メルファリア~第Ⅱの人生~   作:Vermillion

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司令官⑬話㊦-第二次襲撃とラナス城昼食

[ラナス領内]

 

カン! カン! カン! カン!!

 

 

「敵襲! 敵襲!! 非戦闘員は屋内へ!! 敵は所属不明の武装兵!!

 現在西地区を進行中! 市民は屋内へ! 戦闘員は西地区へ向かってください!!」

 

 

 

 

 

全員『・・・!!』

 

 

ロイ「Sergeant司令! 所属不明の武装兵って・・・!!」

 

 

Sergeant「全員、戦闘準備! レギナ、何か適当な武器は無いかしら?

     この際。レイピアでも包丁でも良いわ。」

 

 

レギナ「えっと・・・えっとデスね・・・! フライパンとオタマならありますデス!!」

 

 

Sergeant「貸して。」

 

 

レギナ「は、はいデス!!」スッ

 

 

Sergeant「ありがと。」パシッ クルクルクル・・・パシッ

 

 

マスト「・・・・・・。」

 

 

ハーミール「・・・。」

 

 

アイベックス「厨房に立つ、いつものSergeantになったな。」

 

 

インティゴ「はぅぅ・・・これから、戦場に行くって身なりじゃないですぅ・・・。」

 

 

Sergeant「そこ、ボーっとしないで。出陣の準備は出来た?」

 

 

フォビドゥン「うにゃー! 行けますよ~!!」

 

 

Sergeant「出陣!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ラナス領・西地区]

 

 

ビィン!    ボフン!

   ザシュッ!!  バキッ!    ブォンッ!

 

 

 

レギナ「クヌートさん。」タッタッタッタッタッ・・・

 

 

クヌート「レギナ!」

 

 

レギナ「戦況は今どうなっていますデスか!?」ハァ・・・ハァ・・・

 

 

クヌート「見ての通りだ。押しに押されて、このラインまで撤退することになった。」

 

 

レギナ「そ、そんなに強い敵なんデスか?!」

 

 

クヌート「悔しいが。流石に私等のフェンサーだけでは―」

 

 

 

 

 

バッ!

 

 

 

 

レギナ「・・・ッ! 奇襲兵! クヌートさんッ!!」

 

 

クヌート「・・・!」クルッ

 

 

武装兵「死ねぇえええ!!」

 

 

イオネ「ハッ・・・! クヌート様!! 危ない!!!」

 

 

クヌート(くっ・・・ここで躱せばレギナに・・・!! 間に合うか・・・?)チャキ―

 

 

 

 

 

スタタタタタタタタタタッッ!!

 

 

 

 

 

ロイ「Sergeant司令待って下さ――」

 

 

 

 

 

パコォォオーーーンッ!

 

 

 

 

 

Sergeant「邪魔ッ。」ゲシッ

 

 

クヌート「・・・・・・。・・・!?」

 

 

武装兵「や、野郎・・・ひっ! お前は・・・!!」

 

 

Sergeant「・・・! 追撃!」ゴンッ!

 

 

武装兵「痛ぇ!」

 

 

Sergeant「追撃! 追撃! 追撃!!」コンッ! コンッ! コンッ!

 

 

武装兵「ガッ! イタイイタイ!! 撤退! 撤退だ!!!」シュンッ

 

 

Sergeant「っ! 逃げた。やっぱりクリスタルが厄介ね。」チッ

 

 

クヌート「・・・・・・。」ボーゼン

 

 

アンソニア「・・・。言いたいことは大体分かるつもりっスよ。」スタタタタタ・・・

 

 

フォビドゥン「うにゃ~・・・でもアレがSergeant司令のスタイルなんです~。

       ・・・フライパン片手に敵を殴打して撤退させる人は、初めて

       見ましたけど~・・・。」

 

 

Sergeant「全員、ここへ着く前に伝達した陣形を組んで。

     イオネ達を掩護するわよ。」バッ

 

 

アンソニア「ちょっ! Sergeant司令!! 何してるんスか!?

      司令は後方に下がって、クリスタルの収集を・・・。」アセアセ

 

 

Sergeant「クリスタル収集はクヌートさんに任せるわ。

     安心して、足を引っ張るつもりは無いから。」

 

 

クヌート「?!」

 

 

アンソニア「で、でも・・・。」

 

 

Sergeant「来るわよ。大丈夫、バックアップは任せなさい。」

 

 

ワイバーン「・・・ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[敵軍・前衛]

 

武装兵「お、おい・・・。コイツ等って・・・。」

 

 

武装兵「お、おう・・・間違いねぇ。コイツ等、この前のカセドリア王国への侵攻で

    インペリアル様とカクタス様の侵攻を遮った少数精鋭部隊・・・!!」

 

 

武装兵「ど、どうする? 逃げるか?」

 

 

武装兵「そんなことしたら、ブラック様に消されるぞ!?」

 

 

武装兵「でも! 俺はあの部隊に殺されるぐらいなら・・・!」

 

 

武装兵「し、しかしだな・・・。」

 

 

武装兵「それにアイツ見て見ろよ。あの長身で爆乳の・・・。」

 

 

武装兵「フライパンとオタマを装備している ふざけた奴?」

 

 

武装兵「あ、あぁ・・・。アイツ・・・目を紅蓮色に燃やして・・・

    今にも俺達をぶち殺しにかねないような雰囲気を漂わせて・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[敵軍・後方]

 

カクタス「・・・ブラック様。あの部隊が現れたようです。」

 

 

インペリアル「・・・・・・味方からの・・・動揺が・・・・・・絶えない・・・。」

 

 

ブラック「何!? ボクの駒を3分の2までに殲滅させたあの部隊がか!?」

 

 

カクタス「恐らくはですが。」

 

 

ブラック「おい! インペリアル!!」

 

 

インペリアル「・・・!」ビクッ

 

 

ブラック「確かに、あの司令官を暗殺したんだろうな!!?」

 

 

インペリアル「・・・・・・そう・・・。確かに・・・トドメを・・・・・・さした。」

 

 

ブラック「なら、恐れる必要はないだろ! 駒共に伝えろ!! 踏み潰せ!!!」

 

 

カクタス「かしこまりました。ブラック様。・・・インペリアル。」

 

 

インペリアル「・・・・・・了解。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[膠着前線]

 

マスト「あ、アレ? 敵が来ないな・・・。」

 

 

ワイバーン「・・・気を抜くな。スキを伺っているだけかもしない。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ギリギリギリ・・・

 

 

アンソニア「司令・・・。一回殺されかけたとしても、後ろで

      殺意向き出し歯軋りしないで欲しいっス。とても怖いっス。」

 

 

Sergeant「あら、ごめんなさい。それじゃあ、アンソニア。」ガシッ

 

 

アンソニア「へっ?」

 

 

Sergeant「場所を交換しましょう。」ヨイショ

 

 

アンソニア「へっ? ・・・え?」

 

 

ロイ「ちょちょちょちょちょ! ちょっと待って下さ―。」

 

 

Sergeant「待たない。さぁ、掛かってきなさい・・・。

     どんな相手だろうとコテンパンに伸してあげるわよ。」ギロッ

 

 

 

武装兵「ひぃ・・・!!」ビクッ

 

 

武装兵「だ、だめだ! 俺は、俺は逃げるぞ!!

    あんなバケモノみたいな、ふざけた装備の兵士を相手にできるか!!」ダッ

 

 

 

マスト「いや兵士じゃなくて、司令官だけどな・・・。」

 

 

プレート「司令殿の鋭い眼光で、敵がパラパラと逃げて行きますぞー。」

 

 

クヌート「・・・・・・。」ボーゼン

 

 

イオネ「・・・。」ブルッ

 

 

シャルトリュー「わぁー・・・。」

 

 

パナセア「流石、噂の兵士と言ったところでしょうか。」

パナセア(友達になりましょう♪ なんて、言えるはずがない・・・。)

 

 

レギナ「Sergeantの部隊でやって行けるかどうか不安デス・・・。」

 

 

Sergeant「・・・。」ギラギラ ニコニコ

 

 

武装兵「・・・っ。」ジリッ・・・ジリッ・・・

 

 

 

 

 

「ファイア!!」

「ギィアアアアアアアアア!!!」

 

 

 

 

 

武装兵全部隊『・・・!!』ピクッ

 

 

 

ブラック「お前達何をモタモタしている!! 早く制圧しないか!」

 

 

武装兵「ブ、ブラック様・・・!」

 

 

ブラック「敵前逃亡は許さない! 逃げる者は死あるのみだ!!」ボシュゥ!

 

 

武装兵「っ!!」

 

 

ブラック「クソ・・・。使えない駒共だ。」

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ニコニコ

 

 

武装兵「・・・。」ジリッ・・・

 

 

武装兵「・・・!」コソコソ

 

 

武装兵「・・・?!」ヒソヒソ

 

 

Sergeant「・・・。」スッ

 

 

武装兵「・・・。」コソコソ

 

 

武装兵「・・・。」コクン

 

 

武装兵「・・・。」ジリッ・・・ジリッ・・・

 

 

Sergeant「全員、構えて!」

 

 

フォビドゥン「にゅふ?」

 

 

武装兵「うわあぁぁああぁあああ!!!」ダダッ

 

 

プレート「・・・! どぉらっ!!」ブォンッ!

 

 

武装兵「がはっ!」ゴンッ!

プレート「ぬぅっ!!」ザシュッ!

 

 

武装兵「だらぁぁああああ!!」ブンッ!

マスト「うわわわっ!」ズテン・・・

 

 

Sergeant「マスト!」

 

 

ロイ「はぁっ!」ザシュッザシュッ!

 

 

武装兵「・・・――。」シュンッ

 

 

Sergeant「ホッ・・・。」

武装兵「くたばれぇ!」チャキッ

 

 

アンソニア「しれ――」

 

 

Sergeant「マスト。気を抜くなってワイバーンに言われたでしょ?

     ロイがバックアップしてくれたから良いけど。危なかったわよ。」コンコンコンッ!!

 

 

武装兵「・・・――。」シュンッ

 

 

Sergeant「それと、アンソニア。何か言ったかしら?」ガンガンガンガンッ! コンコンコンッ コォンッ!

 

 

武装兵×4「「「「・・・――。」」」」シュンッ

 

 

アンソニア「な、何でもないっス。」

 

 

パナセア「・・・。」ピン! ピン!

 

 

シャルトリュー「あの人凄いですね! パナセアさん!!」シュッ! バババババッ!!

 

 

パナセア「そうね。」ピン! ピン!

パナセア(是非、あとでお話ししようかな♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[敵軍・最後衛]

 

ブラック「ククク・・・今頃、前線は我が軍が・・・クククククッ・・・

     クハハハハハハッ!!」

 

 

武装兵「ブラック様!!」バッ

 

 

ブラック「・・・どうした?」

 

 

武装兵「最前線より伝達! 片手にフライパン、片手にオタマを手に持つ

    ふざけた兵士と交戦したところ一回も撤退させることが出来ずに

    我が軍は壊滅! 西地区中央まで押し返されました!!」

 

 

ブラック「何!?」

 

 

武装兵「さらに現段階では、そのふざけた兵士は味方兵士に腰を掴まれ

    半分足を引っ張られている状態で、我が軍を蹴散らしているそうです!

    ブラック様。どうなされますか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[最前線]

 

アンソニア「Sergeant司令ストップ! ストップっス!!」ズリズリズリ・・・

 

 

Sergeant「ホラホラホラ! 逃げているばかりじゃ、私を倒して

     私の仲間に攻撃は出来ないわよ。」ガンッ! コンッ! ガンッ! ドンッ!!

 

 

シャルトリュー「パナセアさん! パナセアさん! あの兵士さん凄いの!

        フライパンとオタマで敵を蹴散らしているの!!」

 

 

パナセア「・・・凄いですね。」

 

 

クヌート「・・・。」ボーゼン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[敵軍・最後衛]

 

ブラック「どうして もっと早く教えなかった!?」

 

 

武装兵「も、申し訳ございません! ブラック様が何処に居るのかが分からず・・・

    迷走している間に・・・。」

 

 

ブラック「貴様!! 伝達が遅れたのはボクのせいだと言うのか!!?」

 

 

武装兵「い、いえ!! 滅相もございません!」

 

 

ブラック「・・・くっ。まぁいい。カクタス!」

 

 

カクタス「はい。その部隊の殲滅ですね?」

 

 

ブラック「そうだ!! ボクの部隊から何人か貸してやる!

     絶対に敵を叩き潰せ! 良いか! 絶対だからな!!」

 

 

カクタス「かしこまりました。全力で当たらせて頂きます。」スタスタスタ・・・

 

 

ブラック「失敗したら許さないぞ。」

 

 

インペリアル「・・・・・・私は・・・?」

 

 

ブラック「お前は後方に下がれ。それと。」

 

 

インペリアル「・・・?」

 

 

ブラック「“あの男”が、お前の事を探していたぞ。」

 

 

インペリアル「・・・!!」

 

 

ブラック「まったく・・・あの男も物好きな奴だな。」

 

 

インペリアル「・・・・・・。」スタスタスタ!

 

 

ブラック「・・・つまらない奴。・・・そうだ。おい。」

 

 

武装兵「はい? ・・・は、はっ!!」

 

 

ブラック「ファイア。」ボシュゥ

 

 

武装兵「!? あ、あぁぁあぁああああ!?」ゴォォオォオ・・・

 

 

ブラック「伝達が遅い駒は必要ない。消えろ。」

 

 

武装兵「アアアアアアア!!」ゴォオオオオ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[最前線]

 

Sergeant「フン。」カァン!

 

 

武装兵「・・・――。」シュンッ

 

 

アンソニア「ス、ストップ・・・ストップっス。」ズリズリズリ・・・

 

 

ロイ「Sergeant司令・・・。」ズリズリズリ・・・

 

 

マスト「司令、すげぇ・・・。」バタッ

 

 

レギナ「・・・男3人を引きずるSergeantって一体・・・。なんなのデスか?」ボソ

 

 

ハーミール「ん、んゆー☆ 元主婦の・・・司令官?☆」

 

 

アイベックス「主婦の力って凄いな。」ボソッ

 

 

アルモニカ「しかも、未亡人ですよ。未亡人。」コソコソ

 

 

モブ兵「未亡人の主婦は凄いんですね。」

 

 

フォビドゥン「さ・ら・に。軍の食堂も回していますからね~。」

 

 

モブ兵「軍の食堂を回す、未亡人の元主婦スゲェ!!」

 

 

カジュアル「それだけじゃないとあたしは思うわよ?」

 

 

クヌート「主婦・・・。主婦・・・?」

 

 

 

武装兵「・・・・・・。」ダダダダッ

 

 

 

Sergeant「・・・!」ピクッ! ピタッ・・・

 

 

アンソニア「ストップ・・・ストップ・・・したっス・・・。」フゥ・・・

 

 

ロイ「・・・・・・Sergeant司令・・・。」ハァ・・・ハァ・・・

 

 

マスト「司令・・・司令・・・・・・。」ゼェ・・・ゼェ・・・

 

 

Sergeant「アンソニア、ロイ、マスト。立ちなさい。敵に一時撤退の動きあったわ。

     最後の戦闘が始まるわよ。」ザッ・・・ ザッ・・・

 

 

ロイ「・・・はい・・・。」

 

 

マスト「あ・・・あぁ・・・。」

 

 

アンソニア「Sergeant司令を抑えただけで・・・疲れたっス・・・。」ガクリ

 

 

Sergeant「クヌートさん。今、備蓄クリスタルはいくつかしら?」

 

 

クヌート「・・・50000を飛んで520クリスタルだな。」

 

 

Sergeant「バッチリね。」フゥ・・・

 

 

イオネ「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「・・・借りたオタマとフライパン・・・ボコボコになっちゃったわね。」

 

 

ワイバーン「・・・鎧を着た相手にも、容赦なく殴ったら普通そうなるな。

      ・・・・・・壊れなかったのが不思議なぐらいだ。」

 

 

Sergeant「これでも肌身を殴ったのだけれど。

      どうしましょ・・・ねぇ、ワイバーン?」

 

 

ワイバーン「ワタシは直せないぞ。」

 

 

Sergeant「よねぇ・・・。」

 

 

カクタス「・・・・・・。」ヌッ

 

 

ワイバーン「・・・!!」

 

 

カクタス「・・・! 先手必勝!!」シュッ!

 

 

パナセア「Sergeantさん、危ないです!」

 

 

Sergeant「大丈夫。分かっているわ。

     ・・・背中を向けている私を狙ってくることもね。」クルッ! ササッ

 

 

カクタス「・・・っ。」

 

 

Sergeant「驚いた? そうでしょうね。でも、今度 私に攻撃するときは・・・。」スッ・・・

 

 

カクタス「次こそ・・・!!」シュッ!!

 

 

Sergeant「足音を消して私に攻撃してきなさい!!」カコーン!!

 

 

マスト・ワイバーン・ロイ・アンソニア「「「「攻撃をフライパンで撃ち返した!?」」」」

 

 

Sergeant「あっ。」バキッ

 

 

レギナ「フライパンの取っ手が外れましたネ。」

 

 

イオネ「フライパンで敵が逃亡するまで戦った司令官・・・か。・・・伝説だろ。」

 

 

カクタス「次は――」スッ・・・

 

 

Sergeant「せやっ!」ブンッ

 

 

カクタス「あぐぅ!?」コーン! ・・・シュンッ

 

 

シャルトリュー「はわわ。フライパンの鍋の方で奇襲兵をノックアウトしたの!?」

 

 

イオネ「伝説だな。アイツ、もう完全な伝説だな。」

 

 

武装兵「カクタス様ー!!」

 

 

武装兵「カクタス様が、やられたぞ!!」

 

 

武装兵「向こうのクリスタルは3万個近くあるぞ!!」

 

 

武装兵「無理だ・・・撤退だ!! 撤退をしろ!!」

 

 

Sergeant「・・・・・・本当に取っ手しか残ってないわ。・・・あっ。」ガシャン

 

 

プレート「オタマも粉砕しましたな。」

 

 

アイベックス「・・・もう司令1人で良いんじゃねーか?」

 

 

Sergeant「・・・。」

 

 

クヌート「・・・おい。Sergeant。」スタスタスタ・・・

 

 

Sergeant「え? あ、はい。」

 

 

クヌート「この後、私の城まで来い。話がある。」クルッ

 

 

Sergeant「・・・えぇ。」

 

 

クヌート「・・・・レギナ。Sergeantに城までのエスコートを頼む。」スタスタスタ・・・

 

 

レギナ「了解デス!」フンスッフンスッ

 

 

Sergeant「・・・。」

 

 

カジュアル「・・・司令?」

 

 

Sergeant「ねぇ、カジュアル・・・?」

 

 

カジュアル「は、はいっ!」

 

 

Sergeant「もう、帰っても良いかしら?」プルプルプル・・・

 

 

フォビドゥン「にゅー・・・帰るのは不味いんじゃないですかね~?

       クヌートさんに呼ばれたんですから~。」

 

 

ロイ「何をそんなに怯えているんですか? 所属不明の武装集団を追い払ったんですよ!!

   名誉であり、称賛されるべき内容だと思いますが・・・?」

 

 

Sergeant「え。えぇ・・・。そうだけど・・・。」[フライパン、オタマ]チラッ

 

 

レギナ「Sergeant! クヌートさんの家はコッチデス! ついて来てくだサイ!」グイグイ

 

 

Sergeant「・・・・・・。」オロオロ・・・

 

 

アンソニア「昼食はちゃんと摂るっスよ~。」ノシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ラナス城・応接間]

 

クヌート「・・・。」

 

 

Sergeant「あの・・・。」

 

 

クヌート「・・・遥か東方より入手した茶だ。遠慮なく飲んでくれ。」

 

 

Sergeant「え・・・えぇ・・・いただきます。」スッ・・・ゴクッ

 

 

クヌート「・・・味はどうだ?」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ゴクッ

Sergeant(緊張のせいで、味がしない・・・なぜ私は、

      あんな無駄に奮闘してしまったのだろう・・・。)プルプルプル・・・

 

 

クヌート「・・・。口に合わなかったか?」

 

 

Sergeant「えっ? あ、えぇ・・・そんなことは無いわ。美味しいわよ。」

 

 

クヌート「そうか。それは良かった。」ホッ

 

 

Sergeant「え、えぇ・・・。」

 

 

クヌート「・・・・・・。」スッ・・・ゴクッゴクッ

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ゴクッゴクッ

 

 

クヌート「・・・。」フゥ・・・

 

 

Sergeant「・・・。」

 

 

クヌート「茶菓子もあるのだが・・・。食べるか? レギナ。」

 

 

レギナ「はいデス! 言われる前に取ってきました!!」

 

 

クヌート「ふむ。さぁ、遠慮せず食べてくれ。」

 

 

Sergeant「えぇ。」パク モグモグモグ・・・

 

 

クヌート「・・・・・・。」

 

 

レギナ「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「・・・味がしない・・・。」ボソッ

 

 

クヌート「・・・? なにか言ったか?」

 

 

Sergeant「・・・! いえ・・・特に。そろそろ上司に報告をしに帰らないと・・・。」

 

 

クヌート「そう急がずとも良いだろう。もうじき代わりの人間が訪れる。」ゴクッ

 

 

Sergeant「代わりの人間?」

 

 

クヌート「あぁ。先ほどの戦闘前。侵攻が始まった瞬間だな。軍へ救援を依頼したのだ。

     まぁ、その前に。とある英雄の御蔭で、撤退まで追い込んでくれたのだがな。」

 

 

Sergeant「え、英雄って・・・。」

 

 

クヌート「間違いではあるまい? お前達・・・。いや、Sergeant達が居なければ

     今頃・・・。」

 

 

Sergeant「・・・・・・。」

 

 

クヌート「・・・・おっと、カップの中が空になった様だな。

     今、茶を注がせよう・・・おい。」

 

 

シャルトリュー「はい♪」トクトクトク・・・

 

 

Sergeant「あ、ありがとう。」

 

 

シャルトリュー「えへへ♪」

 

 

クヌート「・・・そうだ。Sergeant。

     レギナから、Sergeant部隊へ編入の知らせは聞いたか?」

 

 

Sergeant「いえ・・・。特に・・・。」

 

 

クヌート「・・・。」ジィッ・・・

 

 

レギナ「伝えようとした時に警報が鳴って・・・。」

 

 

クヌート「そうか。ならば、今しなければならない事は分かるな?」

 

 

レギナ「はいデス・・・。Sergeant?」

 

 

Sergeant「なにかしら?」クルッ スッ

 

 

レギナ「・・・! そのまま座った状態でも別に構わないのデス。それでデスね。」

 

 

Sergeant「えぇ。」

 

 

レギナ「ワタシをSergeantの部隊に入れて欲しい――」

 

 

Sergeant「良いわよ。」

 

 

レギナ「え?」

 

 

Sergeant「良いって言ったの。私の部隊、兵士が少ないから・・・

     入隊を希望するなら喜んで受け入れるわ。まだ、フェンサーはいないし。」

 

 

レギナ「Sergeant・・・。・・・よろしくデス!!」

 

 

クヌート「・・・決まりだな。」

 

 

シャルトリュー「あのー。なら、僕も司令さんの部隊に入りたいの。」ノ

 

 

レギナ「・・・!?」

 

 

クヌート「・・・シャルトリュー。まだ、フェンサーとして未熟の身だろう?

     そんなお前がSergeantの部隊に入ったところで足手まといになるだけだ。」

 

 

シャルトリュー「でも、入れるなら是非司令さんの部隊に僕も入りたいの。

        司令さん。・・・ダメ?」

 

 

Sergeant「レギナにも言った通りよ。私は来るものは拒まないわ。

     ・・・あくまで今は。だけど。クヌートさんが許可するなら、いらっしゃい?」

 

 

シャルトリュー「クヌートさん・・・。」ウルウルウル・・・。

 

 

クヌート「・・・。・・・シャルトリューは、まだフェンサーになってから日が浅く

     一人前のフェンサーかと言えば否に該当する人間だが・・・。それでも良いのか?」

 

 

Sergeant「えぇ。私は来てくれた方が助かるわ。」

 

 

クヌート「シャルトリュー。Sergeantに迷惑を掛けないようにするのだぞ?」

 

 

シャルトリュー「・・・うん♪ 司令さん、これから末永くよろしくなの。」

 

 

Sergeant「レギナ。シャルトリュー。こちらこそ、よろしく頼むわ。」

 

 

パナセア「・・・・・・。」ジィー・・・

 

 

Sergeant「・・・?」

 

 

パナセア「・・・。」ササッ

 

 

クヌート「どうかしたのか?」

 

 

Sergeant「えぇ。今、そこに・・・。」

 

 

シャルトリュー「パナセアさんなの。」

 

 

Sergeant「パナソニ・・・?」

 

 

シャルトリュー「パナセアさん。」

 

 

レギナ「・・・アイボ焼きが好物な、同じフェンサーの先輩デス。」

 

 

シャルトリュー「パナセアさん、さっき司令さんと とても話したがっていたの。

        あとで話す時間を作ってあげて欲しいの。」

 

 

Sergeant「話す時間ね・・・えぇ。分かったわ。」

 

 

従者「クヌート様、クヌート様のご友人がご到着しました。」

 

 

クヌート「・・・。ようやく到着か。」

 

 

「クヌヌー。入るよー?」

 

 

Sergeant「この声は・・・。えっ・・・・・・クヌヌ?」

 

 

クヌート「・・・だから何度、その名で呼ぶなと言えば・・・。」ハァ・・・

 

 

クリィム「クヌヌー、所属不明の武装兵だけど――」ヒョコッ チラッ

 

 

Sergeant「こんにちは。クリィム司令。」

 

 

クリィム「・・・。・・・・・・。・・・。

     Sergeant司令!? どうして、ここに・・・それよりも、なんでクヌヌの家に!?」

 

 

Sergeant「えぇ、クヌートさんに書簡を届けに・・・ね?」

 

 

クリィム「でも、普段クヌヌは親しい人間にしか、家に招かないし

     お茶を入れたりしないよ!?」

 

 

クヌート「・・・ゴホン。私から話そう。」

 

 

クリィム「クヌヌ!?」

 

 

クヌート「Sergeantには、武装兵から我が領地を守ってもらったのだ。

     それなりの持成しをすべきだろう?」スッ・・・ゴクッ・・・

 

 

クリィム「え。Sergeant司令、また武装兵を蹴散らしたの?」

 

 

Sergeant「えぇ・・・まぁ。」

 

 

クヌート「何を引き腰になっている? Sergeant、お前は十分な功績を遺したのだぞ?

     もっと胸を張ったらどうだ?」

 

 

クリィム「・・・・・・。むー。」プクー

 

 

Sergeant「・・・。」チラッ

 

 

クヌート「何故、頬を膨らませてSergeantを見ている? クリィムよ。」

 

 

クリィム「・・・確かにSergeant司令が迅速に対応してくれたから

     クヌヌもラナス城も無事で済んでよかったけど、何か納得がいかないー。」プクー

 

 

クヌート「・・・・・・Sergeant。」

 

 

Sergeant「・・・えっ。はい。」

 

 

クヌート「お前も大変だな。クリィムが上官だと色々と気苦労も多いだろう?」クスッ

 

 

Sergeant「いえ、あの・・・。」

 

 

クリィム「なによー! 気苦労が多いってー!!」

 

 

クヌート「ふふふ・・・冗談だ。」

 

 

クリィム「あ、それとクヌヌ Sergeant司令はシグルスの部下だよ。」

 

 

クヌート「ほう・・・・。・・・シグルス司令のか。」

 

 

Sergeant「えぇ。」

 

 

クヌート「・・・。」フッ・・・

 

 

クリィム「あっ。クヌヌ、そう言えば軍からの協力依頼があるんだけど・・・。」

 

 

クヌート「あぁ。知っている。」

 

 

クリィム「・・・もしかして、Sergeant司令が?」

 

 

クヌート「そうだ。Sergeant、先刻 私はこの件に関して前向きに対処すると言ったな。」

 

 

Sergeant「そうね。」

 

 

クヌート「前言撤回だ。私達フェンサーは、軍からの協力依頼を認める。

     以後、また所属不明の武装兵が現れたのならば、私達も呼んでくれ。

     カセドリア王国の為に共に戦うぞ。」

 

 

クリィム「・・・! ありがとう! クヌヌ♪」ギューッ♪

 

 

Sergeant「・・・。」ジー

 

 

クヌート「よ、止せ! クリィム!! 人前で抱き着くな!

     Sergeantが! Sergeantが生暖かい眼差しでこちらを見ている!!」

 

 

クリィム「ふふふふ♪」ギューーッ

 

 

 

 

 

 

 

「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

全員『・・・!?』ビクッ

 

 

クヌート「な、なんだ!? 今の叫び声は!?」

 

 

クリィム「Sergeant司令! 今の声って・・・。」チラッ

 

 

Sergeant「モニカ!!」ダッ スタタタタッ!!

 

 

シャルトリュー「司令さん・・・足・・・は、速いの・・・。」

 

 

レギナ「・・・も、もう見えなくなったのデス・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ラナス城 城門前]

 

アルモニカ「あ・・・あ・・・あぁぁぁ・・・。」シクシクシク・・・

 

 

Sergeant「モニカ! どうしたの?! 大丈夫!?」スタタタタタ! ズザー・・・

 

 

アルモニカ「ぐんそ・・・・・・軍曹どの・・・。」シクシクシク・・・

 

 

Sergeant「あぁ、あぁ、あぁ・・・顔面から転んだのね・・・。

     ちゃんと転ぶ時は手を着いて転ばないと・・・。もう・・・っ。」ゴソゴソゴソ

 

 

アルモニカ「ごめ・・・ごべんな゙・・・うわぁぁああぁあぁん!!」ザメザメザメ・・・

 

 

Sergeant「何、何があったのよ? ほら、手当するから おでこ出して。」ポンポンポン・・・

 

 

アルモニカ「軍曹どのの・・・軍曹殿のぉ・・・! あぁぁああぁぁあああん!!」ザメザメザメ・・・

 

 

Sergeant「まったく・・・。」フキフキフキ・・・

 

 

アンソニア「Sergeant司令!」

 

 

Sergeant「アンソニア、一体何があったのよ?」ポンポン・・・

 

 

アンソニア「あのっスね・・・。

      ここから、東に進んだ場所でお昼ご飯を食べることになったんっスけど・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――回想―――――

 

 

アンソニア「いい感じの丘っスね。」

 

 

ワイバーン「アルモニカ、この辺りが良いのか?」

 

 

アルモニカ「はい! 街も一望出来て 砂浜も見えて良い場所だと思います!

      ここにしましょう!!」ブンッブンッ!

 

 

インティゴ「はぅぅ・・・モニカちゃん・・・そんなにバスケットをブンブン振り回したら

      司令官がせっかく作ってくれた、お昼が飛んで行っちゃうよぉ・・・。」

 

 

アイベックス「やべぇ・・・肩が痛くなってきた。誰か代わりに水筒、持ってくれねえか?」

 

 

カジュアル「あ、なら、あたしとマストが持ちます! ほら、マスト。」クイッ

 

 

マスト「へいへい。ほら、代わりに持つよ。」

 

 

アイベックス「すまねぇな。」

 

 

ハーミール「んゆー☆ 波の音が綺麗だねー☆」

 

 

フォビドゥン「にゅふふふふ~。ですね~。川と違った音で心が落ち着きますね~。」

 

 

プレート「もう少し季節が過ぎたら、ロイ殿! 我と一緒に海へ行きましょうぞ。」

 

 

ロイ「は・・・ははは・・・そうですね。」

 

 

 

―――――――――

 

 

 

Sergeant「なんでかしら・・・。脳内再生が普通に出来るわ。」

 

アンソニア「ここまでは、良かったんっス。問題は次からで・・・。」

 

 

 

―――――――――

 

ギャァギャァギャァ・・・

 

 

 

アルモニカ「ん? 何か騒がしくありません?」

 

 

フォビドゥン「上からですね~。カモメか何か・・・。」

 

 

インティゴ「ほぇ?」

 

 

マスト「ぷっはー! 司令が作ってくれたジュース甘くて美味いなー♪」

 

 

カジュアル「ちょっと! 何勝手に飲んでいるのよ! マスト!!」

 

 

マスト「いやー。ねーちゃんも飲んでみろって! 甘くて美味いんだ!!」

 

 

プレート「・・・お二方・・・おしゃべりも良いですが、ひと戦闘が始まりますぞ?」

 

 

マスト「え? なんで戦闘なんだ? プレートのおっちゃん。」

 

 

プレート「上だ。」

 

 

マスト・カジュアル「「・・・?」」

 

 

 

 

 

パーピィの群れ『ギャァギャァギャァ!』

 

 

 

 

 

マスト・カジュアル「「・・・・・・え?」」

 

 

パーピィ「ギャァ!!」ビュンッ

 

 

マスト「うわっ!」ガッ

 

 

ロイ「マスト・・・!」

 

 

マスト「だ、大丈夫だ! それより、司令の水筒!!」

 

 

パーピィ「ゴックッゴックッゴックッ・・・。」

 

 

アルモニカ「アッーーー!! 軍曹殿のお手製ジュースがー!!」

 

 

アイベックス「次、来るぞ!」

 

 

パーピィ「ギャァ!!」ビュンッ

パーピィ「ギャァ!!」ビュンッ

パーピィ「ギャァ!!」ビュンッ

 

 

ハーミール「んゆっ!? マスターの水筒その2.3.4がー☆」

 

 

アンソニア「ど、どどどどどどどうするっスか!? どうするっスか!?」オロオロ

 

 

ワイバーン「・・・! アルモニカ!!」

 

 

アルモニカ「は、はい!?」

 

 

ワイバーン「次はお前のバスケットを狙ってくるはずだ。

      ここはワタシ達で食い止める。お前はそれを持ってヤツの元まで行け。」

 

 

アルモニカ「奴とは誰ですか!?」

 

 

ワイバーン「Sergeantだ! 行け!」

 

 

アルモニカ「は、はい!」

 

 

 

―――――――――

 

 

 

アンソニア「・・・大体、こんな感じっス。」

 

 

アルモニカ「ぐずっ・・・。」

 

 

Sergeant「・・・そう。・・・。」

 

 

アンソニア「・・・。」

 

 

Sergeant「それで、みんなは・・・?」

 

 

アイベックス「・・・ここだ。」ヌッ

 

 

フォビドゥン「うにゃー・・・。結局、全部盗られちゃいましたねー・・・。」

 

 

マスト「くそっ・・・! 空さえ飛んでなければ、ボコボコにしてやったのに・・・!」

 

 

カジュアル「司令。ごめんなさい・・・すべて盗られてしまいました・・・。」シュン・・・

 

 

Sergeant「いいのよ。また作るから。」

 

 

クヌート「Sergeant!」

 

 

クリィム「モニカちゃん、大丈夫だった!?」

 

 

Sergeant「大丈夫・・・ではないわね。パーピーに追い掛け回されて、

     転んで顔面から行ったらしいわ。」

 

 

クヌート「ふむ。手は付かなかったのか?」

 

 

Sergeant「えぇ。色々あったみたい。」

 

 

アルモニカ「・・・・・・。」グスッ

 

 

Sergeant「クヌートさん、少し厨房を借りても良いかしら?」

 

 

クヌート「厨房を?」

 

 

クリィム「・・・! Sergeant司令・・・。」

 

 

Sergeant「クヌートさんは摂ってないとして、クリィム司令は昼食を摂った?」

 

 

クリィム「まだだよ♪」

 

 

Sergeant「そう。わかったわ。アンソニア、アルモニカをお願い。」シュルッ・・・

 

 

クヌート「食事が必要ならば、今から料理人に作らせるが・・・。」

 

 

クリィム「いいの、いいの♪ 料理人なんかに作ってもらわなくっても!

     Sergeant司令の料理は天下一品なんだから!」

 

 

クヌート「そういえば・・・元主婦だと聞いたな・・・。」

 

 

クリィム「そう! だから任せてあげて♪」

 

 

クヌート「・・・分かった。」

 

 

Sergeant「さ、冷蔵庫・・・この世界じゃ倉庫の中に何があるか・・・

     あるもので作りましょ。」グッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[厨房]

 

パナセア「あっ。」

 

 

Sergeant「あら。こんにちは。パナセアさんね。」

 

 

パナセア「はい♪ ・・・・・・・・・(じゃない)。そうですが。」

 

 

Sergeant「出会ったばかりで悪いけれど、貴方 厨房が何処にあるか分かる?」

 

 

パナセア「厨房・・・ですか?」

 

 

Sergeant「えぇ。クヌートさんたちにこれから料理を振うのよ。」

 

 

パナセア「そうですか・・・。わかりました。こっちです。司令。」

 

 

Sergeant「ありがとう。」

 

 

パナセア「はい。」

パナセア(やったぁ♪ 司令からお礼を言われちゃった♪)

 

 

Sergeant(・・・無愛想な娘ね・・・。まぁ、私も人の事言えるタチではないけど。)

 

 

 

 

 

Sergeant「使っても良い量とかって、あるかしら?」

 

 

パナセア「私は普段クヌートさんの城で料理を作らないので、分かりかねます。」

 

 

Sergeant「・・・そう。」

 

 

パナセア「はい。」

 

 

Sergeant「なら、半分ぐらい使わせて貰うわね。」ゴソゴソ

 

 

パナセア「半分・・・ですか!?」

 

 

Sergeant「大人数で食べるからね。パナセアさんも食べるかしら?」

 

 

パナセア「私は結構で―」グゥゥ・・・

 

 

Sergeant「・・・追加ね。」

 

 

パナセア「・・・すみません。」

 

 

Sergeant「いいの。任せなさい。・・・そうね・・・パナセアさん、何か食べたい

     リクエストはあるかしら?」

 

 

パナセア「・・・では、アイボ焼きをお願いしてもよろしいですか?」

 

 

Sergeant「・・・アイボ焼き?」

 

 

パナセア「・・・知らないなら、作らなくて結構です。」

 

 

Sergeant「・・・ごめんなさいね。」

 

 

パナセア「いえ、お気になさらずに。」

パナセア(・・・言い方・・・キツかったかな? 嫌な子って思われたら、どうしよう・・・。)

 

 

Sergeant(アイボ焼き・・・ね。後で、料理本を購入しましょ。

     きっと食堂のメニューも増えるわ。)

 

 

Sergeant「それじゃ、昼食20人前を作りましょ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[応接間]

 

シャルトリュー「わぁ・・・・・良い香りがしてきたの。」

 

 

アイベックス「だな。・・・Sergeantは何を作るんだか・・・。」

 

 

フォビドゥン「楽しみですね~。もうお腹ペコペコです~。」

 

 

プレート「ペコペコですぞー!!」

 

 

レギナ「Sergeantは料理も出来るんデスね。」

 

 

ロイ「えぇ! 軍の中でも、料理長として有名なんですよSergeant司令!!」

 

 

ハーミール「んゆー☆ 美味しくない食堂とはサヨナラだよー☆」

 

 

イオネ「・・・匂いが良いからと言って、味まで良いとは限らねぇだろ。」

 

 

マスト「そう思うだろ? だけど、司令に限ってはそんなこと無いんだよなぁ。

    な! アルモニカ!!」

 

 

アルモニカ「・・・はい! 軍曹殿の料理は神業です!!」

 

 

クヌート「・・・・・・。」グゥゥ・・・

 

 

クリィム「ふふふ♪ クヌヌ、お腹なってるよ♪」ギュルル・・・

 

 

クヌート「そういうクリィムも鳴っているようだが?」

 

 

クリィム「これは、お腹が減って鳴ったんじゃなくて。

     Sergeant司令の料理が楽しみで鳴っただけだよー♪」

 

 

クヌート(大食いのクリィムを満足させるほどの腕なのか・・・。)

 

 

Sergeant「出来たわよー。」

 

 

ワイバーン「・・・量が多そうだな。」

 

 

アンソニア「手伝うっスよ!!」

 

 

インティゴ「司令官、持ちますよぉ~!」

 

 

Sergeant「ありがとう、ワイバーン、アンソニア、インティゴ。」

 

 

クヌート「・・・!」

 

 

クリィム「待ってたよ~♪ さぁ、食べよう♪」

 

 

 

 

 

イオネ「何だコレ・・・! なんだコレ!?」モグモグモグ

 

 

マスト「ぐうの音も出ないだろ?」

 

 

レギナ「美味しいのデス! ハーミール達は、いつもこんな美味しい料理を

    食べているのデスか!?」

 

 

ハーミール「んゆー☆ 朝昼晩、三食食べてるよー☆ 毎回みんなで集まって食べるから

      いつも、食が進むんだー☆」

 

 

シャルトリュー「パナセアさん、パナセアさん。」

 

 

パナセア「・・・?」

 

 

シャルトリュー「司令さんとは、お話し出来たの?」パクパク

 

 

パナセア「えぇ。それなりですが。」モグモグ

パナセア(・・・本当は出来なかったけど・・・。)

 

 

シャルトリュー「それは良かったの! パナセアさん、パナセアさん。」パクパク

 

 

パナセア「まだ何か?」モグモグ

 

 

シャルトリュー「短い間でしたが、お世話になりました。

        僕は司令さんの部隊に入ることになったの。」

 

 

パナセア「・・・! ・・・そうですか。」

パナセア(なっ・・・後輩のシャルトリューに先を越された・・・!!)

 

 

シャルトリュー「これからも、パナセアさんから習ったことを生かして頑張るの!

        パナセアさんも頑張ってね!」

 

 

パナセア「はい。お互いに頑張りましょう。」

パナセア(ど、ど、ど、どうしよう。私も司令の部隊に行きたいけど・・・

     クヌートさんのこともあるし、一日でいきなり3人ってのも・・・。)オロオロ

 

 

クヌート「・・・。」モグ・・・モグ・・・

 

 

クリィム「ね?! Sergeant司令の料理はおいしいでしょ?!」

 

 

クヌート「あぁ。王都にあるグルメ街で店を出店したとしても問題のない味だな。」

 

 

フォビドゥン「にゅふふふふ~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ラナス城・城門前]

 

Sergeant「それじゃ皆、帰るわよ。さようなら、クヌートさん」

 

 

クヌート「あぁ。また会おうSergeant。」

 

 

イオネ「ま、また来いよ・・・。」

 

 

パナセア「さようなら。」

パナセア(結局何も、入隊について聞けなかった・・・。

     それにレギナも一緒に・・・。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[道中]

 

クリィム「♪~。」

 

 

Sergeant「・・・何か、今日はドッと疲れたわね・・・。」

 

 

ワイバーン「あれだけの数を一人で排除していればな・・・。」

 

 

 

 

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