最近ソウルスラッシュサガにハマッてます。詳しくは活動報告をご覧下さい。
ではどうぞ!
買い物中の襲撃
??side
燃え盛る研究部屋の中、俺は[奴ら]に追い詰められている。[奴ら]の正体、それは俺が造った人工生命体・ロイミュードだ。ロイミュード達はゆっくりと俺に迫る。
「くっ……まだだ……こいつらを野放しにしたまま…ここで死ねるか…!」
俺はそう言って捨て台詞を吐く。
『はっ…!』
そこで俺は悪夢から目覚めた。そう、ロイミュードにやられて電脳化し、その意識をベルトに移す前の記憶だ。
やっぱり人間の姿だろうとベルトになろうと、悪夢だけは俺の中に留まるんだな…。
ガチャ
俺が考えていると、進也がトライドロンの運転席側のドアを開けて乗り込んできた。
進也side
「はぁ…お使いか。」
俺はため息をつきながら神社の階段を一段ずつ降りていく。霊夢曰く、異変解決後は宴会があるらしく、俺はお使いを頼まれたのだ。何故たかがお使いに呆れる程ため息をつくかって?
それは買う物の中にお酒が含まれてるからだ。俺も霊夢も魔理沙もまだ未成年だぞ?普通だったら絶対捕まるに決まってる。
「はぁ…やる気になれねぇよ。」
俺はお決まり的な台詞をぼそっと言いながらトライドロンに乗り込んだ。
『ああ、進也。どうしたんだ?そんなエンジン切れたような顔して?』
「そりゃこんな顔になるさ、霊夢にお使い頼まれてな。その買い物リストにお酒が含まれてんだよ。」
『幻想郷だと普通じゃないのか?』
ミハエルはそう答えた。なるほど、幻想郷だと普通か……って、えええええええ!?いくら幻想郷が常識外れにしても限度があるだろ!?
「……もう行こうか。」
考えてもしょうがないか…。俺は汗を流しながら人里に向かった。
少年運転中……
人里に着いた俺はミハエルを腰に装着してトライドロンから出る。
「さてと、宴会のための奇妙な買い物をしますか。」
『買い物が奇妙って…。』
ミハエルはそう言って苦笑いしている。
「さて、後はお酒だな…。」
俺はところどころ店を周り、霊夢に頼まれた品を買った。ここで一旦トライドロンに戻って品々を助手席側に乗せる。そして俺は里の酒屋に向かう。
「おお、進也。それにミハエル。」
その道中に慧音と出会った。
「慧音か。寺子屋での教師活動はどうだ?」
「まあまあってところだな。ところで今日は何しに来たんだ?」
「買い物をしに来たんだ。宴会用の。」
『ちなみに後は酒を買うだけだ。』
「なるほど、だったらいい店を知ってるぞ。案内してあげようか?」
「本当か?それは助かる。」
俺は慧音におすすめの酒屋に案内された。その店には日本酒らしきものが売っている。慧音曰く、ここのお酒はかなり旨いらしい。俺は酒樽を買い、それを持ち上げた。
「お…重い。」
酒樽の重量は半端なかったが、それでも何とかトライドロンまでは運べそうだ。
『これで買い物は済んだな。』
「ああ。じゃあk「よ、妖怪が攻めてきたぞ!!」…!?」
酒樽を運ぼうとしたとき、突然里人の一人が慌てて声をあげた。それを聞いた他の人たちが一斉に家へ逃げ込み始めた。
「妖怪め…!」
慧音は険しい顔をしながら現場へ向かっていった。
俺も酒樽の重さに耐えながら後を追う。
「ぶひゃはははは!久しぶりに里を襲ってやるか!」
俺たちが里の入り口付近に着くと、そこには牛みたい妖怪が世紀末のような声をあげながらやってきた。
「妖怪!人里を襲うなら容赦しないぞ!」
慧音は妖怪に対して威圧感のある怒号を言い放った。
「はっ、人間ごときが抜かしやがってなぁ!!」
妖怪は人間を軽蔑するような発言をした。ちょっと苛立つな…。
「おい。」
「ああ?」
「お前が何しに来たのか知らねえけどな、人間達の領域を踏みにじるのだけは許さねぇぞ。」
「黙れ紙粘土!名を名乗れやぁ!!」
俺は妖怪に対して警告すると、逆に暴言を吐かれて名前を要求された。
名乗っておくか…。
「炎斗群進也だ。」
「進也?…そうか、つい最近の異変を解決した野郎か…これはぶっ潰す甲斐がありそうだな!」
妖怪は嘲笑いながら戦闘態勢をとる。
「俺様の名は砿角だ!死ぬ前に名前だけは覚えておけ!!」
あいつ殺る気満々だな…。
「よし…ミハエル、行くぞ!」
『買い物ついでの妖怪退治と行こうか。スタート・ユア・エンジン!』
俺はキーを回し、シフトスピードの後部を回転させてブレスに装填する。
「変身!」
そしてレバーを前に倒す。
『ドライブ!タイプスピード!』
「砿角、ひとっ走り付き合えよ!」
俺はドライブに変身すると、砿角に言い放ってから走り出す。
「ぶっ潰してやる!」
砿角はそう言って俺にパンチを繰り出すが、俺はこれを受け流して砿角に3連続パンチを繰り出す。
「硬っ!?」
どんだけ頑丈なんだ…俺は手を払う。その隙に砿角は頭突きで俺を吹っ飛ばす。
「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!!異変解決者もその程度か!?」
「進也!」
くっ…思ったより一撃が重いな。しかもフレアたちは手伝いとして霊夢に借り出されてる。
「これはまずいな…。」
『安心しろ、こんなこともあろうかと援軍を呼んでおいたぞ。』
ミハエルがそう言うと同時に、右からリムジン型、モンスタートラック型、ミキサー車型のシフトカーがやってきて、砿角を攻撃する。
「なんだこいつら!?」
そしてシフトカー達はそのまま俺のホルダーに納まった。
「新しいシフトカーか!よし…まずはこいつだ!」
俺はまず白いリムジン型のシフトカーを取りだしてキーを回す。そしてリムジン型のシフトカーを回転させてブレスに装填し、そのまま前に倒す。
『タイヤコウカーン!ドリームベガス!』
すると、トライドロンからスロットのリールのような三段重ねのタイヤが飛来した。それぞれが分離して一つのタイヤがスピードタイヤを弾いて胸に装着され、もう二つの盾・ドラムシールドは両手に装備された。
「おお、防御面はしっかりしてそうだな。」
俺はそう言って砿角を殴る。
「ぶひゃ!?」
砿角は一時怯むが、すぐに態勢を整えて殴りかかってきた。
「うおっと!」
俺は二つの盾で防御し、そのまま盾を投げて砿角にぶつける。
俺はその隙にキーを回し、赤いボタンを押してからベガスを前に倒す。
『ヒッサーツ!フルスロットル!ベガス!』
すると、飛ばされた二つの盾がさらに胸に装着され、それぞれがスロットのように回転を始めた…でもちょっとこれは違和感満載だな。
「なんかスゲェことが起こりそうだな。」
そして三つの絵柄はタイヤのところでストップした。これはなんだ?
チャリン…
「…え?」
「「?」」
『…』
射出されたのは、たった一枚のメダル…それだけだった。
…………え?…必殺技って…………これ?
これはさすがに慧音はもちろん、砿角までポカンとした表情だ。
『ベガスを使うには、コツがいるんだ…。』
「先に言えよ!!」
これはいくら何でも哀愁感あり過ぎだろ!?大体戦闘中にギャンブルなんて悠長なことできるか!!
「隙あり!」
「ぐあっ!?」
俺はミハエルにツッコんでる間に突きを食らって吹き飛ばされた。
「次はこいつだ!」
俺はベガスをブレスから外し、代わりにミキサー車型のシフトカーを装填し、キーを回してから前に倒す。
『タイヤコウカーン!スピンミキサー!』
ベガスタイヤの代わりにコンクリートのような色をしたミキサータイヤが装着された。
「食らえ!」
砿角は角から光線を放ってきたが、俺は間一髪で避けた。俺はキーを回して赤いボタンを押し、ミキサーを前に倒す。
『ヒッサーツ!フルスロットル!ミキサー!』
するとミキサータイヤが高速回転し、そこからコンクリート弾を発射した。
「うおっ!?」
砿角はこれを食らい、さらにコンクリートによって動けなくなった。
「くそっ!外れろ!」
砿角はコンクリートから足を抜こうとするがなかなか外れない。
『スピンミキサーのコンクリートは強力だ!今度はモンスターの力で噛み砕くんだ!』
「分かった!」
俺は言われるままホルダーからモンスターを取りだしてブレスに装填し、キーを回してから前に倒す。
『タイヤコウカーン!マッシブモンスター!』
すると、緑色の武器・モンスターに包まれたモンスタータイヤがモンスターを分離して胸に装着された。そして両手にモンスターが装備された。タイヤには怪物の顔が描かれている。
「おらぁ!」
俺はモンスターで砿角を殴った後、上に打ち上げる。
「うわっ!?」
「おととい来やがれ!」
俺はすぐにキーを回し、赤いボタンを押してからモンスターを前に倒す。
『ヒッサーツ!フルスロットル!モンスター!』
モンスタータイヤから舌が出てきて砿角を拘束する。俺はそのままモンスターで挟み込む。
「ブモオオオオオオオ!!」
砿角は悲鳴をあげながらそのまま空の彼方まで飛んでいった。俺は変身を解除した。
「見事だな、進也。」
「…まぁな。」
俺は慧音にそう言い返すと、再び酒樽をトライドロンまで運び、助手席側に乗せた。
「お前は宴会に来ないのか?」
「私は子供達の宿題の採点があるんだ。だから行けない。」
「そうか。じゃあ俺は帰るから、また会おうな。」
「ああ。」
俺は慧音にそう言った後、トライドロンに乗り込んで発進し、里を後にした。
次回は宴会……の前にライダーファイターさんとのコラボになります。
次回もお楽しみに!