一人の男とガールズバンド達 Re:boot   作:AZAZEL

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どうもAZAZELです

昔のやつ読んでると割としにたくなる

まあ今も別に上手くなったとは思っていませんが、我流なりに語彙は増えたんじゃないかとは思っています

語彙と言うか、挟む小ネタと言うか

ではほんへどうぞ


2話

「それで、俺に一体何の御用で?あ、丸山先輩はジュース買ってきて下さい」

 

「何かわたしパシリみたいな扱いされてない?奢るとは言ったけどさ」

 

「じゃ、宜しくお願いしますね」

 

丸山先輩を見送り、白鷺千聖と二人きりになる……別の意味でドキドキしてきそう

 

やっぱ醸し出すオーラが女王様のアレなんよね

 

「お久しぶりね、幸貞君」

 

「どうも女王様、ところで俺は何故呼ばれたんですかねぇ」

 

「誰が女王様よ…そんなこと、自分で分かってるんじゃないかしら?」

 

「さあ、何の話やら」

 

本当に何の話なんですかね、女王様に何か用事なんてあったかな……俺は別に無いけども

 

お、まん丸お山が帰って来たな…ちゃんとルートビア買えたみたいでよろし

 

「お待たせ〜幸貞くん!これでよかったんだよね?」

 

「ああ、どうも丸山先輩…それで合ってますよ」

 

「これおいしいの?」

 

「飲んでみますか、不思議な味がしますよ」

 

「本当?ちょっと飲んでみようかな〜…」

 

缶を開け、丸いお山へ手渡す…それを少し飲むと、予想外の味だったのか変な顔になってる

 

そういう顔、バラエティとかで反応芸をする時にやると良いんじゃないかな(適当)

 

「こ、これおいしいの幸貞くん…?」

 

「飲めなくはないですよ……女王様も飲んでみますか?」

 

「……なら少し」

 

「どうぞ」

 

缶を女王様へと渡す…一口飲むと、顔を顰めながら俺の方を見てくる

 

何そのコイツマジかみたいな視線……俺がコレ飲んでんのがそんなに不思議かよオォン?

 

「……湿布を飲んでるみたいだわ」

 

「的確な例えですね、正にそんな感じです」

 

「あなたコレが美味しいの?」

 

「美味しくはないんじゃないですかね」

 

「えっ、美味しくないのに飲んでるの幸貞くん…?」

 

美味しくはないけど、飲めなくはない…好き嫌い分かれやすい尖った味だからしょうがないね

 

それでもハマる人にはハマるらしい……俺?飲むと味がごった返していい感じに落ち着く、決して美味しくはない

 

「美味しくはないですが、飲むと考えが落ち着くので」

 

「どんな理由よ……返すわ」

 

「どうも」

 

女王様から缶を受取り、呑み口を拭く…流石にアイドル様が飲んだところをそのままは飲めねっスよ

 

まあ別にアイドルじゃなくても女の子相手ならそうするけども

 

「…そういうところ、潔癖症なの?」

 

「え?…ああ、いえ別にそういう訳じゃないですが…自分が飲んだ後に野郎が飲むの嫌じゃないですか?」

 

「わたしは別に気にしないけどな〜」

 

「そうね、見ず知らずの人ならまだしも…別に幸貞君なら気にしないわよ」

 

「信頼されてるところ悪いが、あんまり男相手にそういう事言わない方が良いぞ…特にアイドルなんだし」

 

「だって幸貞君、わたし達に興味無いでしょ?」

 

そういう言われ方するとちょっと何か、まるで俺が人として終わってるみたいな感じになるじゃん

 

別に興味がないわけではないけども……かと言ってそこまで気になる訳でも無いけど

 

「いやまあ……まあ、まあ」

 

「なによその返事……かなり話が逸れたわね」

 

「そう言えば何か用があるんでしたっけ」

 

「あっ!幸貞くんのお弁当美味しそ〜!」

 

「話の腰を折らないでもらっていいですかね、これあげるんで静かにしてて下さい」

 

「むっ、わたしだって話には関係あるんだよ!」

 

「じゃあ尚更静かにしてて下さい」

 

丸いお山へ唐揚げを与える、目を輝かせながらそれを食べる……雛鳥に餌付けする感覚ってこんなんやろうな

 

おかしいなぁ、この人俺よりも年上の筈なんだけどなぁ……

 

「それで、再度聞きますけど何の御用で」

 

「あなた、わたしが渡したライブのチケット……どうしたのかしら?」

 

「……いやー、どうしたっけなぁ……」

 

やっべ完全に忘れてた、めっちゃキレてるやんけ女王様

 

パスパレのライブがあるから一回でも見にこい(意訳)ってチケット渡されたんだった

 

いや、ちゃんと捨てずに取って置いてるよ?まあ本当に取って置いてるだけなんですけど…確か3日前くらいでしょライブ

 

「ま、まさか幸貞くん…!捨てたんじゃ…!」

 

「人聞きの悪い事言わないでもらっていいですかね、俺もそこまでクズじゃないですよ」

 

「でもライブには居なかったわよね?」

 

「いやー……まぁ…そっすかね?」

 

「知ってるかしら、ステージの上って思いの外お客さんの顔が良く見えるのよ」

 

それは知ってる、俺も昔に上がった事あるし…黒歴史みたいなもんやけど

 

確かあの日は……晶奈がベロベロに酔っ払ったと同僚の方から連絡をもらって、迎えに行ってひっぱたいて連れ帰ったな

 

そう、全てアイツの所為だな

 

「その日は姉が酔い潰れまして、それの迎えに行かなきゃいけなくて…」

 

「ふーん…?お姉さん、二人いるって聞いてるけど?」

 

「もう一人は夕飯の支度ですよ、俺が行くしかなかったんスわ」

 

まだどこか懐疑的な視線を向ける女王様……何で皆して俺をやたらめったらライブに連れて来たがるんだ

 

リサもそうだし、香澄や女王様もそうだ……こんなの連れて行って何になるんだか

 

「……そう、ならしょうがないわね」

 

「ご理解頂けたようで何よりです」

 

「ならまた次の機会にしましょう…次は、約束……守ってちょうだいね?」

 

「善処で」

 

さて、お昼も終わり……午後の授業も何事も無く終わる

 

学校に残る理由も無いし、早く出ないともしかするとリサが待ってるかもしれないし

 

来るなら来るで連絡して欲しいもんなんだが……

 

「ねぇねぇ幸貞くん!放課後暇かな!!」

 

「香澄、声が大きい…近いんだからもう少し落として……あと放課後は空いてない」

 

「そっか〜…わたし達のセッション聞いてもらおうかなって思ってたんだけど」

 

「暇が出来たらな、まあいつ暇になるか分からんけど」

 

「幸貞、いつもそう言って暇にならないじゃん」

 

いつの間にか背後に立っている花園……いつの間に、おい触るな…男に気安く触るんじゃないよ

 

頬を突くな、スキンシップは程々にしとけ不思議ちゃんめ

 

「気が向けば暇になるかもな、あと触るな」

 

「なんで?別にいいじゃん」

 

「うーん、この……まあいいや、鬱陶しいからやめて」

 

「やだ」

 

「えぇ……」

 

「こら、おたえ…幸貞が困ってるでしょ」

 

ナイス沙綾様、そろそろ出ないともしリサが居た時に俺が怒られるんだぞ

 

だから来るんだったら連絡よこせよ(届かぬ想い)

 

「ぶ〜…しかたないなぁ」

 

「じゃあ俺は帰るから…離してもらっていいですかね香澄さん」

 

「え〜!一回でいいから聞いてみない?一回でいいからさ!」

 

「本当に一回で終わるか怪しい言い方するな」

 

香澄が制服の背中を掴んでいる…元女子校だとこんな距離近いん?いやでも一年生だからそんな筈ないんだけど

 

香澄も沙綾から注意され、渋々離してくれた…校門へ向かうと、何となく予想していた通りにリサが居た

 

「あ!やっと来た、もー待ちくたびれちゃったよ〜」

 

「来るなら来るで連絡してもらっていいですかねぇ…」

 

「だって幸貞メッセージ全然見てくれないじゃん!」

 

「ちゃんと既読付けてるだろ」

 

「既読だけじゃなくてちゃんと返事してよー!」

 

「分かった分かった、悪かったって」

 

リサに詰められ、俺の胸に人差し指をさす……何故周りの女の子達はこうも距離が近いのか

 

……しかし、リサだけかと思ったがもう一人居たみたいだな

 

「それで、後ろにいる銀髪の美少女さんは誰かね?」

 

「今日は行くって言うから連れてきちゃった」

 

「……そうですか」

 

何だかんだで顔を合わせるのは久方振りだな……別に避けている訳じゃないが、学校も違うし時間も合わないからな

 

「久し振りね、幸貞」

 

「ああ、随分と見ない内にまたクールになったか?友希那」

 

もう一人の幼馴染み、湊友希那

 

それはもう音楽に対してストイック、自ら頂点を目指すとか公言しているいくらいには

 

それでもそれに見合った実力はあるし、自分から言うだけはある…なんか上から目線になっちゃってるが、素直に尊敬はしてる

 

「じゃあ早速帰ろー!」

 

「はいはい……どっか寄るのか」

 

「そうだな~…昨日と同じカフェはどう?」

 

「良いんじゃないか」

 

「友希那はどう?」

 

「いいわよ」

 

三人で昨日も行ったカフェへと向かう、最初は俺も渋っていたのだが…行かないと行かないで面倒なんで

 

にしても、まさか銀髪美少女も一緒に来るとは思わなんだ

 

「幸貞、よくリサとこうやって寄るの?」

 

「ああ、まあ…大体高確率で」

 

「そう……」

 

何この微妙な空気、とても喋り辛いんですけども……確かに話すのめっちゃ久し振りではあるけど

 

最後喋ったの何時だったかな…友希那が高校に入る前だったかな、一年前くらいか…お互いタイミング合わないからな

 

どうしてくれるんこの空気……カフェまでこんな感じなのマ?

 

「幸貞はいつものでいいよね」

 

「ああ、頼んどいて」

 

「友希那はどうする?コーヒーにする?」

 

「……リサのオススメでいいわ」

 

「オッケー!すいませーん!」

 

相変わらず世話焼きだな……多分、バンドでもそんな感じなんだろうな

 

他のメンバーにも会ったことはある…何なら五人の内、二人は同じ学校だし…友希那さん、砂糖入れすぎじゃない?

 

「…幸貞、今もわたし達のライブに来る気はないの」

 

「そんな事を聞く為にわざわざ来たのか?」

 

「ええ、そうよ…一回でもいいから来てくれないかしら?」

 

「……まあ、気が向いたらな」

 

「もー幸貞、いっつもそう言って来てくれないじゃん…そろそろ来てくれないの」

 

「気が向かないので……」

 

ああ言う場は色々とキツイ、黒歴史も蘇ってくるし…なるべく行きたくない

 

確かに幼馴染が折角バンドをやっててそれのライブに誘ってくれる、それを断るのだって罪悪感が無い訳じゃない

 

「幸貞、まだ昔の事を引きずっているの」

 

「ちょっ、ちょっと友希那…!」

 

「…何の話だ」

 

「わたし達のライブを見に来ないのは、昔の事を思い出してしまうからじゃないの」

 

やだこの子、こんなに詰めてくる様な子だったかしら……積極的すぎじゃない?

 

まあ強ち間違いではない、確かに昔のこと引き摺っているのはそう…だが俺自身が前に進む気力が無いのも事実

 

本人に変わる意思がなければ、変わる事なんてないだろう

 

「ごめんね幸貞!あの、友希那も悪気があるわけじゃなくてさ…!」

 

「リサ、あなたがそうやって甘やかすから幸貞が変わらないんじゃないかしら」

 

「そ、そうは言うけど友希那…」

 

「まあ別に気にしてないから良いけど…それを聞いてどうするんだ、仮に過去を引き摺っていたとして…何か出来るのか?」

 

そう友希那に問いかける……少し意地悪な質問だったかな、華蓮に聞かれてたら文句を言われそうだな

 

あの人、友希那とリサのこと気に入ってるし…晶奈もそうだったな

 

「あなたが未だに過去を断ち切れないのなら、わたしが後押しをしてあげるわ」

 

「君がそんな事をして何の得になる、わざわざ気に掛けることでもないだろ」

 

「……幼馴染のことを気にすることが、悪いのかしら」

 

「…いや、別にそう言う事じゃないんだが」

 

まさか銀髪美少女からそんな言葉が聞けるとは……でも急にどうしたんだ、初めてだよなこんなの

 

流石に少し戸惑い気味になる、音楽に対してストイックだから俺の事なんて気にしてないと思ってたんだが

 

「あたしもそうだよ幸貞、あたしに出来る事があるなら言ってほしいな」

 

「俺は別に今現状で困ってることはないし、この状態を悪いとも思ってない」

 

「……そう、あなたがそう言うのなら…わたしは無理にとは言わないわ」

 

「……ねえ幸貞、あんまり一人で抱え込まないでよ」

 

抱え込んでる積りは無いんだがな、俺はこうであっても問題ないと思ってるし…何より今はやる気も起きないし

 

リサはいい子だねぇ…俺には勿体ないくらいだ

 

と言うか俺の事情を何で知ってるのかと思ったが、この子ら華蓮や晶奈とも仲良いし…そこから聞いたんやろな

 

「俺は抱え込んでる積りはない…そこまで気にする事でもないだろう」

 

「わたしはそれでも、一回はあなたにわたしの歌を聞いて欲しいわ」

 

「…友希那、君からそんな言葉が聞けるとは……驚きだな」

 

「わたしを何だと思ってるのかしら…」

 

クール系ポンコツ美少女

 

猫好きなのも隠そうとしてるんだろうが、もう皆知ってるぞ…後もう少し対人関係を増やした方がいいぞ、それは俺にもブーメランだが

 

「そこまで言われちゃな…気が向いたら行くよ」

 

「それいつもの返答と変わらないじゃん幸貞」

 

「いつもよりは前向きだよ……まあ、少しだけだが」

 

まさか友希那から激励をもらう事になるとは…思いもよらなかったな

 

何より意外すぎる人から言われたし、ちょっとビックリ




MyGOとか知らん、なにそれ……

いつの間にかリアルバンドの方も増えてたんすね、でも私はビジュはロゼで音楽はスイレンなので

まあ全部かわいいし、全部いいんですけどね(強欲)

音ゲーの方は判定シビアって言われてるけど、そこまででもなくね?と思ってる今日この頃…まあAPは出来ないですけど

ではでは、またお会いしましょう
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