ある男の夢の先に…   作:しがない放浪者

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2話。
こちらは1話から数時間が経過。
前回の後半に登場した敵部隊と、
それ以外に来ていた敵部隊との戦闘になります。

変に戦場を意識してしまったので
残酷描写、胸糞注意(私が戦場で戦うならこうするので)


機動兵器の総称は「機動戦術機 略称・機戦」にしました。
アイディアを下さった夕凪様、ありがとうございます。

追記 機戦の設定を少し変更しました。


男の現実世界#1

………………………「行くか。」

 

10:56

 

既に他の部隊が戦闘を開始していたようだ。

自分も機体を操り、敵の殲滅を始める。

流石に情報に無い部隊が次々と来るとは思わなかった。

 

 

辺りには黒煙が上がっていて、少し見づらく感じた。

 

 

 

すれ違いざまに敵機を切り裂きながら辺りを見回す。

 

 

数多の砲弾が飛び交うこの戦場に、何時も通りの風景が広がる。

 

 

 

 

辺りには武器や弾薬の空薬莢、土嚢が散らばり、動かなくなった者達で溢れている。

敵味方関わらず、斃れた者達が流した血が大地を紅く染め上げている。

人だった筈の肉片や肉塊が場所を問わずあちこちに転がり、

中には白髪の老人や年端もいかない子供だった肉片もあった。

 

戦車も、砲塔が吹っ飛んだ車両、車体の至る所から炎が上がる車両、爆発と共に破片を撒き散らす車両。

真っ黒になった車両、中の搭乗員が殺られたのだろう、未だに動けそうな見た目の車両。

機戦にひっくり返され、天板を晒す車両。

砲身があらぬ方向に捻じ曲がっている車両と滅茶苦茶だった。

 

装甲車や輸送車だったものには、砲弾が直撃でもしたのか、

装輪と僅かな部品しか無いものや炎上を続けている車両ばかり。

その中には、身体を容赦無く焼いてくる炎に藻掻き苦しんで炭化した者達の死体がちらほら。

 

航空機は友軍機だけでも既に10機以上撃墜され、至る所に航空機の主翼やエンジン等が煙を吹きながら転がっている。

ヘリコプターのローターだったか、そういった残骸も確認する事が出来た。

 

機戦に関しては、

互いの操縦席を貫き、共に動かない機体。

突撃銃で穴だらけにされた機体。

上半身が丸々無くなっている機体。

四肢の幾つかが機体の致命的損傷と共に欠けている機体。

パイロットが殺られたのか、操縦席にだけ被弾痕がある原型を留めた機体。

動きを止められ、そこに追撃を受けたのであろう、長刀が操縦席に数本刺さったままの機体。

 

地面には砲撃や空爆による大小様々なクレーターがあり、

その中に入った歩兵が射撃している姿もあった。

 

 

やはり、今回も数十分で地獄と化していた。

 

 

 

12:32

 

 

敵戦機兵「わぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!」

 

 

 

戦闘開始から暫くが経った。

襲って来たが、逆に機体の右腕と右脚を切断され、あまりの恐怖に怯え切った敵の断末魔。

それを聞き流しながら、敵機の無線に接続し一言。

 

「…すまない」

 

操縦席において、人体の頭部が位置する部位へ対機戦用長刀を突き刺す。

 

刺された瞬間、戦闘が開始して尚憎たらしい程青い空へ、

悲しみに満ちたその手を伸ばす。

そしてすぐに脱力し、地面へ手が垂れるように落ちた。

 

次の敵機が長刀片手に突撃してくる。

近接戦を仕掛けて来た。縦一文字に斬撃を繰り出してきたが、

脚部ローラーを最大で起動し、機体の位置を微調整しながら上手いこと右側へ避ける。

敵の長刀は目標を失い、地面へ直撃。そのまま抜けなくなってしまった。

 

 

敵戦機兵「クソッ!抜けねぇ!!」

 

 

それを見て敵機の操縦席へ左腕の腕部内蔵型短刀で攻撃。

 

敵戦機兵「なっ…」

 

パイロットの頭を抉るように機体を切り裂く。

敵機からはオイル等の液体、露出した敵の首からは噴水の如く血が噴き出してくる。

 

更に後方から殺気を感じ、長刀を逆手に持って後方へ突き出す。

すると、敵機の胸部(位置的に人体の頭部と胸部がある)を貫いていた。

 

(そろそろ俺の弾薬が心許無い。)

残りの弾数は3、予備弾倉も切れていた。

先程胸部を貫いた敵から、弾倉を幾つか拝借し、装填する。

 

 

装填後、今度は敵のヘリが3機接近。

音があまりにも煩い。

嫌気が差し、整備兵に頼み、装備してもらっていた(整備兵は「嫌だ嫌だ」と最後まで泣きながらではあったが、装備してくれた。有り難い。)飛行ユニットを起動させて瞬時に跳び、中央の敵ヘリの操縦席へ接近後に射撃。

 

キャノピーを容赦無く粉砕し、2人のパイロットの身体を36ミリの弾が喰い破ってゆく。

 

 

残りの2機は動揺していたものの、すぐにロケットを撃ってきた為、今しがた撃破したヘリを掴み、盾として片方からのロケットを防ぎつつどちらかを潰そうと考える。

流石にロケット1発でヘリは吹き飛んだが、爆風のお陰で丁度近かった右側の機体へ接近できた為、コックピットへ長刀を叩き込む。

 

 

叩き込む際、死の恐怖のあまり両手を顔の近くに持っていき、

気休め程度の防御をしようとする姿を見た。

 

 

次の瞬間、またもコックピットは血で染まり、地上へ向けて少しずつ降下を始めた。

残りのもう1機は愚かにも接近してきた為、コックピットに突撃銃の弾薬を1マグ分撃ち尽くす。ヘリはあちこちから炎を吹き出し、地上へ落下していった。

 

 

始末した後、地上へ着地すると、次の敵は歩兵だった。

規模的に小隊…いや中隊クラスか?

 

 

敵歩兵「よし!次は奴を殺るぞ!」

敵歩兵2「対機戦ランチャー持って来い!」

敵歩兵3「ランチャーが来るまで何でも良い!

兎に角撃ちまくれぇー!」

 

敵が口々に叫ぶ。

 

敵歩兵4「ひっ!こっちに来る!ヤバッ……」

 

歩兵隊へ近づき、まずは一人、短刀を装備し横に両断した。

 

敵歩兵5「うっ…うわぁぁぁぁあああああ!!!」

 

悲鳴を上げながら射撃する敵を今度は脚部で蹴り上げる。

すると敵は肉片や血をばら撒きながら数メートル飛び上がり、

30m辺りで地面に落ちた。様々なものを撒き散らして。

 

顔面蒼白になった敵兵達に、今度は突撃銃を撃つ。

数メートルしか離れていない為、大して狙わなくとも当たる。

 

敵歩兵2「ぎゃ!」敵歩兵6「わ゙あ゙あ゙!!」敵歩兵7「おわぁ!」

敵歩兵26「ばっ…」敵歩兵9「にっ…逃げっ…」

敵歩兵3「此処でやらなきゃ誰がっ…」敵歩兵12「ひぎゃっ!」

敵歩兵7「う…腕がぁぁ!腕ッ」敵歩兵28「脚が…ぅぼあっ」

敵歩兵10「クソっ!ライフルじゃ傷付きやしねぇ!早く対機戦ランチャーを持って来い!このままじゃぜっ……」

敵歩兵19「分隊長!ああっ!ぶえっ…」

 

次々と斃れる敵歩兵達。

 

その中でも怯まず、一部は此方に向け対機戦ランチャーを放とうとしてきた。

然し、速度にモノを云わせて回避運動をしながら接近すると、

奴等は諦めて逃げようとする。やはり小型なのは素早く移動できる分良い。

 

武装を一度ウェポンラックに固定し、未だに撃とうとしてきた敵を殴り飛ばした。

その直ぐに後、付近の敵兵の頭を掴み…

 

 

敵歩兵13「て…テメェ!何するつもっ…や゙…めっ…!」

敵歩兵34「ぐぎゃっ…だ…だいじょ…お゙…」

 

 

 

【握り潰す。】

 

 

 

敵歩兵15「やめてくれぇぇぇぇ!!…」

敵歩兵16「ひぃぃ!隊長!逃げっ…」

 

頭を潰された後、藻掻いていた身体はピタリと動きを止めるか

ほんの僅かに痙攣していた。潰した奴等を適当に投げ、また新たな獲物を掴む。

 

 

敵歩兵1「や…奴は真逆…極東の…しっ…死神…!」

 

敵歩兵17「何やってんです隊長!早く逃げっ…わっわぁ!……」

 

 

 

敵歩兵1「あ…あぁ………あっ…」

 

 

最後に残った1人は踏んだ。小型とは云え、重量物の踏みつけや殴りには為すすべも無いだろう。

 

 

40人近くいた筈の敵歩兵達は、今では無惨な肉塊へ姿を変えてしまった。

 

 

 

「すまない」

 

そう呟きその場を後にする。

 

 

 

その後も歩兵、戦車、機戦、ヘリ…。次々と敵を屠ったが、増援でも絶えず来ているのか、まるでキリが無かった。

 

 

 

 

14:21

 

戦闘は未だに終わらず、少し休息を取ろうかと後退しようとしたその瞬間、今度は上空を悠々と通る敵輸送機より敵機戦降下猟兵が降ってきた。数は54。約2個中隊規模。独特なエンブレムも見受けられる。

 

 

 

「今度は歯応えのありそうな奴らが来た。」

 

 

 

どう喰らい尽くしてやろうか…。

 

 

一度背部ウェポンラックへ長刀を設置、固定し、

機体の大腿部に位置するウェポンラックから突撃銃を装備。

 

飛行ユニットを起動。エンジンの出力を最大にして跳び上がり、上昇しながら降下中の敵降下猟兵隊へ突っ込む。

 

 

降下猟兵は降下しながら此方に向け撃ってくる。

 

 

付近の地上にいた生き残りの友軍機戦は多少怯んだが、自分は突撃を止めない。

 

 

然し、突撃銃に被弾し、機能不全に陥った為敵に向け投げ捨て、背部ウェポンラックから長刀を装備し、更に距離を詰めた。

 

 

敵の射撃を弾くか避けるかして間合いに入った敵の2機を、

一瞬にして横に薙ぎ払う。

敵機は下腹部に当たる部位より上が少し浮き上がり、

次の瞬間には爆散していた。

 

 

地上の友軍機戦や対空自走砲からの援護射撃のお陰で敵も何機か墜ちて行き、指揮官級以外の敵兵はどうしても焦りを隠せず、狙いも更に甘くなっていた。

 

 

きっと彼らも自分の様な、死をも恐れない敵に会うのは初めてだったのかもしれない。

申し訳無く思いつつ、敵からの銃撃と友軍からの援護射撃の中、

尚も全て避けるか弾きながら着実に敵を斬り捨てていった…。

 

 

気が付いたときには既に空中から地上に降りており、

その辺りには機体の残骸で溢れていた。

そして、敵の僅かな生き残りに包囲されていた。

 

 

自分の周りには19機。内10機は付近の掃討へ向かい、実質9機。

少し減ってしまったが、それでも楽しくなりそうだ。

 

 

回線を開き一言。

 

 

一一一一一一一一「さぁ…俺と遊ぼうか。」

 

 

この一言で遂に限界に達したのか、

1機、両腕内部に装備していた短刀を構え、此方に凄まじい雄叫びを上げながら向かって来た。

 

 

 

敵降下猟兵1「このぉ!化け物がぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」

 

敵降下猟兵2「おっ、おい待て!殺されるぞ!」

 

更にもう1機、襲って来る機体の僚機が接近してきた。

 

 

間合いに入るなり連撃を繰り出してくる敵。

然し、恐れに負けているのか大した攻撃では無い。

瞬時に敵の懐へ入り込み、左腕の内蔵型短刀で両腕部の関節から下を切断。

 

 

敵降下猟兵1「ヒッ…」

 

 

右腕の長刀でそのまま隙だらけの操縦席を貫く。

敵機はその瞬間、力が抜けたように残った腕を垂らし、長刀を抜いた瞬間にうつ伏せで倒れる。

 

敵降下猟兵2「あ…あぁ…そんな…」

 

唖然とし、動けなくなってしまった敵の僚機。

 

其奴に向け、敵機の切り離された腕が持っていた長刀を拾い、操縦席へ投げる。

 

敵降下猟兵2「あっ…」

 

力無くした敵僚機は、回避もしようとせず、長刀が自身を貫く迄その場から動かなかった。いや…動けなかった。

 

 

 

 

 

先の2機を葬り、次を仕留めようと考えた瞬間、突如機体に衝撃が走る。

身体への負傷こそ無いが、前後から2機が操縦席付近の胴体に短刀で刺してきていた。

前と後ろの機体には、肩にそれぞれ前が4、後ろが3と、数字が書かれていた。

相手は54機いた。つまりは9機ずつの小隊指揮官なのだろう。

だが、

 

 

「それで動きを封じたとでも?」

 

 

そう呟き、正面の敵4番機の頭部に長刀を押し込む。

 

 

ギギィ…バキィッと、機体の頭部が少しずつ潰され、

嫌な音を立てる。

 

 

敵4番機「な…何この音…カメラも映らなっ…って!い…嫌ぁ!そっ…そんな!嫌!死にたくない!カトル!助けてカトル!」

 

敵5番機「拙いぞカトル!アイリス姉さんが!殺るんだ!

今すぐとどめを刺せぇー!」

 

5の数字が描かれた敵機が接近する。

それでも気にせず調整をしながら、恐怖を最大まで与える為、

ゆっくりと、数センチレベルで刀身を押し込んでいく。

 

 

カトル(敵3番機)「よっ、よせ!やめろ!やめろぉ!」

 

 

敵3番機が更に短刀を押し込んで来たが、短刀の刀身は尚も身体に当たらず、機体を貫通した様だ。問題無い。

 

 

アイリス(敵4番機)「嫌あああああああ!!カトッ…」グシュッ…

 

 

カトル(敵3番機)「やめろぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!」

 

敵5番機「姉さぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

 

敵の5番機がかなり近づいたので、一気に敵機を貫く。

腰部から突き出た刀身には、血と肉片、そして黒く長い髪が付着していた。

 

 

カトル(敵3番機)「き…貴ぃ様ぁぁぁぁぁあああああああ!!」

 

 

後方の敵が喚く。恐らく恋人か何かの大事な相手なのだろうか。

 

 

カトル(敵3番機)「よくも…よくもアイリスを…許さねぇ!!」

 

カトル(敵3番機)「殺してやるぅぅぅぅぅ!!」

 

 

大切な人間を喪った怒りで我を忘れたのか。

その行動が命取りになるのに。

 

 

「これが戦場の常だ、殺らなきゃ殺られる!それだけだろうがぁ!!」

 

 

そう返し、右脚の膝にある姿勢制御スラスターを最大噴射し、後ろの敵機を蹴り上げる。

その衝撃で相手は短刀を離し、10m程空中に浮いていた。

 

カトル(敵3番機)「なっ…」

 

そこに機体に刺さったままだった敵の短刀を引き抜き、少しずつ降下を始めた敵機へ向け投げる。

 

投げた短刀は操縦席へ深々と刺さった。

 

カトル(敵3番機)「ゴホッ…すまな………アイリス。かッ…ガハッ…仇………取ってや………くて…ッ」

 

そう言い遺してそのまま地面へ倒れ、動かなくなった。

 

 

 

また新手が此方に突っ込んで来る。

 

 

敵5番機「貴様ぁ!よくもカトルとアイリス姉さんを!!」

 

敵5番機「殺りやがったなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

そう言いながら大きく振りかぶり、重い一撃を喰らわす為にと急接近してくる敵機。

 

 

「…馬鹿が」

 

そう吐き捨て、振り下ろしてきた敵の長刀を、機体の右手に持つ

長刀で受け止める。

 

 

 

敵2番機「カトルさんとアイリスさんが……。このままでは今行ったサミュエルもやられてしまいます!

アルバート大隊長、アレの使用許可を。奴は此処で殺らなければなりませんっ!」

 

 

アルバート(隊長機)「然しそれでは…」

 

 

敵6番機「隊長!今殺らずにいつ奴を止められますか!」

 

敵2番機「殺るしか無いんです!早く決断を!」

 

敵猟兵「やらせくれ隊長!」

 

敵猟兵「頼む隊長!」

 

アルバート(敵隊長機)「…判った。…サミュエル、恭太、ジェームズ、ゴードン…赦してくれ。お前達の命、貰う時が来た。

奴に取り付け!身動き一つさせるな!そして京香、奴を必ず仕留めろ。此奴に殺られた者達の為にも…!」

 

 

恭太(敵6番機)、京香(敵2番機)「了解!」

 

サミュエル(敵5番機)「…ッ!了解…!」

 

ジェームズ・ゴードン「任せてくれ隊長!」

 

無線が終わると、目の前の敵5番機は此方の長刀を弾き飛ばし、敵も長刀を離して抱き着いてきた。

 

サミュエル(敵5番機)「テメェはもう終わりだ!」

 

どういう事だ?

 

すると敵2番機が持っていた何かの装備が変形を始める。

嫌な予感がした為、敵2番機を葬ろうとしたものの、今度は隊長機と、既に取り付いていた敵5番機以外の3機に更に取り付かれ、動くことが出来なくなった。

 

何の心算だ?

 

装備の変形を終えた敵2番機が、此方に向け、

何かのチャージを始める。…真逆アレは…。

 

「ビーム兵器…」

 

どうやら今回の襲撃してきた勢力は、

ビーム兵器を実用化しているのか?

だが、まだ試作段階のようでかなり大型な上に、

後方で敵の隊長機がエネルギー供給をしている。

やはりまだ、試作段階なのだろう。

 

 

チャージにも時間が掛かるようだが、避けようにも取り付いて来た機体が邪魔で動けない。

 

 

内蔵型短刀でまず1機、操縦席に叩き込む。

 

ゴードン「ぐあぁぁぁ!!」

 

致命傷を与えた筈だが、未だにしがみつく。

その敵は此方へ回線を開き、話しかけてくる。

 

致命傷の敵猟兵「グフッ…貴様は…貴様だけは絶対…ゴホッゴホッ!」

 

凄まじい執念だ。

きっとこの4機のパイロットは死んでも離してはくれないだろう。

付近の友軍機も、敵猟兵と戦闘中で助けは期待出来ないか。

 

ゴードン「ぎゃああ!」

 

取り敢えず先程刺した機体にトドメを刺しておく。

 

内蔵短刀で何度も何度も突き刺す。

敵機の足元にはパイロットの血と機体のオイル等の液体で紅く染まっている。

 

ゴードン「あ゙あ゙!ごあ゙っ!ぐあ゙!ぎゃあ゙っ!あ゙ッ……」

ジェームズ「あぁっ!ゴードン!畜生っ!!…すぐ逝くからな、待ってろ!」

 

アルバート(敵隊長機)「…すまないッ!ゴードン…!」

 

 

 

「パイロットは死んだ、接続も外れている筈…なのに何故まだ取り付いて…」

 

 

 

結局、奴は息絶えても離してはくれなかった。

 

チャージを終えたのか、敵2番機のビーム兵器が臨界点に達したようで、今にも撃ってきそうだ。

 

京香(敵2番機)「終わりだぁぁぁぁあああああ!」

 

雄叫びを上げ、その敵はトリガーを引いた。

 

 

 

「漸くこの地獄から解放される…」

 

瞼を閉じ、こう呟く。

 

 

恭太(敵6番機) ジェームズ「俺達と共にくたばれ死神!!」

 

サミュエル(敵5番機)「姉さんとカトルの仇ぃぃぃぃぃぃ!」

 

ジェームズ「ゴードンの…相棒の仇だぁぁぁぁ!!!」

 

取り付いた敵達が言う。

 

 

 

だが…

 

 

 

これで…

 

 

 

これで今まで殺した者達の怨みを晴らしてやれる…。

これで死んでいった親友たちに逢いに逝ける…。

 

無線を起動し、

 

 

「…すまない」

 

 

一言謝罪を述べた。

 

 

次の瞬間、取り付いた敵と共に、自分はビームで焼かれ、

消えていく…。

 

 

その筈だった。

 

 

焼かれた感触が無い。何故だ一一一一一一一一一一一一一一一一

 

 

 

2話設定等々

 

今回の襲撃してきた相手

彼等の組織の名はまだ決めておりませんが、そのうち決めます。

様々な国家の者達が所属しており、ある目的で全世界へ絶滅戦争を仕掛けました。

 

国際標準部隊規模

 

機戦、戦車、航空機、ヘリコプターにおける分類

 

分隊は3機、又は3両。

小隊は3個分隊に当たる9機。又は9両。

中隊は3個小隊に当たる27機。又は29両。

大隊は3個中隊に当たる81機。又は81両。

連隊は3個大隊に当たる243機。又は243両。

…と、このように部隊が3個規模以上であれば、1つ上の部隊編成になります。

 

歩兵は申し訳無いですが、現実でのモノをベースに少し手を加える感じになります。

 

分隊3名につき衛生兵が1名付きます。

 

 

劇中登場した降下猟兵隊の所属

「日本侵攻第6師団」所属、

「第4機戦降下猟兵連隊第1大隊」になります。

この部隊は特設降下猟兵部隊の1つであると共に、

別戦線での消耗により54機しかいませんでした。

そして、6機1小隊の6個小隊、2個中隊編成。

元は60機、10機1小隊でした。

 

猟兵連隊自体は4個大隊、240機編成です。

 

 

機戦猟兵大隊の部隊長達

 

アルバート・J・ローレンツ 階級は少佐。年齢29。

後述のカトルとは兄弟で、後述の仲間達から絶大な信頼を向けられており、その信頼に報いる為、自分なりに努力しています。

そして、仲間の事は戦死した者達含め全員覚えており、自分の周りで見守ってくれていると語ります。(霊感も持ち合わせ、死者と話す事もあり、彼等からの忠告やアドバイスにも耳を傾け、様々な事に役立てています。)

元々誰かが辛い目に合うと、たとえ無力でも何よりも優先して助けようとしてしまう癖があった為、部下達の頼みを聞き入れる形で、仕方なく見捨てる事もありますが、内心では死ぬ程辛いそうです。

劇中でも、表記こそしていませんが、仲間が殺される度に機戦操縦席で殺された者の名を叫び、涙を流しています。

 

今までに49回もの降下を行い、その全てで生還しています。

 

鈴村京香 階級は中尉。年齢18。アルバートに後述の恭弥と偶然拾われ、それ以来彼の懐刀として戦い抜いてきました。

ですが拾われた際に仲間達を喪ったショックで、彼女は心を閉ざし、アルバートと義理の兄の様な存在の恭弥、同じ部隊の者達以外には心を開かなくなりました。

年相応の悩みや過去の辛い経験を抱え込んでおり、仲間達がどれだけ救おうとしても、未だに深い闇から救いきれていません。

降下回数は48。

 

カトル・S・ローレンツ 階級は中尉。年齢23。後述のアイリスとは恋仲で、1週間後には結婚を控えていました。

過去にアイリスが兵士になる事に後述のサミュエルと反対していましたがアイリスの想いに負け、兵士になる事を許した過去があります。然し、二人共Sに殺害されます。

アルバートの弟で、同じく49回降下し、生還していました…。

 

アイリス・カークランド 階級は中尉で軍医。年齢23。後述するサミュエルとは双子の姉で、カトルとは幼馴染であり恋仲。

カトルやサミュエルの助けになりたいと、人一倍努力し兵士になった過去があります。

1週間後にカトルとの結婚を控えていましたが、最終的にカトル共々、Sに殺害されました。降下回数は26。

(幾ら戦争の悲劇を出すためとは言え、やりすぎました。カトルやアイリス、これから不幸になる者達への手向けにするIFを必ず作ります。)

 

サミュエル・カークランド 階級は特務中尉。年齢23。アイリスとは双子の兄弟で弟。姉と同じくカトルとは幼馴染で、兄弟の様に仲がよく、近所のジェームズやゴートン(後述)も誘い、何時も遊んでいました。

アイリスが兵士になる事に断固反対しましたが、姉に負けて許した過去があります。

降下回数は30。

 

本郷恭弥 階級は技術大尉。年齢21。過去に隊長のアルバートに拾われて以来、副官として彼と行動を共にしてきました。

拾われた当時、

「俺は隊長の道具になる」

と、強い自己暗示をかけてしまった為、何度もアルバートの危機を救い、その度に重症を負ったり、死にかけたりしています。

それでも、アルバートと共に戦うことが全てなので、何度も自身の危機を乗り越えてきた強者です。

降下回数は48。

(アルバートの2度目の降下で、恭弥と京香がいた部隊が全滅し、行く当てもない中彼に拾われた為。)

 

ゴードン・スミス(致命傷の降下猟兵表記)

ジェームズ・ライト(降下猟兵表記)

階級は二人共特務中尉。年齢は二人共24。

産まれて数ヶ月、乳幼児用の遊び場で出会って以来、家族ぐるみで交流があり、それ以来ずっと兄弟のように過ごしてきた大親友の2人は、大隊での実力も高く、今迄に何度も死線を越えてきたベテランでした。

また、過去にはカトルやアイリス、サミュエル達とも近所だった為に交流があり、たくさん遊んだ仲でした。

年下の仲間達から頼れる兄貴分の様に慕われており、時には戦場でアルバート達指揮官からも指揮を頼まれる事がある程。

 

降下回数は57。この事もあり、隊長のアルバートもアドバイスを求め、話を聞きに来る事があるそうです。

 

 

 

機動戦術機詳細

 

1話で軽く書いておいた設定を少し詳しく出しておきます。

 

国際標準

全長9.37m。

本体重量25.6t。(パイロットが搭乗した上での全備重量29.91t)

腹部横幅1.26m、縦幅1.54m。

腕は4.1m、脚は5.2m。胴体部は3.6m。頭部は1.67m。

 

機体カメラはバイザー式、モノアイ式、ツインアイ式等、バリエーションが計5つ存在します。

パイロットに応じて変更することもあれば、全ての機体のカメラを統一する場合もあります。

 

機体全長や重量、機体カメラの方式は組織に応じて変わってきます。それに伴い、搭乗方法や機体制御には別のシステムに変更されていることも。

 

搭乗方法は機体内部へ前屈みで搭乗。

操縦席が特殊で、身体に合わせたシートに、前屈みで立つようにします。

 

機体制御方法は脳伝達式の為、戦闘中は飛行ユニットやローラーによる走行を含め、意識するだけで機動することが出来ます。

 

 

操縦席内部、腕部内臓装備

 

操縦席

超高画質情報収集カメラ

(頭部バイザー及び後頭部、両肩部に装備) 

 

多目的センサーヘルメット

(接続すると、自分の思考に応じ、機体を操縦可能となります。また、パイロットが自身の頭部を動かすと連動し、機体頭部が動きます。)

 

内部投影型全天周囲光学スクリーン

(前述ゴーグルが使用でしない場合、胴体操縦席内スクリーンに頭部及び両肩部のカメラから外部の映像を映し出すシステム。)

 

ヘッドセット

此方はセンサーヘルメットが故障した際に使用する緊急用装備。

全天周囲光学スクリーンからの映像を元に戦闘を行います。

 

 

腕部

両腕部内蔵型近接短刀

後述

 

 

機戦用の武装

 

対機戦長刀

日本が開発、運用するタイプの接近戦武装。

機戦を容易に切断できます。

長さは8.14mの機体に合うよう、全長5.8m(刀身4.1m、柄1.7m)

 

 

腕部内蔵型対機戦短刀

全ての機動戦術機に装備される緊急用装備。

サイズは全長2.5m(刀身1.8m、柄0.7m)

 

 

機戦用国際標準36ミリ突撃銃

国際的に標準使用される突撃銃で、36ミリにも関わらず、現代戦車を正面から撃破可能です。

組織に応じ口径や弾数の増加等、マイナーチェンジを行われる事もあれば、この突撃銃をベースに新型開発に使われることも。

 

 

降下猟兵用パラシュート

記述こそしませんでしたが、降下猟兵を運用する組織では必ず装備品として存在します。

背面ウェポンラックに装備され、降下時に展開。

地上へ降りた後、背面ウェポンラックよりパージされます。

 

 

試作型ビーム砲

京香が装備していた物で、右肩部へ装着する形になっており、

外付け式ユニットと共に機動戦術機に装備されます。

また、機戦自体、ある半永久起動機関主機を備えておりますが、

そもそも機戦が小型である故に、未だ試作段階のビーム兵器の出力を賄う程の余裕が主機にはありません。

その為、運用する場合は付近の味方機がエネルギー供給を行う、少し厄介な形式を取っています。

 

 

機動戦術機用半永久機動機関主機

この世界では、機戦の登場に伴い、主機の様々な研究が重ねられました。その際誕生したのがこの、

「機戦用半永久機動機関」。

ある科学者と地学者、歴史学者、言語学者、地質研修学者の5人がとある遺跡を調査中に、未知の物質と未知の文明の痕跡を発見。未知の物質について、初期はどう扱えば良いのかも解らず、

かなり苦悩したものの、歴史学者と言語学者が未知文明の言語の解析に成功してしまいました。文字の感じは、英語に日本語のひらがなを混ぜた様な字だったらしいです。

 

そのお陰で使用法と欠点、特性が判り、様々な分野に使用されました。その中の1つがこの半永久機動機関主機です。

尚、半永久機動機関主機は燃料として様々な物を用いる事が出来る上、廃棄物もありません。

 

 

 

ヘリ、戦車及び航空機、艦艇等の情報

 

此方は各国が現在運用しているモノと全て同様と考えてもらったほうが早いです。また、実験段階の機体等も実用化されている可能性があります。尚、退役したシロモノすら、現在は第一線を張り続けています。生産が追い付かないと、旧式が出るのも仕方ありません…。

 

 

極東の死神

これは、主人公Sの異名です。

敵を容赦無く屠り、血とオイルを浴びながら、更に多くの血を求めるかのごとく戦闘する様をみた敵兵が、

 

「や…奴は間違いない……。死神だ…ッ!!」

 

そう叫ばれて以来、日本出身と言う事もあり、極東の死神と呼ばれるようになりました。

 

設定オワリ




2話、何とか終わりました。

設定もある程度纏めれましたし、今回は満足です

今回は正直、自分でも描写に変な力を入れ過ぎてしまったかなと思います。
言い訳にはなりますが、直せるなら直したい気もします。
(直すとは言いません。なんかこう…何時も似非リアル的なモノを求めたくなってしまうので…。)
もう癖…とでも言うんでしょうか、かなりのネガティブ思考やら何やらが出てしまうものですから。

でも何度も言いますが、直しません。どうか許してください。

また、今回も誤字、脱字。表記ミスがあるかもしれません。
その際はまた連絡して頂けると助かります。


次回2話分は現実世界での話にし、
4話目辺りでまた夢に入ります。


現実世界の戦闘描写には、一応お気を付けください。

感想等もお待ちしております。

それでは私はこの辺りで失礼致します。
3話でまたお会いしましょう
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