ホロライブ・オルタナティブ【リアー・タイムズ】トキノソラを翔ける少女   作:小畑 お爺ちゃん

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今後の方針

グルリと、集まったメンバーを見回す

 

「初見の人間も多い、お互いに自己紹介でもしよう。まずは俺から、上島将(かみしままさる)だ」

 

「はーい!次の私はトキノソラです。よろしくねー」

 

「・・・、グラム・トーカーと呼んでくれ」

 

「ボクは遊奈瀬(ゆなせ)ラム!ハロー♪」

 

「俺は木守八雲(きしゅうやくも)、好きに呼んでくれ」

 

「・・・天音彼方(あまねかなた)、・・・その、よろしく」

 

「俺は阿月翔(あつきしょう)、皆からはショウって呼ばれてる」

 

「私は尾丸舞(おまるまい)ですっ、よろしくお願いしまーす」

 

「自分は湯芽原啓二(ゆめばらけいじ)ッス、ヨロです!」

 

湯芽原の自己紹介が終った所で刀を取り出す

 

「そして、俺達のリーダーだった松島斬矢(まつしまきりや)だ・・・」

 

全員の沈黙と共に視線を感じる

 

「今の現状を共有しよう」

 

そう切り出して現状を共有していく

リーダー、斬矢の脱落

ベルの裏切りと敵となった事

各地のシェルターの陥落

四国、九州の消滅

 

そして、世界の統合

統合先の別世界の存在

ソコから侵攻してきた天界

発生している天魔大戦

 

全員の顔色が悪くなっていく

 

「さて、ここからどうするか?だけど・・・」

 

「はい!私から」

 

手を上げたのはソラ

 

「事態の解消に向かうなら事の中心地に向かわないと・・・」

 

そういえば、そんな事を言っていたなと思い出す

 

そこに、ボソリと呟いたのは八雲

 

「中心地・・・」

 

それに繋げるようにグラムは冷静にソラに聞く

 

「事の始まりは、あの巨大な光の柱ですよね?」

 

「うん、あの瞬間に私達の世界が貴方達の世界と統合を始めたの・・・」

 

それを聴いていたラムさんが疑問の声を上げる

 

「じゃあ、目的地は東京〜?」

 

「当面の間は、そうなるね・・・、あのベルって神様がどんな動きをするのか?っていう所はあるだろうけど・・・」

 

ソラがその質問に丁寧に答える

 

翔はコクリと頷いて呟く

 

「なるほど」

 

「質問、良い?」

 

舞という少女が更に聞く

 

「ベルって神様が世界のリセット?を企んでるのはわかるんだけど、それって世界がソラさんの世界に食べられて消え去るからでしょ?」

 

「そうだよ」

 

「で、四国も九州も既に無い・・・ 世界全体が食べきられる、完食されるまでの猶予って・・・・・・、どれくらいなの?」

 

その質問に男性陣の間に緊張が走った

それは、世界のタイムリミットの話だからだ

 

「詳しい事は私も解らないんだけど・・・、最短で10日、これまでの最長で15日・・・。2週間って所かな」

 

「2週間・・・」

 

「短いッスね・・・」

 

彼方さんの絶望を含んだ呟き

受け止め切れないといった具合に言う湯芽原

 

そんな中で、ラムさんが能天気に言い放った

 

「なんにしても行動しなきゃだよねぇ〜」

 

全員の視線が彼女に集まる

その隣でグラムだけが笑っている

 

「ベルって神様を止める、世界統合っていうのを止める。じゃないとおしまいになっちゃうなら、動かないと損だよねぇ〜」

 

そう、朗らかに言い切るラム

グラムは瞳を閉じて満足そうに頷いた

 

「確かに・・・」

 

「そりゃ、そうだ・・・」

 

翔が同意し、八雲も納得する

 

それを確認してから、俺は方針をザックリと纏める

 

「じゃあ、今後の方針についてだけど・・・。まずは東京を目指す。ベルを止めて、統合も止める、もしくはソラの世界への脱出を目指す。良いかな?」

 

それにソラが、待ったをかけた

 

「あ、将くん。脱出は・・・、無理かな・・・」

 

「え?」

 

「皆はこの世界を根底に有してるから、脱出出来ても、この世界が消滅しちゃったらそのまま・・・」

 

それ以上の言葉は、言いづらそうに言い淀む

 

だから俺がその後に続く言葉を言い直して続ける

 

「俺達も無事じゃ済まない、と・・・」

 

「うん・・・」

 

申し訳無さそうに頷くソラ

 

だが、俺にはそれ以上に不安点があった

 

「つまり、2週間でベルを止めた上で統合を阻止すると?・・・・・・なぁ、ソラ、それは・・・お前の世界が」

 

「うん、そうなったら向こうの世界は助からないね」

 

「・・・・・・」

 

「それでも良いんだ、先ずはあのベル・オルデナフルって神様を止めることが私の目的で・・・。それが達成された時点で・・・。私は、元の時代へと戻るの」

 

「つまり、その後には関与しない、と・・・」

 

「うん、どちらの世界が残っても私の世界に大勢は無いの。問題になるのは世界のやり直しだけ」

 

時軸(じじく)運命線(うんめいせん)収束論(しゅうそくろん)か・・・」

 

「そう」

 

そこまでソラと会話した所で翔から質問が入った

 

「ごめん、上島先輩、じじ、何?」

 

時軸運命線収束論(じじくうんめいせんしゅうそくろん)・・・」

 

「そう、それ、どんなものなの?」

 

「そうだな、時間という流れを川とした時に、上流から下流に向けて流れる間に他の流れが合流したり、複数に別れたりする、しかし最終的には再び一つの流れに戻るというものだ」

 

「?」

 

「ソラは俺達の過ごした時間の先に存在してる、ここまでは良いか?」

 

「うん」

 

周りが頷く

グラムは先程からずっと目を閉じている

 

・・・・・・起きてるよな?

 

「ソラが危惧しているのは世界のリセットによって、世界の時間が寸断されて、自分達の発生する世界の下地が消滅することだ」

 

それに、彼方さんが疑問符を浮かべた

 

「でも・・・、ソラちゃんはもう1つの世界の出身でしょ?僕達が生き残る為に統合を止めちゃったら、ソラちゃんの出身の世界は無くなっちゃうんじゃない?」

 

「あぁ、そうなる。だがトキノソラは発生するんだろう、この場合は俺達の世界の出身として」

 

「?」

 

「あー、難しいよな。ザックリ説明すると、この場合はどんな経過を辿ったとしてもソラの存在する世界が発生するって事だな。下地になる世界は俺達の世界でも、ソラ達の世界でも、どちらでも問題無いって事だ」

 

「なる、ほど?」

 

理解、できたのだろうか?

八雲は頷いている

彼方さんと、舞さんは難しい顔をしながらも、納得はしたようだ

翔は・・・、容量を途中から超えたな。その内に理解するだろ

ラムさんは、最初から最後まで笑顔だったので判らん

 

そして、グラム、お前・・・

寝てたな?

 

ジロリと睨むと・・・

慌てたように吹けもしない口笛を、吹いた真似をしながら目を逸らすんじゃない

 

まあ、良いか・・・。いつもの事だもんな

ってか、グラムの場合は説明聞かなくても理解している節があるからな

 

最後に短く話を纏める

 

「目指すは生存!」

 

「「「おー、(はーい)(うん)(ッス)」」」

 

あまりのバラバラ加減に初歩から不安にかられる

考えすぎないように意識しながら車へと向かった




とりあえず、これで主要キャラクター達は出揃いました
今回は説明回の為、非常に難しい話が多かったと思います
なのでザックリと話をお纏め!斬矢リーダー!

斬矢「既に死んだからと俺を便利に使い過ぎでは?」

え、説明してくれないんですか・・・?

「いや、するけどさぁ・・・。んん!!」

「さて、今回の話(トキノソラを翔ける少女)の要点で重要なのは3点のみです」

「1つ目は巨大な光の柱の落ちた地、旧首都である東京に戻る事」
「2つ目はソラさんの目的はベル・オルデナフルを止める事」
「3つ目にソラさんにとって、その後の事はどうなっても問題ないという事」

「以上の3点のみを覚えていただければ今作では問題ありませんね!」

ありがとう、リーダー。
ここから転進、主人公達一行は東京を目指す事になります
それぞれのキャラ達に待ち受ける運命に様々な意味合いでドキドキして貰えたら嬉しいです
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