・部活の忙しさ故に急いで執筆しました。
・お酒は20歳になってから
・本作のトライドロンは非常に特殊な訓練を積んでいます。
それでもいい方はゆっくりしていってね!
「「「「「「「「乾杯ーー!!」」」」」」」
その日、俺にとっては二回目の宴会が開催された。今回は霊夢の神社の中ではなく、桜の木々に囲まれた広場で行われた。会場には霊夢と魔理沙、妖夢と幽々子もいた。もちろん紅魔館一行やその他大勢もいた。
ちなみに俺は宴会の準備の時にまた宴会用の買い出しを任された。もちろんレッカー以外のシフトカー達は霊夢とアリスの手伝いに借り出された。もしレッカーまで借り出されたら運搬に何時間も費やしてただろうな。
そして人里で酒樽を買おうとした時、1樽じゃ足りないなと思って一気に15樽は買った。もちろんトライドロンの中には宴会用の食べ物が精一杯。普通なら15樽も入る訳がない…普通ならな。
しかし、ミハエルがトライドロンにレッカータイヤを付けて一気に15樽の酒樽を運搬してしまった。前の時から思ってたけど、もうスポーツカーでも何でもないな。
「はぁ…トライドロンはスポーツカーの状態なのによく15樽も運搬できたな。」
『トライドロンはそんなに弱く出来てなんていないからな。あの状態でも十分パワーはある。』
それもそうだな。普通だったら重心傾いて終わりだからな。俺はため息をつきながらおにぎりを頬張る。
「にしても……異変起こしたとはとても思えない食べっぷりだな、あの人。」
『前なんか大量の玉子焼きを一瞬にして平らげたらしいからな。』
俺は一旦、大量の飯を食べている幽々子の方を見る。果たして食費の方はどうなんだろうか?そして隣で額に汗を浮かべてる妖夢がとても哀れに思えてきた……まぁ、がんばれ。それしか俺に言えることは無い。
「進也!アリス!」
「ん?魔理沙か。」
今度は魔理沙が俺達のもとにやってきた。前の異変のときは仮死状態という危険な状態だったが、異変が解決した後はこの通りピンピンしていた。
「二人で異変を解決したんだってな?」
「ええ、ほとんどは進也のおかげだけどね。」
「アリス…。」
「ん?」
「……。」
魔理沙の声が急に低くなった。どうしたんだ?一緒に異変解決に行けなかったことが悔しかったのか?
「もしかして、進也のこと……“好き”なのか?」
「ーーーっ!!?///」
「ブッーーー!?」
『……。』
何てこと言い出すんだお前は!?アリスが恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になっちゃったじゃん!そして俺は思わずミハエルに緑茶を吹き付けちゃったし…。
「た、確かに進也と同居はしてるけど…そこまで発展はしてないから!」
「そうだよ!いくら何でも妄想し過ぎだ!」
「いやいや皆まで言うなだぜ。私には分かってるんだぜ。」
「あややぁー?何か良い記事になりそうな話がありそうですね!」
ここでさらに、鴉天狗の新聞記者の少女・射命丸文までやってきた。あいつの新聞の記事は本当にあてにならないくらいの内容の低さが目立つ。どうやら俺とアリスの関係を明日の記事に載せる気だ。そこで俺が動じた行動は……
「ハンター、ダンプ、あいつらをやれ。」
「「え?」」
グキィイ!!
ハンターとダンプに魔理沙と文を制裁させることだ。これを受けて魔理沙と文は数メートルぶっ飛ばされた後、少し痙攣してからそのまま動かなくなった。むしろこの状態の方が俺達にとっては安心といっても過言じゃないな。
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宴会が始まってから3時間後、酒で泥酔する者が続出する中で俺はのんきにお茶を飲んでいた。
「そういえばアリスって酒飲まないの?」
「うーん、私はどちらかって言うとあんまり好きじゃない方よ。貴方は?」
「俺もだな。前の宴会でどっかの巫女が無理矢理酒飲ましたせいで未だにそのトラウマが頭から離れないんだよ。」
『俺もまさか酒をかけられるとは思ってもいなかった。』
「……な、何よ!?」
俺は泥酔してきている霊夢の方を見ながら言った。風邪は異変解決後にすっかり治ったらしい。
「お、あんたが紫の言ってた奴か。」
突然、後ろから声が聞こえてきた。俺が振り向くと、そこには頭に角を生やした少女がいた。彼女の手には瓢箪が握られていた。
「ん?…そうだけど、お前は一体…?」
『伊吹萃香…幻想郷最強の種族である鬼の少女だ。ちなみに彼女の持ってる瓢箪の中身は“お酒”だ。』
「お、その声は檀か。知らない間にベルトになっちゃってるな。」
萃香と呼ばれた少女はミハエルのことを知ってそうに言うと、瓢箪の酒を口に流し込んだ。なんか見てはいけないような気がする。
「なぁミハエル、幻想郷には鬼もいるんだな。」
『ああ……前はな。だがファンタジアフリーズの後、幻想郷から姿を消したんだ。』
そうか、当時はいくら鬼でも自由に重加速を発動できたロイミュードには太刀打ちできなかったんだな。それで追い込まれて姿を消したのか…。
『ところで、萃香は今までどこにいたんだ?』
「ん~、ロイミュード達に追いやられてからは地下に潜伏してたね。」
地下か、ということはいつか地下へ行って他の鬼達に出会う日が来るのか…。
「進也!アリス!あんたら全然飲んでないじゃない!魔理沙、文、あの二人を取り押さえなさい!」
「おーう!分かったぜ!」
「ふふふ、すみませんが先程のお返しですよ!」
「魔理沙!?ちょっ…何するのよ!?」
「おいっ!?離せよ文!!おいミハエル、この二人を何とか…。」
『#♭∀∞⊂∂♂€$‰~!』
*萃香に日本酒をかけられて酔っています。
何してんだ萃香ぁぁぁぁ!?いつの間にミハエルに酒をかけやがったぁぁぁ!?これじゃ成す術ないじゃねぇか!?
「さぁ二人とも、大人しくしてなさいよ!?」
「キャアアアアアアアア!?」
「またこの展開かぁああああああああ!!?」
魔理沙と文に羽交い締めされた俺達は霊夢に酒を一気に飲まされ、そのまま気を失った。この酒パンデミックは翌日の朝まで続いた。もちろんだが二日酔いは避けられなかった……不幸だ。
次回 ダーク・リベリオンさんとのコラボ編
春冬異変の時間の中で、進也は神社に戻る途中に時空の歪みにつかまり、ISの世界に来てしまう。進也は再び目覚めると、その部屋で士という少年と対面する…。
次回 [SPミッション TYPE.IS ~ディケイドとの絆~ 前編]
全てを破壊し、全てを繋げ! スタート・ユア・エンジン!