東方加速戦士   作:レティス

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忙しくて鬱になりそうです


永夜抄編 ~the fake of moon~
その月は何故偽物なのか?


俺は今、藍から渡された新たなシフトカーを見ている。まず一つは、緑色の建設車両型のシフトテクニック。これはドライブの新たな形態・タイプテクニックに変身するためのシフトカーらしい。ただし変身するには冷静[クール]な心が必要らしく、俺が変身しようとした際は緊張のせいで変身できなかった。ちなみにスピード、ワイルドと同じくここからミハエルの声が出るらしい。どうもタイプチェンジ用のシフトカーはミハエルの遠隔端末にもなるらしい。

2つ目は消防車型のファイヤーブレイバー。現代の消防車のように消火活動を行える。そして3つ目はロードローラー型のローリングラビティ。これは重力を操るだけでなく、シフトカーの走る道路を形成する能力まで持っている。

 

「ねぇ、進也。」

「ん?どうしたアリス?」

「月を眺めに行かない?」

「月?…分かった。ミハエルもいいよな?」

『ああ、もちろんだ。』

 

俺とミハエルはアリスの意見に賛成し、高台から月を眺めに行くことにした。俺たちは家から出ると、数分森の中を歩いて高台に出る。ちなみに夜中であるために森の中は当然暗い。本来ならランタンでも明るさを確保し切れない魔法の森だが、俺たちの場合はソーラーカー型のバーニングソーラーの発光能力のおかげで十分明るさを確保できる。昼の間にソーラーのエネルギーを補給して正解だった。

俺たちは高台に着くと、その場に座って月を眺める。

 

「綺麗ね…。」

「そうだな…。」

『月か…あの頃が懐かしいな…。』

 

俺たちが月を眺めている中、ミハエルが何か呟いた。

 

「ミハエル、月に何か思い出があるのか?」

『ああ、俺は肉体があった頃、紫や他の妖怪達と共に月へ攻めに行ったことがあるんだ。』

 

つ、月へ攻めに行っただって!?幻想郷から月までどうやって行ったんだ?いくら何でも空飛んでも確実に摩擦熱で一瞬で灰になるぞ?

 

「ちなみに月までどうやって行ったの?」

『紫が実と嘘の境界を弄り、湖を通じて月へ行くルートをつくったんだ。俺たちはそこから月へ侵攻したんだ。』

「何で月に攻め行ったんだ?」

『紫によると、月の世界の技術を奪うためとか言っていたな。ちなみに俺はプロトドライブとシフトカーズのテストを理由にな。』

 

紫さん…なんて恐ろしいことしてるんだよ…。そしてミハエルはプロトドライブのテストのためだったのか…。

 

「で、結果はどうだったんだ?」

『惨敗だった。月の軍事力は妖怪たちでも敵わなかった。』

「敗因は何なの?」

『月の技術力に圧倒されたことさ。月の世界の技術力は外の世界よりも遥かに先進しているからな。技術だけじゃない、高い身体能力も持ち合わせていた。』

 

月の世界ってそんなに強豪なのか…。幻想郷と違って月の世界はかなりSF感がありそうだな。

 

 

 

「あ、見つけたぞ!」

 

その時、後ろから誰かの声がした……ん?待てよ………この声、どこかで聞いたことが…?

俺たちは後ろへ振り向くと

 

「進也。」

「お前は…砿角!?」

 

そこには前に戦った牛妖怪・砿角がいた。俺はすぐに立ち上がると、懐からシフトスピードを取り出す。

 

「ねぇ進也、この妖怪誰?」

「あいつは砿角、前に人里を襲った妖怪だ!」

「そうなの?……なら、追い払うまでよ!」

 

俺はアリスに砿角の詳細を言うと、アリスは上海を含めた人形を取り出した。

 

「お、おいおい!待てよ!今回は戦いに来た訳じゃねぇんだ!」

「じゃあ何だ?」

「お前らに異変解決を依頼したいんだ。」

 

異変解決?至ってそんな兆候なんせ見られないけど……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「月?」

「ああ、俺を含む一部の妖怪たちは月からエネルギーをもらうんだが、最近月が妙におかしいんだ。」

「それで、異変の証拠は何?」

「確か今日は満月のはずだろ?それなのに満月じゃないんだ。それが兆候だ。」

 

俺たちは砿角に言われて月を見てみる……確かに今日の月は本来なら満月のはずが、ほんの少し欠けたままだ。

 

『うむ…俺たちは特に問題ないが、確かにこれは微妙におかしいな。』

「そうだろ?だから異変を解決してくれないか?俺たちにとってこれは死活問題なんだ!」

 

死活問題って言ってもなぁ、人里襲った妖怪の言葉には到底思えないな…。けれども、異変は解決しないとな。

 

「二度と人里は襲わないと約束しろ。いいな?」

「ああ!」

「よし、分かった。行くぞアリス!」

「ええ!」

 

俺は砿角の依頼を承知すると、アリスと共に一旦家に戻る。

 

「ミキサー、モンスター、お前らは霊夢に異変発生を伝えてくれ。」

 

俺はトライドロンに乗る前にミキサーとモンスターを霊夢のもとに向かわせる。その後、俺たちはトライドロンに乗る。

 

「進也、まずは魔理沙の家に向って。」

「分かった。」

 

俺はトライドロンを発進させ、まずは魔理沙の家に向かう。

新たな異変…一体どんな事が待ち受けているだろうか…?

 




次回 東方加速戦士

進也たちは異変解決に向かう途中、重加速現象を察知する。その現場に向かうと、兎·因幡てゐがボルトロイミュードに襲われているのを発見する。
外道なボルトロイミュードに進也は心をクールにさせて、タイプテクニックに変身する。
次回[冷静【クール】な心は何を裁くのか?]

スタート·ユア·エンジン!
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