メルファリア~第Ⅱの人生~   作:Vermillion

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司令官④話-ボンテージとルーレット

Sergeant「ちょっと、ワイバーン。」

 

 

ワイバーン「・・・・・・なんだ。」

 

 

Sergeant「いつもその漆黒の鎧を着ている訳だけど・・・。

     他には何かないの?」

 

 

ワイバーン「ない。」

 

 

Sergeant「鎧の中、蒸れたりしないの?」

 

 

ワイバーン「心配されずとも、ちゃんと拭いて手入れしている。」

 

 

Sergeant「つまり、蒸れるのね?」

 

 

ワイバーン「・・・・・・そうだ。」

 

 

Sergeant「気にしないの?」

 

 

ワイバーン「・・・慣れている。」

 

 

Sergeant「そう。」

 

 

ワイバーン「・・・あぁ。」

 

 

Sergeant「ちょっと、私の司令室まで来なさい。」

 

 

ワイバーン「何か用か。」

 

 

Sergeant「えぇ。」

 

 

ワイバーン「・・・。お前がそういうならば、わかった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[司令室]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sergeant「さぁ、ココよ。入って。」

 

 

ワイバーン「意外と綺麗なのだな・・・。」

 

 

Sergeant「誰が来るか分からないからかしらね。好きなところに座って。」

 

 

ワイバーン「・・・緊張するな。司令室という部屋は。」

 

 

Sergeant「そう? 私は居心地がまぁまぁ良い場所だと思うのだけど。

      お茶、どうぞ。」ゴトッ・・・

 

 

ワイバーン「・・・すまないな。」ゴクッ ゴクッ

 

 

Sergeant「・・・。」

 

 

ワイバーン「それで・・・ワタシに何の用だ?」

 

 

Sergeant「これからの季節、その鎧だけを着て生活をしたら

     毎日手入れが大変じゃない?」

 

 

ワイバーン「・・・そうだろうな。」

 

 

Sergeant「そこで。私に、通気性の良いワイバーン用の戦闘服を

     作らせてもらえないかしら?」

 

 

ワイバーン「・・・。別に構わないが。お前は防具などを作るのも得意なのか?」

 

 

Sergeant「えぇ。過去に何作か作ったことがあるわ。」

 

 

ワイバーン「そうか。・・・しかし、何故ワタシなのだ?

      他にも隊員は居るだろう。」

 

 

Sergeant「・・・。実は・・・他の人たちにも防具を作ってあげようと提案

     したのだけれどね・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――回想―――――

 

ハーミール「んゆー☆ わっちは、このままで大丈夫☆

      マスター ありがとー☆」

 

フォビドゥン「にゅふふふ~新しい防具より、尻尾のアクセサリーが

       欲しいです~。」

 

カジュアル「司令。・・・あ、あたしやっぱり、用事を思い出したので帰ります!!

      そ、その、気遣いありがとうございました!!」

 

―――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sergeant「ってコトがあったのよ。」

 

 

ワイバーン「新入兵士のアルモニカとインティゴは?」

 

 

Sergeant「モニカちゃんは、喜んでお願いしてきたから今作っている最中よ。

     インティゴちゃんは・・・途中で断られちゃったわ。」

 

 

ワイバーン「途中で、だと?」

 

 

Sergeant「カタログの中に好みの衣装・・・じゃないわ。防具が無かったみたいね。」

 

 

ワイバーン「・・・・・・。」

 

 

Sergeant「これがカタログね。防具を作成するのに事前準備があるから

     なにか、好みがあったら教えて。」

 

 

ワイバーン「なかなか、分厚いな。」

 

 

Sergeant「あの袋の中に入っていた1品よ。・・・メジャーも必要ね。」ゴソゴソ

 

 

ワイバーン「どれどれ・・・。」

ワイバーン「」

 

 

Sergeant「じっくり選んで良いわよ。昇格試験の結果発表待ちで、

     今日の訓練は禁止されているから、時間はたっぷりとあるわ。」ゴソゴソ

 

 

ワイバーン「Se、Ser、Sergeant・・・。」ブルブルブル・・・

 

 

Sergeant「決まった?」クルッ

 

 

ワイバーン「ワタシに・・・ワタシに、渡すカタログを間違えては いないか?」

 

 

Sergeant「いいえ? それが防具カタログだけど。」

 

 

ワイバーン「・・・。」

ワイバーン(・・・・・・カジュアルとインティゴが断った理由が分かった。)

 

 

 

 

 

 

 

[Sergeantが渡したカタログ:ランジェリー、ボンテージに似た戦闘服集]

[※インティゴは見た瞬間に気絶]

 

 

 

 

 

 

 

Sergeant「さっきから、同じページばかり見ているわね。どんな防具?」サッ

 

 

ワイバーン「あっ。」

 

 

Sergeant「それね。確かにこれなら通気性にも優れているし。

     他にも色々と役立ちそうね。それじゃ、早速 鎧を脱いでもらえるかしら。」

 

 

ワイバーン「えっ。」

 

 

Sergeant「『えっ』じゃないわよ。そのままじゃ、サイズを測れないでしょ?

     あ、無理して兜まで脱がなくても良いわ。」

 

 

ワイバーン「あ、あのだな。」

 

 

Sergeant「どうしたの?」

 

 

ワイバーン「私も、カジュアルやインティゴのよう――」

 

 

Sergeant「遠慮しなくていいわ。防具の型を選び終わったなら、あとは

     1分以内に終わるから。」

 

 

ワイバーン「いや――」

 

 

Sergeant「・・・。ワイバーン。」フッ

 

 

ワイバーン「・・・。」

 

 

Sergeant「生地代とか、気にする必要はないわよ。」ポン ニッコリ

 

 

ワイバーン「そういう意味では――」

 

 

Sergeant「意地っ張りね。こうなったら、無理やりにでも測らせてもらうわよ。」

 

 

ワイバーン「や、やめっ――」

 

 

 

 

 

 

コンコン・・・

 

 

 

 

 

 

シグルス「Sergeant司――」ガチャッ

 

 

Sergeant「肩幅、腕、腕周り。」サッサッサッ

 

 

ワイバーン「・・・! シグルス司令、助けっ――」

 

 

Sergeant「まだ測り終わってないわよ。」ガッシリ

 

 

ワイバーン「」ズルズルズル・・・

 

 

シグルス「・・・。疲れているのだな・・・。」グリグリ・・・

 

 

 

 

 

 

バタン

 

 

 

 

 

 

Sergeant「なかなか、スレンダーね。戦闘服は明日にでも完成させるわね。」

 

 

ワイバーン「」

 

 

Sergeant「楽しみにしていて。」

 

 

ワイバーン「」バタン

 

 

シグルス「・・・・・・。」

シグルス「Sergeant司令。」ガチャッ

 

 

Sergeant「何かしら?」

 

 

シグルス「昨日の昇格試験の結果だが。」

 

 

Sergeant「えぇ。」

 

 

シグルス「見事、合格。昇格だ。」

 

 

Sergeant「・・・そう。」

 

 

シグルス「あまり嬉しそうではないな。」

 

 

Sergeant「そう見えるだけよ。

     それで、昇格した訳だけれど何をすればいいのかしら?」

 

 

シグルス「明日から通常通り、いつもと同じように訓練を行えば良い。

     力が必要になった時はこちらから呼ぶようにする。」

 

 

Sergeant「そう。・・・エンジニアは・・・どうしているかしら・・・?」

 

 

シグルス「・・・Sergeant司令。それは、君には関係ないことだ。」

 

 

Sergeant「関係はあるわよ。私があの時、彼を呼び止めなければ

     彼は処罰を受けることは無かった。」

 

 

シグルス「・・・。今は特別任務に就かせている。」

 

 

Sergeant「・・・そう。」

 

 

シグルス「では、明日から通常通り訓練に励むように。」

 

 

Sergeant「・・・・・・えぇ。」

 

 

シグルス「それと、これは私からの忠告だが。

     実戦では、司令官が戦場へ共に出てくることが無いように。」

 

 

Sergeant「わかった。気を付けるようにするわ。」

 

 

シグルス「・・・。そして、これは昇格した祝い金だ。」

 

 

Sergeant「ありがと。・・・・・・こっちのリングは何?」ジャラジャラ・・・

 

 

シグルス「それはそのままリングと言って、カジノで楽しんだり

     新たな兵士を紹介してもらうのに必要なものだ。詳しいことは、

     昨日紹介したシャンテに聞いてほしい。」

 

 

Sergeant「シャンテさんに・・・ねぇ。」

 

 

シグルス「では私も他に仕事が残っている仕事の為。失礼する。」

 

 

Sergeant「そ。ありがとね。」

 

Sergeant「・・・。さて。ワイバーンの衣装・・・もとい防具を作るのも いいけども・・・

     魔物化してからの方が効率良いわね・・・。先にカジノへ行きましょ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[カジノ]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sergeant(・・・・・・来たのは、いいものの・・・。

      シャンテさんには、何処で会えるのかしら?)スッ

 

 

?????「はぁ・・・。なかなか当たらないわね。」

 

 

 

 

 

 

コツン

 

 

 

 

 

 

Sergeant「あら、ごめんなさい。」ペコッ

 

 

?????「いいえ。こちらこそ、よそ見していたわ。ごめんなさい。」ペコッ

 

 

「・・・・・それで、引き続きベットしますか?」

 

 

?????「えぇ。奇数の・・・」

 

 

Sergeant「・・・ルーレットをしているの?」

 

 

?????「あなたもやるかしら?」

 

 

Sergeant「面白そうね。ねぇ、貴方。私も参加するわ。」

 

 

「50000リング頂きました500コインですね。」

 

 

Sergeant「ありがと。比率は?」

 

 

?????「細かい倍率から言うと~~、~~、~~、~~、~~、~~。ね。」

 

 

Sergeant「ふぅん・・・。あ、そう言えば名前を聞いていなかったわね。

     私はSergeant。貴方は?」

 

 

シュバルツ「シュバルツよ。よろしく、Sergeant。」

 

 

Sergeant「ねぇ、シュバルツ。早速だけどこのカジノの必勝法を見つけたのよね。

     ちょっと貴方の持ち手コイン、貸して貰えないかしら?」

 

 

シュバルツ「・・・。私は初対面の人間にコインを渡すほど、お人よしじゃないわ。

      それは無理な相談ね。」

 

 

Sergeant「駄目かしら?」

 

 

シュバルツ「えぇ。不可能ね。」

 

 

Sergeant「・・・わかったわ。」

 

 

シュバルツ「でもあなたが、もし必勝法で3連勝したら貸してあげることを

      考えても良いかもしれないわ。」

 

 

Sergeant「いいわよ。そうしましょ。じゃ、始めるわよ。」スッスッスッ

 

 

シュバルツ(・・・。4倍3倍の場所に重点的に置いて行くわね・・・。)

 

 

Sergeant「・・・・・・。」スッスッスッ

 

 

シュバルツ(・・・もしかして、全部の場所に? 気は確かなのかしら?)

 

 

Sergeant「どうぞ。回して。」

 

 

「・・・・・・。」

 

 

シュバルツ「ちょっと。」

 

 

Sergeant「シュバルツ。まずは黙ってみてほしいわ。」

 

 

「・・・・・・。」

 

 

シュバルツ「・・・・・・。」

 

 

「・・・23番です。」

 

 

Sergeant「・・・? 当たったけど・・・金額は支払いも公言もされないの?」

 

 

シュバルツ「Sergeant、ここは当たっても金額は口では言わないのがルールよ。

      代わりに手元の棚を見て。」

 

 

Sergeant「なるほど。ここで、どのくらい手に入ったか分かるのね。」

 

 

シュバルツ「・・・Sergeant。ここのルールを知らないなんて・・・

      あなた・・・もしかして、ココのカジノは初めて?」

 

 

Sergeant「カジノでルーレット自体は初めてよ。もう一回戦。」スッスッスッスッスッスッ

 

 

シュバルツ(・・・・・・。また、さっきと同額なんか出して・・・。

      本当に何を考えて居るのかしら。)

 

 

「32番です。」

 

 

Sergeant「もう一回戦。」スッスッスッスッスッスッ

 

 

シュバルツ(また同額・・・。・・・? ・・・同額? 勝ち金より負け金の方が多い筈じゃ・・・。)

 

 

「9番です。」

 

 

Sergeant「シュバルツ。3連勝したわよ。コイン貸して貰えるかしら?」

 

 

シュバルツ「・・・。・・・・・・300。300枚なら貸してあげるわ。」

 

 

Sergeant「ありがとう。利息付きで後で返すわね。もう一回戦!」

 

 

 

 

 

 

[1時間後]

 

 

 

 

 

 

Sergeant「えーっと、利息も入れて・・・シュバルツに600枚返すわね。」

 

 

シュバルツ「・・・・・・。」ボーゼン

 

 

Sergeant「楽しかったわね。ルーレット。」

 

 

シュバルツ(38勝0敗・・・全ベットしていたから当たり前だけど・・・

      それでも手持ちコインを2倍から3倍へ増やすなんて・・・。何者・・・?)

 

 

Sergeant「それじゃ、私。そろそろ、夕食の時間だから――」

 

 

シュバルツ「・・・Sergeant! 夕食のあと・・・少し話をしないかしら?」

 

 

Sergeant「えぇ。いいわよ。」

 

 

シュバルツ「20時にそうね・・・また、ここに来てくれるかしら?」

 

 

Sergeant「わかったわ。それじゃ、またあとで。

     ・・・・・・あら? 私、なんでカジノに来たのかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[厨房→夕食も兼ねながら隊員へ昇格試験報告→自室→カジノ]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sergeant「シュバルツは・・・。」キョロキョロ・・・

 

 

シュバルツ「Sergeant。こっちよ。」コイコイ

 

 

Sergeant「! シュバルツ、待ったかしら?」スタスタスタ・・・

 

 

シュバルツ「大丈夫。カウンターの席の隣、明けておいたわよ。」ポンポン

シュバルツ「それよりもコレ。」ゴトッ

 

 

Sergeant「ヴィネルワイン?」スッ

 

 

シュバルツ「流石にそれは知っているようね。」

 

 

Sergeant「えぇ。

     初日これで殴られたかしらかね。名前だけはハッキリ憶えているわ。」

 

 

シュバルツ「殴られた・・・?」

 

 

Sergeant「いいの気にしないで。」

 

 

シュバルツ「一緒に飲もうと思うのだけど、開けても良いかしら?」

 

 

Sergeant「言っておくけど、私。お酒自体は強い方よ?」

 

 

シュバルツ「私もよ。なんだか、気が合いそうね。私達。」

 

 

Sergeant「口調も似ているしね。ふふふっ。」

 

 

シュバルツ「早速だけど・・・あなた。普段は何をしているの?

      ここのカジノに来るって事は相当な稼ぎをしているのでしょうけど。」

 

 

Sergeant「最近、職に就いたばかりの新米司令官よ。

     実際の戦場に出たことは1回しかない。まだまだ未熟者の司令官だけど。

     そういう貴方は?」

 

 

シュバルツ「私は魔術師協会という協会の中の

      魔術執行部、一司令官として働いているわ。」

 

 

Sergeant「同じ司令官だったの。貴方の方が、現場についてはよく知っていそうね。

     シュバルツ先輩・・・とでもお呼びした方が良いのかしら?」

 

 

シュバルツ「普通にシュバルツでいいわよ。ここは現場でも協会内でもない

      公共の場なんだから。それに上司と部下って訳でもないでしょ?」クスッ

 

 

Sergeant「それもそうね。・・・美味しいわね。ヴィネルワイン。」クスッ

 

 

シュバルツ「1本1000コインするだけの味わいでしょ?」

 

 

Sergeant「1000ッ!? それ・・・本当?」

 

 

シュバルツ「えぇ。今年は当たり年ね。今日は、なぜカジノに?

      最初から、ルーレットをしに来たようではなかったようだけど。」

 

 

Sergeant「実は、新しい兵士を紹介してもらうつもりだったんだけど・・・

     シャンテさんを探している間に、ルーレットの席にいつの間にかに

     座っていてね。シャンテさんのことを忘れて遊んじゃったのよ。」

 

 

シュバルツ「あら・・・。」

 

 

Sergeant「でも楽しかったし、貴方に出会えたからいいと思っているわ。」クイッ ゴクン

 

 

シュバルツ「嬉しいこと言ってくれるわね。」

 

 

Sergeant「ふふふっ。」

 

 

シュバルツ「ねぇ、さっきのルーレットだけど・・・。」

 

 

Sergeant「ふふふ。知りたいかしら?」

 

 

シュバルツ「出来れば・・・。」

 

 

Sergeant「そんなこと聞かれるんじゃないかと思って。」ペラッ

 

 

シュバルツ「この紙は?」

 

 

Sergeant「あのルーレット必勝法の紙よ。この用紙はあげられないけど、

     説明ならいくらでもしてあげられるわ。」

 

 

シュバルツ「・・・用意周到なのね。」

 

 

Sergeant「備えあれば憂いなしってね。それで、必勝法だけど――」

 

 

 

 

 

 

[1時間後]

 

 

 

 

 

 

シュバルツ「それでね。魔術師協会にダルクって、仮面を被った男が居るんだけど

      その形だけの上司がまた最悪なのよ。手柄を独り占めしようとして

      いつも空回りして、その後始末が執行部に回ってくるのよ!!?」ヒック

 

 

Sergeant「どこの世界も同じなのね・・・。無能な上司がいるから、その分

     部下が苦労する・・・。その気持ち、わかるわ・・・。」ヤレヤレ

 

 

シュバルツ「本当にあの仮面男・・・気持ち悪いし、頭に来るわよ!」ヒック

 

 

Sergeant「仮面と言えば・・・。」

 

 

シュバルツ「Sergeantも何かあるの?」ヒック

 

 

Sergeant「えぇ。私はジュウカラって奴が嫌いね。」

 

 

シュバルツ「ダルクみたいなの?」ヒック

 

 

Sergeant「いいえ。言い回しが嫌いなのよ。チッチッチッチ。

     じゃないわ! まったく・・・。」

 

 

シュバルツ「・・・それだけ?」ヒック

 

 

Sergeant「他にもあるわね。初陣の山賊退治の時、あいつ・・・私のお尻を

     レイピアで突き刺したのよ。」

 

 

シュバルツ「・・・暴力系?」ヒック

 

 

Sergeant「いくら私が、気を抜いていたからって、お尻をレイピアで

     突き刺すことは無いでしょう? 突き刺すことは!」

 

 

シュバルツ「・・・・・・ふ、ふふふっ。」ヒック

 

 

Sergeant「笑うところじゃないわよ。シュバルツ。」

 

 

シュバルツ「いえ。私達、本当に似た者同士だなって、思って・・・ふふふっ。」ヒック

 

 

Sergeant「・・・そうね。私達似た者同士ね。ふふふふふっ。」

 

 

シュバルツ「ねぇ。友達として、今後も会ってもらっても良いかしら?」ヒック

 

 

Sergeant「・・・。・・・何言ってるのよ。私達、友達でしょ?」

 

 

シュバルツ「・・・! ・・・ありがと。」ヒック

 

 

Sergeant「えぇ。」

 

 

シュバルツ「Sergeant?」ヒック

 

 

Sergeant「どうしたの? シュバルツ。」

 

 

シュバルツ「たしか、新しい兵士を探しに来たのよね?」ヒック

 

 

Sergeant「えぇ。そうだけど。」

 

 

シュバルツ「その兵士、私なんてどうかしら?」ヒック

 

 

Sergeant「・・・!」

 

 

シュバルツ「魔術執行部の仕事がない時しか参戦できないけど・・・。」ヒック

 

 

Sergeant「いいの・・・?」

 

 

シュバルツ「当たり前じゃない。・・・私達、友達なんでしょ?」ヒック

 

 

Sergeant「・・・ありがとう。」

 

 

シュバルツ「さぁ、続きのヴィネルワイン飲むわよー!」ヒック

 

 

Sergeant「おおっー。」

 

 

 

 

 

 

[1時間30分後]

 

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・・・・。」Zzz・・・

 

 

シュバルツ「・・・・・・。」Zzz・・・

 

 

Sergeant「・・・!! 時間ッ!」ガバッ

 

 

シュバルツ「・・・Sergeant・・・。トモダチ・・・」Zzz・・・

 

 

Sergeant「危なかったわ・・・。魔物化まで30分・・・部屋に戻らないと・・・。」

 

 

シュバルツ「・・・・・・。」Zzz・・・

 

 

Sergeant「シュバルツ。・・・シュバルツ。」ユサユサ

 

 

シュバルツ「・・・・・・。」Zzz・・・

 

 

Sergeant「置いて帰る訳にも行かないし・・・。仕方ないわね・・・。」モゾモゾ

 

 

シュバルツ「んふふふふふっ・・・♪」Zzz・・・

 

 

Sergeant「ふぅ・・・。さぁ、背負って帰りましょ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[自室]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sergeant「ここに寝かせてっと・・・。」

 

 

シュバルツ「・・・・・・。」Zzz・・・

 

 

Sergeant「帽子は机上ね。・・・っ! 時間・・・っ!!」

 

 

 

 

 

 

メキメキッ バキッ ボキボキボキッ

 

 

 

 

 

 

Sergeant「目・・・覚まさないでよ・・・っ!」

 

 

シュバルツ「・・・・・・。」Zzz・・・

 

 

 

 

 

 

バキン ゴリゴリゴリ グシャッ

 

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・・・・。」ゴキッ

 

Sergeant「シュバルツは・・・私の本当の姿を知ったら、怖がるわよね・・・。」

 

 

シュバルツ「・・・クシュン!」Zzz・・・

 

 

Sergeant「やっぱり、布1枚じゃ寒いわよね。・・・掛け布団、作ろうかしら。」

 

 

 

 

 

 

ヌイヌイ・・・ヌイヌイ・・・ヌイヌイ・・・

 

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・。これで、寒くないわね。」フワッ

 

 

シュバルツ「・・・・・・。」Zzz・・・

 

 

Sergeant「・・・さて、アルモニカとワイバーンの防具。作り上げて・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[翌朝]

 

 

 

 

 

 

シュバルツ「ふぁっ・・・。・・・ここは? ・・・Sergeant?」キョロキョロ

 

シュバルツ「・・・・・・置手紙。・・・食堂に・・・ね。

      でも、今日の所はもう帰らないと・・・。メモを残して・・・。」

 

シュバルツ「・・・。これでいいわね。また会いましょ。Sergeant司令。」

 

 

 

 

 

 

Sergeantへ。

昨夜は泊まらせてくれて、ありがとう。

せっかくの朝食のお誘いだけど、私も魔術師協会へ戻らないといけないから

今度ごちそうになるわ。

近くに水晶玉が置いてあったと思うけど、それは通信用の水晶玉。

私の部屋にも、同じものがもう4つあるから1つSergeantにあげるわ。

力が必要になったら呼んで。いつでも・・・とは言えないけど

可能な限り援軍として、兵士として、友人としてあなたの元に駆けつけるわ。

シュバルツより。

 

 

 

 

 

 

Sergeant「・・・。シュバルツ、聞こえるかしら?」

 

 

水晶玉『・・・・・・。』

 

 

Sergeant「メモ紙、読んだわ。ありがとう。」

 

 

水晶玉『・・・・・・。』

 

 

Sergeant「・・・これ、オフ機能とかないのかしら? 筒抜けよね?

     ・・・・・・。さて、今日も訓練、頑張りましょ。」

 

 

 

 

 

 




【おまけ】
この世界では、
50000リング=兵士一人雇えます。(ノーマルカジノ)

ゲーム内では、
100リング=兵士一人雇えます。(ノーマルカジノ)

※素材なんてカジノは今のところ無いです。


【一言】
新年あけました。
去年同様、今年もよろしくお願い致します。
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