メルファリア~第Ⅱの人生~ 作:Vermillion
[Sergeant司令室]
Marshal「・・・・・・。」
Sergeant「・・・・・・。」
ロイ「・・・・・・。」(汗)
ルーメン「くふふふふふっ♪」ギュー♪
Sergeant「・・・この子、何処から連れて来たのよ。」
Marshal「・・・セスタス道場で、俺達の援護してくれたヤツだ。」
ロイ「・・・・・・。」(汗)
Sergeant「・・・・・・。・・・。」マジマジ・・・
ルーメン「うむ? そなた・・・。」ピクッ
Sergeant「・・・?」
ルーメン「こんなことを言うのも変であるが、わらわにとても似ておるな。
生き別れした双子の妹だったりなどするのか?」
Sergeant「私には沢山の妹と沢山の姉が居るけれど・・・
あいにく、私にそっくりな姉妹は居ないわよ。」
ロイ「ははは・・・・・・確かに見れば見るほど、そっくりですね・・・。
背丈も同じですし・・・髪色も同一です・・・。違う点は瞳の色でしょうか・・・。」
ルーメン「あとは胸の大きさであるな。
悔しいがわらわの胸はそなたほど、太っ・・・ウシ乳ではない。」
Sergeant「それは喧嘩を売っているのかしら?」ニッコリ
ルーメン「そんな訳なかろう。」スッ
Marshal「Sergeant! その笑みは駄目だ! ルーメンも魔法を唱える準備しないでくれ!!」
Sergeant「ゴホン・・・それで、今後はどうするつもりなのかしら。」
ルーメン「もちろん、わらわはMarshalと共にいるぞ♪
Marshalは暖かく、わらわを褒める際 髪をくしゃくしゃっとして
褒めてくれるからな♪ くふふふふふふっ♪」
Sergeant「それはつまり・・・?」チラッ
Marshal「・・・ルーメン、俺達の部隊に入って一緒に居るってことか?」
ルーメン「うむ♪ そなたに褒めてもらえるならば、わらわは部隊でも
何処でも入るぞ♪」
Sergeant「・・・。一歩間違えたら、危険な事に巻き込まれそうな発言ね・・・。」
Marshal「・・・。ルーメン、何があっても俺に褒められるって他の誰かに言われても
“絶対に”借金の連帯保証人サインはするなよ! いいか? 絶対だぞ!!」
ルーメン「む? れんたいほしょうにんとやらが、何なのかは分からぬが・・・
うむ! 承知したぞ。」
ロイ「なんですか・・・Sergeant司令・・・。連帯保証人って・・・。」
Sergeant「借金返済を本人が失踪した時に肩代わりする保証人の事よ。」
ロイ「は、はぁ・・・。」
Sergeant「・・・これで登録完了ね。」
ルーメン「くふっ♪ くふふふふっ♪ Sergeantと言ったか。」
Sergeant「何かしら?」
ルーメン「部隊表を別にきっちり作成するとは、そなた・・・まめなのだな。」
Sergeant「これぐらい普通でしょ。自分の仲間を把握することは、
司令官として当然じゃない。」
Marshal「やべぇ・・・。ルーメンとSergeantの後ろ姿・・・見分けがつかねぇ・・・。」
ロイ「どちらか髪をおろして下されば、見分けがつくのですが・・・。」
Marshal「一理ある。そういや、ロイはなんで俺とSergeantの部屋に?」
ロイ「・・・セスタス道場での作戦状況聞かせてをして頂こうと伺いました。」
Marshal「あー・・・気絶してたもんな・・・。」
ロイ「はい・・・気が付いたらベッドの上で・・・。」
Marshal「まぁ、アレだ。
無事に大雪玉作戦は成功して、敵は尻尾を巻いて逃げて行ったな。」
ロイ「そうなんですか・・・。
すみません、イザって時に気絶してしまって・・・。」
Marshal「あー・・・おう。あれは仕方ないと思うぞ・・・。」
ロイ「・・・すみません。」
Marshal「さてと、今日はどうするんだ? Sergeant。」
Sergeant「そうね・・・ルーメン。貴方、他の隊員には挨拶は済ませたかしら?」
ルーメン「勿論だ。昨日の間に、みなの者には挨拶は済ませたぞ。」
Sergeant「となると・・・いつも通りの日課ね。ロイ、部隊長に伝えて貰えるかしら?
今日もいつも通りの訓練をするようにって。」
ロイ「はい! 午前中が体術の訓練で、午後からが普通の模擬戦でしたよね!」
Marshal「!?」
Sergeant「えぇそうよ。Marshal、貴方はレギナや、シャルトリュー。ルーメンに
受け身を教えてあげて。毎回、??に張り倒されたり 暴力を振るわれていたから
受け身の取り方は分かっているでしょ?」
Marshal「お、おう・・・まぁな・・・。」
Sergeant「怪我が無いようにお願いね。」
ロイ「あれ? Sergeant司令は訓練に参加しないんですか?」
Sergeant「えぇ。今日は予定があってね。」
ロイ「予定・・・ですか。・・・・・・もしや、また――」
コンコンコン・・・
Sergeant「・・・来たみたいね。どうぞ。」
シュバルツ「Sergeant 迎えに来たわよ。」ガチャッ
Marshal「・・・?」
ロイ「シュバルツさん!! おはようございます!」
シュバルツ「あら、ロイじゃない。おはよう。それと・・・!?」
Sergeant「・・・! 新入部隊員のMarshalとルーメンよ。
紅髪の褐色肌がMarshal、隣の私に似ているのがルーメン。
2人とも彼女はシュバルツ、友人であり部隊員でもある私達の仲間よ。」
Marshal「初めまして・・・だよな? 俺はMarshalだ。よろしくな。」
ルーメン「わらわがルーメンだ。よろしく頼む。くふふふふっ♪」
シュバルツ「よろしくね。お2人さん。・・・。Sergeant、行けるかしら?」
Sergeant「えぇ。いつでも。ロイ、伝達はよろしく頼むわね。」
ロイ「Sergeant司令、どちらに行かれるんですか!?」
Sergeant「どちらって、魔術師協会よ。ちょっと協会に用事があって
折角だからシュバルツに連れて行ってもらうの。そうよね?」
シュバルツ「えぇ、その予定よ。貴方達の司令は日付が変わる前に帰すから
そんな心配しなくても大丈夫よ。」
ロイ「ぁ・・・。そうですか・・・。」
Sergeant「それじゃ、ちょっと行ってくるわね。」
ロイ「道中、気を付けて下さい。」
Sergeant「えぇ。ありがと。Marshal、戸締りは任せたわよ。」
バタン・・・
Marshal「・・・。まぁ、心配する必要はないと思うぜ。」
ロイ「はい・・・。」
Marshal「午前中は体術訓練だったよな! どこでやるんだ?!」
ロイ「そうですね・・・。Sergeant司令ですから大丈夫ですよね・・・。
訓練場はこちらです。ついて来てください。」
ルーメン「うむ。」
[魔術師協会本部]
Sergeant「ここが魔術師協会・・・。同じ制服を着た人間ばかり・・・。
結構、綺麗な場所ね。」キョロキョロ
シュバルツ「綺麗に決まっているじゃない。
あなた、いったいどんな想像をしていたのよ。」
Sergeant「教会のような外装と内装かしら。」キョロキョロ
シュバルツ「協会は協会でも、その教会と この協会は全くの別物よ・・・。
もっっと他の感想は無いのかしら? 折角連れてきてあげたのに、
そんな反応だけだと傷付くわ・・・。」
Sergeant「・・・・・・感想・・・。・・・。この柱と床・・・大理石で作っているの?
かなり人件費と建築費用、建造に時間が掛かってそうね。豪華で良いじゃない。」
シュバルツ「・・・褒め言葉として受け取ってあげるわね。」
Sergeant「・・・。え? 今、褒めたのだけれど・・・。」
シュバルツ「・・・褒めていたの? 皮肉では無くて?」
Sergeant「えぇ・・・。私は褒めているつもりだったのだけど・・・。」
シュバルツ「そうだったの・・・それは勘違いとはいえ、ごめんなさいね。」
Sergeant「・・・。どうして皮肉と捉えたのよ?」
シュバルツ「私達、魔術師なのよ? 一施設建築するのに時間をかけるとでも思って?」
Sergeant「・・・。あぁ!」ポンッ
シュバルツ「そんな手を突いて納得するほどじゃないでしょう?
・・・Sergeant、貴方の故郷には魔法が無いとでも言うの?」
Sergeant「無いわけでは無いけど・・・身近な物では無かったわね。」
シュバルツ「・・・・・・そう。」
Sergeant「・・・あら、あそこにいるのはファントマかしら?」
ファントマ「・・・。」スタスタスタ・・・
シュバルツ「・・・!?」
Sergeant「ちょっと、失礼するわね。」スタスタスタ
シュバルツ「え、えぇ。」
シュバルツ「・・・・・・。」
シュバルツ(・・・。数回しか会っていないファントマをどうやって見分けたのかしら?
ファントマも他の魔術師協会員と同じ衣服を着用していると言うのに・・・
・・・・・・。顔は帽子で隠れて見えない筈・・・。・・・どうやって・・・?)
Sergeant「ファントマ。久しぶりね。」
ファントマ「・・・! ・・・。・・・Sergeantか・・・。・・・久しぶりだな。・・・。
・・・なぜここに居る?」
Sergeant「ココに来た理由は色々あるけれど、
最も大きな理由としては貴方に会うためかしら?」
ファントマ「・・・。・・・俺に・・・か?」
Sergeant「えぇ。その・・・。」
ファントマ「・・・。・・・どうした?」
Sergeant「・・・無理と我儘を承知で貴方にお願いしたいことがあって。」
ファントマ「・・・。・・・なんだ。」
Sergeant「・・・私の部隊員になって、貰えないかしら?」
ファントマ「・・・。」
Sergeant「あ、魔術師協会を辞めて、こちらに移籍しろなんて無茶苦茶は言わないわよ?
ただ・・・シュバルツ同様に貴方も私の部隊に入ってもらいたいなぁ・・・
って、思っただけで・・・。」
ファントマ「・・・。・・・俺自身は・・・別に・・・構わない・・・。だが・・・。」チラッ
Sergeant「・・・?」クルッ
シュバルツ「・・・! ・・・? ? ?」
ファントマ「・・・。・・・シュバルツ様の許可が必要だ・・・。」
Sergeant「シュバルツの許可ね。わかった、後で掛け合ってみるわね。」クルッ
ファントマ「・・・。・・・今・・・掛け合ってみてはくれないか・・・?」
Sergeant「・・・今?」
ファントマ「・・・。・・・あぁ。・・・俺もシュバルツ様に用がある。
・・・後で伝えるよりも今の方が・・・。・・・返答は急いだほうが良いだろう?」
Sergeant「・・・。ありがとう。」
ファントマ「・・・。・・・。」ウツムキ
Sergeant「どうかした?」
ファントマ「・・・。・・・何でもない・・・。」
ファントマ「シュバルツ様。」
シュバルツ「何かしら。」
ファントマ「以前、シュバルツ様がご予約なさっていた会議室の件でご報告が・・・。」
シュバルツ「えぇ。何かしら?」
Sergeant「・・・。」
ファントマ「つい先ほどの出来事なのですが・・・。」
シュバルツ「・・・。」
ファントマ「突然ダルク様が、今度実施する視察に関しての説明会に使用すると仰り
会議室で会議を始めました。現在も会議室は使用されています。」
シュバルツ「!?」
ファントマ「ダルク様は ダルク様の代わりに部屋を予約し、茶菓子を用意して下さった
シュバルツ様に礼を述べておくと、仰っていらっしゃいました。」
シュバルツ「・・・・・・。」
ファントマ「報告は以上で御座います。」
シュバルツ「・・・。」ワナワナワナ
ファントマ「・・・。」チラッ
Sergeant「・・・。・・・シュバルツ?」
シュバルツ「・・・ゴホン。・・・なにかしら?」
Sergeant「貴方に許可をしてほしい事があるのだけれど。」
シュバルツ「・・・唐突ね? 私に何の許可をしてほしいの?」
Sergeant「えぇ。あの、私の部隊に彼も組み込みたいのだけれど・・・ダメかしら?」
ファントマ「・・・。」
シュバルツ「ファントマを?」
Sergeant「えぇ。」
シュバルツ「・・・。・・・私は構わないわよ。ファントマも良い経験になると思うし、
入隊をするかどうかはファントマ。あなた自身で決めなさい。」
ファントマ「・・・。Sergeant・・・。」
Sergeant「・・・・・・。」フッ
ファントマ「・・・。よろしく頼む・・・。」
Sergeant「こちらこそ。」
シュバルツ「それで、Sergeant・・・。」
Sergeant「・・・?」
シュバルツ「予定を変更して、私の部屋で魔術師協会の概要を
聞いてもらっても良いかしら?」
Sergeant「えぇ。私は特に構わないわ。」
シュバルツ「そう。なら、こっちよ。ついて来て。」
[シュバルツの部屋]
Sergeant「ここがシュバルツの・・・。」キョロキョロ
シュバルツ「Sergeantの司令室に比べると散らかっているかしらね。
ここじゃお茶の一つも出せないわ。」
Sergeant「いえ、気にしないで。それと部屋の事だけど・・・そうでもないわよ。
私の部屋の方がもっと散らかっているわ。」
シュバルツ「そう? 整理はしているのだけれど、資料やら魔道書が溜まる一方でね。」
Sergeant「処分とかはしないの?」
シュバルツ「処分したいのはやまやまだけど・・・以前、処分をしたら
痛い目を見たことがあるのよ。それ以来・・・・・・ね。」
Sergeant「なるほど。なんとなくわかる気がするわ・・・。」ウンウン
シュバルツ「えぇ・・・わかってもらえれば幸いよ・・・。それでSergeantは、
魔術師協会と メルファリア伝説を聞きたいのだったかしら?」
Sergeant「そうよ。シュバルツやファントマが属している『魔術師協会』と
この世界に昔からあると言われている『世界・メルファリア伝説』について
教えて頂戴。」
シュバルツ「いいわよ。それじゃ、まず私達が所属している『魔術師協会』だけど
これは魔術における倫理協定の監視、摘発を行っている機関と
言えばいいのかしら。」
Sergeant「・・・。」メモメモ
シュバルツ「簡単に言えば、戦争で危険な魔術に手を出す罪人を処罰する・・・
組合みたいなものよ。先ほど言ったように組合と言うより規模的には
機関と呼ぶのが正しいのだろうけど。今は簡単に説明するために組合と
言わせて貰ったわ。」
Sergeant「待って。戦争で倫理を?」
シュバルツ「えぇ。・・・戦争に倫理を持ち込むのは、矛盾していると思うけれどね。」
Sergeant「そうね・・・。その通りだと思う。でも大事な事でもあるわ。」メモメモメモメモ
シュバルツ「・・・魔術師協会は、基本的に2つの部署に分かれて活動を行っているの。
1つ目が主に戦場で視察を行って、倫理協定に違反している者が居ないか
監視を行い。違反者を摘発する魔術師協会。」
Sergeant「・・・。」メモメモメモメモメモ
シュバルツ「もう1つが、その摘発した違反者が抵抗の意を示したり、こちらの要求を
拒否したりした際に鎮圧、処刑、捕縛などを担当する魔術師協会執行部。」
Sergeant「・・・。シュバルツはどちらに所属しているのかしら?」メモメモメモ
シュバルツ「私は魔術師協会執行部の方ね。魔術師協会はキャリアのある人間が
なれる部署よ。私はノンキャリアだから、どんなに頑張っても
執行部の司令が限界よ。それに・・・。」
Sergeant「それに?」
シュバルツ「魔術師協会部署の人間はなんだかいけ好かないのよね。
主に“あの上司”のせいかもしれないけど。」
Sergeant「・・・。」ウンウン
シュバルツ「まぁ、魔術師協会についてはこのくらいね。本当はもっと説明したいところ
なのだけど。あいにく準備していた資料が誰かさんのせいで、手の届かない
場所に運び込まれてしまったから・・・。」
Sergeant「いえ、大丈夫よ。大体魔術師協会について知ることが出来たから。」メモメモ
シュバルツ「そう? そう言って貰えると助かるわ。」
Sergeant「・・・それじゃ、次はメルファリア伝説について聞かせて貰えるかしら。」メモメモ
シュバルツ「えぇ。・・・それにしても『世界・メルファリア』を知りたいなんて
なかなか珍しいこと言い出すわね。」クスッ
Sergeant「引っ掛かる点が何点かあってね。
魔術師協会同様、途中質問を交えても良い?」
シュバルツ「別に構わないけど・・・質問をされても、こればかりはあくまでも伝説・・・
おとぎ話のような内容だから、質問に対しての返答はほぼ無理よ。
しかも、あなたが知りたい部分に関しては一言・・・いえ、一文しかないから。」
Sergeant「・・・えぇ。」
シュバルツ「・・・この世界、メルファリアだけど。
伝説では、『クリスタルで創造されてできた世界』と言われているわ。」
Sergeant「クリスタルで?」ピクッ
シュバルツ「・・・。」
Sergeant「・・・気になったのよ。それって人間のみならず他の生命も
クリスタルから創造されたってことかしら?」メモメモメモ
シュバルツ「あくまでも『伝説』のおとぎ話上にはそうでしょうね。」
Sergeant「・・・。」ウーン・・・
シュバルツ「あなたの知りたい『伝説』については・・・これだけよ。」
Sergeant「・・・これだけ?」
シュバルツ「これだけ。あとは・・・そうね・・・。」パラパラパラ・・・
Sergeant「・・・。」
シュバルツ「ドラゴン退治や・・・神話についてしか・・・載ってないわ。」
Sergeant「・・・。わかったわ、ありがとう。」メモメモ・・・
シュバルツ「他にも文献は読んだのだけど、本当にこれしか載って無いのよ。
あとは自分で調べて貰えるかしら。」
Sergeant「・・・そうするわ。」カチッ
シュバルツ「それでSergeant? 今度は私からあなたに質問があるのだけれど。」ジィー
Sergeant「・・・? 何かしら?」
シュバルツ「あなたが今仕舞った、棒のような魔法具は何?」
Sergeant「・・・コレ?」カチッカチッ
シュバルツ「えぇ、見た所インクを付けなくとも文字が書ける魔法具のようだけど。」
Sergeant「・・・。ボールペンよ。」カチカチッ
シュバルツ「・・・。ぼーるぺん・・・。一体、何処に行けば買えるのかしら・・・。」
Sergeant「・・・。」
シュバルツ「・・・ねぇ、Sergeant。コレは何処で手に入れたの?」
Sergeant「・・・確か・・・商人が売っていた物を買ったもの時かしら・・・。」
シュバルツ「・・・どこで、その商人とは会ったの?」
Sergeant「王都・・・城下町の北口付近ね。」
シュバルツ「今度、行ってみようかしらね。」
Sergeant「・・・えぇ。」
コンコン・・・
シュバルツ「どなた?」
ファントマ「シュバルツ様。準備が終了しました。」
Sergeant「準備?」
シュバルツ「えぇ。Sergeantの部隊に入ることになったから入隊の準備をさせたの。」
ガチャッ
ファントマ「失礼します。」
シュバルツ「忘れ物は無いかしら?」
ファントマ「はい。いつでも行けます。」
Sergeant「・・・。・・・?! ちょ、ちょっと待って。シュバルツ?!」
シュバルツ「Sergeant、大丈夫よ。」
ファントマ「・・・。・・・Sergeant。・・・よろしく。」
Sergeant「・・・。ファントマ、本当に良いの?」
ファントマ「・・・。・・・俺は問題ない・・・。」
Sergeant「わかったわ・・・。」
アンソニア「それじゃ、今日の訓練はここまでにするっスよ。」
ワイバーン「・・・・・・お疲れ。」
マスト「お疲れさーん!」
カジュアル「ちょっとマスト。今日の訓練のことで話があるんだけど。」
マスト「ヤベッ・・・!!」ダダッ
カジュアル「コラ! 待ちなさーい!! アンタ、また訓練の手を抜いたでしょ!」
アルモニカ「結局、軍曹殿帰ってきませんでしたね・・・。」
フォビドゥン「うにゃー・・・司令に見せたい技があったんですけど残念です~・・・。」
ハーミール「んゆー☆ でも、もうちょっとで夕飯の時間だから帰ってくるよー☆
その時ちょっとだけ見て貰えばいいんじゃないかなー☆」
アルモニカ「そういえば、フォビドゥン殿 前よりも射程距離が上昇しましたよね!
何か特殊な訓練でも受けたんですか?!」
フォビドゥン「にゅふふふ♪ ちょっと司令に特訓を付きあってもらったり~・・・。」
ハーミール「どんな特訓をしたのかなー☆」
フォビドゥン「モニカちゃんより低めの曲線を描いた矢を射ったりとかですかね~。」
アイベックス「なぁ、プレート。」
プレート「ぬ? 我に何か用ですかな。アイベックス殿。」
アイベックス「再来週のこの日なんだけどよ。時間あるか?」
プレート「今のところ予定は入れてませんな・・・何か用でも?」
アイベックス「用って訳じゃないんだが・・・ほら、この前話した居酒屋。
一緒に行かないか?」
プレート「あぁ! 居酒屋ですかな。了解した 一緒に行きますぞ。」
アイベックス「よしっ! 忘れるなよ!!」
レギナ「あ、危なかったのデス・・・。
思わずルーメンをSergeantって呼ぶところだったのデス。」
シャルトリュー「後ろ姿が司令さんと瓜二つなの・・。茂みから後頭部だけを出していたら
絶対に間違える自信があるの。」
インティゴ「はぅ。それにしてもルーメンさん凄いですねぇ・・・。」
ルーメン「うむ? 何がだ?」
インティゴ「魔法で、敵を氷漬けにして動きを止めるなんて・・・
わたしなんか、敵に攻撃するだけで精一杯ですよぉ・・・。」
ルーメン「・・・それは訓練の量を増やしたらどうだ?
もっと訓練をすればそなたも強力な魔法を放てるのではないか?」
インティゴ「はぅぅ。」
Marshal「・・・。」
ロイ「Marshalさん!」
Marshal「ぅん? おう、ロイか。どうした?」
ロイ「はい! Marshalさんに聞きたいことがありまして・・・。」
Marshal「俺に? ・・・答えられる範囲なら答えるが・・・。」
ロイ「ありがとうございます! あの、Marshalさんはスカウトなんですよね?」
Marshal「おう! スカウトだけどどうした?」
ロイ「ウォリアー、では、無いんですよね?」
Marshal「お、おう。ウォリアーじゃないってクリィム司令から聞いたが・・・。」
ロイ「最後の質問なんですが・・・ポッポさんと言う方はご存知ですか?」
Marshal「ポッポ? 鳩か何かの名前か? なら知ってるぞ。鳩ポッポだよな!」ニコニコ
ロイ「・・・・・・。」
[宿舎]
Sergeant「ただいまー・・・。」
ファントマ「・・・。」
Sergeant「ここが、これから貴方が寝泊まりをする宿舎ね。
1部屋4人部屋の室内だけど広さ的には問題ない筈よ。」
ファントマ「・・・。・・・わかった。」
アルモニカ「あっ! 軍曹殿!! いつの間に帰って来てたんですね!!」
ハーミール「んゆー☆ マスター、おかえりー☆ 今、訓練が終わった所なんだよー☆」
フォビドゥン「司令~。射程距離がのびましたよ~って、あれ?
ファントマさんじゃないですか~。どうしたんです?」
ファントマ「・・・。・・・今日からSergeantの部隊に入ることになった・・・。」
Sergeant「魔術師協会内で勧誘したの。彼が居ると戦力的にも戦術的にも
大幅に戦力が増えるからかしらね。」
ファントマ「・・・。」コクン
アルモニカ「またビリビリ大作戦を実行できるんですね!! 胸が高鳴ります!!」
フォビドゥン「にゅふ~! お肌にも良いイオンがまた暴れるんですね~!
楽しみです~♪」
ファントマ「・・・。・・・いおん・・・?」
ハーミール「んゆー☆ 細かいことは気にしちゃだめだよー☆
それよりもよろしくねー☆ んゆゆゆゆゆゆ~☆」
ファントマ「・・・。・・・あぁ。」
レギナ「ルー・・・Sergeant?」
Sergeant「?」クルッ
シャルトリュー「よかった! 司令さんで間違いないの! おかえりなさい!」
レギナ「うっ・・・遠巻きで正面から見てもルーメンと瓜二つデスね・・・。」ヒソヒソ
シャルトリュー「見分けるには声を聞くか、虹彩の色、あとは・・・胸囲で
判断するしかないみたいなの・・・。」ヒソヒソ
Sergeant「2人とも?」
レギナ「な、なんでも無いのデス!」
シャルトリュー「なんでもないの!」
Sergeant「そう?」
ファントマ「・・・。」
Sergeant「あら、訓練が終わった頃と言う事だから・・・現時刻は・・・。・・・・・・!」
フォビドゥン「あ、そうだ。しれ―――。」
Sergeant「フォビドゥン! ごめんなさいね そろそろ夕飯を作らなきゃならないから
食堂へ行かないと。また後で聞くわ。シャルトリュー。」
シャルトリュー「は、はい。なの!」
Sergeant「ファントマとシャルトリューは、同じ部屋だから案内してあげて貰えるかしら?
それが終わったら食堂まで案内をお願い。」
シャルトリュー「わかったよ。それじゃ、ファントマさん部屋はコッチなの。」
ファントマ「・・・。・・・すまない。」
フォビドゥン「うにゃー・・・。」シュン・・・
アルモニカ「フォビドゥン殿! あまり落ち込む必要はないと思います!
別に今日でなくとも、明日また見て貰えば良いと思います!!!」
フォビドゥン「そうかな~・・・?」
アルモニカ「そうですよ!!」
ハーミール「んゆー☆ だいじょうぶ、だいじょうぶ☆」
Marshal「・・・・・・。」キョロキョロ
Marshal「・・・こちら、サラマンダー。宿舎内に侵入。
これより宿舎長の部屋へ潜入し 特殊任務を遂行する。」[無線機片手]ホフク
Marshal「・・・。」スクッ
Marshal「・・・はぁ・・・なにやってんだろ・・・俺。」ポリポリ
Marshal「メタルギアごっこも一人だと寂しいな・・・さて、と・・・入るか。」コンコン
アゼリー「開いていますよ。」
Marshal「おう。・・・アゼリー・・・だっけ?」ガチャッ
アゼリー「貴方は、宿舎前で騒いでいた・・・。」
Marshal「おう! Marshalだ!」
アゼリー「えぇ。思えています。それでMarshalさん何か用ですか?」
Marshal「いや、よ? この前、実はアゼリーも一緒にギターを弾きたかったのかなーって
思ってよ。キッカケが無くて上手く輪の中に入れなかっただけでさ。
今、たまたま部屋の前を通り過ぎて楽器も持ち合わせていたから
誘いに来たんだけど・・・ギター・・・・・・やらないか?」
アゼリー「・・・。はい?」
Marshal「だ、だから、ギター やらない―――」
アゼリー「やりません!! あれは、貴方が一軍人であるにも拘らず演奏会を
開いていたために注意をしに行っただけであって、そんな 私も一緒に
混ざりたいなどと言う邪念があったわけではありません!」
Marshal「・・・そうなのか。」ショボーン
アゼリ-「・・・。・・・はい。わかって もらえましたか?」
Marshal「・・・おう。」ショボーン
アゼリー「・・・。・・・ですが。」
Marshal「・・・?」チラッ
アゼリー「確か・・・歌や演奏することは、士気の変動に十分関わってくるんでしたよね?
リラクゼーション効果が、なんだとかだとか。」
Marshal「・・・おう・・・そうだけど・・・。」
アゼリー「・・・それのことついて、貴方に熱弁されて少しだけ興味を持ちました。
本来であれば、私は剣を振るう軍人の身でありますが・・・。
貴方が嘘を付いてないと言う裏付け証拠として少しだけ弾いてみましょう。」
Marshal「・・・!!」パァ・・・
アゼリー「あくまでも証拠としてです。
確証が取れれば、それ以降はする気はありません。」
Marshal「おう! ・・・♪」
アゼリー「それで、私は何をすれば宜しいのですか? Marshalさん?」
Marshal「えっとだな・・・。」
パーシューター「・・・・・・。」モソモソ・・・ ホフク
アイベックス「♪~・・・。・・・!?」ビクッ
パーシューター「こ、こちら・・・パ、・・・シューター・・・。
現在、宿舎内にイル。これより、自室へ戻ル・・・。」ホフク
アイベックス「・・・・・・。・・・パーシューター?」
パーシューター「わひゃぁっ?! アイベックス! いつから見とった!?」ビクッ シュバッ
アイベックス「・・・いや・・・・・・。」
パーシューター「正直に言わんと許さないじゃ!!?!」チャキッ
アイベックス「い、言うから武器をおろしてくれないか?」
パーシューター「いつから見とった!! 言え!!」ギロリ
アイベックス「・・・シューターの所から・・・。」
パーシューター「」
アイベックス「い、いや・・・あのよ・・・気にすることは無いと思うぜ?
今の奇行はシグルス司令にも ジュウカラにも言わないでおくからよ・・・。」
パーシューター「・・・ぶ・・・。」
アイベックス「ぶ?」
パーシューター「ぶち恥ずかしかーーー!!!!」スタタタタタタッ!!
アイベックス「あっ、おい!! ・・・・・・。・・・。」スッ・・・
アイベックス「・・・こ、こちら・・・ベ、ベックス。
宿舎内に潜り込んだ・・・。これより―――」ホフク
エンジニア「・・・・・・。」ジトー
******
これにて、このお話はいったん終了です。
「あれ? まだ途中では?」と思う方も大勢いることでしょう。
しかし、書き溜めが無くなったのと同時に
12月15日(火)15:00を持ってアプリも終了したためです。
一応、筋書は仕上がっているので気が向いたら
また書くかもしれません。
その時まで。皆様さようならです。
******
メルファリアマーチ、楽しかった。