東方加速戦士   作:レティス

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いつも遅くなったあ挙げ句、もうすぐテストだ(涙)


タイヤは6つだけじゃない!

俺は魔法の森でアリスをパートナーにすると、トライドロンを走らせて異変の元凶を探していた。俺の横ではアリスが窓からの背景を眺めていた。

 

「にしても、元凶がどこにあるのか…。」

「進也、あれを見て。」

「ん?」

 

俺はアリスが指差す方向に目を向ける。すると、紅魔異変のように向こうの空が渦を巻いていた。しかも前と違い、桜の花びらみたいなものが吸い寄せられているのがよく見える。

 

「何だあれ?桜の花びら?」

『あれが春度だ。春の象徴である桜の花びらを型どっているんだ』

「なるほど。でもあの渦は何だ?」

「あの渦は冥界に繋がっているわ。今回の異変の首謀者は冥界に住んでいるのよ。」

「冥界か…よし、あの渦のところまで行くか。」

 

俺は元凶が何か分かると、春度を集めている渦までトライドロンを走らせる。異変の首謀者は冥界に住んでるのか…春度なんか集めて何する気なんだ?

 

『うーん…。』

「どうしたミハエル?」

『その首謀者なんだが…俺も何回か会ったことがあるんだ。』

「え?」

 

どうやらミハエルは首謀者に会ったことがあるらしい。とにかく冥界に繋がる渦まで……!?

 

「危ねっ!?」

 

突然として弾幕が降り注ぎ、俺はトライドロンのアクセルを踏み込んで弾幕を振りきる。そしてミハエルを装着してからドアを開いて、空を見上げる。アリスも同じくドアを開いて空を見上げた。そこには雪女みたいな妖怪がいた。

 

「何するんだよお前!?」

「あんた達、冬を終わらせるようね?」

「そりゃいつまでもこたつに篭ってられないからな。」

 

俺は妖怪の言葉に対してそう言い返した。まぁ、篭ってなくてもマックスフレアあるからいいけどよ…。

 

「させないわ。冬を楽しめなくなるじゃないの。」

 

あいつ、俺達を妨害する気のようだ。全く面倒な奴だ。というよりあいつ名前名乗らないのかよ?

 

「レティ・ホワイトロック…雪女の一人よ。」

「そうよ。私は冬を楽しみたいの。冬が長引くっていうのは私にとっては幸せなのよ。」

『こちらにとっては迷惑極まりないがな。』

「とにかく、私の幸せを消させないわ!」

 

レティはそう言うと再び弾幕を放ってきた。

 

「アリス、乗れ!」

「ええ!」

 

俺とアリスはすぐにトライドロンに乗り込み、俺はトライドロンを発進させた。

 

「ミハエル!」

『ああ、ここで氷漬けにされてたまるか! スタート・ユア・エンジン!』

 

俺はミハエルのキーを回し、ブレスにシフトスピードを装填する。

 

「変身!」

 

そしてそのまま一気に前に倒す。

 

『ドライブ!タイプスピード!』

 

俺はドライブに変身して、窓から弾幕を放つ。レティの放つ弾幕を相殺するが、それでも相殺し切れない。

「…!」

「ん?アリス?どうしたんだ?」

「…いや…何でもないわ…。」

「そうか……アリス、俺だけじゃ弾幕を相殺し切れない。援護してくれ!」

「分かったわ。」

 

何でアリスは変身した俺の姿を見て硬直したんだ…?今はそんなことはどうでもいいか。

俺は弾幕の放つのをやめ、運転を最優先してレティの弾幕を避ける。アリスは窓を開けると、大量の人形を操ってそこから弾幕を放った。

 

「逃げても無駄よ! 寒符【リンガリングコールド】!」

 

ここでレティがスペカを放ってきた。まずい、これは範囲が広い…!

俺は間一髪スペカを避けることができたが、キリがない。

 

「そこよ!」

 

レティは隙を見て上から積雪を落としてきた。駄目だ、この大きさは避けれない!

 

「うわっ!?」

「きゃ!?」

 

俺達が乗ってるトライドロンはそのでかい積雪に埋もれてしまった。

 

「アリス…大丈夫か…?」

「ええ、少し雪が付いただけだわ。」

 

どうやら無事のようだ。けど積雪の重量が半端ないせいか、いくらアクセルを踏んでもトライドロンがびくとも動かない。

 

「くそ……あの妖怪、ふざけやがって…トライドロンも動かねぇよ…!」

『タイヤを増やしてトライドロンを強化しよう。』

 

ミハエルがそう言った瞬間、突然ホルダーにマウントしてあったフレア、スパイク、シャドーが光に包まれて消えた。

 

『マックスフレア!ファンキースパイク!ミッドナイトシャドー! タイヤフエール!』

 

その時、トライドロンの左前輪にフレアタイヤが、そして左右のリアタイヤにそれぞれスパイクタイヤ、シャドータイヤが装着された。トライドロンってタイヤをただ射出するだけじゃないんだな。

俺はすぐにアクセルを踏んだ。するとトライドロンは積雪を物ともせずに吹き飛ばして再発進した。馬力が強くなっている!

 

「な、なんなのよ!」

 

レティはタイヤを増やしたトライドロンに驚きながらも弾幕を放ってくる。

けどもうそんなのは通じないぜ!

 

「このまま終わらせてやる。アリス、飛ばすからしっかりつかまってろよ!」

「ええ。」

 

俺はアリスにそう言うと、アクセルを全開でレティに向けてトライドロンを飛ばす。

 

『GO!トライドロン!』

 

するとスパイクタイヤとシャドータイヤから放たれたエネルギー弾がレティを拘束した。

 

「ちょ、何これ!?体が動かない!?」

 

レティが動けなくなっているのをチャンスにフレアタイヤの力で炎を纏ったトライドロンをフルスロットルで飛ばし、そのままレティに突撃した。

 

「キャアアアアアアア!?」

 

レティは猛スピードで迫ってきたトライドロンの突進を食い、どこかへ飛んでいってしまった。まぁ、そんなことはどうでもいいか。

 

「ふぅ、とりあえず面倒な奴は片付けたな。」

「いくら何でもそれは酷すぎない?」

「いいんだよ。氷漬けにされるよりはずっとマシな方だし。」

 

俺はそんなことを話しながら異変の元凶である冥界までトライドロンを走らせる。

 




次回 東方加速戦士

進也達が冥界に向かう道のりで、突然何者かが発砲。それと同時に魔進チェイサーへと変身した。
戦いの中、ミハエルはチェイサーを見て何かの記憶が……

次回[追跡者は何者なのか?]

スタート・ユア・エンジン!
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