メルファリア~第Ⅱの人生~   作:Vermillion

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司令官⑬話㊤-対フェンサー講座とロイの秘密

[中枢会議室]

 

Sergeant「今日も特に出撃命令はないわね・・・。」ペラッ・・・ ペラッ・・・

 

 

シグルス「・・・Sergeant司令。丁度良いところに。」・・・ガチャ

 

 

Sergeant「あら、シグルス。何か用かしら?」クルッ

 

 

シグルス「あぁ。君に任務だ。

     この書簡をとある師範代に届けて貰いたいのだが・・・。」スッ・・・

 

 

Sergeant「なかなか厚みのある封筒ね。」パシッ マジマジ・・・

 

 

シグルス「Sergeant司令。君はフェンサーという職種を知っているか?」

 

 

Sergeant「フェンサー? フェンシングじゃなく?」ン?

 

 

シグルス「・・・フェンサーだ。」

 

 

Sergeant「フェンサー・・・フェンサー・・・。・・・! えぇ。知っているわよ。

     アレよね? 私の部隊のアンソニアが苦手とする職業よね?」

 

 

シグルス「その通りだ。特徴は知っているか?」

 

 

Sergeant「・・・そうね。・・・。一撃必殺や、機動力が高いのかしらね・・・

     あとレイピアが基本装備で、限られた者しかなれない職業とか?」フンッ

 

 

シグルス「その通りだ。」

 

 

Sergeant「えっ。」ビクッ

 

 

シグルス「・・・どうした?」

 

 

Sergeant「・・・。なんでもないわ。」

 

 

シグルス「そして、Sergeant司令戦争に勝つには何が必要だと思う?」

 

 

Sergeant「・・・兵力と兵糧、技力、発明力、有能な戦術士・・・つまり司令官と、

     ・・・運も必要ね。」

 

 

シグルス「・・・ではその中で一番重要だと思うのはなんだと思う?」

 

 

Sergeant「兵糧。」

 

 

シグルス「・・・・・・。違う。技力――」

 

 

Sergeant「違うわ。兵糧よ。」

 

 

シグルス「いや、技りょ――」

 

 

Sergeant「兵糧。」

 

 

シグルス「技――」

 

 

Sergeant「兵糧。」

 

 

シグルス「・・・。」

 

 

Sergeant「・・・。」

 

 

シグルス「g――」

 

 

Sergeant「兵糧。」

 

 

シグルス「わかった。確かにSergeant司令の世界では、兵糧が重要なのかもしれない

     しかし我々の世界では、戦争で勝利を手にするには敵国より勝る技力を大量に

     手に入れる必要があるのだ。」

 

 

Sergeant「いいえ。どの世界でも兵糧は大事なはずよ。

     『腹が減っては、(まともな)戦は出来ぬ。』そうでしょう?」

 

 

シグルス「ならば短期決戦で決めればいいだけの話だろう。

     ・・・話が進まないから少し黙っていて貰えないか?

     このままでは日が暮れてしまう・・・。」

 

 

Sergeant「・・・分かったわよ。まぁでも・・・つまり、纏めるとこういうことでしょ?

     フェンサーを大勢味方につけ、自国の戦争を有利に進めたいから

     この書簡を そのフェンサー師範代に持って行け。って。」

 

 

シグルス「その通りだ。この間の所属不明部隊だが・・・どうやらゲブランド帝国から

     進行してきたことが分かった。今後のためにも、頼めるか?」

 

 

Sergeant「えぇ、いいわよ。自分が敵より劣れば、それだけ立案できる作戦が減るもの

     この書簡は任せて。夕飯までには帰ってくるわ。」ノシ

 

 

シグルス「頼んだぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[Sergeant司令室]

 

Sergeant「・・・ということで、この書簡をフェンシングの師範代に届けてくるから

     みんなの今日の訓練内容を伝えたら、あとの訓練はよろしく頼むね。」

 

 

全員『!!!?』

 

 

Sergeant「それじゃ、訓練の内容だけど――」ペラッ・・・

 

 

ロイ「ちょ、ちょっと待ってください!」

 

 

Sergeant「何? ロイ、何か質問?」

 

 

ロイ「Ser、Sergeant司令! オ、オレたちは訓練って・・・Sergeant司令一人で

   フェンサー師範代のところに行くつもりですか!?」

 

 

Sergeant「えぇ。まぁ。・・・そうなるわね。」

 

 

カジュアル「そんなの危険ですよ!? あたしたちも同行します!!」

 

 

Sergeant「大丈夫よ。ほんの少しの距離じゃない。せいぜい30km程度・・・走れば

     4時間もしないうちに帰ってくるわ。」

 

 

フォビドゥン「うにゃ~・・・司令、だめですよ~。危険ですから、わたし達も一緒に

       ついていきます~。」

 

 

アルモニカ「確か所属不明部隊の残党とか、まだ全員捕まってないんですよね!

      そんな中、軍曹殿1人っきりで8kmなんて歩かせるわけにはいきません!!

      同行しますよ! 嫌って言ってもついていきますよ!!」

 

 

プレート「司令殿。ここは一つ、我等も連れて行ったほうがよろしいのでは?

     もしもという時の保険として。」

 

 

Sergeant「・・・そこまで言うなら・・・。分かったわよ。連れて行けば良いんでしょ。

     もう・・・。」ゴソゴソ・・・

 

 

インティゴ「はぅ? 司令官、何をしているんですかぁ?」

 

 

Sergeant「昼ご飯。みんなが付いてくるなら、用意しなきゃダメでしょ。」

 

 

ワイバーン「いや、別に用意しなくても大丈夫だと・・・。」

 

 

Sergeant「お腹が減って動けないって駄々を捏ねられても 私も困るから

     作ってくるわよ。」

 

 

ハーミール「んゆー☆ 誰だろうねー そんな駄々を捏ねちゃうのはー☆

      マストかなー☆?」チラッ

 

 

マスト「ち、違うよ! ア、アンソニアだろっ!」

 

 

アンソニア「オレはそんな事言わないっスよ!? 寧ろアルモニカ辺りが言いそうっスね。」

 

 

アルモニカ「なぬっ!? なんですとぉー! 言いませんよ!! わたしはそんな事!

      それを言うのはインティゴ殿です!!」

 

 

インティゴ「はわわっ!? わたし!?」

 

 

Sergeant「とにかく。私はみんなの昼食を準備してくるから、みんなは身支度を

     済ませて フェンシング師範代の場所に近い王都出口に向かっていて。

     いいわね。」

 

 

全員『・・・はーい。』

 

 

アイベックス「それとSergeant。フェンシングの師範代じゃなくてフェンサーの師範代

       だと思うが・・・。その師範代の目の前で間違えたら、絶対怒られるから

       気をつけろよ。」

 

 

Sergeant「フェンサーもフェンシングも元を辿れば同じよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[王都出入口]

 

Sergeant「さてと・・・。さ、行きましょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[道中]

 

カジュアル「マスト、司令の荷物何か持ちなさいよ。」ヒソヒソ・・・

 

 

マスト「え・・・おう! 司令、その地図俺が持つよ。」

 

 

Sergeant「・・・そう? それじゃ、頼むわね。」スッ

 

 

マスト「へへっ! 地図か! 道案内は任せろよ!」ダダダダダッ

 

 

Sergeant「・・・カジュアル。」ボソッ

 

 

カジュアル「は、はい!」

 

 

Sergeant「・・・マストのサポートをお願い。

     あの子、地図を逆さにして見ているわ。」

 

 

カジュアル「はい! 分かりました!!」

 

 

マスト「ん? ねーちゃん どうしたんだ?」

 

 

カジュアル「地図が逆よ。バカマスト!」

 

 

マスト「マジ!?」

 

 

カジュアル「ちょっと、もっとちゃんと しっかりしなさいよね・・・。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」フゥ・・・

 

 

 

 

 

 

 

アイベックス「・・・Sergeant。」トントン

 

 

Sergeant「どうかしたかしら?」

 

 

アイベックス「その鉄の筒・・・重そうだな。俺が持ってやるよ。」

 

 

Sergeant「え、別に大丈夫よ?」

 

 

アイベックス「無理するなって。これから先は長いんだろ?

       みんなで手分けして持ち物を持ったほうがラクでいいじゃねぇかよ。」

 

 

Sergeant「でも、各自自分の武器があるでしょ?」

 

 

アイベックス「大丈夫だって。ほら、貸せよ。」

 

 

Sergeant「・・・・・・はい。」

 

 

アイベックス「・・・部隊長。」

 

 

アンソニア「分かってるっス。ほら、Sergeant司令。1つだけじゃなくて

      4つ全部、オレ達がちゃんと持つっス 貸して貸して。」

 

 

Sergeant「落とさないように頼むわね。」

 

 

アンソニア「任せて欲しいっス!」

 

 

アイベックス「あぁ! 任せなって。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

アルモニカ「軍曹殿、軍曹殿。」コソコソ

 

 

Sergeant「・・・今度はアルモニカ? 何かしら?」

 

 

アルモニカ「そのサンドウィチが入っているバスケット持ちますよ!」コソコソ

 

 

Sergeant「・・・。」ジトー

 

 

アルモニカ「な、なんですか!? その眼は! も、もしかしてわたしがつまみ食いするとでも

      思っているんですか!?」

 

 

Sergeant「する予定だったでしょ。・・・実際。」

 

 

アルモニカ「うっ! な、なぜそれが・・・。」ギクリ

 

 

Sergeant「今のその発言と、声のトーンを低くして私に話しかけて来た時から

     丸分かりよ。」

 

 

アルモニカ「ぐぬぬ・・・流石、軍曹殿・・・手も舌も出ません・・・。」

 

 

インティゴ「それを言うなら、手も足もだよぉ~・・・。」

 

 

「ピィ!」

 

 

Sergeant「バスケットぐらいなら、ちゃんと私が持つわよ。

     そうね・・・アルモニカには、これを持ってもらいましょうか。」スッ

 

 

アルモニカ「・・・? これは?」

 

 

Sergeant「フェンシング師範代に渡す書簡よ。大事なものだから、落とさないように

     しっかりアルモニカが持っていて。」

 

 

アルモニカ「・・・! はい!! アルモニカ、この書簡! 厳重に管理させていただきます!!」

 

 

Sergeant「頼んだわよ。」

 

 

アルモニカ「はい!!!」

 

 

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・・・・。」フゥ・・・ チラッ

 

 

 

ロイ「・・・・・・。」

プレート「・・・・・・。」

 

 

 

ロイ「・・・・・・。」ササッ

 

 

プレート「・・・・・・!」

 

 

 

ロイ「・・・!」

プレート「・・・・・・。」サササッ

 

 

ロイ「・・・っ。」ササササッ

 

 

 

プレート「・・・・・・!!」

 

 

 

ロイ「・・・!!」

プレート「・・・・・・。」ササササッ

 

 

 

ロイ「・・・あの・・・・・・プレートさん・・・?」

プレート「なんですかな? ロイ殿?」

 

 

 

ロイ「・・・プレートさん・・・近いです・・・。」

プレート「ロイ殿を狙う外敵から、ロイ殿を守っているだけですぞー。」

 

 

 

ロイ「いえ・・・鎧が太陽を反射して・・・暑いので・・・・・・離れてくれませんか?」

プレート「ロイ殿が危険にさらされてしまうので、それは避けさせていただきますぞ。」

 

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ハァ・・・

 

 

ワイバーン「・・・・・・。」スッ

 

 

Sergeant「・・・どうかしたの?」

 

 

ワイバーン「・・・ため息を付くと幸せが逃げていくぞ。」

 

 

Sergeant「・・・えぇ。そうね。・・・。」

 

 

ワイバーン「・・・・・・。」ササッ

 

 

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ゴソゴソ・・・ スッ

 

 

フォビドゥン「にゅふ?」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ジー・・・

 

 

フォビドゥン「司令~。何を見ているんですか~?」

 

 

Sergeant「・・・?」

 

 

ハーミール「ゆぅー? なにかなー? この丸くて時計みたいなのー?」

 

 

Sergeant「・・・コレ?」

 

 

フォビドゥン「それです~。」

 

 

ハーミール「んゆー☆ 中身がぐるぐる回ってるよー☆」

 

 

Sergeant「これは方位磁石。これを使うと自分が今、どの方角を向いているか

     一目でわかる・・・そうね。地図とセットで使う道具よ。」

 

 

ハーミール「マスター、この赤い色とか何か目印なのー☆?」

 

 

Sergeant「Nっていう赤い字は北の方角を指しているの。」

 

 

フォビドゥン「ということは~、つまりこっちのSは南ってことになりますね~。」

 

 

Sergeant「えぇ。正解よフォビドゥン。」

 

 

フォビドゥン「にゅふ♪ 司令に褒められました~。」

 

 

ハーミール「マスター☆ このぐるぐる回る針はなにかなー☆」

 

 

Sergeant「北と南を示すための大事な針よ。本来は立ち止まって使うものなのだけど・・・

     ここでは別に立ち止まって使う必要がないみたいね。」

 

 

ワイバーン「・・・。先ほど、赤い字が北を指していると言っていたが・・・。」

 

 

フォビドゥン「にゅふぅ?」

 

 

ワイバーン「その赤い針がさしている方角も北なのか?」

 

 

Sergeant「いえ、この針がさしている方角は―――」

 

 

???「おい、あんたら。」

 

 

Sergeant「・・・!」ササッ

 

 

???「見たところ、旅人って訳でもなさそうだし。軍人って感じでもねぇな。

  フェンサー伝授を希望する奴らか?」

 

 

Sergeant「い――」

 

 

???「なんだよ。書簡を持ってんじゃねーか。」サッ

 

 

アルモニカ「あっ! それは――」

 

 

???「んじゃ、これから軽く実力テストを始めるぞ。」

 

 

アンソニア「ちょ、ちょっと待って欲しい―――」

 

 

???「はいはーい。質問は受け付けませーん。

  言いたいことがあるなら、まずは俺に勝ってからな。」

 

 

ワイバーン「Sergeant・・・どうするつもりだ?」

 

 

Sergeant「・・・そうね・・・・・・。ちょっと構えがなってないし

     隙だらけだから、少しあの舐め腐った金髪DQNを懲らしめるわ。

     全員、下がって。アイベックス、バスケットをお願い。」スッ

 

 

アイベックス「あぁ、分かった。バスケットは俺に任せ・・・。

       えっ、お、おい!! Sergeant もしかして、お前が出るわけじゃ・・・。」

 

 

Sergeant「さてと・・・それじゃ、アンソニア。あのタイプのフェンシング必勝法を

     見せてあげるから、しっかりとその目に対処法を焼き付けなさい。」

 

 

アンソニア「ウ、ウッス。」

 

 

 

 

 

 

 

???「ん? あんた、一人か? 他の連中は?」

 

 

Sergeant「彼等は、途中までの護衛だったのよ。」

 

 

???「へぇー。護衛か・・・どこかのお嬢様なのか? 怪我とかしても何も保障できねーぞ。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」スッ 2

 

 

???「ん? 2?」

 

 

Sergeant「貴方の攻撃・・・2回目で全て決着を付けさせてもらうわ。」クスッ

 

 

???「俺も舐められたものだな・・・。泣いてもしらねーからな!!」スッ

 

 

Sergeant「さぁ、始めましょう・・・?」スッ

 

 

 

 

 

ハーミール「んゆー・・・マスターの援護したほうがいいのかなー☆?」チラッ

 

 

フォビドゥン「したいのは山々ですけど・・・近くに良い狙撃ポイントがありませんし・・・

       それに・・・。」

 

 

マスト「司令が負ける未来が見えないんだよな。」ウン

 

 

カジュアル「今回ばかりは同意よ・・・。逆さマスト。」ウン・・・

 

 

アンソニア「・・・な、なんだかドキドキするっス・・・。」

 

 

アイベックス「・・・・・・終わったな。・・・あのフェンサー。」ヤレヤレ

 

 

アルモニカ「そういえば、軍曹殿が言っていた隙ってどこにあるんでしょう?

      とても隙があるようには見えないのですが・・・。」

 

 

インティゴ「はぅ・・・確かに・・・。」

 

 

ワイバーン「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

???「ペネトレイトスラスト!!!!」シャンッ

 

 

Sergeant「・・・・・・。」サッ

 

 

???「まだだ!」シャンッ

 

 

Sergeant「・・・・・・!」サササッ

 

 

???「くそっ・・・外したか・・・!」スタッ・・・

 

 

Sergeant「次・・・。」ボソッ

 

 

???「・・・!」

 

 

Sergeant「次、攻撃してきたら決めさせてもらうわね。」ニッコリ

 

 

???「・・・・・・っ。」グッ

 

 

 

 

 

???「あれ? フェンサー伝授を希望する方デスか?」ヒョコッ

 

 

インティゴ「はぅ?」

 

 

ワイバーン「・・・・・・部隊長。」グィッ ドン・・・

 

 

アンソニア「あ、ウッス! どうも、こんにちはっス!」オットット・・・

 

 

???「こんにちはデス。礼儀正しい人達デスネ。」

 

 

マスト「ここを出発する前に、司令から『向こうの人と会ったら礼儀正しくしろ』って

    ミッチリ聞かされてから来たからな。」ボソッ・・・

 

 

???「司令デスか? もしかして、貴方達はココカラ30km離れた王都から来たのデスか?」

 

 

カジュアル「はい! シグルス司令から、こちらの師範代へと書簡を渡されたので

      伺わせて頂きました!!」

 

 

レギナ「それは遥々遠い所から御疲れ様デス。あ、自己紹介がまだでしたネ。

    私はレギナ。フェンサーの中のビジュアル担当デス!」

 

 

アンソニア「部隊長のアンソニアっス。右から順番にハーミール、フォビドゥン、

      インティゴ、アルモニカ、アイベックス、カジュアル、マスト、

      それと副部隊長のワイバーンっス。」

 

 

ワイバーン「・・・。・・・おい。」

 

 

アンソニア「・・・ウッス。」

 

 

レギナ「どうしたんデスか~?」

 

 

アンソニア「だ、誰か、プレートさんとロイが何処に居るか知らないっスか・・・?」クルッ

 

 

アルモニカ「言われてみれば・・・。ロイさんとプレート『元』隊長は何処に・・・?」キョロキョロ

 

 

アイベックス「ココに来る途中までは、最後尾に居たぞ?」

 

 

ハーミール「にゅははは☆ ・・・迷子?」

 

 

フォビドゥン「・・・世話の掛かる人ですね~。探してきますね~。」

 

 

アルモニカ「フォビドゥン殿! わたしも一緒に探しますよ!」

 

 

フォビドゥン「にゅふふふ~♪ モニカちゃん、ありがと~。」

 

 

インティゴ「はぅぅ・・・プレート『元』隊長、すぐロイさんのことになると

      目がなくなるんですぅ・・・。」

 

 

レギナ「・・・・・・。・・・イオネみたいなものデスネ。

    それで今回は、貴方達9人+2人だけで来たんデス?」

 

 

アイベックス「いや、俺達の司令官Sergeantも一緒に・・・。」

 

 

レギナ「・・・! Sergeantと言いますと、あの噂のSergeant司令デスカ!?」

 

 

ワイバーン「あぁ、そのSergeantで合っていると思うぞ。」

 

 

レギナ「そ、そのSergeantは今、何処に・・・。」キョロキョロ

 

 

全員『あそこ[っス,だよー☆,です,だな,だ]。』ビシッ

 

 

レギナ「・・・?」クルッ

 

 

 

 

 

Sergeant「どうしたの? 怖じ気ついたのかしら?」クイクイッ

 

 

イオネ「・・・ぐっ・・・。」

 

 

Sergeant「わかったわ。ハンデとして武器なしで対処してあげる。

     だから、さっさと攻撃して貰えないかしら?」ポイッ

 

 

 

 

 

レギナ「・・・。」アングリ

 

 

全員『・・・。』アングリ

 

 

レギナ「な、なにをしているんデス!? あのバ カ(イオネ)は?!」

 

 

アンソニア「いや、あれでもオレ達の司令っスから、バカって言わないで欲しいっス。

      確かに無茶苦茶な行動をする人っスけど・・・。決してバカじゃないっス。」

 

 

レギナ「あ、ごめんなさい。今、ワタシがバカって言ったのは同期のイオネの方で・・・。

    Sergeantは尊敬している人なので違うのデス。」

 

 

 

 

 

イオネ「舐めやがって・・・ペネトレイトスラスト!!!!」シャンッ

 

 

Sergeant「・・・。」サッ

 

 

イオネ「・・・ッ!!」クルッ シャンッッ!

 

 

Sergeant(・・・さっきよりタイミングをズラしたのね・・・。でも・・・。)ササッ スッ

 

 

 

ゴンッ

 

 

 

イオネ「ぐぁっ!?」ゴロン ズザザザザザーーー!

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ゲシッ

 

 

 

カシャン・・・

 

 

 

イオネ「・・・・くそっ・・・。」

 

 

Sergeant「・・・・・・書簡。返して貰うわよ。」サッ

 

 

レギナ「おおっ~。」パチパチパチ!

 

 

Sergeant「・・・?」クルッ

 

 

レギナ「Sergeantデスネ! 凄いデス!! イオネを武器なしで倒してしまうなんて!!

    それにイオネの武器を蹴り飛ばすところとか、カッコ良かったデス!」キラキラキラ・・・

 

 

Sergeant「え、えぇ・・・。ありがとう。」

 

 

アンソニア「Sergeant司令! 彼女はレギナっス。」

 

 

ワイバーン「お前が倒した、イオネとか言う男と同期のヤツのようだ。」

 

 

Sergeant「・・・・・・そ、そうなの。初めまして、レギナさん。Sergeantよ。」

 

 

レギナ「はい! 噂で聞いていますデス! 私の事はレギナで良いデス!!

    ワタシも親しみを込めてSergeantって呼びますデスから!!」

 

 

Sergeant「えぇ。・・・アンソニア。」

 

 

アンソニア「何っスか?」

 

 

Sergeant「わかったかしら?」

 

 

アンソニア「へ?」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ジトー

 

 

ワイバーン「・・・フェンサーの対処だ。」ボソッ

 

 

アンソニア「あっ!!」

 

 

Sergeant「・・・。」ジトー

 

 

アンソニア「わ、わわわわわわかったたたっス。」

 

 

Sergeant「・・・本当は?」ジトー

 

 

アンソニア「・・・。見てなかったっス。」

 

 

Sergeant「でしょうね・・・。わかったわ。また今度の機会に見取りをして。」

 

 

アンソニア「ウッス。」

 

 

ハーミール「んゆー☆ マスター? 怒らないで聞いてほしいことがあるんだけどー☆」

 

 

Sergeant「・・・?」

 

 

カジュアル「ロイさんとプレートさんが迷子になりました・・・。」

 

 

Sergeant「は?」

 

 

マスト「気付いたら居なくてよ・・・。」

 

 

アイベックス「・・・今、フォビドゥンとアルモニカ、インティゴが探しに出かけた。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ハァァァァ・・・

 

 

マスト「だ、大丈夫だって! そんなに頭を抱えなくても、すぐに帰ってくるさ!」

 

 

Sergeant「・・・えぇ。それじゃ、全員門の前に集合。全員が集まってから

     中に入るわ。」

 

 

レギナ「大変そうデスネ。」

 

 

Sergeant「えぇ。今、本当にプレートさんを除隊させるべきか悩んでいる瀬戸際よ・・・。

     カジュアル、ハーミール。」

 

 

カジュアル「はい!」

 

 

ハーミール「んゆー☆?」

 

 

Sergeant「そのレギナの同僚の手当を担当して貰えないかしら?

     地面へ派手に擦りながら、転がったから擦り傷ができていると思うの。」

 

 

ハーミール「任せてー☆」

 

 

カジュアル「はい! 分かりました!!」

 

 

Sergeant「よろしく頼むわね。アンソニア、ワイバーンついて来て貰えるかしら?」

 

 

ワイバーン「あぁ。」

 

 

アンソニア「ウッス。」

 

 

 

 

 

イオネ「イテテテテ・・・くそっ・・・。」

 

 

カジュアル「あのー・・・。」

 

 

イオネ「あぁ? お前等はアイツの護衛の・・・。」

 

 

カジュアル「カ、カジュアルです!!」

 

 

ハーミール「んゆー☆ わっちはハーミールだよー☆ よろしくねー☆」

 

 

イオネ「イオネだ・・・。俺に何か用かよ。」

 

 

カジュアル「あ、あのですね・・・。」

 

 

イオネ「怪我の事なら心配いらねーぞ。このくらい唾を付けて置けば自然に治る。」

 

 

カジュアル「・・・・・・。」

 

 

ハーミール「んゆー☆ でも、マスターが怪我の手当をして欲しいって言ったからねー☆

      手当しちゃうよー☆」

 

 

イオネ「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

Sergeant「これを見て。」

 

 

ワイバーン「・・・?」

 

 

アンソニア「これって・・・戦闘跡っスよね・・・。」

 

 

Sergeant「えぇ。その通りよ。

     レギナの同僚はココから、この距離を飛んで攻撃してきたわ。」

 

 

ワイバーン「ざっと4㍍手前と言ったところか。」

 

 

Sergeant「えぇ。この距離を立ち幅跳びの状態から攻撃してくるようね。

     2人だったら、この場合どうやって対処するかしら?」

 

 

アンソニア「そうっスね・・・。突っ込んできたところを叩き落とす感じ・・・っスかね?」

 

 

ワイバーン「・・・ワタシも同様だ。突っ込んできたところを叩き落とす。

      だがその時は回避はしない。一撃貰うつもりで攻撃を行う。

      見て居なかったから分からないが、Sergeantならどうやって対処する?」

 

 

Sergeant「そうね。私だったら、足を引っかけて転倒させるわね。

     こうやって・・・この図のように。」ガリガリガリガリ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンソニア「なるほど・・・。」

 

 

Sergeant「あるいは・・・。彼の装備を見て。」スッ

 

 

アンソニア・ワイバーン「「・・・?」」チラッ

 

 

Sergeant「彼、マントを着けているわよね。」

 

 

ワイバーン「あぁ。着いているな。」

 

 

Sergeant「アレを逆手にとって無力化するわ。」

 

 

アンソニア「・・・!?」

 

 

Sergeant「簡単よ。彼が後ろを向いた隙にマントを掴んで後ろに引き倒せばいいだけ。

     でも、戦法としてはオススメしないわよ。逆に自分が転倒する率も高いわ。」

 

 

ワイバーン「・・・Sergeant。私達にはハードルが高いのだが・・・。」

 

 

Sergeant「そうねぇ・・・。なら、あとは・・・一般的な着地狩りか、先制攻撃。

     あるいは捨身のクロスカウンター戦法かしら?」

 

 

ワイバーン「一般的だな。」

 

 

Sergeant「えぇ。一般的ね。それと、図の補足だけど。進行方向側に敵がいた場合

     ここで転倒させられれば 縺れ込んだ敵は、そのまま味方にダイブ

     敵の隊列を一部かき乱すことが可能よ。」トントン

 

 

ワイバーン「・・・できれば、習得はしたい攻撃方法だな。」

 

 

Sergeant「えぇ。是非、習得して欲しいわ。」

 

 

アンソニア「が、頑張るっス!!」

 

 

 

 

 

フォビドゥン「見つかりましたよ~!」スタタタタ!

 

 

アルモニカ「軍曹殿~!! ロイ殿とプレート元隊長居ましたー!」スタタタタタ!!

 

 

インティゴ「ひぃ・・・ひぃ・・・ふぅ・・・。」

 

 

Sergeant「・・・!」

 

 

ロイ「ごめんなさい! Sergeant司令!! プレートさんの相手をしていたら

   分かれ道で左側に行ってしまって・・・。」

 

 

プレート「司令殿、申し訳ない。」

 

 

Sergeant「はいはい。本当に申し訳なく思うのなら、次からは同じことをしないで頂戴。

     それじゃ、ワイバーン、アンソニア行くわよ。」ケシケシ・・・

 

 

アンソニア「ウッス!」

 

 

ワイバーン「・・・。」

 

 

 

 

 

Sergeant「どう? 怪我の具合は?」

 

 

ハーミール「大丈夫だよー☆ マスターの言う通り、擦り傷だけで他に目立った外傷は

      見当たらなかったよー☆」

 

 

カジュアル「ですが・・・あの・・・。」

 

 

イオネ「・・・・・・。」ジィー

 

 

Sergeant「・・・。」ジトー

 

 

イオネ「アンタの事。コイツ等から聞いたぜ。Sergeantって言うんだな。」

 

 

Sergeant「私も貴方の同僚から少し聞いたわ。イオネって名前らしいじゃない。」

 

 

イオネ「あぁ。とりあえず手当の件は一応礼を言っておく。

    ・・・なぁ、アンタなんで司令官だって最初に会った時言ってこなかったんだ?」

 

 

Sergeant「さぁ、なんでかしらね。自分で考えたら?」

 

 

イオネ「・・・・・・。」ジィー・・・

 

 

Sergeant「・・・。」ジトー

 

 

イオネ「ま、良いけどよ。・・・この門を潜る前に1つだけ言わせて貰いたいことがある。」

 

 

Sergeant「・・・何?」

 

 

イオネ「俺等に、どんな態度をしようが構わねぇが、

    クヌート様にも同じ態度をとったら許さねぇからな?」ギロッ

 

 

Sergeant「・・・。」・・・フンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ラナス領地]

 

レギナ「Sergeant、こっちデス! こっちデス!!」ピョン♪ピョン♪

 

 

Sergeant「えぇ。結構、広いのね。」

 

 

カジュアル「・・・。」ソワソワ・・・ ソワソワ・・・

 

 

マスト「ねーちゃん。そんなソワソワしなくても大丈夫だよ。いつも通りで行こうぜ。」

 

 

アンソニア「案外、普通の町っスね。」キョロキョロ

 

 

ハーミール「んゆー☆ 腰にレイピアを刺して羽根つきの帽子を被るのが

      ここのファッションなのかなー☆?」

 

 

ワイバーン「・・・。」

 

 

プレート「セスタス道場とは違い、町全体が道場のようですな。」

 

 

レギナ「今から、クヌートさんを呼んで来ますデス! ・・・イオネ。」

 

 

イオネ「・・・なんだよ。」

 

 

レギナ「Sergeantと喧嘩をしないで下さいよ?」

 

 

イオネ「わかってるっての。・・・・・・まったく・・・。」チラッ

 

 

Sergeant「・・・。」ジトー

 

 

イオネ「・・・。」ジィー

 

 

Sergeant「・・・。」プイッ

 

 

イオネ「・・・なんだよ。」ジィー

 

 

Sergeant「特に何も。」

 

 

イオネ「何かあるから、こっちを見てたんだろ?」ジィー

 

 

Sergeant「自意識過剰。そこまで貴方を目視していたわけじゃないわよ。」

 

 

イオネ「・・・・・・。」ピキッ

 

 

ロイ「あああああっ! Sergeant司令!!」

 

 

Sergeant「なに?」

 

 

イオネ「・・・ん。お前・・・。」

 

 

ロイ「い、いえ・・・あの・・・・・・。」

 

 

Sergeant「だから、な――」

 

 

イオネ「あの時の・・・!」シャキン!

 

 

ロイ「えっ?」

 

 

Sergeant「・・・!」グイッ

 

 

イオネ「・・・!」ギロッ

 

 

Sergeant「・・・。」ギロッ! グリィ!!

 

 

イオネ「・・・っ。」パッ カランカランカラン・・・

 

 

アルモニカ「おおっ! 突然剣を抜いたかと思ったら、

      軍曹殿が睨んで、腕を捻り上げて剣を落とさせましたよ!!」

 

 

ロイ「あ、あ・・・。すみませ――」

 

 

Sergeant「謝っている間があるなら、剣を拾い上げなさい!」キッ

 

 

ロイ「は、は――」

 

 

????「おい、貴様。私の大事な弟子に何をしている?」

 

 

イオネ「・・・!」

 

 

Sergeant「・・・。」

 

 

????「貴様だ。貴様。返答によっては、このまま無事に返すわけには行かないな。」キッ

 

 

ロイ「・・・!」

 

 

レギナ「あわわわ・・・イオネ、Sergeant・・・。」オロオロ

 

 

Sergeant「別に。私の仲間に向けて、彼がいきなり剣を抜いたから、

     守るために腕を捻り上げているだけ。疑わしいなら彼や通行人に聞いたら?」

 

 

アンソニア「Ser、Sergeant司令・・・。」ボソッ

 

 

Sergeant「いいのよ。自分が何も悪いことをしてない時は、堂々としていても。

     それに弱気な態度を見せつけたら、相手がいつ つけ上がるか。

     分かったもんじゃないわ。」

 

 

 

 

 

ざわ・・・   ざわ・・・・・・

 

 

 

 

 

????「・・・イオネ。どうなんだ?」

 

 

イオネ「・・・・・・彼女・・・Sergeantの言う通りです。」

 

 

????「・・・・!」

 

 

Sergeant「・・・。」ジィー

 

 

????「理由も聞かず、突然の非礼を詫びよう。・・・すまなかった。

   奴を・・・イオネを降ろしていただけないだろうか?」

 

 

Sergeant「えぇ。もちろん。今日は別に貴方達と喧嘩をしに来た訳ではないものね。

     私も悪かったわ。レギナ、クヌートさんはまだかしら?」ニコニコ パッ

 

 

イオネ「イテテテ・・・ッ。」

 

 

レギナ「い、いえ。今Sergeantとお話しをしていたのが、

    フェンサー師範代のクヌートさんデス。」

 

 

クヌート「・・・ゴホン。」

 

 

Sergeant「・・・あらそうだったの。こんにちは。」スタスタスタ・・・

 

 

クヌート「あ、あぁ・・・。」

 

 

Sergeant「私の『上司』であるシグルスから、貴方宛てに書簡を届けるようにと

     言われ伺わせて頂きました。」ズイッ

 

 

クヌート「う、うむ。」

 

 

Sergeant「こちらが書簡です。前向きに検討して頂ければ幸いです。」スッ

 

 

クヌート「・・・なるほど。軍への協力要請か。確かに受け取った。

     ・・・検討させて頂こう。」

 

 

Sergeant「はい。『前向き』にご検討をよろしくお願い致します。」ニッコリ

 

 

 

 

 

アルモニカ「思うことがあるんですけど。」

 

 

フォビドゥン「にゅ?」

 

 

アルモニカ「軍曹殿って身長が高いですよね。今回、フェンシング師範代の

      クヌートさんと並んで、改めて大きいと感じましたよ。」

 

 

フォビドゥン「ですね~。あのシグルス司令よりも大きいですからね~。」

 

 

アルモニカ「私もいつかは軍曹殿のように大きくなりたいですね!! はい!」

 

 

インティゴ「モニカちゃん、モニカちゃん。」

 

 

アルモニカ「なんですか? インティゴ殿?」

 

 

インティゴ「モニカちゃん、フェンシングじゃなくて フェンサーだよぉ・・・。」

 

 

アルモニカ「いや、フェンシングの方がロゴ的にも良いと思いますよ?」

 

 

インティゴ「・・・はぅ。」

 

 

 

 

 

イオネ「ク、クヌート様。すみま―――」

 

 

クヌート「イオネ、お前は何度言えば理解してくれるのだ?」

 

 

イオネ「い、いえ・・・クヌートさん。すみませんでした!」

 

 

クヌート「ペネトレイトスラスト500回。」

 

 

イオネ「はい!」

 

 

 

 

 

ロイ「あ、あの~。クヌートさん・・・?」

 

 

クヌート「なんだ。」

 

 

ロイ「この前の訓練所では、すみませんでした!! 足がもつれたとはいえ、

   クヌートさんにあのような事を・・・!!」

 

 

クヌート「・・・? ・・・何を言っている?」

 

 

ロイ「・・・え?」

 

 

クヌート「悪いが記憶にないな。

     お前は、私に何か謝らなければならないようなことをしたのか?」

 

 

ロイ「い、いえ・・・覚えていないのなら結構です。・・・すみませんでした。」

 

 

クヌート「そうか。」

 

 

 

 

 

ロイ「・・・はぁ。」

 

 

Sergeant「何をしたの? ロイ。」

 

 

ロイ「・・・! Sergeant司令!」

 

 

Sergeant「聞いていたわよ。それで、何かしたのかしら?」

 

 

ロイ「いやぁ~ははは・・・ちょっとですね・・・。」

 

 

Sergeant「気になるわね。一体フェンシングの師範代に訓練所で何をしたのよ?」

 

 

ロイ「いえ、あの・・・。」

 

 

Sergeant「・・・。」チラッ

 

 

マスト「・・・! あ、あ~。俺も気になるなー。訓練場でロイが引き起こした事故。」チラッ

 

 

アンソニア「・・・気になるっス。」チラッ

 

 

ワイバーン「・・・気になるな。」チョンチョン

 

 

アルモニカ「・・・? ロイ殿、むかし何か師範代に対して引き起こしたんですか?!

     気になりますねー。わたし、とても気になります!!」グイグイ

 

 

プレート「ロイ殿の秘密ですとー!? 是非聞きたいですな。

     さ、さ。恥ずかしがらずに・・・。」グイグイ

 

 

 

 

 

ワラワラ・・・

         ワラワラ・・・

 

 

 

 

 

ロイ「ちょ、ちょっと待って下さい。わかりました! 分かりましたから!!

   Sergeant司令。こちらに来ていただけますか・・・?」

 

 

アイベックス「Sergeant・・・。」

 

 

Sergeant「・・・。」b スタスタスタ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[木陰]

 

Sergeant「さぁ、ロイ。クヌートさんに何をしたのよ。」

 

 

ロイ「・・・Sergeant司令・・・他の部隊員には言わないって約束して貰えますか?」

 

 

Sergeant「・・・・・そうね・・・。」ウーン

 

 

ロイ「言わないって約束してくれるのなら、お話します。」

 

 

Sergeant「わかったわ。言わないから教えて頂戴。」

 

 

ロイ「・・・絶対ですからね。」

 

 

Sergeant「えぇ。」

 

 

ロイ「・・・実は・・・・・・―――」

 

 

 

 

 

かくかくしかじか・・・

 

 

 

 

 

ロイ「―――・・・と言う事なんです。」

 

 

Sergeant「なるほどね・・・そういうこと。」

 

 

ロイ「だから、他の部隊員には・・・。」チラッ

 

 

Sergeant「・・・。」スタタタタタタタタ!!

 

 

ロイ「ちょっと!? Sergeant司令!?!」

 

 

 

 

 

アンソニア「あっ、戻って来たっスよ!」

 

 

アイベックス「Sergeant! ロイの秘密って・・・――」

 

 

Sergeant「アンソニア!!」キキーッ!!

 

 

アンソニア「は、はいっス!!」

 

 

Sergeant「これからロイが私の事を追って、こちらにやってくるわ。

     書簡を渡す前の講義をを思い出して。ロイをその練習台に使いなさい。」

 

 

アンソニア「わ、わかったっス!!」ビシッ

 

 

アルモニカ「軍曹殿! それで、ロイ殿の秘密とは――」

 

 

Sergeant「ロイの秘密? 知りたいなら、これから起こる事を目に焼き付けなさい。

     それがロイの秘密に繋がるはずよ。」

 

 

ロイ「Sergeant司令!!」ダダダダダダダッ!

 

 

Sergeant「来たわね・・・。アンソニア。有意義な訓練結果にしなさい。」

 

 

アンソニア「ウッス! 頑張るっス!」

 

 

ワイバーン「・・・。」

 

 

ロイ「約束したじゃないです―――」

 

 

アンソニア「・・・よっと。」クイッ

 

 

ロイ「えっ・・・。」

 

 

 

 

 

ガッ・・・

 

 

 

 

 

ロイ「っとっとっとっと!?」グラ・・・

 

 

アンソニア「・・・!」

 

 

アルモニカ「ああっ! 惜しいです!!」

 

 

Sergeant「・・・。」フッ・・・

 

 

ロイ「よ、避けて下さ――。」

 

 

 

 

 

モニュン・・・

 

 

 

 

 

ワイバーン「・・・!」

 

 

アイベックス「・・・大胆だな。

       Sergeantの胸を鷲掴みにした挙句、顔面を谷間に埋めるとはよ。」

 

 

プレート「司令殿ばかり、ズルいですぞー!!

     我もロイ殿から胸に飛び込んできて欲しいですぞ!」

 

 

ロイ「プハッ・・・! 違うんです! コレは違うんです!! すみません! Sergeant司令!!」ガバッ

 

 

Sergeant「・・・・・・。」フッ

 

 

アルモニカ「あぁ~。」

 

 

マスト「ロイ、大胆だな。」

 

 

ワイバーン「・・・ふん。」

 

 

ロイ「え? なんですか、この空気・・・もしかして・・・Sergeant司令!!」キッ

 

 

Sergeant「言ってないわよ。“約束通り”ね。」

 

 

レギナ「Sergeant~ こっちに居たんデスか!」

 

 

ハーミール「んゆー☆ マスター☆ 朗報だよー☆」

 

 

Sergeant「朗報?」

 

 

ロイ(・・・適当に誤魔化された気がします・・・。)

 

 

カジュアル「はい! レギナさんが―――」

 

 

 

 

 

カンカンカンカン!!

 

 

 

 

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