ホロライブ・オルタナティブ【リアー・タイムズ】トキノソラを翔ける少女 作:小畑 お爺ちゃん
1分程の無言の時間を過ごした後・・・
俺は、意を決してソラに声をかけた
「空気を和ませてくれたんだろ?助かった・・・
それで、本題があるんだろ?
「・・・うん」
チラリと外を見るソラ
「これは、未来の将くんからの受け売りなんだけどね・・・。この世界は私達の世界と繋がって1つになろうとしてるみたいなの」
「世界が1つに? それは世界の統合、つまりは合体か?」
「うん、私達の世界では天上の神様から役職を与えられた5人の評議会のヒトが居るの、それぞれに時間、空間、自然、文明、混沌の役割を担っている・・・、で、その中の1柱・・・空間を司る役割を担っているヒトが消えちゃったらしいんだよね・・・」
「ふむ、つまり役職管理者の不在により空間が不安定になってると?」
「そう、で、その不安定になった空間を安定させる為に世界は別の安定している世界を統合しようとしているの」
「なるほど、それが俺達の世界って事か・・・」
「わっ、理解が早いね」
「まあ、な・・・。でも解らない事もある」
「なにかな?」
「あの天使の存在だ、なぜ人を襲う?」
「あれは私達の世界にある世界の1つ、天界の住人でね・・・、私達の世界ではこの時代に天界による世界攻勢・・・、天魔大戦って言う大きな戦争が発生しているの」
「天界による世界攻勢・・・、天魔大戦だって?」
しばらくの間、無言で考える
恐らく、既に世界同士の衝突は発生している
でなければ他の世界の存在である天使が現れる訳が無いのだから
そして、遅かれ早かれ・・・
俺達の今いる世界はソラの世界に呑み込まれるのだろう
ソラが重苦しく口を開く
「このままじゃ、世界は終わっちゃう・・・」
「うーん、今までも俺はスケールのデカい出来事に巻き込まれて来たけど・・・、これは今までに無い感じだな・・・。終るって言うのは・・・具体的にはどんな感じでだ?」
「まず、このままだと将くん達の世界の住人は絶滅させられちゃう」
「まあ、そうだな。人類は風前の灯火だ」
「冷静なんだね・・・」
「まあ、目の前にある事実だからな」
そう言いながら思い出していたのはソラによって倒されたとはいえ、凄まじい恐怖を覚えた変化した後の天使の姿だった
「あんな天使が大量に出て来るんだろ?最初から人類に勝ち目は無い」
「それだけなら、私達の世界の住人と協力すれば勝てたかも知れないんだけどね・・・」
「なるほど、他にもあると」
「うん・・・」
そう言いながらソラは車の外に広がっている海と空の境界を見つめている
まるで独り言の用に続きを話し出す
「私達の世界では神様は姿を消して久しいの・・・、でも将くん達の世界ではそうじゃなかった・・・・・・」
「あぁ、そうだな」
脳裏に浮かんだのは、能天気で底抜けに明るくお喋りな神様
俺や仲間達に困った事があれば苦笑と共に手助けの一手や助言をくれたお人好し・・・ いや、お神良しなのかもしれないが
ソコまでに考えてフッと思い返す
そういえば、1年近く見ていないし声を聞いてもいなかったと・・・
ソラの話は続いている
「世界が終わっちゃう最大の原因は、将くん達の世界の神様が・・・・・・、世界そのモノをやり直そうとしてること」
「やり直し、つまりこの世界同士の衝突を無かったものにしようとしているって事か」
「うん」
「・・・・・・・・・」
数秒の沈黙が流れる
「で、対処法があるんだろ?」
「え?」
呆気に取られた用にソラが声を上げた
「君は未来から来たと言った、つまり世界はやり直される事なく、君の居た時代と繋がっている。つまり対処法があるということだ」
「・・・うん」
「その具体的な方法を聞きたい」
「将くんって本当に頭の回転が早いんだね・・・」
それは違う
あくまで、冷静に
慎重に、間違わないようにしながら物事を考えてるだけだ
だが、彼女の言葉を否定することも野暮かと思い無言で通した
「私の目的は、
「なるほど、実にシンプルだ」
「協力してくれる?将くん」
「当然だ、むしろコチラからお願いしたい・・・。俺に力を貸してくれ、ソラ!」
「うん!もちろんだよっ!」
俺達、2人はこれから訪れるだろう激動の未来を予感しながら・・・
互いに力を合わせていく事に僅かな嬉しさを感じていた
車は仲間達の待つであろう明石海峡大橋を目指していた
《世界の終わり》
現在、世界には終焉(バッドエンド)が近づいてきています
その理由は様々ですが・・・
① 世界統合によるバッドエンド(主人公側世界の死)
② 天使の侵攻による人類全滅(人類のバッドエンド)
③ 神様による世界のやり直し(世界再誕による人類及びソラ側世界の死)
以上の3つの終焉(バッドエンド)が迫っているとご理解いただければ幸いです
説明下手の作者で申し訳ない(友人にも叱責され済み)