そういえば完結してない小説、他にも有るんですよね…それもこれもACが私の心に火をつけたのがイケないんだ!ご友人AC
の立体化なんて興奮するだろ!
言い訳は以上です。書く気力とか、心の燃料とかの問題で書けないだけで構想自体は出来てるので何年かかるか分かりませんがどうかよしなに…
以下あらすじ
ベア「最近よく働いてるな?それに憎悪もいい感じだし忠義に厚いから、ちょっと外行ってきてよ」
ラスティ「おけまる…着いたけどアリウスに無いものしかない!あっちでは工事かな?設計の様子とかも大事だし行ったろ!(わくわく)」
あらすじ終わり!
ドカン!ドカン!
「ハーッハッハッハ!温泉を求めてもっと爆破だ!『温泉よ、キヴォトスと共にあれ!』」
「了解です部長!『温泉よ、キヴォトスと共にあれ!』」
ゲヘナ学園所属 温泉開発部
彼女たちは日々温泉を求めて奔走している部活。その実態は、部長の鬼怒川カスミの『ここから温泉が出ると思う!』という勘でその区域を爆破し土地を掘り起こすというテロ組織だ。たとえどこだろうと爆破しインフラ破壊をもたらすため風紀委員会に優先逮捕対象に設定されている。
鬼怒川カスミは勘の良さだけでなく彼我の実力差を正確に見極める観察眼にいざと言う時の逃走経路を複数準備する周到さ、更には大人であっても言いくるめられ彼女の味方をする動きをさせれる巧妙な話術を操る頭の冴えたテロのリーダーだ。
「爆破テロか…」
「ハーッハッハっ…む?その言葉は聞き捨てならないな!我々はただ温泉という素晴らしいものを掘り当て旅館を作り観光地として有名にさせたいだけだと言うのに!」
私の姿を見て、そう言いながら近寄ってきた彼女は純粋な地元愛から来る行動だといった。
「こんな街中で湧き出たとしても長「ドカン!」…長くは湧き続けないだろう。枯れたあとはどう「ドカン!」どうするつもりだ?」
「枯れてしまっ「
「…その間に起こる交通不良は?」
「温泉のためだ。「
「……」
彼女には罪悪感や躊躇いなどといった倫理観が無いのだろう。質問に対してあっさりと『仕方の無いことだ』と答える。
「もしかして興味が湧いてきたのか?もし「
こうして話している間にも絶え間なく爆発音が聞こえてくる状況に少し慣れてきた。*1
そうして彼女の言葉に乗せられないよう気をつけながら勧誘を躱して質問をいくらかしたところで、部活のメンバーのうちの一人が慌ててカスミの元へ駆け寄って行った。
「部長!風紀委員会が来てます!」
「ヒナは、居ないだろうな?」
「それが、風紀委員長も来ているとの事です!」
「え?ひ、ヒナが来ている?」
強気に答えていたカスミは、風紀委員長だろう『ヒナ』という人物が来ていると聞いて気の抜けた声を出した…風紀委員会。確かこの自治区の治安維持組織だったな。やはりカスミ達は区分的にテロリスト、か。
「そ、そんな事は些細なことだ!今回は以前より多くのダイナマイトに弾薬を持ち込んでいる!爆弾は惜しみなく使え!早期決着を狙う!」
マダムから貰ったスマホで温泉開発部を少し調べてみるとしよう…なんだと?懸賞金が掛けられている…しかもこの額は!
「わかりました!」
そう言葉を発した部員は、戦闘の中へ姿を消した。言われた通り多くの爆弾を使っているのか爆発音が毎秒響いている。
「さて…君には悪いが、ヒナが怖いんでな。ここで逃げさせてもらうことにする。ではまた「おっと、もう少し待ってくれ」…?どうしたんだ?早いところ逃げなくてはいけないんだ。手短に頼む!入部したかったら…」
また勧誘をしてくるカスミに向かってスティールヘイズを突きつける。
「…どういうつもりだ?部員になるつもりではなかったのか…?私は既に君のことを温泉開発の仲間だと思っていたんだが…」
「私も君のことは仲のいい知り合い程度には思っていたさ。だがテロリストをみすみす見逃してはゲヘナ学園へ編入する身として示しがつかない。騙して悪いが
スティールヘイズは単発射撃モード。3点バーストモードに切り替えたいがその隙は無いだろう。
「断る!こういう展開も織り込み済みだ!」
そう言いながらどこに仕舞っていたのか無数の爆発物と彼女自身の銃を構える。
「全力で行かせてもらう!」
アリウスで培った神秘操作の応用で、体に取り付けたブースターに神秘を流し炎を吹き出せて強い推進力で接近するアサルトブーストを使ってカスミとの距離を一息で詰め蹴りを食らわせようとするも持ち前の勘か動く前の姿勢が見えたからか、上体を逸らして避けられる。同時に、手のひらサイズの丸いモノが投げられる。
「サプライズスローだ!」
「読まれ─!くっ!」
バンッ
ドカン!
スティールヘイズから吐き出された弾はカスミと私の間を遮るように投げられた手榴弾を爆発させた。それに被さるようにもうひとつの爆発音が聞こえた。
「…読まれていたか。」
あと少し、弾を撃つのが遅れていたら直撃を食らって怯んでいただろうと確信できる威力を出した彼女の手のひらサイズの手榴弾に驚き、今の一瞬で完全に姿を消したカスミの逃げ足に更に驚いた。
「深追いは危険だが、ゲヘナの地を肌で感じるのも必要だろう。それにそう遠くへ入っていないはず…」
そう自分に言い聞かせてカスミがどの方向へ行ったのかを推測しようとした時足音が聞こえてきて背後から声をかけられる。
「そこの貴方。そこで何をしているの?」
「!?…ああ、私か?私は今鬼怒川カスミと交戦していたのだが逃げられてしまってな。そう遠くへ行っていないはずだ。」
…目元の隈が気になるが、*2この気迫と見た目は幼い少女だが秘める力は強大。そして私がすぐそこまで来ないと気づけない程の隠密を可能とする動き、彼女が風紀委員長か。恐らく先程の一瞬の戦いを見られただろうな。
「そう。良かったら捕まえるのに協力してもらえる?カスミと対峙して傷がない様子だから手伝ってもらえると助かるのだけれど…」
「そういうことならむしろ願ったりだ。カスミなら、恐らくだが地下に逃げ込んではいないはずだ。大量に武器を持っていたからな。」
モモトークをさっと交換し、いつでも連絡が取れるようにしておく。
「カスミが逃げそうなルートはあらかたこちらの戦力を配備してるから貴方には地上を探して貰うわ。あと、この信号弾を渡しておく。」
彼女の持つ携帯端末にあるマップ情報をモモトークに送ってもらう。信号弾を渡されたのは恐らくモモトークに気づかないという事態と増援の要請をひと目で分かるようにと想定してのことだろう。
…マップを見る限り、包囲が薄い所が2箇所あるな。ここから近いのは西側だが、範囲の広い東側に行こう。
「ふむ、なら私はあちらの方を見るとしよう。私の足なら西側を見に行くよりも東側の方が良い。」
「…そうね。不要な心配かもしれないけど気をつけて。」
「了解した。杞憂かもしれないが、君も気をつけてな。」
それを最後に背中を向け二手に分かれて動き出す。…遠足というものには縁がなかったが、きっとこのような気持ちなのだろうな。*3楽しみだ。
市街地を駆けていく。地上を這うより建物の上から見た方が早いと考え、ブースターを噴かせて空を往く。すると、風紀委員会と温泉開発部の人員が交戦している所を見つけた。
「この
「隊長!あいつらの使ってる爆弾、いつもより威力が高くて前線持ちこたえられま「ドカン!」うわああ!?」
「あの威力の爆弾はカスミだけじゃないのか。それにあの銀髪…確かSNSに情報が乗っていた生徒だ。」
確か、『イオリ隊長の足を舐めたいし揉みたい…風紀委員会としてどうかと思うかもしれないけど魅惑の生足に誘惑されている気がして頭がおかしくなりそう…!』という投稿に映っていた人物だ。
「どこまでも鬱陶しい温泉開発部め…!」
「イオリ隊長!敵方に増援です!」
「温泉開発部も倒れている数は多いが、風紀委員会が少し数に押されているな…仕方ない。カスミは捕えられなくとも規則違反者の大量捕縛補助ということで手を打ってもらうことにしよう。」*4
「カスミ部長を捕らえさせはしない!温泉のためにも!」
「そうだ!あの温泉に憧れたんだ!」
「突撃ィイイイイ!」
「接続ブースターの出力変更。システム、戦闘モードに切り替え。スティールヘイズの機構変更。単発狙撃機構から3点バースト射撃機構に。」
「くっ…3班!気絶した委員を急いで安地まで下がらせてすぐ戻ってこい!!4班と5班は応急手当!1班2班、そして戻り次第3班は…」
「ふっ!」
バババババババババ!
「ぅげっ…」
「うぶふぉっ!」
「ぐぇっ」
風紀委員会側に降り立つと、近くにいた温泉開発部を3人ほど狙い撃つ。いいところに当たったようで3人はそのまま倒れ気絶。周りの温泉開発部は突然現れた私から距離をとる。足を縺れさせて転んだ1人にスティールヘイズを向け、
「いきなりで悪いが私の為だ。君たちには、ここで捕まってもらう。」
バババ!
「いだだっ!」
立ち上がれないよう足に弾を撃ち込んでおく。
「怯むな!風紀委員長じゃないならやりようはある!とにかく撃てー!」
ダダダダダダ!ダダダダダダ!
ガシッ
いだだだだだ!?
「は、早すぎてっ」
「人を盾につかっ!」
大量の銃口を向けられ撃たれるが、動きに緩急を付けたり遮蔽を間に挟んだりして弾幕を躱していき、スティールヘイズの射程内に入ったところで丁度傍で膝を着いている部員のひとりを盾にして2人撃ち抜く。爆弾を使わないのは
被弾はゼロ
「う、狼狽えるな!弾がダメなら…爆弾だ!」
「待て!人質が…」
「手榴弾か!だが、今のスティールヘイズなら…!」
バババ!
カカカンッ…
「は?*5「ドカン!」
「「「「「「「「うああああ!!?」」」」」」」」
人質が居るというのに、焦りから1人が高威力の爆弾を投げてきた。先程は完璧に合わせられギリギリだったが、今度は狙う余裕が合ったからしっかりと投擲手の元に帰っていくように照準を合わせ、狙撃。
爆発で10人ほど吹き飛ばした。
「誰だ!」
「風紀委員会に増援を確認!」
「起爆させずに打ち返すなんてどんな神業だ…!?」
そこで温泉開発部の増援が到着した。
(…到着のタイミングが良すぎる。なにか引っかかるが、今は…)
温泉開発部が警戒して攻撃の手を止めた隙を見て銀髪の生徒に近づき話しかける。
「君がこの部隊の隊長か。いきなり割り込んできて済まない。風紀委員長と二手に分かれて鬼怒川カスミを追っていたんだがどうやら押されていたようだから勝手に手助けをさせてもらった。黒狼 ラスティだ。好きに呼んでくれて構わない。」
怪訝な表情で警戒していた…イオリだったか?にそう言いながら風紀委員長に渡された信号弾を見せると、一変して私に対する警戒を薄める。
「私は銀鏡 イオリだ。そっちも好きに呼んでくれ。手助けは助かったが、カスミを追っているんなら早く向かった方がいい。ヤツは逃げ足が早いからな。」
「分かっているさ。だが、ここで少し手助けできるぐらいの余裕はある。私はスピードに自信があるんだ。だが、火力不足な所があってな。そこで、私が奴らに突撃をしかけ、内側で撹乱しているうちに正面から突破してくれると助かる。どうだ?」
「うーん…*6そうだな!さっきの動きを見るからにそういうのが得意そうだしな。このインカムを持って行ってくれ。私のインカムに繋がっている予備の物だ。何かあればかけてくれ!」
「なら、私と君たちの協働作戦だな。頼んだぞ、風紀委員会!」
ブースターを噴かせてしっかりと周りのヤツらを弾き飛ばしながら敵地のど真ん中に躍り出る。
「飛んでる!?」
「き、きた!」
「うああああ!?」
ダダダダダダダダ!
ダダダダダダダダ!
「ちょ、痛い痛い!無闇に撃つな!」
「こんなところじゃ爆弾も使えない…!」
「こいつ、風紀委員長に匹て、いだだだだ!?」
あの速さで来るとは思ってもいなかったのだろうな。なんとか落ち着き始めていた彼女たちは再びパニックに陥り無闇矢鱈に銃を打ち出す。そのせいで私には弾が当たらず同士討ちをしてしまっている。
私も次いでに適当に射撃を行いつつ場を乱すため部員たちの間を縫うようすらすらと動き続ける。
「この外部協力者只者じゃ…!」
「風紀委員め、当たりを引いたかっ!」
「がっ!」
「あぅっ!?」
「ミ゚ッ!?」
5人撃破。ついでに動けなくなっていた部員達から、隠し持っていた爆弾をある分だけ頂いておく。起き上がってきた時に使われては格好がつかないからな。後ろの様子を見ると混乱に乗じて正面からゴリ押ししてきてくれているおかげでだいぶ減ってきている。近距離戦に持ち込まれて爆弾を使えないからというのもあるだろうな。
「貰ったはいいもののこのままでは嵩張ってしまうな…とりあえず3つ投げてみるか。」
「うわ!手榴弾だ!」
「退避ー!」
「ま、ま待て!こっちには風紀委員が、うわあああ!?」
「これで多少は戦意を失ってくれていると助かるが、どうだ?」
自惚れという訳では無いが、私と戦っていて、ただの集団ならば個を郡で圧倒できない時点で背後に何かしらのプレッシャーや後押しがなければ心が折れるはずだが…
「くぅっ!まだだ!まだ私たちの温泉は、終わらねぇ!」*7
「温泉郷は、あるんだぁ!」
「総指揮から伝達!敵は素早いがその分体力の限界が来るのも早いはず!地に足をつけるタイミングを見計らって総攻撃を仕掛けられるよう牽制!回復時に物量で押しつぶすんだ!」
「…ダメか。まるで''カリスマと人望''を持ち合わせた''優秀''な''リーダー''でも背後に着いているみたいだな。」
起爆間隔を確かめるためにピンを抜いて投擲…5秒後に起爆。あまり吹き飛ばせなかったが風紀委員の補助になったから良しとしよう。感覚も掴んだところで後ろを確認すると風紀委員が勇猛果敢に突き進んで近くまで来ている。どうやら彼女もそこに居るみたいだしな。
「そろそろ私も奥へ行くとするか。…その前に」
気絶している温泉開発部から再び爆弾を根こそぎ奪っていく。ふむ…60個か。上も下も合わせて全員に配給しているみたいだな、かなり収穫出来た。インカムでひとまず連絡を駆けてから奥に行くか。
「『イオリ隊長、こちら外部協力者のラスティだ。中々に進軍スピードが早いな。噂で聞いていたよりも随分とやるようだ。そちらに合わせてこちらも撹乱と移動のスピードを上げていく。君達が良ければ道の端に温泉開発部の手榴弾をまとめて置いてあるから好きに使ってくれ。』」
『本当か、ラスティ!奴ら数が多くて爆弾が足りなくなってきていたんだ。ありがたく使わせてもらう!』
50個ほどまとめて隅に置いておき奥へ跳んでいく。途中で4個ほどピンを抜いた爆弾を落としていくのも忘れずに。
ドドドド!!
「うわあああ!?」
「上空から攻げっ、ぉあああああ!?」
混乱に乗じて蹴りや投げ技で巻き添えを食らわせてある程度戦力を削りつつ爆弾をサッと剥ぎ取り温泉開発部からは分かりづらい場所にまとめて置いたらさらに奥へ。すると不自然に空白が生まれているスペースがあるためそこに降り立つ。
そこには…
「…なるほどな。風紀委員を押し始めたタイミングでちょうど到着した増援と言い、あれだけやってなお折れない闘志といい、不思議に思っていたんだが…やはり、君が居たか。」
「…ふっふっふ、待っていたぞ?ラスティ…」
目を怪しく輝かせたカスミが、部員達をまとめあげ待ち構えていた。カスミは部員達の1歩前に出て右手で爆弾を構えながらニヤニヤしており部員達は私に銃を向けてくる。
(途中に展開されていた部隊は大分消耗させたから戦力は低下させているが風紀委員はまだ来れそうにないか。なら、私が取るべき選択は…)
「そうか。随分と熱い歓迎をしてくれるじゃないか。先程ぶりだな、カスミ。その大人数を率いるカリスマは、一組織の長として相応しいモノだな。」
「そういうのでは無いさ。ただ、同志の欲望の先駆けとなって安心して温泉を発掘できるように『応援』しているだけに過ぎない。どうだろう、ラスティ?君も温泉開発部にならないか?同志となれば温泉の1番目は多く取らせてやってもいいし、その力を振るうにも
なるほど…私が知っていたカスミの話術レベルは氷山の一角に過ぎなかった。そして今も、彼女の説得は全力では無い、か?まったく、そこがしれない相手というのはこれだから…!
「そうだな…排除されるのはゴメンだ。なにせゲヘナ学園に編入する予定が近いからな。それに、理由なき強さほど危ういものは無いという考えについては私も痛いほど理解している。よって君の言葉は私にとって全て正しいのだろう。」
「では温泉開発部に…」
勝ち誇った顔をして最後の勧誘を行うカスミ。それに対して私はカスミが話し始めた時からポケットに突っ込んでいた左手をゆっくり抜きながら
「だが、入らない。─『こちら外部協力者ラスティ。鬼怒川カスミと交戦中だ。位置情報を送る。できるだけ急いでくれると助かる。待っているぞ、風紀委員長殿。』…送信、と」
シュッ!ボフンッ!
カラカラカラカラ!
「そう来るか…!」
ヒュッ!
ドカン!
「ぐっ、交渉は決裂か!」
「スモークに混じって何か、痛たた!?」
「なんだ!?痛いのが、くっついて取れない…!」
「まきびしとは古臭い真似を…いだだだだ!?」
拒否する言葉と共にアリウスから持ち出した『粘着性のあるまきびしを周囲に散らすスモークグレネード』、通称【ネズミトリ】を3つ素早く投げつけ動きと視界を封じる。カスミは右手に持った爆弾を投げてきたがそれを難なく避ける。スモークで周囲が見えていないその隙に信号弾を発射し応援を呼ぶ。念の為風紀委員長にモモトークを送ったらスマホを仕舞って普通のまきびしと手榴弾を煙の中に投擲。
「くぅ!ラスティめ、こんな隠し球を持っているとは!このまきびしにくっついてるやつ、トリモチみたいにネチョネチョしてるから逃げることも難しいか…」
煙が薄くなって人のシルエットが見えるようになった時、部員達の影に混ざって彼女の姿が浮かんでいた。
「カスミは逃げられていないか。なら…」
粘着玉を取り出しカスミに対して3つ投擲。無事命中したようで彼女の「ウワッ!?」という声が聞こえた。
「カスミを倒すのは骨が折れる。だから、安い奴らから片付けよう。」
取り巻き達を3点バーストの射撃で的確に撃ち抜き、ブースターを使って速度を乗せて威力を高めた蹴りや投げ技を絡めて数を減らす。必ず部員の数人を巻き込むようにして。
粘着による拘束から抜け出した3人が私の動きを止めようと全力で突進を掛けてくるのをブースターに神秘を通して、彼女達の頭より上に跳躍。すると当然フットボールの衝突のようにヘルメットがガツンとぶつかり自滅する。ブースターのオーバーヒートの冷却時にだけ純粋な体術と射撃を行い、ブースターが使える時はキックと叩き付け、拳で対応。
基本的にこめかみを狙って戦闘不能状態にしたりスネを蹴りつけ怯んだところを鳩尾など。できるだけ早く撃破をしていく。
それを何度も繰り返すこと約3分
「はぁ、はぁ、はぁ…100人落としと言ったところか?アリウスでもこんな力戦はしたことが無いな…カスミは…!」
大体100人ほどぶちのめしカスミの方に振り返ると、今にも
そう、
「…追い詰めたわよ、カスミ。観念する事ね。それじゃあ大人しくしなさい。」
「ヒ、ヒ、…ヒェエエエエエエ!!?!??」
キュイン!ガガガガがガガガガ!!!
風紀委員長が逃げようとするカスミの前に立ちはだかり、腰を抜かしたカスミは猫のようなその顔を歪ませて泣いた。ヒナは無表情でその手に持つ機関銃をカスミにぶち込んだ。カスミ越しに道路のアスファルトが割れているほどの衝撃が全てカスミに直接叩きつけられ気絶する。
「はぁ…ずっと大人しくしてくれたら良いのに…」
疲れが見える声でそう呟いた。こんなに小さいのにこんなことが毎日起きているのか?そしてそれの対応とどれだけあるのかは知らないが委員長としての書類作業も含めたら…彼女は、社畜という分類なのでは無いだろうか。もしアリウスに彼女が生まれていたらと思うと…
そこで残った温泉開発部を
「今回の件について、本当に助かったわ。いつもならもうちょっと面倒なことになっていたのだけれどあなたのお陰ですぐに片が付いた。ありがとう…その…」
「そういえば自己紹介がまだだったか。私の名前はラスティ。
「私は空崎 ヒナ。ゲヘナ学園3年、風紀委員長を務めているわ。…今回見せて貰った貴方の実力と働きは、ゲヘナ学園の生徒会にも伝わり貴方の名前を記憶するでしょう。この私と同じように。」
「ヒナ委員長!展開していた温泉開発部の制圧と収監が完了しました!」
そう言ってノビている温泉開発部を回収し終わった事を報告に来た1人の風紀委員に分かったと返事をすると、
「もしかしたら、同じように捕縛とかプライベートで何か頼ることになるかもしれない。嫌じゃなかったら私のモモトーク履歴は残しておいてくれるとありがたい。」
ヒナからの頼み事だ。断る理由など無い。
「問題ない。むしろプライベートのお誘いは歓迎しようじゃないか。…それじゃあ、私は学園の方に用事があるのでこれで。また会おう!『戦友』!」
「せんゆう…ええ、また!」*8
戦友と呼んだらどこか嬉しそうに笑顔を浮かべてくれた。やはり、昔からヒナには笑顔が似合うな。*9聞きたいことがあったがこれ以上邪魔をする訳には行かない。それに学園で編入に関する色んな手続きがあると言われているから向かった方がいいのも事実。名残惜しいが『戦友』に一時の別れを告げてブースターを起動。
「来るんじゃなかった…こんな、場所…」
…カスミのうめき声が聞こえた気がするがきのせいだろう。あれを食らっていて意識を保てるとは思えない。
To Be Continued…
ちょっと待って!上の指示に従って比較的まともな人間でヒナと同等の実力を持つ所属フリーな人材が、万魔殿に評価されて認知されちゃったらラスティは一体どうなるの!?お願い、勧誘を跳ね除けてラスティ!万魔殿入りしちゃったらヒナの喜びが砕けちゃう!
次回─「いぇーいw!ヒナちゃん、みってるぅー?w」
デュエルスタンバイ!
次回─「愉快な遠足の始まりだ!」
行く末をどうするか
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『ヴェスパーの災禍』
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『アリウスの解放者』
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『壊滅』