一人の男とガールズバンド達 Re:boot   作:AZAZEL

6 / 8
どうもAZAZELです

こっから幸貞くんの設定に少し追加入ります、まあ言ってもそんな大それたものじゃないですが

リメイクするにあたって、複数話を纏めて1話にリメイクしたりしてるんで…最終話数が50より少なくなりそうですわ

ではほんへどうぞ


6話

「そろそろ戻るか」

 

「うん、そうだね…友希那達にも心配かけちゃうかもしれないし」

 

ようやっと離れたリサ、年頃の男子に抱き着くのはどうかとお兄さん思います

 

まあ俺の方が年下なんですけども

 

「まあ俺の現状は大体分かったろ…それに今あそこで働いてるのは、この間友希那から激励を受けたってのもある」

 

「この間って…一緒に帰った時?」

 

「そうそう、過去を引き摺ってる様な男は女々しいだろ…だから俺もそろそろ前を向く事にした」

 

「そっか……うん!それがいいと思うよ!」

 

circleへと戻る為に、二人で歩き始める…盗み聞きしてんのがお一人様

 

まあ多分、気になって追い掛けてみたらとんでもない場面に出くわした感じだな…まあドンマイ、運が無かったと思いな

 

「あたしはそのまま控え室に戻るね、幸貞もバイト頑張って!」

 

「ありがとう、早く戻ってやりな」

 

circleに戻り、受付に座る……暫くするとポピパ、それともう一つのガールズバンドが出口へと歩いて来る

 

誰だろうか、アレがチラシに書いてあったグリッターグリーンってやつなのかな?

 

「ああっ!幸貞くんやっと見てくれてたでしょ!ねえねえどうだった!?」

 

「ああうん…まあ、香澄らしくて良かったと思うよ」

 

「ホントに!?ヤッター!」

 

「うわ!?ちょ!何でわたしに抱き着くんだよ香澄!!」

 

まあいつも通りの光景だな、ツンデレ口調では嫌とか言ってても本当は嬉しいんだルォ?

 

おん、何かりみちゃんにとても似てる人……お姉さんですかね?

 

「ふーん、君が幸貞君か〜」

 

「……失礼、何方でしょうか」

 

「ああゴメンね、私は牛込ゆりっていうの…宜しくね?」

 

そう言ってウィンクを飛ばしてきた、あざといってこういう事を言うんやなって

 

牛込ね…やっぱそういう事なんスわな

 

「牛込…って事は、りみちゃんのお姉さんですか?」

 

「ピンポーン大正解!」

 

「そうでしたか…導寺峠幸貞と申します、以後お見知り置きを」

 

「りみから聞いてるよ〜?いつも楽しそうに君の事話すかもんだから、最初は恋人なのかと思ったよ〜」

 

「お、お姉ちゃん!!」

 

「あっはは……そんな訳ないじゃないですか」

 

本当、そんな訳ないやろ

 

ちょっとお姉さん、そういう事を思春期男子に軽々しく言うのは良くないと思いますよ

 

俺に思春期があるかどうかは別としてだが

 

「え〜?私は結構アリだと思うけどな、かっこいいし」

 

「それはどうも、何時でも何処でもフリーなのが売りですから」

 

「お、言うね〜」

 

本当に姉妹なのだろうかこの人達は、りみちゃんと全然性格違いますなぁ

 

引っ込み思案なりみちゃんとは真反対だな……あと俺の発言は遠回しに作る気ないって言ってるのちゃんと気が付いてる?

 

「そうそう、それよりさ…君の作るハーブティーすっごく美味しんだよ!」

 

「お気に召して頂けているのなら幸いです」

 

「だからちょっと羨ましいなっちゃってね、今度私にも作ってくれない?」

 

「リクエストして頂ければいつでも作りますよ」

 

「やったね!じゃあ今度お願いするね」

 

そう言ってまたウィンクを飛ばしてきた、あざといっすね

 

さては天然だなこの先輩、ウチには最強の天然である花園たえが居るんだぞ(適当)

 

「じゃあばいば〜い」

 

「はい、またのお越しを」

 

「……ご、ごめんね幸貞君…お姉ちゃんが」

 

「俺も別に気になってないから、りみちゃんが気にする事でもないよ」

 

「う、うん…ありがとうね」

 

その後、ポピパ達も帰り…そろそろ締め作業の頃合になってきた

 

ライブが終わりお客さんもぞろぞろと出て行く……結構来てたんだな、朝は会場準備で受付してなかったから気が付かなっかたが

 

「あ、お帰り幸貞君」

 

「すみません、仕事の方は大丈夫ですか?」

 

「うん!行く前に幸貞君が殆ど終わらせてくれたからね……それで~?彼女さんとはどうだったのかなぁ〜?」

 

「彼女?……ああ、リサは唯の幼馴染みですよ」

 

「え~、別に隠さなくてもいいんだよ幸貞く~ん」

 

「隠してないですよ、本当に唯の幼馴染なので」

 

彼女ねぇ…リサが?いやいや、俺よりもっといい男がいるでしょ

 

幼馴染ってだけだからなぁ…まあリサの事だし、友人関係は広そうだから勝手に見つけてるかもしれんな

 

「えーそうなの〜?随分と仲良さげだったからデキてるのかと思ったんだけどな〜」

 

「そんな訳無いじゃないですか」

 

「そっか~、でも幸貞君モテそうだもんね」

 

「俺がですか?……いや、そんな事ないと思いますよ」

 

「ふふ、そう思ってるのは自分だけかもよ」

 

俺がどんな人間なのかは、自分自身が一番分かってる…だからこそ、人に好かれる様な人間でもない

 

まあ?世渡りは上手いと自負してますがね、華蓮と晶奈のお墨付き

 

「……まあ、結局人の心なんてものは計り知れませんからね」

 

「それもそうだね、じゃあ後はライブの片付けだけだから頑張っちゃおう!」

 

「はい、そうですね」

 

片付けはものの数分で終わった、とまりなさんから先に帰ってみいいとのお声を頂いたのでお言葉に甘えることに

 

……のはいいんだが、もう一つ片しておきたい事があったな

 

「よう、リサ」

 

「あ、幸貞…今なら友希那は一人で控え室にいるよ」

 

「いやあの、俺まだ何も言ってないんですけど…」

 

「幸貞の考えてる事くらい分かるよ…それに、昔から問題ごとは早く片付ける性格でしょ?」

 

「……幼馴染には敵いませんなぁ」

 

どうせ友希那の事だから、俺の話を聞いてかなり考え込んでるかもしれん

 

まあ案の定と言うか

 

控え室の椅子に座り右手を顎に当て、俯きながら何かを考え込んでいる友希那

 

「よう友希那さんや、少しいいかね」

 

「……ええ、構わないわ」

 

「何か考えている様だったが、答えは出たか?」

 

「そうね……今のところは出ていないわ」

 

にしても何考えてるんだろうか、正直俺には分からんが

 

まあ普段から不思議クールみたいなところあるからな、実際はそんなに不思議ちゃんではないけども

 

思いの外分かりやすいからね

 

「それで、何を考えていたんだ」

 

「……私が、幸貞に出来ること…かしらね」

 

「そうか…まあ、そうだなぁ……」

 

いや正直な話、こればっかりは俺の心情問題であって…誰かが解決出来るのかと言われると、何とも言えない

 

気持ち自体は嬉しいが…うーん、難しいねぇ

 

「リサとの話は聞いていたんだろう」

 

「……ごめんなさい、盗み聞きするつもりはなかったのよ」

 

「それに関して別に怒っては無い、友希那にも話す予定だったし…その手間が省けただけだ」

 

「…そう、そう思っているのなら良かったわ」

 

「それを踏まえて聞くが……君は、俺をどうしたいんだ」

 

友希那は俺の目から、視線を外さない…静かに、そして深く見詰め続けられている

 

……な、なんすか

 

そんな見つめられても困るんですけども……俺にどうせぇっちゅうねん

 

「……決めたわ、私は幸貞がまた興味を持てる…そして、胸の炎を灯すような歌を届けるわ」

 

「それでいいのか?友希那、君の目標は別にあるんじゃないのか」

 

「ええ、あるわ…でもそれを叶えるのに、人一人を本気にさせられないようでは叶う事はないわ」

 

「随分な事を言うな……期待に添えるかは分からんぞ」

 

「構わないわ、貴方はそのままでいて…私が変えてみせるから」

 

久し振りに正面から友希那の顔を見たかもしれんな……そんなに見たくなかったのか、俺は

 

まあ、俺も逃げていただけに過ぎないか……俺には眩し過ぎるのもあるかもしれないがね

 

「なら期待して待っておくよ……俺もそろそろ、変わる時なのかもな」

 

「待っていてちょうだい…私の覚悟は生半可ではないわ」

 

「それは嫌でも知ってるよ……遅いし、早く帰れ」

 

締め作業を行い、まりなさんと別れて帰路へと着く

 

しかし友希那ってあんな子だったっけ……俺そんなに仲良くしてたってけ、いや幼馴染やし昔から遊んではいるけども

 

「ただいま」

 

「お帰り、夕飯もう出来るから手洗ってきなさい」

 

「うい…晶奈はどうした」

 

「友達とご飯行くから要らないってさ、何でも金持ちらしいよ…自慢するだけして出ていった」

 

「アイツそういう所あるよな…何となくだが、碌でもない事を話してる気がする」

 

「さあ、どうかしらね……そうそう、迎えに来た車が白塗りの長い車だったわ」

 

長い車って、それリムジンの事なんじゃ……いや、そもそも何でこんな町にリムジンなんかあるんだ

 

こころ嬢?いや、こんな所に用なんてない筈だけど…さっぱり分からん

 

「……もう忘れたの幸貞?白いリムジンに乗った知り合いがいるでしょ」

 

「……あっ、あぁ〜…思い出した、そう言えばそうだったわ」

 

「何で忘れてるんだか…この街に引っ越して来たんじゃないかしら」

 

「はぁ?何だそれ……面倒くさ……」

 

「そういう事言わないの、可哀想でしょ」

 

「俺は可哀想じゃないってかオイ」

 

明日は……日曜か、昼まで寝るか…もしくは起こされるか、まあ起きるまで寝てる気ではいるが

 

この姉達、気紛れが過ぎるし…当日になって急に出掛けるとか言い出すし

 

「幸貞、明日どうするの?何か予定とかある?」

 

「何も無いよ、起きるまで寝てる積もり…貴女達に起こされなければね」

 

「そう…私はお昼から友達と遊ぶから、適当に食べてね」

 

「えっ……華蓮さん、友達いたんだね」

 

「何?喧嘩売ってる訳?」

 

こちとら心配してんだよ、学校も違うからどうしてんのかって…おまいうなのはご愛嬌

 

まあでも華蓮も世渡り上手いし、要らん心配だろうけども

 

「私も幸貞と同じで世渡りは上手いのよ、あと幸貞には言われたくないわね」

 

「こちとら元女子校に通ってんだよ、そうそう友人なんて出来んわ」

 

「……はぁ、まあそうよね…本当、羽丘が試験校なら良かったんだけど」

 

「えぇ…華蓮と一緒の学校はちょっと……」

 

「何よ……いや、そうね…ごめん」

 

「何で急に謝ってんの、気持ち悪いぞ…単純に姉弟で通うのなんかヤダってだけだぞ」

 

貴女は貴女で色々と引き摺り過ぎじゃない?

 

あとリサと同じ学校と言うのもちょっと…たまに母親かってくらい面倒を見て来る時あるし

 

とにかく、明日は華蓮が居ないから昼飯は自分で用意しなきゃならんって事だな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Hey!幸貞〜起きろ!!」

 

「うるさっ……何、どうした晶奈」

 

「行くぞっ!」

 

「はぁ…?ああ、そういう……ちょっと待ってろ」

 

朝から晶奈に叩き起され、鍵を投げ渡された……となれば、あの姉が何をしたいかは明確

 

さっさと着替えと身支度を済ませ、荷物を持って玄関へと向かう

 

「あれ?ねぇ幸貞のって緑だっけ?それとも青?」

 

「緑、俺SSなんて乗らねぇよ…それ華蓮のだろ」

 

「そうだっけぇ?じゃあこっちか…出しとくから準備してて〜」

 

「うい、ありがとさん」

 

晶奈は結構な多趣味なのだが、その中でも割とツーリングに行くことが好きらしい

 

その為、休日になると気分で叩き起されて連れ出されるのがよくある

 

「幸貞これちゃんと乗ってる〜?動かさないとバッテリー上がっちゃうよ」

 

「スポーツじゃないから早々上がらないよ…でも乗るにはのってるぞ」

 

「おお!意外だな〜、ハマっちゃった?」

 

「……頭をスッキリさせるには丁度いいからな」

 

「良いね〜……て言うかそしたら誘ってよ!」

 

「晶奈いると煩くて敵わんからな…ほらメット、インカム付け忘れてんぞ」

 

今日はどこに行くのやら…この街は大体行き尽くしたからな、そろそろ県外に出てみても良いと思う頃合

 

知らない景色を見に行くのは割と好きだ

 

「今日どこ行こっかな〜、幸貞はリクエストある?」

 

「どこでもいいけど、この辺は大体行き尽くしただろ」

 

「そうなんだよね〜、思いの外幸貞が付き合ってくれるから……峠とか?」

 

「それこの間も行ったぞ」

 

「うーん…じゃあ海かな?どうせ見るだけだし、良いよね」

 

「ああ、じゃあ海だな……思ったより遠いな」

 

ナビをつけてみたけど、思ってたより遠かった……まあこのくらいなら良いだろう

 

短過ぎても詰まらんし、晶奈は体力バケモンだし

 

「じゃあ出発ー!」

 

「インカムつけろ、聞こえん」

 

「ああ、ごめんごめん」

 

家から出発すし……目指すは海

 

海水浴はそんなに趣味では無いので見るだけだが、まあ海の景色ってのも悪くはない

 

その内、沖縄とかにも行ってみたいもんだな

 

『ねー幸貞、最近は学校どうなの?』

 

「何だよ急に…別に普通だけど、女の子多過ぎて肩身が狭いのはそうだけども」

 

『あ〜、そう言えば元女子校だっけ?男の子って何人いるの』

 

「俺含めて3人、試験生用の問題が結構難しかったらしいからな」

 

『成程ね……まあ幸貞なら余裕だったわけね』

 

実際、試験日にはそれなりに男子が居たと思ったんだが…見事に振い落された様だ

 

まあそりゃそうだよなぁ、ホイホイと野郎を入れてもられんわな……試験って事なんだし




リメイクしようと思い立ってから、絶対バイクに乗らせようと思ってたので乗せました

完全に私の趣味なので悪しからず

私がライダーになったのが1番の要因です、めっちゃ楽しいです

ではでは、またお会いしましょう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。