進也「ちょっ…アリス落ち着けって!!」
ミハエル『おい紙鳥、放置したせいでアリスが厚切りマーガトロイドになってるぞ。何か言うことあるだろ?』
えーと……約1ヶ月放置してしまってすみませんでした!!
以上!(大の字ポーズ
進也side
あれ………?俺は……まだ……生きてる?
俺はハートとの戦闘で身体中に痛みが走る中、自然と目が覚めた。
ここは…もしかして永遠亭か…?だとしたらここは寝室だな。案の定、俺の身体には包帯が巻かれていた。
何だったっけ……確か、ハートと戦ってる途中で啓斗が突っ込んできて……うおっ!?
「ぐすっ……ひっぐ……。」
俺が気を失う前の出来事を振り返っていると、アリスが抱き締めてきた。
「馬鹿、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ!……心配したんだよ!?……ぐすっ…!」
アリスは涙をボロボロと流しながら俺の身体を叩いた。そうか……知らない間に迷惑をかけちゃったんだな…。俺は悲しげな表情でミハエルの方を向く。その表情から確実に怒っている。
「ミハエルも…怒っちゃってるな…。」
『二度とあんなことをするな進也!お前の代わりなんているはずがない!』
「……すまない。」
やはりミハエルからも怒られてしまった。俺がミハエルだけを脱出させるという無茶なことをしようとしたからな……。
『だが、お前のおかげでようやく思い出した。何故俺がトライドロンを開発したのかを。』
ここでミハエルはトライドロンを造った理由を思い出したようだ。
『プロトドライブを失い、俺自身も戦士を守れる強さを持ちたいと願ったからだ。』
「…なるほど、トライドロン自体が今のミハエルの体ってことか。」
『お前が地獄に堕ちるというのなら、次は俺も付き合おう。トライドロンで。』
俺はミハエルの強い意志を聞いた。共に戦うからこそ言えるその言葉は、守る意志を改めて感じさせた。
「それにしても、あの状況でよく助かったな。誰が助けてくれたんだ?」
「“彼ら”です。」
アリスが床の方を見て答えた。俺はそちらに視線を向けると、そこには三台のシフトカーが停まっていた。1つ目は紫と黒をメインカラーに派手な装飾が施されており、荷台部分に漢字で『怒羅威武』や『電光石火』と書かれたデコトラ。2つ目は白をメインカラーに氷がモチーフとなった雪上車。3つ目はオレンジをメインカラーにトライドロンが映っているディスプレイが付いた宣伝車だった。
『外の世界を回っていたシフトカーたちが幻想郷に帰還。駆けつけてくれていたんだ。デコトラベラー、ロードウィンター、カラフルコマーシャル。彼らが連携プレーで助けてくれたんだ。』
「サンキュー、これからもよろしくな。」
デコトラの方はデコトラベラー、雪上車の方はロードウィンター、宣伝車の方はカラフルコマーシャルと言うらしい。俺はその三台にお礼を言った。
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着替えた俺は、輝夜たちのいる部屋に入った。そこには霊夢と魔理沙、紫さんがいた。
「はぁ…知らない間に無茶したようね。」
「全く、心配したんだぜ。」
呆れている霊夢に対し、魔理沙は俺の肩を叩きながらそう言った。
「檀、ハートと戦ったのね。」
「俺は勧めなかったんだがな。」
ミハエルと紫さんはハートの件を話していた。
「あれ、そういえば他の皆は?」
「とっくに帰ったわよ。用事で。」
俺が倒れていた間に、他の皆は帰ったらしい。
「どうやらあんたはかなりの無茶をしたようね。」
「まあな…それは置いといて、異変の件なんだけど、どうして偽物の月をつくり出したんだ?」
俺は輝夜に無茶をしたことを指摘されながらも、話を異変のことに切り換えようとする。
「月からの迎えが来れないようにするためよ。」
「じゃあそれ解いて「とっくに解いたわ。貴方が倒れている間にね。」……え?」
既に解いた……?俺は輝夜の唐突な言葉を聞いた。
「結界で使者が入れないようになってることを紫から聞いたのよ。」
そうか、確かに幻想郷の結界はかなり強いからな。偽物の月を出さなくても使者が来る心配がないな。
「というより、あんたたちの方も異変を起こしてたでしょ?」
………え?俺たちが異変を起こした?
「どういうことなの?」
「つまり、夜が明けなかったのよ。」
アリスが訪ねると、輝夜は“夜が明けなかった”のは俺たちのせいというらしい。確かにミハエルの研究所跡へ行ったときもずっと夜だったような…。
『…もしや紫、夜の進行を止めたのか?』
「ええ、そうよ。」
犯人は紫さんだったらしい。なるほど、あんただったのかよ…。
俺は思わず苦笑いの表情を浮かべた。
啓斗side
何処かの部屋で、俺は椅子に座っていた。ハートは先程の戦いで負傷したために左胸を押さえていた。
「全く、無茶で強引で乱暴な人だ。自業自得ですよ。」
ブレンはそう言いながらハートのもとに歩み寄る。
「お前、俺が好きなんだろ。ブレン。」
「あとは僕にまかせて下さい。」
ハートがそういうと、ブレンは後のことを引き受けた。
「俺も行く…。」
「君の傷もハートといい勝負だ。寝ていなさい。」
「いや、じっとしてられないんだよ…。」
俺はブレンの制止を聞かず、この体のまま行くことにした。
必ず仮面ライダーを、殺す…!
進也side
異変を解決させた俺はアリスと共にトライドロンに乗って帰宅している途中だ。
「なぁアリス。」
「どうしたの進也?」
「あのとき倒したボルトの最期の言葉を知ってるか?」
「え…?」
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「僕は“死なない”よ。」
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『確かに何か言ってたな。』
「どうもこれで終わりな感じがしないんだよな。」
「また何か起こりそう…ってことなの?」
「ああ、そんな感じがする。」
そうこうしている間に帰路となる広場を通過しようとする…その時だった。
「!?…進也、あれを!」
「……やっぱりか。」
俺たちは広場の方を見ると、里に向かって歩いている一人の人物が見えた……まさか……。
俺はその人物の進路上にトライドロンを停車して降りると、その人物の顔を見る……やっぱりボルトだった。前の博士の服装ではなく、スーツを着込んでいる。そして左手にはアタッシュケースが握られていた。
「ボルト!?…やっぱり…。」
「生きてたのか…!?」
「いや、ボルトは死んだ。僕は言わば、幽霊みたいなものさ。」
ボルトは死んだだと…?確かにあの時コアも破壊したはず…じゃあ何でここにいるんだ?
ボルトはアタッシュケースから何処かで見たことのある装置を取り出した。すると、その装置から電気が放出され、ボルトに吸収されると、ボルトの体が変化した。姿はこそはボルトと同じだが、頭部に傷が入っている。
『分かったぞ!あの制御装置に仕組まれたボルトの残留プログラムが吸収した電気で実体を作っていたんだ。つまりあの装置こそ奴の本体だ!』
「いざ、第二の停止【セカンドフリーズ】の実現を!」
ボルト・ゴーストはそういうと、俺たちに襲いかかってきた。
「ふざけんなよ、そんなことさせるか!」
俺はボルトの攻撃を受け止めたまま、キーを回し、スピードをブレスに装填する。
「俺たちが成仏させてやる。 変身!」
『ドライブ!タイプスピード!』
俺はドライブに変身すると、ボルトを押し飛ばす。そしてハンドル剣を片手に、ボルトに向かって突撃する。
次回 東方加速戦士
進也たちはボルト・ゴーストと戦闘になった。途中、霊夢と魔理沙が駆けつけたことで、進也はすぐにボルトを追い詰めた。しかし、啓斗とブレンの乱入によってボルトを逃がしてしまう。
アリス達にボルトのことを任せて啓斗と戦う中、進也はこのままだと多数の被害が出ると言った。
すると、啓斗の手が止まり………
次回[第二の停止【セカンドフリーズ】を防ぐのは誰か? 後編]
スタート・ユア・エンジン!