一人の男とガールズバンド達 Re:boot   作:AZAZEL

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どうもAZAZELです

バンドリ、いつだかホロとコラボしてたらしいよね…限定の称号欲しかったわ普通に……

あと曲増え過ぎ、埋めんのがクソ大変なんですが…ログインする前で300ちょっとで、ようやく400いったのでもうちょい

ではほんへどうぞ


7話

『ウワッフ~!!やっぱ良いよね~!!』

 

「うるさ…インカム越しに叫ばないで」

 

『幸貞もシールド開けてみなって!気持ちいいよ~!』

 

「気が向いたらね…風で目乾燥しそうだし」

 

街中を過ぎ、殆ど車がいなくなり前がひらけた…そろそろ隣町に入るかな

 

気温もそこまで高くない、湿度も丁度良い…絶好のツーリング日和だな

 

「次の信号を右折、そしたら海が見えてくるぞ」

 

『オッケー!』

 

「お、見えてきおった」

 

『うっみだー!』

 

「そうは言っても前にも見たことある景色だろ」

 

海沿いを走り、暫くした所に駐車スペースがある…前に来たときもここに停めて写真撮ったっけな

 

晶奈に無理矢理やられたのが懐かしい……今回もそうなりそうだけども

 

海と愛車がいい感じに並ぶ様に停める、やっぱ自分のが一番かっこいいね

 

「ほら写真撮ろ!写真!」

 

「前にも撮ったじゃん…」

 

「こう言うのは何度も撮って記録を残すものなんだよ、分かってないな~幸貞」

 

「何か腹立つなぁ」

 

「それに幸貞、自分の全然撮らないじゃん」

 

「俺は走る専門なんでね」

 

問答無用で晶奈に肩を組まれ、横持ち携帯で自撮りされる…ヤダこの姉、超陽キャ感出てるんですけど

 

まあ実際そうなんだけども、俺と華蓮は陰寄りなのに…

 

でも華蓮の場合はクールに取られるだけだから、実質俺だけじゃない?泣きそ

 

「ほら、幸貞にも送っておいたからね」

 

「ありがとさん」

 

「それじゃあどうしよっか、近くでなんかご飯でも食べる?」

 

「確かに昼飯時だな、少し探してみるか」

 

「ここは晶奈さんに任せなさい!……こことかどうよ!」

 

「……良いんじゃないか…丁度、肉の気分だ」

 

という訳で、晶奈の調べた店へと向けて走り出す

 

海沿いの道から街中へと入る…海が近いだけあって、少し街に入っても海水浴関連の店が多いな

 

「店はどの辺にあるんだ」

 

『見た感じだと、駅の方かな〜…華蓮に何かお土産買っていく?』

 

「今日はサイドパニアもシートバックも持ってきてないぞ」

 

『私がサイドバック付けてるからへーきだよ』

 

「そうですか…ならお好きにして下され」

 

ご飯は美味かった、晶奈の直感はよく当たるから宛になる

 

腹拵えも済ませたし…そろそろ帰宅時間かな、海も見て飯も食って姉さんも満足でしょうよ

 

「満足したか、晶奈」

 

「うんうん、今回もいいツーリングだったね!」

 

「そりゃ良かったよ、じゃあ帰る…か……」

 

「ん?どうしたの幸貞」

 

「……ああいや、知り合いが見えたんでな」

 

「知り合い〜?」

 

金髪の女優と、クラゲ好きな女の子

 

何でこんな所に居るんだ?方向音痴と電車の乗り継ぎが下手くそで有名な二人なのに、どうやってこんな所まで

 

電車で来ようとすると、結構乗り換えと時間が掛かる筈なんだが

 

「ん〜…あの金髪の子?」

 

「よく分かったな、その隣の水色の子もそうだ」

 

「声掛けてくればいいじゃん、しかもよく見たら凄いかわいいじゃん!」

 

「それより何より、別の心配があるんだよなぁ…」

 

ここで見掛けたのも何かの縁だと思って、取り敢えず声を掛けるか

 

女王様達の方へと向かう…近付いて分かったが、携帯を見ながら右往左往してる

 

やっぱ迷子なんじゃないかなコレは

 

「こんな所で奇遇ですね、女王様」

 

「誰が女王様よ……って、幸貞君?」

 

「どうも、それより何かお困りですかね」

 

「まあ、その…道に迷ってて」

 

「そんな事だろうとは思いましたが…どこに行きたいんですか」

 

聞いたところ、全然違う駅を目指していたらしい…本当は反対の隣町が目的地ってマ?

 

どういう乗り方したらこっちに着くのよ……海が綺麗だったから歩いてみたらしいが、案の定駅に辿り着けなくなっていたらしい

 

携帯で何でも調べられるご時世で、こんな街中で迷子になるって……まあ、個性って色々あるよね

 

「いやぁしかし、どういう乗り換えの仕方をしたらこっちに辿り着けるんですかねぇ……?」

 

「……わ、私だってそれが分かれば苦労しないのよ」

 

「花音ちゃんはさっきから静かなんだけど…もしかして俺忘れられてる?」

 

「ち、違うよ!?そ、その…久しぶりだったから……」

 

「花音が人見知りなの知ってるわよね、と言うか貴方より花音の方が年上なのにちゃん付けなのね」

 

まあ何と言うか、そんな事を言ったら燐子ちゃんも年上だけどちゃん付けだしなぁ

 

雰囲気的にちゃん付けした方がいいかなって、思いまして

 

「何となく気分でそうしてるだけですよ、本人の了承も得てますし」

 

「そうなの花音?」

 

「う、うん…幸貞くんの好きに呼んでいいよって……」

 

「俺も一応先輩には敬語使えるんで、その辺は弁えてるつもりなんすわ」

 

「腹立つわね、そういう態度が可愛げが無いのよ」

 

「俺に愛嬌を求めないで下さい、気持ち悪いだけですよ」

 

一先ず女王様と花音ちゃんに駅への道順、戻り方…そして目的地への行き方を書いたメモを渡す

 

この通りに行ってくれれば何の問題も無く着く筈なんだよね

 

「絶対にこの通りに動いて下さね、寄り道とか近道とか考えずにこの通りに行って下さい」

 

「わ、分かってるわ…これ以上迷惑は掛けないわよ」

 

「まあ何かあったら連絡下さい、バイク乗ってて出れないかもしれないですけど」

 

「ゆ、幸貞くん…バイク乗ってるんだ……」

 

「そうです、今日もたまたま姉に連れられてツーリングに来たんですよ」

 

「ふ〜ん…似合うわね、そういう格好」

 

ライダースーツの事?これ結構ゴツいからどうなのかと思ってたけど、女王様からそう言われるなら案外似合ってるのかもな

 

そんな訳で女王様と花音ちゃんを見送り、晶奈の所へ戻る

 

「お待たせしましたな」

 

「長いこと話し込んでたけど、仲良いの?」

 

「普通、学校の先輩」

 

「あー…成程……因みにだけどさぁ、あの金髪の子って…アイドルやってたりする?」

 

「ああ、やってるけど…知ってるのか?」

 

「これでも私、ニュースとか見るのよね…幸貞と違って」

 

一言余計だぞ愚姉

 

確かに俺見ないけども…しかしパスパレもニュースとかに取り上げられるくらいに知名度が上がったんだな

 

「幸貞〜、飲み物とか買う?」

 

「そうだな…この先にコンビニがあれば寄るか」

 

「オッケー、ここはお姉ちゃんが奢ってあげようじゃないの!」

 

「学生に金出させんな社会人」

 

「あー!言ったな幸貞!出世払いで返してもらうからなー!」

 

無視してエンジンを吹かす、渋々と言った表情でシールドを閉めて走り出す晶奈

 

暫く走った先にコンビニが見えたので、休憩ついでに水分補給

 

「ほれ幸貞、スポドリで良かったよね」

 

「ありがとさん……おっほ、見ろ晶奈…ケッチだぞ」

 

「どれどれ?おお、渋いの乗ってるね〜」

 

「掛かってる半ヘルが更に味出してるな…オーナーがどんな人か予想するか?」

 

「ん〜…私は無難に若い男の子かな」

 

「俺はバイク好きのおじ様かな……しかし厳つい装飾してんな」

 

400か250かは分からんけど……多分400だべ

 

ああ言うネイキッドタイプは、どうしても分からん人が見ると族車に見えるらしい

 

しかし族車か、三段シートにロケットカウルねぇ……まあ、独特な世界観にケチつける様な事は無粋だし言わないけど

 

「幸貞はああ言うのどう?」

 

「フルカウルの方が好きかな…メンテは面倒臭いけど」

 

「私は次の相棒はネイキッドでも良いかな〜って思うけど」

 

「乗りたいのに乗るのが一番よ……お、帰ってきたんじゃ……」

 

「……わお、予想外も良いとこだね」

 

パツキンの強面ねーちゃんがバイクへと戻って来た

 

二人して予想は大ハズレ……いやこれは分からんて、あんな厳ついカラー入れてるのが女の子とは…

 

でもスカジャン着てるし、ぽいっちゃぽいけど

 

「声掛けてきちゃおっかな!女の子のライダー珍しいし!」

 

「お好きにどうぞ、俺は待ってるよ」

 

「じゃあ行っちゃおー!ついでに連絡先とか交換しちゃおっかな〜」

 

ルンルンで向かう晶奈、ナンパに行くチャラ男みてぇだな

 

にしてもあの子、素手と普通の靴で乗ってんのか…その辺も含めて厳ついなぁ

 

俺なんてガッチガチに固めてるのに、まあスタイルは人によるってそれ一番言われてるから

 

「ねー幸貞ー!愛車見たいって言ってるけどー!」

 

「お好きにして下せぇよ、俺は待ってるから」

 

「ほら行こう!ますきちゃん!」

 

「相変わらず距離の詰め方エグいよな、我が姉ながら……」

 

これが陽キャってやつなんスわ……コミュ力お化けめ

 

パツキンのねーちゃんこと、佐藤ますきさん…KH400とか言う、イカしたのに乗ってるねーちゃん…三気筒ってそんなに見た事ないわ

 

しかし背高っかいな、俺より少し低いって……170くらいか?

 

「うっす」

 

「ああ、どうも…ウチの姉がすいませんね」

 

「いや、平気…バイク仲間が欲しかったところだから」

 

「それは良かったよ…姉のはこっち、俺のはこれ」

 

まじまじと晶奈、俺の愛車を眺めている

 

わざわざ自分の愛車を近くまで持って来てくれて、晶奈はそっちをキャッキャ言いながら眺めている

 

「……アンタ、サイレンサー付けてんのか」

 

「ああ、生憎と走るのが専門でね…うるさいのは好かんのよ」

 

「フーン、いいじゃん」

 

「ねぇねぇますきちゃん!これどこのマフラー?サスペンションとかも変えてるの?シートも良いの使ってるよねぇ、あ!このレバーもカスタムなんだ!」

 

「晶奈、うるさい」

 

「おっ…と……ご、ごめんごめん」

 

好きな物になると饒舌になるのは相変わらずみたいだな、まあそれだけ好きって事なんだろうが

 

いきなり詰めるからますきさんも困惑しとるやん

 

「ス、スゲェ…全部わかったのか…?」

 

「これでも結構イジってる方だからね!お姉さん割と分かっちゃうんだよ〜?」

 

「ハマるととことんやり出すんですわ、この人」

 

「幸貞は全然カスタムとかしないもんね、楽しいんだぞ?カスタムって」

 

「俺別にそっちにはあんまり興味無いからなぁ……」

 

お、ますきさんも少し目を輝かせてる…晶奈との相性は良さそうだな

 

それから晶奈とますきさんによる、カスタム会談が始まった…俺はそんなにしないから蚊帳の外

 

まあ楽しそうで何よりですよ

 

「あっ、すまん…話し込んじまったな」

 

「いや、楽しそうにして頂いて姉も喜んでるよ」

 

「そうだ!連絡先交換しようよますきちゃん!時間が合えばマスツーとかしたいよね!」

 

「ああ、いいな…誰かと走るのは初めてかもな、その時はよろしく」

 

「じゃあ、お帰りはお互い気を付けて…また今度」

 

マスツー…マス(集団)ツーリング、要は大人数で行く小旅行と言ったところだな

 

ますきさんはお先にコンビニから出て行き、俺達も出る準備を始める

 

こう言う出会いに一喜一憂するのもまた醍醐味と言えるだろう…さて、家に帰るか

 

「お帰り、ツーリング行ってたのね」

 

「聞いて聞いて!今日女の子のライダーと連絡先交換したんだ〜!」

 

「あら、珍しいわね…良かったじゃない晶奈」

 

「今度は華蓮も一緒に行こうね〜!」

 

「そうね、そろそろ動かさなとバッテリーが上がりそうで怖いわ」

 

メットやグローブ等を片付け、居間へと戻る…華蓮が夕飯の準備を済ませ、皿を並べていた

 

取り敢えず俺と晶奈も手伝い、夕飯の支度をする

 

「今日のごっはんは何かな〜?」

 

「春巻きと焼売、あと足りなければ餃子があるわ」

 

「とことん中華だな…まあ好きだけど」

 

「言い忘れてたけど、今日はお客さんが来るのよ」

 

「お客さん…?珍しな、華蓮のか?」

 

「んー…まあそうとも言えるし、違うとも言える…かしらね」

 

……何か、変な回答だな

 

華蓮がボヤかす時は大体、俺にとって良くない事が起こるんスわ…面倒事はご勘弁願うんだがな

 

と、そこでインターホンが鳴った

 

「もう来たみたいね…悪いけど幸貞、出てくれるかしら」

 

「……ういっす」

 

「幸貞が変な顔してる〜、何どうしたの」

 

「いや、まあ…背筋に悪寒が走った気がして」

 

「あ、もしかして汗拭いてないな〜?も〜ちゃんと汗拭かないと駄目だよ」

 

「ちゃんと拭いたわ…まあ、取り敢えず出てくる」

 

玄関を開けると、白いスーツに白いシルクハットを被った…長身の女性が立っていた

 

……危なっ、ドア閉めそうになった

 

ギリギリで耐えたぞ、これは褒められても良い…閉めたら閉めたでご褒美になっちゃうし

 

「……何方さん」

 

「おや、これは手痛い歓迎だね…僕としては大歓迎なんだけど」

 

「うわっ……て言うか何で居るんだよ、アリア」

 

宮代(みやしろ)アリア……銀髪のイケ女、言うなれば瀬田薫からシェイクスピアを抜いた本当に只々イケメンな女性

 

俺の片手を取り、自らの口元へ近付け……手の甲へキスをする

 

頭をはたきそうになったが、耐えた……ご褒美になっちゃうからね、耐えないとね

 

「会いに来たよ、旦那様」

 

「じゃあお帰りはあちらなので」

 

「んふッ……相変わらずだね、幸貞」

 

「チッ……これだから嫌なんだよ…」

 

ドM、ロシアのハーフ……そして、俺の許嫁

 

……今時、許嫁って言うの…まだあるんだな

 

大体はクソ親父の所為、また怒りが湧いてきた…今度帰ってきたらぶっ飛ばす




マスキングのバイクはkawasakiのKH250、か400と思われますね

高校生だから中免は取れるし…筒型のメーター、サスペンションとホイールカバーの位置、エンジンから伸びる排気管と片側2本のマフラー

3気筒だから反対側は恐らく一つ……最初、CB400sfと間違えましたわ

バイク話はこの辺で

ではでは、またお会いしましょう
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