メルファリア~第Ⅱの人生~   作:Vermillion

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司令官①話㊤-芝居と山賊討伐

 

??「・・・・ぃ・・・・・・しれい・・・・・・司令!」

 

 

??「ん・・・・・。」パチッ

 

 

??「・・・! よかった! 司令、気が付きましたか!!」

 

 

??「しれ・・・? ここは?」

 

 

??「まだ、意識の方が混濁しているようですね。

  やはり先ほど飛んできた小石で、頭を強く打ったのが原因でしょうか。」

 

 

??「・・・えっと、確か・・・。」ズキッ

??「ッ・・・・・。」

 

 

??「司令?! 大丈夫ですか!?」

 

 

??「え、えぇ・・・大丈夫よ。ちょっと頭にタンコブができただけ・・・。」

 

 

??「いま、治療班を呼んできますね!!」

 

 

??「いいえ、大丈夫よ・・・どうせ。大した事はないから。」

 

 

??「そうですか・・・。」

 

 

??「それで・・・貴方は?」

 

 

ロイ「あ、自己紹介がまだでしたね。オレはロイです。

   Sergeant司令でしたよね? 模擬戦闘よろしくお願いします。」

 

 

Sergeant「Serって、えっ? え?」

 

 

ロイ「Sergeant司令ですよね? クリィム司令からそう伺っているのですが・・・。」

 

 

Sergeant「え、えぇ・・・た、確かに私は(英語表記で)Sergeantだけど・・・。」

 

 

ロイ「やはり、今日の模擬戦闘は中断しましょうか?

   顔色も悪いようですし。治療室まで送りますよ。」

 

 

Sergeant「え、えぇ・・・ごめんなさいね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[???]

 

ロイ「Sergeant司令、つきましたよ。」

 

 

Sergeant「・・・。ねぇ、ココは何処なのよ?」

 

 

ロイ「治療室ですが。どうかしましたか? Sergeant司令。」

 

 

Sergeant「治療室って・・・私には粗末なベッドと錆びれた棚がある部屋にしか

     見えないんだけど?」

 

 

ロイ「Sergeant司令は、カセドリア連合王国に来たばかりなんでしたっけ?」

 

 

Sergeant「・・・。」

 

 

ロイ「現在、我が軍はゲブランド帝国と緊張状態にある上、

   同盟国であるホルデイン王国がネツァワル王国と交戦状態にあり

   物資の方が滞っている為に、主な治療品が揃えられない状――」

 

 

Sergeant「ちょ、ちょっと待って。ゲブランド帝国? カセドリア連合王国?

     ここは日本じゃないの?」

 

 

ロイ「・・・ニホンですか? ・・・・・・。Sergeant司令――」

 

 

Sergeant「・・・・・・。何でもないわ。何も言わないで頂戴。今言った事も忘れて。

     確かに頭を強く打ち過ぎたみたい・・・。少し、ここで休ませてもらうわ。」

 

 

ロイ「是非そうして下さい。失礼します。Sergeant司令。」

 

 

Sergeant「あ、もう一つ良いかしら。」

 

 

ロイ「なんでしょうか?」

 

 

Sergeant「私の他に誰かいなかった? 全身緑色の貧乳少女とか、赤い鱗の尻尾の

     コスプレをした蜥蜴とか、前髪で目が隠れた男とか。」

 

 

ロイ「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「・・・なんでもないわ。」

 

 

ロイ「はい。」

 

 

 

 

 

 

バタン

 

 

 

 

 

Sergeant「はぁ・・・。こういう時って、どこから手を付ければ良いのか

      分からなくなるわね。とにかく頭を打ったらしいから手当でも

      しようかしら・・・。」

Sergeant「と言っても、今は真面な治療品もないから

      患部を氷水で冷やす事しか、出来ないだけど・・・。」

 

Sergeant(手が痛くなってきたわ。何か固定するものがあれば、

      多少は楽なんでしょうけど・・・。あいにく、何もないわね。)ゴソゴソ

Sergeant(・・・それにしても。今回のドッキリはやけに手が込んだドッキリね。

      今回は人件費、いくらかけたのかしら・・・。)

 

Sergeant「・・・そうよ! そういえば私、糸が出せるじゃない。それで固定すれば

      ・・・。・・・・・・人間の・・・!?」

Sergeant「そういえば、いつもより視野が狭いような・・・・・・。」

Sergeant「か、鏡! 鏡は何処?!」

Sergeant「・・・! ない。無いわ。私の目が無い! 今朝は8つあったはずなのに

     2つしか・・・!! 耳も・・・丸くなって・・・・・・。」

 

Sergeant(落ち着け・・・落ち着くのよ・・・私。きっと、昼ご飯時に何かの薬が

     混入されていたのよ。そう・・・。人間化の薬とか・・・。試薬ね。

     そうよ。絶対、そう。落ち着け・・・・・落ち着け・・・・・・。)

 

Sergeant「ふ、ふーん。ドッキリにしては、なかなかやるじゃない?

     い、今、ド、『ドッキリでした』って、て、言えば、許して

     あげな、な、なくもないわよ?」

 

 

 

 

 

 

シーン・・・

 

 

 

 

 

 

Sergeant(・・・そう簡単にネタバレはしないか・・・。)

Sergeant(・・・特にすることも無いし、少し横になってましょ。)

 

Sergeant「・・・よいしょ・・・っと。」ゴロン

 

 

 

 

 

 

バタン!!

 

 

 

 

 

 

Sergeant「!?」ガバッ

 

 

?????「コラ! マスト!! ノックぐらいしなさい!!」

 

 

マスト「司令! ごめん。俺が投げた石が当たったってロイから聞いて・・・。」

 

 

?????「司令、あたしの弟が怪我をさせたみたいで、ごめんなさい!!」

 

 

Sergeant「え。えぇ、あんまり気にしなくても大丈夫よ?

     そんな重症じゃなさそうだし。えっと、マストくんと・・・。」

 

 

カジュアル「あ。あたし、カジュアルって言います。Sergeant司令ですよね?

      読み方はサーヴァントで良いんですよね?」

 

 

Sergeant「ええ。その呼び方で構わないわ。カジュアルさんね。

     わざわざ、弟と一緒に謝りに来るなんて偉いわね。」

 

 

カジュアル「いえ、姉として当然のことですから。」

 

 

マスト「ほんっっっっとうに ごめん! 次からは気を付けるから!!」

 

 

Sergeant「私も別に怒って無いから、そんなに深く頭を下げなくても大丈夫よ。

     ただ・・・。」

 

 

マスト「ただ?」

 

 

Sergeant「元凶の(企画した)バカは吊るすけど。」

 

 

マスト「・・・ね、ねーちゃん・・・俺、吊るされるのかな・・・?」

 

 

カジュアル「バカマスト。自業自得ね。

      吊るされても、あたしは助けないからね。」

 

 

Sergeant「だから、安心して?」ニッコリ

 

 

マスト(終わった。俺、終わった・・・。)

 

 

ガジュアル「あ、司令。」

 

 

Sergeant「どうしたの?」

 

 

カジュアル「さっき、あたし達のことをくん、さん付けで呼んでましたけど

      普通に呼び捨てで構いませんからね。司令の呼びたいように

      呼んで下さい。」

 

 

マスト「あ、俺等以外にもそうだぜ。他人行儀なんかで呼ばれるより、

    親しみを込めて呼び捨てで呼ばれる方が良いって奴もいるからさ。」

 

 

Sergeant「分かったわ。・・・ありがとう。カジュアル、マスト。」

 

 

カジュアル「はい! それでは司令。お大事に。」

 

 

マスト「お大事に・・・。」

 

 

Sergeant「えぇ。」

 

 

 

 

 

 

バタン

 

 

 

 

 

 

Sergeant(よく出来た芝居ねぇ・・・。)

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

 

 

????「入るぞ。」

 

 

Sergeant「・・・? はい。」

 

 

????「気分はどうだ? Sergeant司令。」

 

 

Sergeant「氷水で冷やしたから、痛みは引いたわ。」

 

 

????「・・・。私のことはクリィムからは聞いたか?」

 

 

Sergeant「・・・いいえ?」

 

 

????「まだ聞いていないのか・・・。まぁいい。早速だがSergeant司令、

   君に出撃命令だ。王国付近の村に出没する賊を待ち伏せし、討伐してもらいたい。」

 

 

Sergeant「賊?」

 

 

????「賊だ。すぐに出撃する。ついてきたまえ。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」スッ

 

 

????「返事が聞こえないぞ。Sergeant司令?」

 

 

Sergeant「・・・! はい。」ゾクッ

 

 

????「では、行こうか。」ニッコリ

 

 

Sergeant(なによ・・・今の殺気は・・・。演技とか、芝居とか、そんなものじゃなかったわ・・・。

     でも・・・これも出演の一つ? ・・・そうね。やってやろうじゃない・・・!!)

 

 

?????「駄目ですねぇ、そんな様子だとすぐに賊に殺られますよ? チッチッチッチ。」

 

 

Sergeant「・・・誰よ。アンタは?」キッ

 

 

ジュウカラ「人に何か尋ねる時はまず自分から。親から習いませんでしたかねぇ?

      良いでしょう。ジュウカラです。さて、資料では高評価のあなた実力を

      早速、見せて貰いましょうかねぇ? チッチッチッチ。」

 

 

Sergeant「育ちが悪くて悪かったわね。

     随分、歯に付く言い方をするじゃない。ま、やれるだけやるわ。」

 

 

ジュウカラ「生意気な態度をですねぇ。あまり過ぎると刺しますからねぇ?

      チッチッチッチ。」

 

 

Sergeant「上等じゃない。刺されでもしたら、そのUSAマリオに出てきそうな

     その仮面を剥いで、荒縄を使って裸亀甲縛りしてあげるわ。」

 

 

ジュウカラ「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

バチバチバチバチッ

 

 

 

 

 

 

????「・・・・・・・・・。睨み合いはそこまでだ。」

 

 

マスト「あ、司令・・・。」

 

 

カジュアル「司令、もう動いても大丈夫なんですか?」

 

 

Sergeant「えぇ。2人とも、ここに居るって事は・・・。」

 

 

カジュアル「はい! 山賊の討伐と言うことで出撃します!」

 

 

Sergeant「そう! 私も、だから戦場ではよろしくね。」

 

 

カジュアル「はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[山賊出没地点]

 

 

 

????「アイベックス。ここに待ち構え、逃走を図る残党を始末しろ。」

 

 

アイベックス「・・・・・・。」

 

 

Sergeant(・・・見たことも無い風景だったわね。何処かの町を丸々借りて・・・?

     いえ、そうすると設定からエクストラまでの金額を入れて・・・。

     おかしいわ・・・。そんな資産はない筈・・・。それに魔物娘が一人も・・・)

 

 

????「Sergeant司令。」

 

 

Sergeant(・・・確か~~の話だと、日本全国全て魔王軍が制圧したって・・・

     制圧し損ねた場所があるって事? でも、ココの人たちは全員日本語を

     話すわよね。ハワイって事も・・・ないわね。じゃあ、ココは何処?)

 

 

????「・・・Sergeant司令。」

 

 

ジュウカラ「・・・・・・。」ヌッ

 

 

Sergeant(制圧から9年目よ? 魔王軍の決して索敵能力は低くないはず・・・。

     ~~~率いる反乱軍が人間だけの国を作り上げた? それも、あの軍勢を退け

     ながら? 流石に非現実的すぎるわね。・・・ココは・・・・・・。)

 

 

ジュウカラ「・・・・・・。」スッ

 

 

Sergeant「・・・?」

 

 

 

 

 

 

サクッ

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・ッ~~~~~~~!!!」ガクガクガク

 

 

ジュウカラ「本当に、こんな輩で司令官が務まるんですかねぇ?

      チッチッチッチ。」

 

 

Sergeant「刺したわね・・・。本気で私のお尻を刺したわね・・・?」プルプルプル

 

 

ジュウカラ「戦場で油断している方が、悪いと思いますがねぇ? チッチッチッチ。」

 

 

Sergeant「元に戻ったら、本物の縄酔いって奴を教えてあげるわ・・・!」ギロッ

 

 

ジュウカラ「私の相手でもしてくれるんですかねぇ? いいでしょう。

      死なない程度に蹂躙してあげましょうかねぇ。チッチッチッチ。」

 

 

????「2人とも、そこまでだ。私に話をさせてくれないか?」

 

 

ジュウカラ「・・・。申し訳ありません。シグルス様。」

 

 

Sergeant(シグルス・・・ねぇ。コイツの上司か何かかしら?

     本当によく出来た芝居・・・。・・・・・・痛ぁ・・・。)

 

 

シグルス「さて、賊がここまで通りかかるまでに残り時間は少ない。

     Sergeant司令、戦闘の方法を教える1度しか言わないからしっかりと聞け。」

 

 

Sergeant「・・・ええ。」

 

 

シグルス「まず、戦闘が始まり次第、戦場付近の安全な場所にクリスタルを築け。

     クリスタルを築いた後は、ひたすら成長したクリスタルから

     クリスタルの欠片を集めるんだ。そして一通り集まったら兵を出撃させ、

     敵を撃退する。いいな?」

 

 

Sergeant(クリスタル? なんでクリスタルなんか集めるのかしら?

     集める必要性が見当たらないわ・・・。)

 

 

シグルス「質問はあるか?」

 

 

Sergeant「聞いた分だと、クリスタルの欠片を集める理由が無いんだけど

     それは? どうして、クリスタルが必要なのかしら?」

 

 

シグルス「クリスタルは兵士に持たせると瀕死状態時、緊急の離脱の効果がある。

     この離脱によって、生存率は格段に上がりまず、死人が出ること自体が

     無くなるからだ。」

 

 

Sergeant「なるほど・・・分かったわ。」

 

 

シグルス「・・・賊が来たようだ。Sergeant司令、指揮を任せる。」

 

 

Sergeant「えぇ。」

Sergeant(私、指揮を直接執った事は無いけど、なるようになるわよね。

     どうせ、コレもドッキリの一部なんでしょ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カジュアル「司令! 指揮をお願いします!」

 

 

Sergeant「え、えぇ・・・。」

 

 

カジュアル「・・・・・・司令?」

 

 

Sergeant(・・・。本当に執らせる気なの? 指揮なんか執った事なんてないから、

     なんて指示すればいいのか分からないわ・・・。)

 

 

マスト「司令、俺いつでも戦場に出れるぜ!! 配置指示をくれ!」

 

 

Sergeant「指揮・・・指示・・・・・・。」オロオロ

 

 

??????「うにゃ~・・・やっぱり、いきなり実践は難しいんじゃないかな~。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

―妄想――――

 

 

 

 

ジュウカラ「やはり無能だったようですねぇ。チッチッチッチ。」

 

 

 

 

―――――――

 

 

 

 

 

イラッ☆

 

 

 

 

 

 

Sergeant(・・・。~~のように指揮を取れば勝てる筈よね・・!!)

Sergeant「総員、各自自分がベストだと思うポジションに着き、敵に攻撃 殲滅して!!」

 

 

マスト「おっしゃぁー!! みなぎってきたー!!」

 

 

?????「頑張るっスよ~!!」

 

 

??????「にゅふふ。狙い撃ちますよ~。」

 

 

カジュアル「よし! あたしも行ってきます! 司令!!」

 

 

Sergeant「いってらっしゃい!

     えっと、開戦したら付近にクリスタルを設置するのよね・・・。」

 

 

 

 

 

 

ポン

 

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・こんなもので、イイのかしら? それで・・・欠片って・・・・・・

     どのコトかしら・・・?」

Sergeant「・・・・・・。出てこないわね。」

Sergeant「・・・・・・。設置の仕方を間違えた?」

Sergeant「・・・・・・。削り取るのかしら?」ガッツン!ガッツン!

Sergeant「取れたわ。クリスタルは消滅しちゃったけど・・・。

     それで・・・この欠片をどうすれば・・・。」

 

 

 

 

 

シュン!

 

 

 

 

 

マスト「イテテテテ・・・!」

 

 

Sergeant「マスト!! だ、大丈夫?」

 

 

マスト「司令! 俺、3体敵を倒したぜ!! これ、敵が落としたクリスタルな!!」

 

 

Sergeant「えっ。敵からもクリスタルって削れるの。」

 

 

マスト「え? 削るって何言ってんだ? 司令。・・・って、司令! はやくクリスタルを

    設置しないと!!」

 

 

Sergeant「せ、設置するも何も、どうやって設置すればいいのか

     分からないのよ。」

 

 

マスト「欠片を貸してくれ! 地面にな、こうやって、こうやって・・・こうだ!!」

 

 

 

 

 

 

ポン!

 

 

 

 

 

 

Sergeant「あらっ。」

 

 

マスト「埋めれば、また量産できるから!! どんどん埋めてくれよな!!」

 

 

Sergeant「わ、分かったわ。」

 

 

マスト「よし、クリスタル持って もう一回行ってくる!!」

 

 

Sergeant「気を付けて、行ってらっしゃい!」

 

 

マスト「へへっ。分かってるって!」

 

 

Sergeant「えっと・・・欠片を埋めて、埋めて、埋めると。」

 

 

 

 

 

 

ポン! ポン! ポン!

 

 

 

 

 

 

Sergeant「それを、思いっきり・・・削ると!!」ガッツン!ガッツン!!

 

 

 

 

 

 

シュン!

 

 

 

 

 

 

?????「よし、4人撃破っス! Sergeant司令、再出撃って・・・司令!!」

 

 

Sergeant「あ、おかえりなさい。どうしたの? 目を丸くして?」

 

 

?????「どうしたも、こうしたもないっスよ! なんで、クリスタルを1つも

   設置してないんっスか!? 敵から手に入れたクリスタルだけじゃ

   対処は無理っスよ!! もっと量産して!!」

 

 

Sergeant「えっ。まだ足りないの!? これでも結構、埋めているのよ?」

 

 

?????「なら、どうしてクリスタルが一つも設置して無いんスか!!」

 

 

Sergeant「知らないわよ。欠片を取ると消滅しちゃうの。」

 

 

?????「消滅っスか・・・? ・・・! 分かったス! フォビドゥンにSergeant司令の

   警護につけるように言っておくっス! 行ってくるっス!!」

 

 

Sergeant「え、えぇ・・・気を付けて行ってくるのよ!

     さて・・・クリスタルを埋めて・・・。」

 

 

 

 

 

 

ポン! ポン! ポン! ポン! ポン!

 

 

 

 

 

 

Sergeant「それを削りきる・・・っと!!」ガッツン!ガッツン!!

 

 

 

 

 

 

シュン!

 

 

 

 

 

 

フォビドゥン「うにゃ~。司令~、フォビドゥン戻りました~。」

 

 

Sergeant「あ、えぇ。おかえりなさい。」

 

 

フォビドゥン「クリスタルが消滅しちゃうんですよね~?」

 

 

Sergeant「えぇ。そうなのよ。普通は消えないらしいのだけど・・・。

     なんでかしらね?」

 

 

フォビドゥン「きっと敵の攻撃ですね~。

       わたし、司令とクリスタルを守りますね~。」

 

 

Sergeant「えっ。」

 

 

フォビドゥン「えっ。ってなんですか~?

       クリスタルが消滅しちゃうんですよね~?」

 

 

Sergeant「えぇ・・・そうなのよ・・・。」

 

 

フォビドゥン「なら、それは敵の攻撃ですね~。でも、よかったです~。」

 

 

Sergeant「何がかしら?」

 

 

フォビドゥン「司令が敵の的になってなくて~。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

シュン!

 

 

 

 

 

 

カジュアル「司令! 敵の殲滅が終わりました!」

 

 

Sergeant「カジュアル! おかえりなさい。早かったわね。みんなは無事?」

 

 

カジュアル「・・・はい! こちらに被害は出てません!!

      それと司令、山賊1人と敵の指揮官を捕まえたんですけど・・・。

      会いますか?」

 

 

Sergeant「ええ。会ってみましょうかしら。」

 

 

フォビドゥン「にゅふふふふ~。引き続き、司令の警護をします~。」

 

 

カジュアル「司令、こちらです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?????「・・・・・・・・・。」

 

 

マスト「これで、よしっと。」

 

 

?????「さぁ、観念するっスよ!」

 

 

?????「もうワタシは降参しているつもりだが?」

 

 

Sergeant「彼が、山賊の指揮官?」

 

 

カジュアル「はい。あ、いえ、彼ではなく彼女です。」

 

 

マスト「あ、司令~!!」

 

 

?????「指揮官と山賊を捕まえたっスよ~!!」

 

 

?????「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「ええ! ご苦労様!! やけに山賊、なんか少なくない?」

 

 

カジュアル「敵の指揮官が戦場に出てきたのと同時に、

      山賊たち散り散りに逃げちゃったんですよ。」

 

 

Sergeant「・・・・・・そうなの。」

 

 

カジュアル「はい。」

 

 

?????「・・・コイツらの指揮官か?」

 

 

Sergeant「えぇ。まぁ、そんなところね。」

 

 

?????「4人しか居ないのに、よく統率のとれたヤツラだった。

   お前が有能だからだろうな。」

 

 

Sergeant「・・・私は何もしてないわよ。

     ただクリスタルの欠片を集めていただけ。彼等が有能なのよ。」

 

 

マスト「司令・・・俺等の事を・・・・・・ちょっ、司令?!」

 

 

?????「Sergeant司令?! 近づき過ぎっス! しかも敵の目の前で座るなんて

   行動がムチャクチャ過ぎっスよ!!」

 

 

Sergeant「え? だって上から見下ろして会話したら、相手に失礼じゃない?

     (あくまでも役者とはいえ・・・)それに首をずっと上げていると痛くなるわ。」

 

 

?????「・・・・・・っ?!!」

 

 

カジュアル「失礼以前に敵ですよ!」

 

 

Sergeant「・・・そうね。そう(いう設定)だったわね。」

 

 

?????「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「でも、もう一度立ち上がるのは面倒だから、このままで良いわ。」

 

 

?????「じゃあ、もう少し下がって欲しいっス・・・。

   何かあったらと思うと、ヒヤヒヤするっスよ・・・。」

 

 

Sergeant「しょうがないわね・・・。これで、いいかしら?」

 

 

?????「お前等の指揮官は面白い人間だな。」

 

 

Sergeant「なにか言ったかしら? よく聞こえなかったわ。」

 

 

?????「Sergeant司令! だから、近づき過ぎっス!!

   危険っスから、和気藹々とこれ見よがしに近づかないでほしいっス!」

 

 

Sergeant「声が、聞こえないのよ。聞こえなきゃ会話が出来ないでしょ?

     会話が! あれ? フォビは?」

 

 

カジュアル「フォビ・・・? ・・・フォビドゥンのことですね!

      フォビドゥンなら、シグルス司令を呼びに行きましたよ。」

 

 

Sergeant「シグルス? シグルス・・・シグルス・・・・・。あぁ、あの白髪頭の!」

 

 

 

―妄想――――

 

 

 

 

ジュウカラ「ノロマですねぇ。チッチッチッチ。」

 

 

 

 

――――――――

 

 

 

 

 

 

マスト「・・・ねーちゃん。司令って怖いもの知らず?」

 

 

カジュアル「シグルス司令を白髪頭呼ばわりするようだと・・・多分・・・。」

 

 

Sergeant「なんか、苛立ってきたわ・・・。マスト! 荒縄の余りあるかしら?!」

 

 

マスト「な、ないけど・・・。」

 

 

Sergeant「ちょっと、山賊の1人逃がしても良いかしら!?

     どうしても縛り上げたい仮面が居るのよ!」

 

 

?????「Sergeant司令、それは流石に不味いっスよ・・・。」

 

 

Sergeant「くっ・・・人間の身体でなければ、

     仮面を速攻、裸逆海老亀甲縛り吊にしてやれるのに・・・。」

 

 

シグルス「Sergeant司令。」

 

 

Sergeant「・・・!」サッ

 

 

シグルス「山賊を殲滅し、山賊1人と指揮官を捕らえたようだな。」

 

 

?????「・・・・・・。」

 

 

シグルス「彼・・・いや、彼女が敵の指揮官か。」

 

 

?????「・・・・・・あぁ。そうだ。山賊の頭が女で驚きでもしたか?」

 

 

シグルス「まさか。

     さて、山賊の始末だが・・・。」

 

 

「ひ、ひぃ! お助けー!!」

 

 

?????「あ、1人逃げたっス!! 追いかけるっスよ!」

 

 

Sergeant「よし、これで仮面を縛れるわね!!」

 

 

マスト「司令、解けた荒縄拾って喜んでいる場合じゃないって!

    逃げた山賊を追わないと!!」

 

 

シグルス「・・・・・・。いや、その必要はない。」パチン

 

 

 

 

 

 

ザシュッ

 

 

 

 

 

 

アイベックス「・・・・・・。」ササッ

 

 

シグルス「既に逃げた山賊は 今、始末した。」

 

 

カジュアル「・・・・!」

 

 

?????「うわ・・・真っ二つっス・・・。」

 

 

?????「・・・ふん。今のヤツのようにワタシのことも

   生かすも殺すも好きにするがいい。」

 

 

シグルス「何か勘違いしていないか?」

 

 

?????「・・・?」

 

 

シグルス「それは“我々が”決めることだ。」

 

 

?????「・・・・・・っ。」

 

 

シグルス「しかし・・・その山賊の始末だが、Sergeant司令が望むならば

     部隊に加入させても構わない。決めるのは君だ。」

 

 

Sergeant「・・・。」

 

 

?????「お前は、ワタシのような賊を部隊編成に組み込むつもりか?

   いつ裏切るかも分からないワタシを入れるはずがないだろうな。」

 

 

カジュアル「司令・・・。」

 

 

Sergeant「ちなみに入れないって選択をしたら、彼女はどうする気なのよ?」

 

 

シグルス「特別な事はしないつもりだ。

     他の逃げた山賊 同様“始末”するだけだ。」

 

 

Sergeant「そう。」

 

 

シグルス「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「こんなの、悩むわけがないじゃない。」

 

 

?????「・・・・・・っ!」

 

 

Sergeant「私の答えは『彼女を部隊に組み込む。』よ。」

 

 

?????「・・・・・・っ?!」

 

 

Sergeant「今日、彼女とは会ったばかりなんだけど、話を聞く限りでは

     なんだか信用が出来る気がするのよね。特に周りが逃げ出しているのに

     単身で敵に突っ込んで行くところとか。」

 

 

シグルス「・・・分かった。部隊加入申請はこちらでしておこう。

     Sergeant司令、君について来てもらいたい場所がある。

     準備ができ次第、私の元へ来てくれ。」

 

 

Sergeant「ええ。分かったわ。」

 

Sergeant(そろそろネタばらしかしら? 中々面白かったわね。

     仮面を縛り上げられなかったのが、最高に残念だけど。)

 

 

シグルス「では、向こうで待っているぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォビドゥン「いつシグルス司令を見ても、気が引き締まりますね~。」

 

 

マスト「さーてと。俺等も王都に戻らないとな。」

 

 

カジュアル「そうね。でも、先に新兵士の・・・。」

 

 

Sergeant「解けたわよ。」

 

 

?????「・・・・・・何故、私を仲間に入れた?」

 

 

Sergeant「信用できそうだったから。それと、殺すには惜しかったからよ。」

 

 

?????「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「そんなに黙り込まなくても大丈夫よ。別に非人道的な扱いはしないわ。」

 

 

?????「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「そういえば、名前聞いてなかったわね。名前は?」

 

 

ワイバーン「・・・。・・・ワイバーンだ。」

 

 

Sergeant「よろしく頼むわ、ワイバーン。」

 

 

?????「Sergeant司令・・・。」

 

 

Sergeant「え、あ、ごめんなさいね。貴方も名前まだ聞いてなかったわね。」

 

 

アンソニア「オレ、アンソニアっス・・・。よろしくお願いするっス。」

 

 

Sergeant「アンソニアね。よろしく頼むわ。それじゃ、みんな。またあとでね。」

 

 

4人『お疲れ様でした! Sergeant司令!!』

 

 

ワイバーン「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 






まだ、前半のお話。
後半はその月の中旬に更新する予定です。

10月は31日分ありますが15日に後半投稿ということで。
㊤は前半を表し
㊦は後半を表します。
㊥予定では中篇はありませんが、出てくる可能性はあります。


因みに
Sergeant司令は【メルファリアマーチ】、ゲーム内にて実在します。
ただ、所属国はホルデイン王国出身の上官はクリィム司令ですが。
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