あらすじ!
エデン条約迫る!
使われている自覚無しに操られるアリウスウキウキ!
ラスティが覚悟を決める。
あらすじおわり!
「…来たか、スクワッド。」
バイザーを付け、猛犬に着けるような口輪の模様をあしらったマスクをつけた生徒が、同じく口元を覆うマスク、腹筋をさらした服のスタイルに白いジャケットを羽織った1人の生徒と向かい合う。
「君一人か?他の2人はどうした?」
「ヒヨリとミサキは既に出撃準備を整えて作戦位置で待機している。」
「ヴェスパーも同様か?」
「ああ。既に各員それぞれ兵を率いていつでも出られるように待機している。後はマダム達が用意した巡航を落とし、ついで飛行船の撃墜、後は作戦通りだ。この調印式が、我々が復讐を果たすことの出来る要…しっかりやれ、ヴェスパーIV。」
「スクワッドも、
「分かっている。…こんなところだ、用件は以上。」
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最後に刷り込まれた言葉を合わせどちらからとなく背を向けそれぞれの持ち場へ歩き出す。抱く感情は合わさることなく。
────。
─遠くで悠々とした2体のクジラ。空を飛ぶクジラと、地を這うクジラ。その正体はアリウスが用意した万魔殿を乗せた飛行船、もうひとつはトリニティの大聖堂に打ち出された巡航ミサイルだ。
ドガァアアアアアアン!!!
ヴゥゥゥゥゥウン!ヴゥゥゥゥゥウン!
ヴゥゥゥゥゥウン!ヴゥゥゥゥゥウン!
けたたましくアラートが鳴り赤いランプが忙しなく回転している。
「キャアアア?!?」
「うぅ、誰か…!たす、けてぇ…!」
トリニティの大聖堂は、今は悲鳴と火が燃え盛る音、火と緊急ランプでどこもかしこも赤くなり地獄の様相に成り果てた。
「大聖堂が燃えて…!いや、ナギサ様は!?」
「一体誰がこんなことを!?」
「そんなの!ゲヘナの野蛮なヤツらに決まっているでしょう!!」
「救護騎士団!ナギサ様がお怪我を!早く医務室で治療を!」
『こちらG6ペイル!ゲヘナ学園の主要人物達を乗せた飛行船が撃墜された!地上警戒中の各隊員は敵対者への反撃体制を整え、トリニティとゲヘナ両校の防衛戦力とシャーレの先生と共同し脅威の排除を行ってくれ!』
「委員長ー!!」
「委員長はどこだ!?」
「たすけて…だれか…だれかぁ…!」
「おい!ここに怪我してる奴がいる!誰か運ぶの手伝ってくれ!」
「クソっ!風紀委員長のやつ、チビのせいで分からねぇ!今行く!」
「怪我人は2人で運ぶんだ!周りに敵と思われる青白いヤツらが多い、1人になったらやられるぞ!」
「とにかく目に映る生徒たちを全員まとめてベッドに連れていけ!G5〜G8の部隊は救助を!G4部隊と私はこの場を抑える!」
「「了解!!」」
ばたばたばたばた…!
…この場の指揮を取れたのは大きいだろう。レッドガンでのタフネスはレッドに次ぐヴォルタを落とせるからな。
今のところは順調に進んでいるか。調印式を乗っ取り条約を書き換え無限の戦力として複製を使えるようにする→ミサイルを打ち込み場に混乱をもたらし、混乱に乗じてトリニティとゲヘナ双方に攻撃。優先的に首長、桐藤ナギサと風紀委員長、空崎ヒナを始末。最優先にシャーレの先生を始末する。なにやらヘイローがない代わりにシールドを貼れると聞いているが巡航ミサイルを防ぐのにかなりのエネルギーを使うだろう。問題は無い。
「ラスティ!この幽霊みたいなの抑えるのにもう少し戦力がいるんじゃねぇのか!?」
「……」
「おい、ラスティ!聞こえて「ぅああ!来るな!来るなぁぁあ!!うあああああああ!!!!」ちっ、馬鹿野郎が!!」
虫のような無感情さでいくらやられようとも、やられた数より増えて攻め入ってくる敵に囲まれ、状況も合わさりキャパシティを超えた1人の隊員がパニックに陥り周囲に銃を乱射。狙いをつけないせいでほとんど弾が当たらず、囲まれているため四方八方から継続して攻撃されている。
ヘイローにヒビが入り始めたの頃にヴォルタが周囲の複製を振り切って救出。
ダダダダダダダダダ!!!
ダガン!ダガン!
庇い出たため背中に無数の銃撃を食らうが、持ち前のタフネスで耐えると改造されたショットガンの2発で直線の複製を片付ける。出来た通り道からボロボロの隊員を抱えて戻ってくる。脇に抱えられている隊員を見ると、助けられて光を見たからかヘイローのヒビ割れが無くなっているが体力はすっかり無くなったようだ。
「ぐぅっ…!パニクってんじゃねぇ…今までのシゴキを、思い出せ…!」
「ぁ…ぁあ…隊、長…」
「「「「「「「隊長!!」」」」」」」
「お前ら!この腑抜けを連れていけ!ここは大丈夫だ。俺とラスティが死ぬ気で食い止めてやる!」
「そんな、2人でなんて無茶だ!」
「いくら隊長とラスティでもコイツらを2人でなんて…」
「いいからさっさといきやがれ!これ以上仕事を増やすんじゃねぇ!」
「私達に任せてくれ!」
白々しい、この裏切り者が。
苦虫を噛み潰したような顔で隊員たちは「すぐに戻ります!ご無事で!」と言い残し気絶した隊員を背負う1人を囲むように救護室へ撤退して行った。
「………」
「………」
複製の動きを止める。G4と私も、向き合いながらその動きを止める。敵意を互いに向け合い、ぶつけ合いながら。
「仕込みやがったな…?この地獄を!てめぇは!!」
激怒一色。端正な顔つきを歪めて吼えるヴォルタ。
「…ああ、そうだな。バレてないと思っていたが…中々に嗅覚が備わっているようだ。」
「伊達に路地裏で生きてねぇ。それよりも一体なんのためにやってる?この地獄を見たいからか?答えろよラスティ…いや、首輪付き野郎が!」
「…1つ昔話をさせてくれ。この話の主要はとある分校の自治区さ。」
「私達アリウスの目的はゲヘナとトリニティの壊滅。この地獄は始まり過ぎない。昔から巡り、そして終わらない悪夢の。」
─流石ラス姉達ヴェスパー…!私もみんなみたいに強く…!
頭を降って雑念を消すと目の前で睨みつけてくるヴォルタを見据える。
「ちっ…この状況じゃ聞くしかねぇか、さっさと話しやがれ。」
怒り収まらない様子のヴォルタだが、理由と情報の大切さは知っているようで舌打ちをしてから話を促す。作戦は順調だ、後はどこまで疑われないかだ。
To Be Continued…
tips.正直者が損をする。
短く刻んでいきます。
次回─挨拶(2)
行く末をどうするか
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『ヴェスパーの災禍』
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『アリウスの解放者』
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『壊滅』