一人の男とガールズバンド達 Re:boot 作:AZAZEL
バンドリにも3DLiveが追加されてるんすね、2Dでも割とヌルヌル動いてたと思えたのが懐かしい
本当、バンドリ始めた頃が懐かしくて仕方ない
ではんほへどうぞ
頑張るとか言ったものの、どうすればいいか分からない…取り敢えず今は雑誌を読んで時間潰し
今日のシフトは閉店まで、締め作業の手伝いもせんとな
「幸貞くーん!鍵返しに来ましたー!」
「はいお疲れ様、夜道には気を付けろよ…特に香澄」
「はーい!」
「本当に分かってんだか……有咲よろしく」
「何で私が…」
「だってお保護責任者だろう?」
「何でそうなるんだよ!
はいはいそんな事言ってたってどうせ香澄のこと見張ってくれるでしょ、有咲ちゃんのツンデレは見飽きたからこの辺で流しておく
次に来たのは上原ちゃん、やっぱデカ過ぎじゃない…高校生だよね
「お兄さーん、鍵返しに来ましたよー」
「ああ、お疲れ様です」
「お、お兄さん?ひまりちゃんいつからそんなに仲良くなったの?」
「来た時にちょっと話したんだ〜、昨日からバイトで入ったんだって」
「そうなんだ…私は羽沢つぐみっていいます、よろしくお願いします」
「もしかして商店街にある羽沢珈琲店の娘さんですか?」
「そうです!もしかして居らしたことありますか?」
やっぱそうだったか、あそこの喫茶店はオシャンティな雰囲気だったな…一回行こうかと思ってた店だ
リサとカフェを巡った所為か、最近カフェが少し気になっているところ
「まだ無いので、今度行ってみようかと思ってたところなんです」
「そうなんですか!でしたら是非来て下さい」
「つぐとひまり、随分と仲良さげじゃないか」
「あ、ゴメンね皆…ついつい話し込んじゃって」
「いいよ〜別に〜…それより〜、おに〜さんは誰〜?」
そんな事を話していると、後からイケメン女子と赤いメッシュが入った娘…そして銀髪のふわふわした子がこちらへ来た
やっぱあのイケメン女子、どっかで見たことあるような気が……
「昨日からバイトで入りました導寺峠幸貞といいます、よろしくお願いします」
「あたしは〜青葉モカで〜す、よろしく〜…あ、好きな物は〜山吹ベーカリーのパンで〜す」
「それ言う必要あったか?」
「自己紹介だから必要じゃな~い?」
苦笑いしながらそう指摘するイケメン女子、背も高いしかっけーじゃん…何目線か分からんが
「あたしは宇田川巴だ、よろしくな」
「宇田川……ああ、あこちゃんのお姉さんか」
「もしかして、アンタがあこの言ってる幸貞か!妹が世話になってるみたいだな!」
知り合いのお姉さんだった…あこちゃんからはかっこいいお姉ちゃんが居るとは聞いてたが…本当にかっこいいわ
赤メッシュの子も見たことがあるような気はするが……
「ほら〜、蘭も自己紹介したら〜?」
「分かってるわよ、美竹蘭…あと、むず痒いからあたしには敬語使わなくていいから」
「あ!私も敬語じゃなくていいですよ!」
「オッケイ、分かった」
「早っ」
正直な話、あんまり敬語得意じゃないんだなこれが…一応、初対面の方には敬語使ってるんスわ
美竹…美竹か……ああ、思い出した…俺のお茶友の娘さんだったな
「君あれか、美竹さんところの一人娘か」
「…父さんを知ってるの?」
「ああ、偶にお茶する仲だよ…君の話も少し聞くぞ」
お茶するって言っても、紅茶じゃなくて緑茶だけどね
と言うか、それなりにお宅の方へお邪魔させてもらっていたのだが…見事に一度もエンカウントしなかったと考えると最早奇跡だな
美竹さん結構厳ついよな、お母さんは凄い美人だったわ
「いやしかし、世間は狭いもんだな…まあ時間も遅いし夜道に気をつけて帰りな」
「ありがとうございます、今度はわたしの店にいらして下さいね」
「時間が出来たら行ってみるよ」
「じゃあお兄さんも仕事頑張って下さいねー!」
もう時間も遅くなってきたな……後はアイツらだけか、残ってるのは
相変わらず音楽に対してストイックだな、友希那もメンバーも…友情ってのは良いもだよなぁ、俺には眩しくて直視なんて出来ないわ
「あ、あの……」
友情に絆か……本当、嫌になる性格だな
「えっと…ゆ、幸貞さん?」
何かこう考えてると気持ち沈んできた、早く帰って音ゲーしたい
「あ、あの!!」
「うおい……あ、すまん燐子ちゃん…考え事してた」
「い、いえ…大声出して…すみません」
白金燐子…人見知りダイナマイト、それはもう凄い
引っ込み思案気味だがオンラインゲーム内では結構喋る、宇田川妹ことあこちゃんとやってる
俺も一度やったのだが、そこそこ面白かった…結構やり込んだが、まあでもやめちゃったけど
「その、これ…鍵を返しに来ました」
「ああ、練習終わったのね…お疲れ様」
「は、はい…ありがとうございます……あの、それで…友希那さんが来て欲しいって…」
「あ、そうなの……」
あ、ふ~ん(察し)
まあそんな気はしてたが、しょうがない…これリサも居るんかな
こうなったらもう行くしかない、行かないと行かないで後が面倒だからな
「分かった、今から行くよ」
「はい…私と今井さん…あこちゃんは、先に帰ります」
「ああ、夜道には気をつけるようにな」
「あ、ありがとうございます」
……あ、リサも帰るのね…じゃあ友希那と二人か、まあ別に問題は無いが……
リサが居ないと緩和剤が無くて…別に、問題は無いんだけどさぁ…まあいいか
「何か用か、友希那」
「あら、早かったわね」
「もう仕事も終わったからな…それで、再度聞くが何の用かね」
「自分自身じゃもう分かりきってるんじゃないかしら?」
さあ何の事だか……(すっとぼけ)
俺ぁ、誰かさんの激励通りに動いただけなんスわ…そう言う行動力があるとこは褒めて欲しいもんだ
「さあ、分からんな」
「……今週末、私達はここでライブをするの…それを観て、感想を頂戴」
「へぇ、そうなのか……これも運命か」
「……それで、どうなの」
「分かったよ…初めてか、君等の音楽を聞くのは」
これもまた、何かの巡り合わせなのだろう…ならその運命の流れに身を任せるか
……正直、乗り気はしない…めっちゃ乗らない、出来るなら断りたいマジで嫌です…だがここで駄々を捏ねても仕方がない
「用はそれだけか?」
「ええ、時間を取らせて悪かったわね」
「気にするな、仕事はもう終わってると言ったろ……それで、紗夜さんは何か御用ですかね」
ビクッと扉の向こうで肩を揺らす紗夜さん
俺は結構、人の気配には敏感なんでね…俺相手に聞き耳を立てるなんざ無駄よ
「…気が付いていたんですか」
「まあ、燐子ちゃんが紗夜の名前を言ってなかったので…それで、わざわざ残って俺に何か用ですか」
紗夜さん何か俺に用あったっけ、リサなら分かるんだが…まあいいか、それを気にしてもしょうがないか
「しかし何でまた盗み聞きしてたんですかね」
「ぬ、盗み聞きって…まあ確かにそうですけど……私は単純に湊さんが心配で…」
「へぇ、心配とは?」
「いえ、練習の時からそうだったんですが…何やらソワソワしていましたので、何事かと思ったんです」
「さ、紗夜!」
「俺をライブに誘う為に何を気にしてんだか…そんな告白する訳でも無いのに」
「こっ、告白なんてしないわよ!」
なに赤面してんすか、流石は銀髪美少女…どんな表情しててもかわいいの狡いよな
しかしあの鉄仮面がここまで焦った顔するのも珍しい…写真撮ったらリサが喜びそうだな
あの子、友希那大好きだし
「何そんな顔真っ赤にしてるんだよ」
「ちょっと、何で写真を撮ったのよ」
「いやぁ、リサにあげたら喜ぶかなって」
「消しなさい」
「そろそろ締め作業だからお帰り下さいお客さ…痛いっす、蹴らないで貰って宜しいか」
俺の脛を蹴る銀髪美少女…普通に痛いんで止めてもらっていいですか
紗夜さんも見てないで止めてもろて、貴女達のリーダーでしょ
「分かった分かった、消すから」
「早くしなさい」
「はいはいって……ほら、消したぞ」
「やはり導寺峠さんと湊さんは幼馴染なのですね」
友希那が超絶猫好きだというのも、幼馴染じゃなかったら想像すら出来ないだろう
まあ猫を愛でながら自分でも『ニャー』とか言ってる姿見た時、正直な感想…色々と溢れ出しそうになった、これが…感情……
「そろそろ時間も遅いし、はよ帰りな」
「そうね、これ以上いても迷惑ね…帰りましょう紗夜」
「そうですね、導寺峠さんもお疲れ様です」
「夜道にはお気を付けて、お嬢様方」
はぁ…ライブか、行きたくないなぁ……
自分でも嫌になるくらいごねるけど、本当に嫌なものは嫌なんだよねぇ……でも幼馴染のお願いだし
「幸貞くーん?何処にいるのー?」
「ああすいません、何でしょうかまりなさん」
「あ!いたいた、そろそろ閉めるから戸締りの確認を手伝って欲しいの」
「分かりました、じゃあ俺は正面の方を確認してきますね」
「それじゃあ私は裏を見てくるから、宜しくね」
正面の戸締りに向かう…と、そこにはリサが立っていた
燐子ちゃんがリサは帰るって言っていたが……わざわざ待っていたのか、本当に面倒見がいい事で
「何だリサ、わざわざ待ってたのか」
「うん、せっかくだから一緒に帰ろうかなって…そろそろ終わりそう?」
「そりゃ待たせて悪いな…もう終わるから、ちょっと待っててくれ」
「ううん、平気だよ」
シャッターを閉め、鍵の確認をする…ヨシッ
指差呼称は大事だぞ…人間の注意力を引き上げてくれて、ニアミスが大幅に減るからな
「終わりました、まりなさん」
「オッケー、じゃあ裏口を閉めて終わりだね…お疲れ様!」
「はい、お疲れ様です…俺は表に幼馴染を待たせているのでこれで」
「そうだったの!?早く行ってあげてね!」
正面に向かい、リサと合流する…そして二人で歩き出す
いつもの様にリサから他愛もない話が振られ、それに俺が答える…本当にいつも通りの帰り方
「……しかし、何でわざわざ待ってたんだ」
「えっ?……ま、まあ…ちょっと、幸貞と話したくて」
「それなら明日でも良いだろ、どうせ学校の帰りに会うんだし」
「……ううん、今が良かったの」
リサの家の前まで着く……いつもの様に見送ろうと、立ち止まっていると…何故かリサも隣に立ったまま
はよ帰りなよ、もう夜遅いで…夜更かしは美容の天敵なのよ
「何だよ、どうしたんだリサ」
「……幸貞、無理してない?」
「何の話だ、バイトか?別に無理な量の仕事なんて振られてないし…何の問題もないが……」
「違うよ、誘われたんでしょ…友希那から、ライブを見て欲しいって」
「ああ、その話か…友希那から聞いたのか?」
「うん…友希那が教えてくれたから」
いやまあ?正直な話めっちゃ行きたくはないよ?
それでも自分からライブハウスでバイトを初めて、自分から踏み出そうとしている最中だし…
これもまた、何かからの試練なのかもしれない…少しは変われるかもしれないからね
「別に無理はしてない、折角あの友希那が見て欲しいって言ってきたんだ…幼馴染なら、そろそろお願いも聞いてやらんと」
「……あたしは別にいいと思ってるよ、行かなくても」
「おいおい、見に来て欲しいってリサも言ってただろうに……あんまり、俺を甘やかすなよ」
「でもっ…!あたしはっ……やっぱり幸貞の苦しそうな顔、見たくないよ」
えっ、俺そんなに顔に出てたかな…?割とポーカーフェイスには自信あったんだけど……
幼馴染には敵わんって事なんすかね、表情筋が死んでるで定評の導寺峠なんですが
「別にそんな無理はしてないから…俺もそろそろ、自分から動こうかと思ってるところなんだよ」
「そ、そうなの?……幸貞がそう言うなら、もうあたしからは言わないけど…」
「まだそんな顔してるのか…ライブが近いんだから、調子上げておけよ……それじゃ、また明日」
「……うん、また明日」
そして週末、例のライブの日になりまして…俺も今日はお手伝い
お給料も特別手当が出るとかでね、それに見合った働きをせんといかんね
「幸貞君チラシいる?」
「それは、今日のライブの…なら貰っていいですか
「余ってるし全然いいよ!はいこれ」
さて、どのバンドがでるのか……
ポピパ、アフグロ、ロゼリア、パスパレ……ってマジか、アイドルも来るのか…結構な規模みたいだな
えー次は、ハロハピ……か、コイツらも来るのか
後は…glitter★green?これは知らないな、初めて聞いた
「まりなさん、このグリッターグリーンって知ってますか?」
「ああ、そのバンドはね…確か、幸貞君が通ってる学校の先輩の子達じゃないかな?」
「ほう、ウチの先輩と…そうなんですね」
俺、学校の先輩なんて関わった事ないから多分見ても分からんだろうな…まあロゼリアだけ見ればいいかな
それ以外は……まあ、気力があれば見るか
こんな機会も滅多に無いだろうし…俺が気が向いたら瞬間っていう意味でも
音ゲーとしてバンドリを見た時、判定調整が楽曲に対するノーツ速度の調整しか出来ないのが少しつらたん
タップ判定調整とか出来たら良かったんですが
昔はこんなの気にしてやってなかったのに、音ゲーに浸りすぎましたね……
ではでは、またお会いしましょう