東方加速戦士   作:レティス

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やばいな、もうタイプトライドロン出てきちゃったよ…。
こちらでのタイプトライドロンの登場時期を早めようか悩んでます。



冷静[クール]な心は何を裁くのか?

進也side

 

 

 

俺たちは魔理沙を連れて森を出る。うーむ、それにしてもまず手がかりがないんじゃ解決しようにも出来ないしな。

 

「なぁ、アリス。」

「何?」

「よくその車に乗れるんだな。」

 

アリスは窓越しに箒で飛んでいる魔理沙と話していた。そういえば魔理沙は前にトライドロンに乗ったせいで車恐怖症になったんだっけ?

 

「それにしても、異変の元凶が分からないな。」

『確かに…人里では情報は得られないだろうな。』

 

今回の異変はあくまで妖怪たちにとっての異変だからな。人間に影響はないんじゃな…。妖怪の多い場所も分からないしな……。

 

 

「うわっ!?」

「「『!?』」」」

 

突如、赤い波動と共に魔理沙の動きが一気に鈍くなった。

 

「これはまさか…重加速!?」

『となると、どこかに上級ロイミュードがいるのか?』

 

ちなみに俺たちはトライドロンの中にいたため問題なかったが、このままだと魔理沙が思うように動けない。

 

『バーニングソーラー!』

 

ソーラーがミハエルの言葉を聞いて魔理沙に近づくと、魔理沙の右腰にホルダーが出現し、そこにソーラーが装填された。

 

「!?…体の感覚が直ったぜ。進也のミニカーはすごいぜ!」

 

シフトカーの力で魔理沙は重加速の影響から抜け出せた。そして重加速を打ち消せるシフトカーに魔理沙はそんなことを言っていた。

「ミハエル、現場はどこなんだ?」

『ちょっと待ってろ……発生源はこの先だ。』

「よし、行くぞ!」

 

俺たちは重加速の発生源まで急行した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺たちが現場の近くまで着き、そこで目に見えたものは、兎の耳を生やして桃色の半袖ワンピースを着た少女が、白衣を着た二人組の男に襲われている光景だった。しかも重加速という状況下、白衣を着た二人組は重加速の影響を受けていない。あの二人は間違いなくロイミュードだ。

 

『トライドロン、シュート!』

 

ミハエルはトライドロンから機銃を発射し、二人組の男の足止めをする。

俺はミハエルを装着してアリスと共にトライドロンから降りる。魔理沙も地面に着地した。

 

「お、お前は…“仮面ライダー”!?」

「おい、その子をどうする気だ?」

「もちろん、この兎を僕の実験の材料にするのさ。邪魔をするならまずは君から消させてもらうよ!」

 

男はそういうと、隣にいた助手と思われる男と共にロイミュードに変化した。助手の方は【076】だが、もう一人の男の方は発電機をモチーフとしたボルトロイミュードに変化した。

 

「そんなことはさせるか!いくぞミハエル!」

『OK! スタート・ユア・エンジン!』

「変身!」

『ドライブ!タイプスピード!』

 

俺はドライブに変身し、ハンドル剣を右手に持つ。

 

「魔理沙とアリスは隣のやつを頼む。」

「OKだぜ!」

「分かったわ、進也。」

 

俺は2人に076の相手を任せると、俺はボルトロイミュードに突撃する。

 

「はあっ!」

「ふんっ!」

 

俺とボルトは互いに格闘戦を繰り広げる。だが、これだと当然効くはずがない。俺はボルトから一旦距離を取る。

 

「輪符【ストライクホイール】!」

 

そして俺はスペカを放ってボルトを攻撃する。ボルトは両腕で電気を収束すると、そのまま電流を放った。その電流は弾幕を打ち消しながら俺に迫ってきた。

 

「うおっと!?」

 

俺はすかさず避ける。あの電流が厄介だな。ここはパッション決めてくか。

 

『ドライブ!タイプワイルド!』

 

俺はタイプワイルドにチェンジし、さらにレッカーをブレスに装填して一回倒す。

 

『タイヤコウカーン!フッキングレッカー!』

 

俺はレッカータイヤに交換し、ワイヤーフックをボルトに目がけて投げる。すると、フックがボルトを巻き付けて身動きを取れなくする。

 

「このまま決めるぜ!」

 

俺はキーを回し、レッカーをブレスから外してハンドル剣に装填する。

 

『ヒッサーツ!フッキングレッカー!フルスロットル!』

「はああああ!てりゃあああ!」

 

俺はフックで拘束したボルトを引き寄せ、ある程度近づいてきたところでハンドルの一撃を喰らわせる。

 

「ぐっ……くっ…こうなったら…!」

 

ボルトは吹っ飛ばされると、兎耳の少女に目をつけてそのまま捕らえる。

 

「は…離せ!」

「断る。」

 

ボルトは少女を掴んだまま何らかの装置を形成すると、ボルトはその装置に少女を埋め込ませた。そして、装置の中心に取り付けられた制御装置みたいなのを取り外した。

 

「あ…うあっ…ああああああ!!」

「くくく…さて、君ならどうする?“仮面ライダー”。」

「クソッタレ!」

 

少女は装置から流れる電流にもがき苦しむ。なんて外道な戦法だ……あの子を盾にする気か!

 

「その子を装置から今すぐ引き離せ!」

「絶対にNOだね。その装置から制御装置を取ったしね。そもそも、勝てばいいんだよ何を使ってもね。」

 

外道が……正真正銘の腐れ外道めが……!

 

「まずいわ!このままだとあの子が危ないわ!」

「よし、私が助けに行くぜ!」

 

ここで魔理沙が装置で拘束された少女に近づく。しかし

 

「うわあああ!?」

「魔理沙!」

『ダメだ!これは生身の人間では解除すらままならない!』

 

装置から流れる電流に感電してしまう。ミハエルの言う通り、これを解除するには生身の人間だと不可能、アリスは076を相手にしているから手が出せない……くそ、一体どうすればいいんだよ!?

 

「諦めろ、いずれそいつは焼き尽くされて灰と化す。お前らがどんな手を使おうと、無駄だ。ふふふふふふ…、はははははは!」

 

 

 

 

「ふざけんなよ?」

「?」

 

俺はボルトの外道極まりない言葉に怒りが有頂天に達した。しかし、その怒りはいつものようなかっとした爆発ではなく、冷静さを保ちつつ静かに怒りを露にする。そういった怒りだった。

 

「お前らはここで倒す。」

「何を言う?お前はそいつがどうなってもいいっていうのか!?」

「お前は何を言ってるんだ?選択肢は一つ、“お前らを倒してこの子を救う”。」

『うむ、実に冷静[クール]な選択だ!』

「今まで爆発していたのに、こんなに怒りがしーんと冷えることってあるんだな。」

 

俺はそう呟くと、懐からシフトテクニックを取り出す。

 

『おお…!』

「それ…新しいミニカー?」

 

ミハエルと魔理沙が思わず声を出す中、俺はキーを回してシフトテクニックをブレスに装填する。

 

「お前らは冷静[クール]に裁いてやる。」

 

そして俺はレバーを前に倒す。

 

『ドライブ!タイプテクニック!』

 

すると、またあの時のように変身時のタイヤ型のオーラが身を包み、対爆スーツを着た作業者を意識したアーマーが装着され、テクニックタイヤが首回りに装備された。

 

『いいぞ、お前は最強のメカニックマスターだ!』

 

ミハエルが誉める中、俺は少女のもとに近づく。そして装置のパネルを精密に操作し、その装置の構造を解析する。

 

「あれも、“仮面ライダー”なのか…?」

 

ボルトはタイプテクニックとなった俺に謎めきながらも電流を放ってきた。

 

「ドア銃!」

 

俺はドアを召喚し、電流を防御する。そして目の前の装置の構造を解析しながら、後頭部のカメラの映像を見て後ろへドア銃を撃つ。

 

「ぐわっ!?」

 

後ろ向きにもかかわらずボルトにドア銃の射撃が命中した。

 

「……え?俺、分析しながら攻撃してる?すげぇ、何も考えずに両方出来る!」

『タイプテクニックは瞬時にメカの構造を見抜けるんだ。そして精密機械のように判断・行動する。』

 

ミハエルがタイプテクニックの詳細を説明している間に少女を拘束しているケーブルが次々と外れていく。そして分析の中、ようやく装置の中心部を発見できた。

 

「中心部を見つけたぜ。この子を引き剥がすと同時に装置を壊す!」

『腕が3本いるな。カモン、ブレイバー!』

 

すると、ミハエルの言葉を察知してブレイバーが自動でブレスにセットされた。そして俺はドア銃を持った手でレバーを倒す。

 

『タイヤコウカーン!ファイヤーブレイバー!』

 

俺はブレイバータイヤに交換すると、さらにレバー操作を3回行う。

 

『ブレイバー!ブレイバー!ブレイバー!』

 

すると、ブレイバータイヤの梯子型マニュピレーター・ラダーエキスパンダーが少女を掴んで装置から引き剥がし、別の場所に移す。

そして俺はブレイバーをドア銃に装填する。

 

『ヒッサーツ!ファイヤーブレイバー!フルスロットル!』

 

俺はまず梯子型のエネルギーで装置を遠くへ運び、次弾を撃ち込む。すると装置はそのまま爆発した。これで少女の救助は完了したな……後は、あいつらを片付けるだけだ!

 

「ぬぅぅ…!これを食らえ!」

 

ボルトは怒りを露にすると、電気を巨大な岩に当てる。すると、電気によって岩が浮遊した。あの岩、導電性があるのか?

 

「はああああ!」

 

そしてボルトは俺の方にめがけて大岩を投げつけてきた。その時

 

『ドロン・トライドロン!タイプテクニック!』

 

トライドロンが6輪走行に二本のアームがついた特殊車両に変形して駆けつけ、大岩を受け止めるとそのままボルトに投げ返した。

 

「うわあああ!?」

 

大岩はボルトに命中はしなかったものの、風圧で吹き飛ばされる。

 

「ミハエル、トライドロンに変形機能なんて付けてたのかよ?」

『トライドロンも進也のようにマッシブに動くぞ。』

 

ということは今まで見た形態がタイプスピードってことだったのか。だったらタイプワイルドもあるのか?

 

「くっ…“これ”を持って逃げろ!」

「!?…はい!」

 

そうしているうちに、ボルトは制御装置から一部の部品を取り外し、076に渡した。076は部品を受け取ると、翼を展開してそのまま逃亡しようとする。

 

「逃がさないわよ!咒符【上海人形】!」

 

アリスが上海からビームを放つが076には当たらない。

 

『タイヤフエール!』

 

ここでトライドロンがブレイバータイヤを射出する。ブレイバータイヤは076を拘束して地面に叩き落とした。

 

「くっ…!」

 

ボルトは076が撃墜されたのを見ると、このままでは不味いと思って逃走しようとした。

 

「はあ!」

 

俺は逃げようとするボルトに右ストレートを喰らわせて止める。

 

「折角の試運転なんだ。もうひとっ走り付き合えよ。」

 

俺はゆっくりとボルトに近づき、冷静に攻撃を叩き込んでいく。

 

「ぐっ…!」

 

ボルトは俺の攻撃に怯んでいく。

 

「こいつの動きを止めてやる!」

 

俺はキーを回し、グラビティをブレスに装填し、前に倒す。

 

『タイヤコウカーン!ローリングラビティ!』

俺はグラビティタイヤに交換し、右手に10tと書かれた分銅・10tオモーリを装備する……が

 

「うおっ!?……な、何だこれ!?すげぇ重たいぞ!?」

 

俺は力を入れて分銅を持ち上げようとするが、なかなか持ち上がらない。これってテクニックよりもワイルドの方がいいんじゃないか?

 

「ぬぬぬぬぬ…ファイトォ!!」

「ぐわっ!?」

 

ボルトが迫る中、気合いで分銅をボルトに叩きつける。その際、ボルトは痛々しく顔を押さえている。

 

「いっぱああああつ!」

「ぐわあっ!?」

 

そしてもう一撃ボルトに喰らわせる。これタイプ“テクニック”だよね?すごくワイルドなんだけど…。

にしても分銅重すぎるだろ…これは筋肉痛確定だな。

 

「火事場のスーパーパワー!!」

 

俺は再び気合いを入れて分銅を持ち上げ、ボルトに向けて投げる。ボルトは分銅を避けるが、分銅が地面に落ちた途端、ものすごい衝撃が発生し、ボルトはまともに立つことができない。

 

「終わりにするか。」

 

俺はドア銃にグラビティを装填する。

 

『ヒッサーツ!ローリングラビティ!フルスロットル!』

 

俺はボルトの頭上にエネルギー弾を発射する。エネルギー弾は重力によって雨のごとくボルトに降り注ぎ、爆発を起こす。やったか…?

 

「……僕は、僕は死なないよ...はは、はははは..!」

「!?」

 

ボルトは不可解なことを言って立ち上がるが、すぐに倒れて爆発。【024】と書かれたコアも砕け散った。

 

「ふう、驚かしやがって。」

 

俺は呟きながら変身を解除する。

 

「進也。」

 

アリスが駆け寄ってきた。

 

「やったな、進也。」

 

魔理沙がそう言った。

 

「疲れたな…。」

『ナイスドライブだ!』

 

 

「あの…助けてくれて、ありがとう。」

 

すると、少女が俺にお礼を言った。

 

「どういたしまして。ところで、お前の名前は何だ?」

「えっと、私の名前は因幡てゐって言うんだ。」

兎耳の少女はてゐと言うらしい。

 

「俺は炎斗群進也だ。」

「私はアリス・マーガトロイドよ。」

「私は霧雨魔理沙だぜ。」

『俺はミハエルだ。』

 

俺たちは互いに名前を名前を名乗る。

 

「お前はどうしてここに?」

「私は竹林から屋敷に戻ろうとしたら、突然あの二人組に出くわしたんだ。」

「なあ、出来たらその屋敷に案内してくれないか?俺たちは異変解決を任されててな。」

「..分かりました。」

 

俺たちはてゐに付いていき、竹林の中にある屋敷まで案内された。

 

 

 

ハートside

 

 

俺たちのもとへ、076が満身創痍の状態で“ある物”を運んできてくれた。その命は、今にも力尽きようとしていた。

 

「よくやった。お前も安らかに眠ってくれ、No.076。」

 

俺は076から“ある物”を受け取ると、076にそう言った。076は一回頷いた時、とうとうその時が来たのか、076のボディが消滅。コアも爆発せずに砂のように安らかに消えていった。眠れ、安らかに…。

 

「“仮面ライダー”……ボルトまで倒すとは…!」

 

啓斗もといチェイスはボルトや076を倒した仮面ライダーに怒りを溜め込んでいた。

 

「それは何です?」

「ボルトの遺産…いや、俺へのラブレターみたいなものだ。」

 

076から渡されたパーツは何かと言うブレンに、俺はそう答えた。

俺はそのパーツを見ながら、自身の激情を静かに燃えたぎらせる。

 

 

 

早苗side

 

 

私は神社の中である写真を見つめていた。それは、私と“彼”のツーショット写真だった。

 

「はぁ……今頃何やっているのかな……“走佑”君。」

 

私は守矢神社が信仰不足だったことを理由に走佑君に何も言わずに幻想郷に移住してきた。だから走佑君が何をしているのか、私は知りたかった。その時

 

「…ん?あれって…?」

 

突然、私のもとにピエロの顔をしたミニカーがやってきた。すると、そのミニカーは何やらメッセージを送ってきた。

 

「え?…『このミニカーに付いてきて』…?」

 

ミニカーはメッセージを送り終えると、そのまま走っていく。

 

「私を導いてるのですか?」

 

私は空を飛び、そのミニカーを追っていく。

 

 

 




次回 東方加速戦士

進也たちは道案内され、永遠亭に辿りつく。そこには霊夢が先着している他、咲夜、レミリア、妖夢、幽々子、そして月兎の少女である鈴仙・優曇華院・イナバがいた。進也たちは入ろうとした時、ロイミュード三体が乱入。進也たちは戦おうとしたとき、何故か早苗が導かれたといってやってきた。するとその時、前に出会った青年・走佑がアメイジングサーカスと共に現れ、走佑は形成されたステージの上でマッハドライバー炎を取りだし、シグナルバイクを手に仮面ライダーマッハに変身した。

次回[白き仮面ライダーはどこからやって来たのか?]

スタート・ユア・エンジン!
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