メルファリア~第Ⅱの人生~ 作:Vermillion
[Sergeant司令室]
Sergeant「紅茶です。どうぞ。」
ミミクリー「すまなかった。Sergeantよ。」
Sergeant「はい。それで、何か私に御用でしょうか。」
ヒロイック「・・・ミミクリーさんや、やっぱり一度出直してからのほうが
いいんじゃ・・・。」コソコソ
ミミクリー「ヒロイックさんや。もう少しだけ付き合ってくれぇい・・・。
全てはあの子の為なんじゃ。」コソコソ
ヒロイック「わかっておるが・・・。Sergeant、相当ご立腹のようじゃぞ?」コソコソ
ミミクリー「・・・わかっておる。少し、若いSergeant司令の部下と戯れすぎたのが
原因じゃろうなぁ・・・。」コソコソ
ヒロイック「いや、あれは戯れるってレベルでは・・・。」コソコソ
Sergeant「ミミクリーさん? ヒロイックさん?」バンッ
ヒロイック「ひぃっ!」ササッ
ミミクリー「落ち着くんじゃ、Sergeant! 落ち着くんじゃ!
話せば分かる。話せば、きっと分かりあえる!!」シドロモドロ
Sergeant「何 か 私 に 御 用 で し ょ う か と 尋 ね て い ま す。
お 答 え く だ さ い。」
ミミクリー「待て、待ってくれぇい!!」ガクガクブルブル
ガチャッ
ハーミール「んゆー☆ マスター、おはよー・・・。・・・・・・。」
アンソニア「ハーミール、おはようっス。」
マスト「・・・おはよう。ハーミール。」
アルモニカ「ハーミール殿。おはようございます。」
ハーミール「マスト、アンソニア、アルモニカー☆ ・・・今どんな状態なのかなー☆」
アンソニア「・・・アレっスか・・・。アレは・・・普通に老兵達がいけないと思うっス。」
アルモニカ「はい。このまま軍曹殿にボコボコにされてしまえば いいと思います。」
ハーミール「んゆぅー? 何をしたのー☆??」
マスト「実はな・・・?」
~20分前~
バンッ
マスト「司令、おはよう! 30分ぶり!!」
Sergeant「おはよう。30分ぶりね。今日はマスト、1人だけ?」
マスト「おう! ねーちゃんはフォビドゥンと一緒にトイレに行ったきり帰ってこないし
プレートのおっちゃんはロイに熱心だし。ロイはプレートのおっちゃんに
追いかけまわされていて、一緒に司令の部屋に来れる感じじゃなかったし・・・。」
Sergeant「そう。」
マスト「アルモニカと本当は司令の部屋に来るつもりだったんだけど・・・
途中で寮内周回販売がしていているのをアルモニカが発見して、
司令にお土産を買っていくって言って買いに行っちゃって・・・。
だから、今日は俺1人だけで来たぜ。」
コンコン・・・
マスト「おっ。この匂い・・・アルモニカがお土産を買って来たのかな。」
Sergeant「噂をすればね・・・はーい。どうぞ?」
アンソニア「Ser、Sergeant司令・・・。」ドサッ
Sergeant「ア、アンソニア!?」
マスト「手を後ろで縛られて・・・! だ、大丈夫かよ!!?」
アンソニア「2人とも逃げてくださいっス・・・!」
黒覆面「ふぉっふぉっふぉっ。お主がSergeantか
噂は聞いておるぞい。なんでも素晴らしい司令官だとか。」
Sergeant「マスト、アンソニアを引きずって向こう側に避難させて!
・・・早く!」
マスト「わ、わかった!!」ズルズルズル・・・
アンソニア「Ser、Sergeant司令気を付けてください・・・彼等・・・
なかなかの手練れっス・・・。」ズリズリズリ・・・
Sergeant「・・・。忠告、ありがと。・・・。」ギロッ
黒覆面「ふぉっふぉっふぉっ。やる気かの?
しかし、こうも人質を取られてしまえば反撃などできまい。」
アルモニカ「ぐ、軍曹どのー!! た、助けて下さーい!!」ジタバタ
黒覆面2「こ、こら、大人しくせんか!」
Sergeant「・・・! アルモニカ!!」
黒覆面「ふぉっふぉっふぉっ! どうじゃ! 何も手出しできまい。」
Sergeant「・・・何が望みよ。」
黒覆面「・・・流石はSergeantと言ったところか。ワシ等の言いたいことはお見通しとな?
要求はこれじゃ。」スッ
Sergeant「・・・。」
黒覆面「変なマネはしないことじゃ。大事な大事なお主の兵士の血で、部屋を真っ赤に
染めたいというのならば話は別じゃが・・・。」
アルモニカ「ひっ・・・!」ビクッ
黒覆面2「さ、騒ぐようならば、騒げないようにするぞ。
嫌であれば静かにすることじゃ・・・。」
アルモニカ「・・・・・・。」プルプルプル・・・
Sergeant「大丈夫よ。アルモニカ、大人しくしてなさい。ね? 大丈夫。
すぐに解放してあげるから・・・。」ピラッ
黒覆面「ふぉ、ふぉっふぉっふぉっ・・・そ、その紙に書かれた要求を飲め。
飲めば、この小娘は助けてやろう。」
Sergeant「・・・。わかったわ。5番目のは、今ここでするの?」
黒覆面2「5番目?」コソコソ
黒覆面「いや・・・の? ほら、Sergeantは【たわわ】じゃろ?
こんな時ぐらいしか見せてもらえないかと思っての・・・。」コソコソ
黒覆面2「ミ、ミミクリーさん・・・! アンタ、まさか・・・っ!!」コソコソ
黒覆面「しぃっ! 正体がバレてしまうじゃろ!! そういうヒロイックさん
だって、この前Sergeantの【たわわ】を見たい触れたいと言っていたでは
ないか・・・! 今回が最初で最後かもしれんのだぞ・・・!!」コソコソ
黒覆面2「バレたら恐ろしいことになりそうじゃ・・・。」ブルブルブル・・・
Sergeant「話は終わった? それで、5番目はどうするのよ。」
黒覆面「今、ここでじゃぁ。」
Sergeant「そう。生? それとも下着から?」
アルモニカ「ぐ、軍曹殿・・・!?」
黒覆面2「な、生でお願いします・・・。」
マスト「司令・・・!」
黒覆面「外野は黙っておれ! さぁ、どうするんじゃ? Sergeant?」
Sergeant「はいはい。わかったわよ。それじゃ、今脱ぐわね。」
黒覆面2「・・・。」ドキドキ
アルモニカ「脱がないで下さい軍曹殿!! どんな要求か知りませんが軍曹殿が脱ぐ
必要があるというのならば、このアルモニカ! 死を選びます!!」
Sergeant「・・・。アルモニカ、大丈夫よ。脱いで揉ませるだけよ。
そんな死に急がなくてもいいわ。」
アルモニカ「で、ですが! わたしの為に軍曹殿が辱めを受けるぐらいなら・・・!」
Sergeant「よいしょっ・・・っと。」タプン・・・
アルモニカ「あ、あぁ・・・っ。」
Sergeant「さ、好きにすれば? 揉むなり確認するなり適当にどうぞ?
ただ、終わったらアルモニカは返してもらうわよ。」タプンタプン
黒覆面2「ミ、ミミクリーさんや・・・ワシ・・・鼻血が・・・。」ボソッ
黒覆面「わ、ワシもじゃよ・・・。」ボソッ
Sergeant「あ。そうね・・・触る前に一つだけ聞きたいことがあるのだけれど・・・。」
黒覆面「な、なんじゃ?」
Sergeant「私の胸は綺麗?『ミミクリーさん』、『ヒロイックさん』?」ニッコリ
黒覆面s「「・・・・・・・!!」」ビクゥッ
Sergeant「アルモニカ!」グイッ
アルモニカ「軍曹殿!!」
ムニュン・・・
アルモニカ「・・・・・・!!」ムニムニ
Sergeant「さようなら。」スッ
黒覆面2「ま、待て! ワシは知らぬ! それは勝手にミミク――」
ズドムッ
黒覆面2「」
黒覆面「ヒロイックさん!!?!!?」
アルモニカ「ぐ、ぐんそうどのぉおぉおお!!」ザメザメ・・・
Sergeant「泣くのは後! マスト、アンソニア!!」
マスト「おう!!」ガシッ
アンソニア「逃がさないっスよ!」ガシッ
黒覆面「ふぉっ!? は、離さないか・・・!!」
Sergeant「地 獄 に 落 ち な さ い。」
黒覆面「あっ・・・―――」[走馬灯]
ズドム・・・ッ
ズドムッ ズドムッ ズドムッ ズドムッ ズドムッ ズドムッ ズドムッ ズドムッ ズドムッ!!
アンソニア「死んじゃう! Sergeant司令!! 怒り狂う理由はわかるっスけど!
それ以上やったら、ミミクリーさん死んじゃうっス!!」
マスト「と、とりあえず服だ!! 服を着ようぜ!!! 司令!!」
アルモニカ「軍曹どのぉおおぉおおおお!!」ザメザメ・・・
[現在]
ハーミール「んゆぅー・・・フォローする気も起きないねー・・・。」
マスト「おう・・・。爺さん達、クリスタルを持ってなかったら、
今頃、天国に逝ってたと思うぜ・・・。」
アンソニア「阿鼻叫喚の地獄絵図だったっス。
Sergeant司令が膝蹴りを連続で叩き込んで、オレがヒロイックさんを
壁際に寄せて・・・」
マスト「俺はその時、司令を止めに入ってたな。
もう、そりゃ凄かったぜ? 司令、上半身が裸なのに脇目も振らず
ミミクリー爺さんの肩を掴んで怒涛の連続蹴りしてたからな。」
ハーミール「んゆー・・・アルモニカは何してたのー☆」
アルモニカ「わ、わたしは、こ、怖くて泣いてなど――」
アンソニア・マスト「「大号泣。」」
アルモニカ「はふっ!?」
マスト「もうな、これでもか、ってぐらいの大号泣だった。」
アンソニア「怖くて泣いていると言うよりも、感動し過ぎて泣いてたっスね。」
アルモニカ「・・・・・・。」
ハーミール「ん、んゆー・・・なんだか、想像してみたら ごちゃごちゃな風景が
見えてきたよー・・・。」
アンソニア「実際、ごちゃごちゃだったっスよ。シグルス司令やクリィム司令が
乗り込んで来なかったのが、不思議なぐらいにごちゃごちゃだったっス。」
マスト「ほんとだよな。よくシグルス司令やクリィム司令が司令の部屋に来なかったのか
不思議なくらいゴチャゴチャしてたよな。」
ハーミール「ん、んゆー・・・☆」
Sergeant「・・・・・・。」
ミミクリー「だ、だからの? Sergeant? その渡した紙の通り・・・。」
Sergeant「・・・・・・。」スッ
ヒロイック「そ、それじゃ! それじゃ!」
Sergeant「・・・・・・。」ビリィッ!!
2人「「・・・・・・!」」
Sergeant「・・・。 そ れ で 、 な に か ご 用 で し ょ う か。 」パッ
ミミクリー「」ガクガクブルブル
ヒロイック「」ガクガクブルブル
Sergeant「・・・。」
マスト「・・・素直に謝ったほうが俺はいいと思うなー・・・。」
ミミクリー「す、すまなかった! Sergeantよ! なんというのか・・・す、少し調子に
乗りすぎて・・・。ブラックジョークが過ぎたというか・・・。」
ヒロイック「も、申し訳ない!」
Sergeant「・・・そう。・・・要望1番について。」
ミミクリー「・・・!!」
Sergeant「私のほうで、喜んで引き取らせて頂きます。」
ヒロイック「ほ、本当――」
Sergeant「はい。彼女がそれを望んでいるのならばの話ですが。
それにいくら今回の件が冗談とはいえ、あのような行動をとる方々の側に
彼女を置いておくほど私は鬼畜ではないので。」
2人「「・・・・・・。」」
Sergeant「2~4番に関しましては、今後のあなた方の活動を拝見させて頂いたのちに
こちらで決めさせて頂くということで処理させて頂きます。
何かご不満や他の要望は、ございませんか?」
2人「「・・・ないです。」」
Sergeant「では、今回はご足労頂きありがとうございました。
帰り道は『背後に』お気を付けてお帰りください。」
2人「「・・・・・・。」」
バタン
マスト「・・司令。」
Sergeant「ん・・・ふぅ・・・・・・。みっともないところ。・・・見せたわね。」
ハーミール「ん、んゆー☆ マスター、おはよー☆」
Sergeant「おはよう。ハーミール。何か用かしら?」
ハーミール「ん、んゆ・・・訓練まで時間があるから、マスターの部屋でゆっくり
しようと思っていたところ、だ、だよー☆」
Sergeant「・・・そう。・・・マストやアンソニアから事情は聞いた?」
ハーミール「んゆー・・・。」ウツムキ・・・
Sergeant「いいのよ。正直に答えてくれれば・・・。」
アンソニア「・・Ser、Sergeant司令、あれはやり過ぎだと思うっスよ・・・?
最後の方、Sergeant司令。脅してなかったっスか?」
Sergeant「・・・。」
アンソニア「・・・! で、でも、こ、今回は確かに老兵たちも悪―――」ビクッ
Sergeant「・・・そうね・・・。やり過ぎたかしら・・・。」
マスト「いや、やり過ぎだから司令。最後の方、爺さん達 身を縮こませてたじゃん。」
アルモニカ「助けてもらって、こ、こんなことを言うのは変かもしれませんけど
軍曹殿。今日は何かあったんですか? いつもより冷静さが欠けていたと
いうか・・・。冷静さが無かったと思います。はい!」
Sergeant「・・・いえ。ただ、アンソニアが、両手を縛られて部屋に倒れこんできて・・・
同時に黒覆面を被った人間が2人現れて、その傍らに拘束されたアルモニカを
見たら頭が真っ白になって・・・。・・・・・・ごめんなさい。」
アルモニカ「い、いえ! 軍曹殿が、謝る必要はないと思います! ・・・あっ!!」
Sergeant「・・・? どうかしたの?」
アルモニカ「大したことではありませんが、そういえば軍曹殿にお土産があるんでした!!」
マスト「あ、そっか。アルモニカはお土産を買いに行ったんだっけか。
何を買ってきたんだ?」
アルモニカ「ふっふっふっ。よく聞いてくれました!
私が買ってきたのは・・・。・・・あ゙っーーーーーー!!」
アンソニア「な、なんっスか!? 今度は何が起こったんっスか?!」
アルモニカ「軍曹殿の・・・お土産・・・・・・ペチャンコに・・・潰れてます・・・。」
マスト「あー・・・。ホントだ。真っ平になってる・・・。」
Sergeant「・・・。」
アルモニカ「・・・軍曹殿・・・。」ウルウル・・・
Sergeant「・・・。」スッ
アルモニカ「・・・?」
Sergeant「・・・。」パクッ・・・モグモグモグ・・・
アルモニカ「・・・!!」
Sergeant「・・・普通に美味しいわね。東京の・・・人形焼みたい。」モグモグ・・・
アルモニカ「・・・。」
Sergeant「アルモニカ、ありがとう。・・・どうしたの?
いつもみたいに『潰れているけど大丈夫ですね!! 味には変わりありません!!』
って元気よく言わないの?」
アルモニカ「・・・! はい!! 軍曹殿のおっしゃる通り、潰れてもお土産はお土産みたいです!!
みなさんの分も、たくさん買ってきたので訓練前に間食しましょう!!」
Sergeant「それじゃ、私はお茶を用意するから。アンソニアとハーミールは
全員で座れるように椅子を用意して。マストはアンソニアの拘束を
解くために使った刃物を元の位置にしまって。間食したら訓練よ。」
アンソニア「ウッス。了解っス!」
ハーミール「んゆー☆ 準備するよー☆」
マスト「ええと・・・確か、ソファーの裏側に・・・。」
アンソニア「それにしても、Sergeant司令が作成したマニュアル。
実際に使う日が来るなんて思わなかったっスね。」モグモグ
ハーミール「マニュアル?」モグモグモグ
マスト「あれ? ハーミールは司令から、マニュアルもらってないのか?」モグモグ
アルモニカ「まにゅある・・・ってなんですか?」モグモグ
マスト「アルモニカも?」モグモグ
Sergeant「あー。ええっと、マスト。まだ女性陣には配ってないのよ。
侵入者対策マニュアル。」モグモグ
アンソニア「へー・・・そうなんっスか。」モグモグ
Sergeant「えぇ。まだ、作成中でもうちょっと掛かりそうなの。
何せ紙はあっても、コピー機はないから一枚一枚手書きで作成しないと
いけないから必然的に時間がかかるのよね。」
ハーミール「コピー機・・・?」モグモグ
Sergeant「・・・。なんでもないわ。」モグモグ
アルモニカ「へぇー! 『まにゅある』とやらがあるなんて初めて知りました!!」モグモグ
マスト「おう、俺等もマニュアルを配られるまではアルモニカと・・・。」ズズッ
マスト「んっ・・・!!」ピクッ
ハーミール「んゆー☆? マストー、どうしたのー☆?」
マスト「このお茶・・・いつものお茶と違う・・・。」
アンソニア「・・・。」ズズッ
アンソニア「・・・!! Sergeant司令。」
Sergeant「今回のお茶はシグルス茶と違って渋めでしょ?」モグモグモグ・・・ズズズッ
アルモニカ「た、確かに渋いです・・・。」
Sergeant「でも、今回アルモニカが持ってきてくれたお土産と一緒に
飲んでみなさい。」
ハーミール「んゆー?」パクッ・・・ ズズッ・・・
アンソニア「・・・どうっスか?」
ハーミール「んゆー☆ 美味しいよマスター! 渋みと甘みが合わさっているっていうかー
んゆゆゆゆ~☆」モグモグモグ ズズッ
Sergeant「さぁ、残りのお土産を食べたら訓練場に行きましょ。
もしかしたら、女子寮・宿舎の宿舎長が待っているかもしれないわ。」
4人「「「「・・・・・・!?」」」」
Sergeant「どうかしたの?」ズズッ
アンソニア「Sergeant司令・・・。俺たち何か悪いことしたっスか・・・?」
Sergeant「え?」
マスト「宿舎長って・・・。あいつだよな・・・。」
[宿舎]
????「・・・・・・。」
Sergeant「貴方がアゼリー・・・さん?」
アゼリー「はい! Sergeant司令ですか。」
[宿舎・物陰]
マスト「うわ・・・。」
アンソニア「やっぱり寮長って言ったら、アゼリーさんっスよね。」
アルモニカ「と言うより。アゼリーさん以外に寮長は居ませんし!」
ハーミール「んゆー・・・。アゼリーは硬いんだよねー・・・。」
マスト「なー。」
[宿舎]
Sergeant「えぇ。そうよ。・・・待たせたかしら?」
アゼリー「いえ、私も今こちらに来たところです。」
Sergeant「話はミミクリーさんやヒロイックさんから聞いているかしら?」
アゼリー「はい。司令の部隊へ入隊させて頂くようにと言われています。」
Sergeant「・・・言われて? 入隊を望んでいる訳ではないの?」
アルモニカ「・・・!!」
アゼリー「・・・! いえ・・・。」
Sergeant「別に私は怒ったりしないわよ。むしろ、変に隠されたりすると
そのことに対して怒るかもしれないわ。だから構わず言って。」
アゼリー「・・・はい。ベテラン兵の皆さんから、司令の部隊に入隊を勧められたのですが・・・
私は司令よりも、ベテラン兵の皆さんが居る部隊の方が・・・すみません。」
Sergeant「そう。なら仕方ないわね。
えーっと、ミミクリーさんやヒロイックさんには・・・。」
アンソニア「・・・。」ホッ
アゼリー「はい。私の方から直接お伝えしておきま―――」
???「待ってくださーい!!」
Sergeant「・・・?」
アゼリー「・・・貴方は・・・。」
???「陰から見守らせて頂きましたが・・・アゼリーさん! Sergeantさんの部隊より、
僕たちの部隊が良いって言うんですか?!」
アゼリー「・・・はい。確かにベテラン兵の皆さんが、薦めて下さった司令の部隊は確かに
お強いのでしょうけど・・・まだ不安定さが残っているとでも言うのでしょうか
それと学ぶことがあまり・・・すみません。司令。」
Sergeant「えぇ。良いのよ。気にしないで。」
???「ですけど・・・!」
Sergeant「・・・アゼリーさんが、そうしたいって望んでいるのだから
そこは受け入れてあげるべきじゃないの? 少し行動に不安が残る老兵だけれど。」
???「・・・・・・。」
Sergeant「そういえば・・・貴方は・・・。どちら様かしら・・・?」
リテル「あ、僕ですか? すみません、僕の名前はリテルといいます。
Sergeantさん。アゼリーさんの件、考え直して貰えませんか?」
Sergeant「だから、いつでも私は受け入れられるわよ。でもアゼリーさんがそれを
望んでいないの。説得する相手が違うんじゃないかしら?」
リテル「ア、アゼリーさん・・・。」チラッ
アゼリー「・・・。わかりました。そこまでおっしゃるというのならば・・・。」
リテル「はい。ではそれで・・・。」
Sergeant「いえ、ちょっと待って。」
リテル「・・・どうかしましたか? Sergeantさん・・・。」
Sergeant「勧められて、その仕方なく入るぐらいなら 貴方の望む 老兵たちのいる部隊に
入ったほうが後々後悔も少なく済むと思うわよ?」
アゼリー「では、リテルさん。」
リテル「いえ、ですから・・・。」
[宿舎・物陰]
ハーミール「んゆー☆ なんだか、グダグダになってきたよー☆」
アルモニカ「どうですかね。寮長・・・。わたし達の部隊に来ますかね?」
アンソニア「多分、Sergeant司令の意見が強い流れっスから
今日のところは、来ない気がするっスよ。」
マスト「来ないで欲しいなー・・・。」
[宿舎]
Sergeant「分かったわ。じゃあ、今度 老兵部隊と私の部隊で模擬選をして
それを参考にアゼリーさんが、入隊部隊を決めるということでいいわね?」
リテル「はい・・・そうしましょう・・・。」
アゼリー「異論はないです。」
Sergeant「それじゃ、そういうことで。リテルさん。最後に一ついいかしら?」
リテル「はい。なんでしょう?」
Sergeant「ミミクリーさんとヒロイックさんに、伝えてもらいたいことがあるのだけれど
『お願い』できるかしら?」
リテル「はい! 僕でよければ、お2人に伝えておきますよ。」
Sergeant「なら・・・。『午前中のようなことをアゼリーさんにするんじゃないわよ。』と
お願い。いくらアゼリーさんが『たわわ』だからって相手を考えなさいよね?
アレをやったら、セクハラ+パワハラよ?」
リテル「・・・? はい。分かりました。伝えておきますね。
それではSergeantさん。また、後日にお会いしましょう。」
Sergeant「えぇ。また後日ね。」
[宿舎・物陰]
マスト「よっしゃ! 寮長がリテルさんと去っていくのを確認したぜ!!」ガッツポ
ハーミール「んゆー☆ よかったぁー☆」
アンソニア「ふぅ・・・一時は部隊がどうなるかと思ったっスよ。」
アルモニカ「寮長殿は頭が硬いからですからねー。」
Sergeant「お待たせ。少し待ったかしら?」
ハーミール「んゆー☆ マスター、おかえりー☆」
アルモニカ「軍曹殿・・・寮長殿の件・・・どうなりましたか?」
Sergeant「今のところは保留になったわよ。
なんでも老兵たちはアゼリーさんを私の部隊に入隊させることを
望んでいるようだけど、アゼリーさんは私の部隊よりも寧ろ老兵たちの部隊で
学ぶことを望んでいたようだったから・・・。・・・無理強い良くないしね。
それで今度、アゼリーさんの最終入隊部隊を決めるために 老兵たちと
また模擬戦をすることになったわ。」
アンソニア「また老兵たちとっスか?」
Sergeant「えぇ。前回はヒロイックさん、ミミクリーさん+自警団との
模擬選だったけれども、今度はその2人
模擬戦闘になるわ。」
マスト「うへー・・・・。また老兵たちと戦うのか・・・。
でも、司令の策があれば怖いものなんて ねーちゃんぐらいになるからな!!
大丈夫だろ!!」
Sergeant「マスト油断は禁物よ。どんな策にもどこかしらの穴があるわ。
とにかく・・・この後、午後からいつものように訓練を始めるから
訓練場に集まってもらえる?」
アンソニア「了解っス! それじゃ、Sergeant司令。みんなを集めて
“いつもの場所”で待っているっス!」
Sergeant「えぇ。私も準備が終わったら、すぐに訓練場に向かうわ。」
[Sergeant司令室]
Sergeant「・・・・・・また、来週。」