop』を鳴らしてやろうか。

 

 すると木場きゅんがある写真を一点に見ていた。はて、かわい子ちゃんがいたのかな?

 

「兵藤くん、この写真に写ってる子どもは?」

 

 木場きゅんが見せたのは短い茶髪の子がオレを揺さぶってるところだ。幼いオレはノーリアクションでぼんやりどこかを見つめていると言った写真だ。

 

 確か遊んでとせがまれたみたいだけど、オレは何をすればいいのかわかってないからぼんやりしてたんだっけ。

 

「その子は幼い頃に引っ越した幼馴染み三号だ」

「あー、いたいた。その子ってヨーロッパに引っ越したんだっけ」

「はい、よく四人で遊びましたね。イッセーはあんまり乗り気ではありませんでしたが」

「仕方ないだろ。あの頃は透明みたい感じだったし」

 

 まあその子が引っ越した辺りから変態のお姉さまと変人に出会って染まってきたが。木場きゅんは「ふーん」と納得していたが、オレは見逃していなかった。

 

 

――――あれは……復讐者の目だ

 

 

 かつてオレがしていた目だ。オレはその目が新たな波乱が待っている予感がした。

 

「あ。この写真のイッちゃん泣いてるよ♪」

「どうやらお父上君にプリンを食べられたことをショックを受けてるようですね♪」

「ギャーーーースッッ!!」

 

 それから黒歴史を見られて、桃亞と愛莉、一期にアーシアはホクホクと満足したそうな……。オーノー……オレの過去が。恥ずかしい過去がぁ……。

 

『いや相棒は今の方が恥ずかしいだろ』

(面白味のないオレなど黒歴史。変態こそオレの存在意義だろ)

『……誰かこの変人なんとかして』

 

 ドライグの嘆きの声にセイクリッド・ギアの奥底に眠る者達は言った。

 

 

『『『『無理ポ』』』』

 

 どうやらオレのイロモノ性に染まってきているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕方、オレ達四人はいつものように帰宅していた。グレモリーさんは今日もミルたんの喫茶店に向かったそうな。

 

 誰か彼女に性別の壁を教えてほしいものだ。見た目はセーフなのだが普通のミルたんの姿は幼女だしなぁ。

 

「イッセーさん……あの」

「んー? ……あー、なるほど。悪魔って正の力にホント相性ワリーな」

 

 アーシアが感じたのは聖なる力だ。恐らく教会関係者がオレの家の中にいる。もしかするとアーシアのことか?

 

「イッちゃん、抑えて。まだわからないからここでやる駄目だよ?」

「……アーシアに危害を与える者かもしれないぞ。大丈夫。塵一つも残さないから」

「そういう意味で言ったんじゃないけどなあ。でも同感だね。大事な妹分を傷つける悪い子はプンプンだよ」

 

 桃亞の目も臨戦体勢に入っていた。一期はオレのアイコンタクトでアーシアの前にいる。愛莉はいつでも先制できるように薙刀を用意していた。

 

 この中で目がいいのが愛莉だ。人外のオレ達よりも愛莉は目が良いのだ。

 

「……開けるぞ」

 

 心を冷やしたオレの言葉にみんなは頷き、扉を開けた。すると誰かが飛び出してきた。オレは「しまった」と内心毒づきながら、仙人モードに移行したとき、アーシアを除いた面々が「あっ」と声を出した。

 

「やっぱりイッセーくんだ!」

 

 馬乗りしている女の子はオレの愛称を知っていた。茶髪のツインテールという特徴的な髪を持つ女の子は記憶の中にはない。

 

 しかし彼女はオレのことを知っていた。誰だ?

 

「イッセー、彼女はあなたの幼馴染みですよ。覚えてませんか」

 

 幼馴染み? 待てこのパターンどこかで見たことある。そうだ。最後の幼馴染みの女の子が……茶髪の女の子がオレに馬乗りしてよく襲っていた。

 

 そう、彼女の名前は……!

 

「お、お前は……!」

「ふふーん、思い出した?」

「ああ、思い出したぞ。お前――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――マハトハ・アブドル!」

「Yes I am! って違うわ!」

 

 彼女はジョジョポーズをとりながらツッコんだ。ノリノリだなオイ。すると桃亞がオレのフォローに入った。

 

「もう。違うよイッちゃん。彼女の名前はナリィちゃんよ」

「そうか。すまんなプロテスタント武田」

「桃亞ちゃんのは名前を逆さまに呼んでるわよ! あとイッセーくんもそれはもはや芸人名だからね!?」

 

 あ、これは桃亞の幼い頃の呼び癖だ。昔を思い出した影響なのか、幼馴染み名前を逆さまに呼んでしまう癖だ。昔、オレのことを一誠なのに『イセーイ』と外国人的な呼び方をしていた。

 

 最終的にはイッちゃんで落ち着いたが。

 

「イリナよ。紫藤イリナよ!」

「イリアナさん? 桃亞覚えてる?」

「知らないよー♪」

 

 笑顔で桃亞に言われたイリアナ(偽名)さんはショックでガクリと項垂れる。すると愛莉が彼女に近づいた。

 

「あの、私は覚えてますからイリナ」

「グスン、愛莉お姉さんー!」

 

 愛莉にハグする少女。なんかまるで姉妹だな。てか、イリナ?

 

 あ、思い出した。紫藤イリナ。確かヨーロッパに引っ越した子だ。

 

「あれ、イリナって女の子だっけ? 股間のマグナムあったっけ? 桃亞さんや」

「うーん、覚えてないね。つまりイリナくんは穢れたバベルの塔を撤去したのかなー?」

「私は元々女の子よぉ!」

 

 ガチ泣きされたので信じることにした。うん、思い出した。一緒に風呂入ったことあるわ。無理矢理入ってきたのはイリナだったけど。

 

 

 

 

(??サイド)

 

 

 

 

 一誠達とイリナが家の前で漫才していた頃。電柱から彼と彼女達を見下ろす者がいた。

 

 ツーサイドアップのパープルの髪で、服装は紅い雲の刺繍が入った黒のコートだ。そのコートからでは女性か男性かわからない。

 

 そしてもう一方は銀髪の髪で同じコートを着た者だ。その者は一誠と同じセイクリッド・ギアを持つ者――――白龍皇と呼ばれる者だ。

 

「ふーん……彼が今代の赤龍帝ね」

「どうするヴァーリ。接触する?」

「ううん。今はいいや。いずれ、おれと巡り会う運命だし」

 

 家の中に入ろうとする一誠はふと電柱(こちら)に視線を向けてきた。その目は殺気を込めた警告的な視線だ。

 

 二人はその場から離れて気配を消し、彼が家に入ったところを見計らって、彼の家を見ていた。

 

「バレてた?」

「たぶん。クスッ、忍者のアタシの気配に気づくなんて……。ヴァーリ、あの子もらっていい?」

「おまえじゃ、無理さ。いくら目がよくても力でねじ伏せられるぞ」

「あら、アタシも人外の一人なんだけどなー?」

 

 彼女の顔に蛇の鱗が浮かび上がる。蛇女のハーフと呼ばれる者の証だ。対する銀髪の者は悪魔の羽根を四対八枚を展開していた。

 

「人外は同じだろ。それでもヤツには敵わないがな……」

「あら、珍しく弱気ね」

「おまえも感じただろあの視線の――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――深き闇を」

 

 一誠の闇に二人は面白いものを見つけた子どものように笑った。

 

 

――――二人と一誠は巡り会う。そのとき、彼はどうなるかは誰にもわからない。

 

 




実は一誠の闇は後々判明します。

さてと……どうなることやら。
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